カテゴリー「乗り物」の20件の記事

2025.04.30

嵯峨野トロッコ列車

2020911_sagano_02_20250506165101 日は珍しく親孝行で京都亀岡へ旅行。湯の花温泉に泊まりました。ジョンレノン、オノ・ヨーコご夫妻もお忍びで泊まった温泉郷です。

 普段は京都駅から亀岡まではJR嵯峨野線(山陰本線)で向かいますが、今回は観光ということもあり、初めてトロッコ列車に乗ってみました。

 いやあ、予想をはるかに超えて楽しかったですね。たった25分間ではありますが、濃い時間を過ごすことができました。

 鉄道好きの観点からしても、いろいろツッコミどころ(?)がありましたが、やはり何と言っても素晴らしい景色ですね。ちょうど新緑の季節ということで、最高に美しい風景を堪能することができました。

 乗客の9割は外国人。たしかに日本の自然と人情を感じるには良い体験だと思いました。そう、駅員さんから乗務員、そして写真屋さん(?)まで、みんないい人でした(笑)。

 あまりたくさん写真を撮りませんでしたが、いくつかどうぞ。次回は秋の紅葉の季節の予定です。

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2025.04.24

福知山線脱線事故から20年

 庫県宍粟市でセミナー。素晴らしい自然と人々に囲まれて感動的な時間を過ごさせていただきました。

 行きは大阪から姫路まで山陽本線の前面展望を楽しみつつ、女性運転士の方のとても丁寧な運転に好感を持ちました。昨日紹介の「新幹線大爆破」の運転士さんも女性でしたね。

 また、駅員さんも含めて、皆さん大変しっかりお仕事をしているなと感じました。肉体的にも頭脳的にも激務ですし、カスハラも多い業種ですからね。

 そんな中、尼崎駅付近を走行しながら、20年前の今日のあの大事故のことに思いを馳せました。

 そう、あの福知山線の脱線事故です。乗客と運転士107名の方が亡くなるという、日本鉄道史上最悪の事故となってしまいました。

 2両目がマンションに巻きついてしまったあの光景は、今でも忘れられません。安全であるはずの日本の鉄道で、なぜあのような事故が起きてしまったのか。

 その後、JR西日本の(というより鉄道会社全体の)体質が明らかになり、研修のあり方、勤務内容、各社間の過当競争などが是正され、そして今日の感動もあったわけですが、それにしてもあまりに犠牲が大きすぎた。

 あらためて、いったいあの日何が起きたのか、そしてその前に何が起きていたのかを復習、反省してみたいと思います。

 

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2025.04.23

『新幹線大爆破』 樋口真嗣 監督作品

 

 阪で友人たちと飲み会。

 今日公開になったのが「新幹線大爆破」。そう、あの75年の名作のリブート版がNetflixで公開されたのです。 いやあ、まずはとにかく面白かった。最高でしたね。文句のつけどころがない(とりあえず)。

 今日はちょうど東海道新幹線(当然こだま)で大阪入りしたので、またいろいろと思うところがありました。東海道新幹線と言えば、「JR東海」が暗に悪者になっているのが面白かった(笑)。まあ東日本と東海の仲の悪さは、ある意味有名ですからね。

 旧作では国鉄が撮影協力しなかったということもあります。それも当時の「爆破」多発の状況からすると致し方ないのですが、逆に今回はJR東日本がかなり積極的に協力しました。通常ダイヤの中に撮影用の車両を走らせたというのだから本気です。

 実物実写、模型、VFXのバランスが良く、またそのつなぎも自然。本当によくできていたと思います。旧作は鉄道マニアから厳しいツッコミがあったとのことですが、今回はマニア(ヲタク)たちもある程度納得でしょう。

 それはやはり樋口監督自身が鉄道好きということが大きい。どんな作品もそのジャンルの本職、本家からすると結構ツッコミどころが多くなるのですが、そのあたりはNetflixはよく分かっている。「極悪女王」でのプロレスシーンなども、マニア的にも納得できるレベルでしたからね。

