カテゴリー「ラジオ」の9件の記事

2009.11.18

SD/CD マイクロコンポ DCP-300BK(Dioconnet)

2779810 601円。たまっていた楽天のポイントを使ったので、実際払ったのはこれだけ。
 というか、販価が税込み3999円って、安すぎる。
 なんだかんだ、最近の我が家にはラジカセ(古い言い方ですかね)がないんですよね。まあ、カセットは使わないにしても、ウチでやってる英語教室やらヴァイオリン教室(というほどのものではありませぬが)の時、ちょこっとCDを再生したい時があるわけです。
 それでいわゆるCDラジカセ(カセはついてなくてもよい)で一番安いのを探していましたら、こんな掘り出し物に行き当たりました。
 外部入力端子もあるし、なんといってもUSBメモリーとSDカードが使えるというのがいい。これは騙されたと思って買ってみようということで、注文してみました。
 それで、今日我が家に到着したのですが、予想以上に「使える」製品でした。これはお買い得です。
 いやいや、もちろん音質がどうだなんてことは言いませんよ。なにしろ3999円ですから。しかし、たとえば寝室の枕元で聴くには、はっきり申して充分な音量と音質であります。逆にこのミニチュア感からして、ちゃんと音が出るだけでもなぜか感動…とまでは行かないけれども、感心してしまうのでした。
 日本人って、こういう極小、箱庭的世界観が大好きですからね。私もけっこう好きです。大仰なものより小さきもの。
B002ob4rw0_02 それにしても小さい。小さいのに、案外質感がある。デザインのなせるワザなのか。いや、どうもそういうわけでもなさそうです。私が気に入った質感というのは、実は操作感なのです。
 正面パネルにある、黒丸のツマミ、左が怨霊…じゃくて音量、右がラジオのチューニングです。この回転抵抗が意外に重くて、ちょっとした高級感があります。
 リモコンも付属してくるんですが、曲の操作しかできないので、音量調整は必ずこのツマミに触る必要があります。でも、その回す感覚がですね、案外懐かしいので自分でも驚きました。たしかに、最近、ツマミをひねって音量調整する機会がとっても少なくなってますね。
 ただ一ついけないなと思ったのは、開梱した時、ヴォリュームが最大、すなわちツマミが右に思いっきり回っていたことです。私は気づきましたが、気づかず電源を入れたら大音量に驚いたことでしょう。普通逆にひねっとくよなあ。
 右のチューニングのツマミというのも実に懐かしい。今どき、みんなシンセ・チューニング(って言うのかな)ですから、いかにも昔風なバリコン(!)チューニングは、私も数年ぶりでした。けっこうカッコいい青い液晶には、周波数がデジタル表示されるんですが、実際は実にアナログなチューニングです。どうも1ヘルツずつではなく、完全なる昔風な連続的な変調をしているようです。素晴らしい。
 そう、特にAMの時ですね、微妙にチューニングをずらして、それで音質を変えたりできるじゃないですか。昔はそういうこと当たり前にやってましたけど、今じゃ、なんだかあまりにジャスト・チューニングで物足りなかったんですよね。
 それから、操作感ということで言えば、CDを装填する際にですね、フタというか本体の天井をパカって開けるんですが、その質感にもまた、いい意味で裏切られた感じがします。案外重くて高級感(?)があるんですよ。やられた。
 説明書も、安物中国製によくある、わけわからん日本語などはなく、シンプルによくまとまっている。普通にカスタマー・センターとかもあるし、けっこうこれは本気でお買い得な製品かもしれません。
 今回は、箱にキズありの訳あり品ということだったのですが、いったいどれがそのキズなのか分かりませんでしたし、もちろん本体は新品キズなしでした。
 なんとなくおもちゃで遊びたいという方には、おススメなマイクロ・コンポであります。iPodやiPhoneの再生用にもいいんじゃないでしょうか。気に入りました。

★☆【箱キズありの訳あり特価】Dioconnet SD/CD マイクロコンポ DCP-300BK(ブラック)

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2009.10.12

プロレス三昧!!いよいよ復興の時は来たか!?

20091013002 しくてあんまり詳しく書けなくて残念です(結局長くなってますが…笑)。
 でも、興味のある人には、私の説明なんか必要ないでしょうし、興味のない人にはどうでもいいことでしょうから、軽めでいいのかな(結局重くなってますが…笑)。
 今日は午前中、頑張ってたまった仕事を終えまして、午後はまさにプロレス三昧でありました。
 いやあ、おそるべしNHK!さすがNHK!参りました。皆さん、お聴きになりましたか?