 模型と言えば、劇中最初はプラレールだったのが、中盤ではNゲージ、後半ではHOゲージになっていたのが面白かった。そっちマニアも満足の流れでしたね(笑)。

 あとワタクシ的にツッコミ入れたくなったのは「連結器」を破断するシーン。ずいぶん苦労してましたが、先月はやぶさとこまちの連結がいとも簡単にはずれたじゃないですか(ちなみにはずれたのはウチの真下らしい)。結果として東日本の自虐ネタになってましたね(笑)。

 いずれにせよ、旧作の後日譚としてのストーリーも秀逸。現代人の抱える様々な苦悩も描かれており、何度観ても学びのある作品となってます。また、新幹線の素晴らしさ、鉄道人の矜持、日本人の仕事や人名に対する真面目さがよく表現されており、世界の皆さんにぜひ観ていただきたい作品です。。

 主役の草彅剛くんとは、某映画で共演したことがあります(!)ので、彼の役者としての成長も感動的でした。あっそうそう、森達也さんが異様な存在感で怖かった〜。

 ぜひぜひ劇場で大迫力で観てみたい。いずれそういう時が来るでしょう。楽しみです。

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2025.04.20

近鉄特急

Img_9855 阪でセミナー。昨日は伊勢から松阪のホテルに移動して宿泊。松阪から近鉄特急ビスタカーにて大阪へ。

 霊鉄マニアからしますと、近鉄特急というのは格別な存在です。愛知、三重、奈良、京都、大阪を広範囲に結ぶ私鉄最大の特急網。

 日本を代表するそれぞれの聖地のエネルギーを、お互いに交流させるそれこそ最強の霊鉄網なのです。

 その象徴が「お召し列車」ですよね。皇室が伊勢神宮を参拝する折、伝統的にJRではなく近鉄特急を使ってきました。近鉄さんはそのことを大変誇りとしています。選ばれる運転士や乗務員も超優秀な皆さんです。

 一昨日は名古屋から伊勢市までアーバンライナーを利用しましたが、基本天皇陛下もアーバンライナーにお乗りになるとのこと。

 ある意味庶民的ですよね。一方で防犯安全上も一見普通車両の方が良いとのことです(実際は防弾ガラスなどを装備)。

 このたびは三重から奈良、大阪という変化に富む地形を楽しみながら、また様々な歴史に思いを馳せる旅となりました。名古屋から大阪への移動というと、やはり新幹線を使うことが多いのですが、近鉄特急もいいですね。

 いつかは「ひのとり」や「しまかぜ」にも乗ってみたいものです。

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2025.04.14

カーナビタイム

20250423-130352_20250423130501 梨は富士吉田にて学校のお仕事。移動移動の毎日であります。完全なる旅人。

 この日は久しぶりに自動車で移動。ナビは課金してアプリ「カーナビタイム」をCarPlayで使っています。

 ここのところ電車旅がほとんどで、車を運転する機会が極端に減ったので、けっこう高いこのナビを使い続けるか迷っているところです。

 ただ、一度使ってしまうと、このアプリの優秀さから離れられなくなってしまう。GoogleマップやYahooナビだと物足りなくなってしまうんですね。

 やはり圏外でも使えるところと、表示のわかりやすさ、AIによるルート検索精度の高さですかね。案内も至れり尽くせり。ほとんど不満がありません。

 その他のアプリも、新しいものが出るたびにインストールして使っていますが、やはりこれに回帰してしまう。

 あとはとにかく使用頻度の低下にるコスパの問題ですね。年間6500円ほど。月500円強。悩ましいところです。

 

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2025.04.05

新幹線発祥の地「鴨宮」

20250408-131844  田原市鴨宮でセミナー。ノリノリの皆様でした〜。

 実は鴨宮には何回も行ったことがあります。富士山から横浜に出るのに車を置く中継点としていたからです。一時は鴨宮に物件探したりしましたっけ。

 鴨宮は「加茂宮」です。別雷命を祀る神社があります。ちょうど翌日が例大祭ということで、たくさんの旗幟が立っておりました。

 そして鴨宮といえば新幹線ですよね。昭和39年、私が生まれた年に開通した東海道新幹線の実験線がこの地にあったのです。

Img_9723 この日の会場のすぐ裏を新幹線が走っていました。その音を聴きながら、ああここで「弾丸列車」「夢の超特急」の開発と実験が進んだのだなあと感慨深いものがありましたよ。

 お隣に小田原駅が設置され、鴨宮は単なる通過点となってしまいましたが、この世界に誇る安全鉄道の故郷がここであることは忘れてはいけないでしょう。

 ということは、リニアが開通した折には、山梨県秋山村やら都留市が「リニア発祥の地」になるのでしょうか。いや、宮崎なのかな。でも、あっちは当分走りそうにないしなあ。

 

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2025.04.02

綾小路きみまろ『爆笑スーパーミニライブ』

 津2日目。中級編セミナー。会場のカレー屋さんのカレーも美味しかった!

 私のセミナーは「漫談」のようだとよく言われます。たしかに毒舌(愛あるディスり)がたくさんありますしね。悪口を笑顔で言い合えるのが本当の友情ですから。

 というわけで、漫談の心の師匠は綾小路きみまろさんです。

 私の話のオーディエンスもマダムが多いですからね。マダムの笑いのツボを押さえることはとても重要です。

 とはいえ、さすがにここまで直接的に「女性性」をディスることはできません(笑)。ここまでの境地になるには、まだまだ修行が必要です。

 私はどちらかというと「女性性」というより、「人間性」…一般的な意味でのそれではなく、「人間」の「サガ」…をディスりまくりますからね。

 まあ、よく聴いていると、きみまろさんも「女性」だけでなく「男性」をもかなりディスっていますよ。つまり、彼も「人間性」を面白おかしくおちょくっているのです。

 ここまで、日常のマイナスを笑いに変えるとお互いスカッとしますよね。もう、どうでもよくなる。これでいいのだ!と。

 尊敬しております。

 

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2025.03.31

大船渡線(ドラゴンレール)

 木の有名な鰻屋さん「せしも」さんでセミナー。とんでもなく美味しい鰻(とお酒)をいただきました。格が違いましたね。

Images_20250406170601 この日は栃木へ向かうために朝5時に起床し、気仙沼から始発の大船渡線で一ノ関へ。震災後、上半身が不随(不通)のままになってしまったドラゴンレール。

 途中、「我田引鉄」で有名な千厩から摺沢のあたりの「迂回」を体感しながら、まだ春遠い東北の車窓を楽しみました。

 私は鉄道好きですが、いつかも書いたようにちょっと特殊な観点から乗車を楽しんでいます。そう、霊的なエネルギーを運ぶ存在としての鉄道を体感しているのです。

 そういう観点で、この「迂回」やら「運休」「不通」「廃線」がどのような歴史的、宗教的な意味を持つのか、いろいろ考えさせられる100分間でした。

 その路線の形から「ドラゴンレール」と呼ばれた大船渡線。気仙沼から盛までは結局「廃線」になってしまいました。

 日本列島を龍と捉えると、あの大震災の震源地は、まさに龍が抱いた「玉」が弾けたかのようでした。全ては雛型。大船渡線というドラゴンも、その上半身が「不随」となってしまったのでした。

 もちろん、それは単なる破壊ではなく、再創造(立て直し)のための破壊(立て替え)だったのでしょう。大船渡の皆さんの笑顔から、そんなエネルギーを感じました。

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2025.03.24

越前大仏

20250324141407_202764-2 の日は亀岡から福井に鉄道にて移動。嵯峨野線は女性運転士さんでした。京都駅からサンダーバードで敦賀まで。ここのところ強風で琵琶湖線経由が多かったのですが、この日は湖西線経由。

 敦賀からはハピラインで福井まで移動。鉄道好きには旧北陸本線の旅が楽しいですよね。かつては本州最長であった北陸トンネル。ハピラインでは通過に13分ほどかかりました。大きな火災事故があった現場でもあります。

 武生駅では可愛らしい福武線の車両をたくさん見ることができました。伝説の(?)京福電鉄正面衝突事故もありましたしね。半年で2回の正面衝突はやばいですよね。福井は鉄道ファンにとっては特別な地です。

 さて、福井駅には友人のお坊さんが迎えに来てくれており、車でいろいろな聖地を案内してくれました。

 まずは平泉寺白山神社へ。見事な神仏習合ぶりに感動。そのあと、近くの大師山清大寺越前大仏へ。現地に近づくまですっかり忘れていましたが、清大寺は私の仏教の師匠(と勝手に思っている)山川宗玄老大師さまが住職を務めるお寺。

 昭和62年に地元のタクシー会社の創業者さんが建立したお寺ですが、参拝者が伸び悩み、のちに臨済宗妙心寺派の寺院となりました。

 門前町も衰退の一途を辿っておりましたが、最近は海外からの旅行客が訪れるようになったこともあり、参拝客はかなり上向いているとのこと。

 老師さまから「福井のお寺」として何度も話をうかがったことがありましたが、このたび不思議なご縁で初めての参拝が叶いました。

 日本中にある巨大仏像にありがちな「キッチュ」な感じを勝手に想像していましたが、いやはやかなり本格的というか、建立者のある意味「まじめ」な信仰心、利他の心、愛を感じる素晴らしいお寺でした。

 もちろん主役である大仏も素晴らしすぎて感嘆するばかり。脇侍だけでなく、壁面を埋め尽くす仏様もすごすぎる。ある意味、単なる観光施設になってしまっている歴史的な寺院より、ずっと純粋な気持ちになりましたよ。

 もったいないとすら思いました。もっともっとたくさんの人に参拝していただきたい。特に日本人に。プロデュースしたいとさえ思いました(笑)。こんど、老師にお会いした折には、まじめにそんな話もしてみたいと思います。

 そのあと、永平寺を訪れ、三国にておいしいお寿司とお酒をいただいて、芦原温泉に宿泊いたしました。

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2025.03.18

デュアルシート

 阪布施でセミナー。微熱があり、なんだか聴覚がおかしい感じでしたが、なんとか大阪にたどり着きました。いくら体調悪くとも、1時間半早く起きまして6時台の「こだま」で大阪へ。4時間の間にかなり回復しました。さすが「こだまグリーン車」(もちろん、ぷらっとこだま)。

 体調悪い時はお金払ってでも「こだまグリーン車」に乗るといいですよ。元気になります(笑)。

 やはりあのシートがいいんですよね。4時間座っていても腰が痛くならない。リラックス効果があります。もちろん隣は空席。今日も最後は10号車に3人しか乗客はいませんでした。

Img_9456 ということで今日は鉄道のシートの話です。というのは、先週東京で、そして今日大阪で同じタイプのシートに座ったからです。

 いわゆるデュアルシートというやつです。今日は近鉄奈良線でデュアルシートに座ったのですが、考えてみると私鉄で最初にこのタイプを採用したのは近鉄さんですよね。L/Cカーです。

 今日の車両は8A系。昨年の10月から運用開始ですから最新車両ということなりますね。たしかにきれいでした。

Img_9415 先日の東京では、西武4000系0番台に乗りました。

 このタイプは言うまでもなく、通勤用などの場合にはロングシート、観光用や有料列車用にはクロスシートというように、座席を回転することによって使い分けることができます。

 私が乗ったのは両方ともロングシート仕様でした。一般的なソファタイプのロングシートに慣れている者からすると、最初はちょっと違和感がありますよね。そう、二人一組のペアシートになっているからです。

 たとえば知らない女性の隣に座る際、肘掛け越しの隣のペア席に座るのは問題ないとして、なんとなく肘掛けに囲まれたペアとして座ると落ち着かない(考えすぎか?w)。

 お相撲さんのような関取ならぬ席取りはどうすればいいのか…そう、今日大阪駅にお相撲さんがいたので、そんなことも考えてしまいました。

 今ではなんとなくクロスシート(ボックスシート)の方が高級で、ロングシートの方が庶民的な感じがしますが、もともとは逆だったんですよね。ロングシートの方がゆったり座れるというのもたしかにあります。

 あっそうそう、それ以前に、東日本から東海や関西に来ると、通勤電車でも圧倒的にクロスシート(ボックスシート)が多くて、なんか異国に来たような感じがしますよね。これはどういうことなのでしょうか、歴史的に。

 ということで、どうでもいいことかもしれませんが、ふと思ったことを書き記しておきます。

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