 NHKFM 今日は一日『プロレス・格闘技テーマ曲』三昧

 お昼の12時15分から、夜の10時45分まで、10時間以上にわたって91曲の「プロレス・格闘技」の入場曲その他をオンエアしてしまったというすさまじい番組。もう熱すぎて、懐かしすぎて、涙なしでは聴けませんでした。
 私も1曲1曲にそれぞれのシーンを甦らせ、そしてこぶしを握りしめて聴いていました。もう、すごすぎて何も言えません。ただ、とにかく、こうして手に汗握りながら聴いている熱い人たちがたくさんいるというだけで、もう感動ですよ。
 プロレスの復興、プロレス的世界の復興、そしてプロレスを認め、プロレスに感動できる人間の復興を目指して人生を歩んでいる(仕事をしている?)私としては、このような素晴らしすぎる企画を、公共放送がやってくれるというだけで、もう感無量なのであります。
 実はですね、まだ全部聴いてないんですよ。というのは、今日は上の写真のような、これまたすごい歴史的なプロレス興行があって、それを午後4時からPPVで観てたものですから、その間はさすがにラジオの方は聴いていなかったのです。
 ラジオというか…実はウチはFMの入りが悪いし録音できるラジオ(昭和的ラジカセ)がないので、パソコン上で例のkeyholeTVで聴いてたんですね。で、それをHDDに録音しておいたのです。それをまだ聴ききってないということです。
 なんか、鍵穴で聴くNHKFMは、音質が実にAM的でありまして、それはそれでなかなか味わいがあり、昭和の香りプンプンでしたよ。それもまたノスタルジーを誘うに充分な演出効果を発揮しておりました。
 今にして思えば、高音質で全部録音しときゃよかったなあ…。
 今回平成風だなと思ったのは、もちろんそうやってパソコンで録音したりする(つまりエアチェックではない)のもそうですけど、2ちゃんの実況スレを見ながら(読みながら)、どこの誰とも知らない人々と思いを共有するという、そういうラジオの聴き方ですね。スレも29まで伸び、すごいことになってました。
 みんな熱いし、そうですねえ、たぶん私くらいの年齢の人が多く聴いていたのではないかと思われますが、とにかくアゲアゲな雰囲気でして、たぶん日本列島の温度が2、3度上がったんじゃないかなあ、そんな気さえする雰囲気でした。
 それにしても、プロレスってなんでここまで人を熱くし、そして、人に語らせるんでしょうね。たぶん、それはその存在自体がすでに「物語」だからなのでしょう。そう考えると、今私が専門にしている「モノ・コト論」や「物語論」の根っこには、やっぱりプロレス的体験があるってことでしょうね。
 いやはや、みんな語る語る。聴いている人だけではありません。とにかく、この番組に出演した人たちがみんな恐ろしく生き生きと語っていました。それは、現役選手であったり、ゲストのタレントさんであったり、そして、そして、今回の番組の文句ナシ断トツのMVP!NHK福岡放送局の伊達正隆アナウンサーですよ!彼は素晴らしかった。その広範な知識だけでなく、なんと言ってもプロレスへの愛が素晴らしかった。そして、ボケもツッコミもお見事!今回の神番組の主役は間違いなく伊達アナでした。
 かかった曲たちも、オリジナル・ヴァージョンあり、特別ヴァージョンあり、生演奏あり、レア音源ありですさまじかった。挿入される選手のコメントも最高。NHKが本気出すとこうなるといういい例でしたね。
20091013021 いやいや、実はPPVで生観戦した新日本プロレスの「蝶野正洋25周年特別興行 ARISTRIST in 両国国技館」も、この神番組に負けず劣らずの神興行でしたよ。私もカミさんも泣いてしまいました(笑)。感無量ですよ、いろんな意味で。それぞれの試合にいろいろな「物語」があり、そこに存分に感情移入できました。プロレスの奥深さ、楽しさ、熱さ、恐さ…いろいろな表現があったと思います。そんな中、私はあえてMVPを大谷晋二郎に与えたいと思います。理屈抜きに、「感動をありがとう!」です。
 なんか、世の中がプロレス的世界を欲している、そして、それに選手たちも応えられるようになってきたような気がします。もしかすると、本当に復興の時が来たのかもしれない。機は熟してきたのか?
 こちら(「子殺し」)で書いたような「受難と復活」が、実はもっと大きなスケールで進んでいるかもしれない、そんなことを感じた今日10月12日でありました。
 ラジオ番組では、プロレスと総合格闘技がごっちゃに(いちおう対等に)扱われていました。それに抵抗を持ったリスナーもいたかもしれませんが、私は逆に良かったと思いました。なにしろ、完全にプロレスが総合を呑み込んでいたからです。歴史も思い入れも、質量ともに圧倒的にプロレスの勝ちでした。
 いやぁ、ホントに熱い一日でした。熱中できるものがあるというのは幸せなことですね。それをまた家族で共有できるというのもありがたいことです。
 ふぅ…よし!明日からオレも頑張るぞ!気合い入りました!

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2008.08.30

『第40回 思い出のメロディー』 (NHK)

080830
 年もやってまいりました、年末のテレビ東京「年忘れにっぽんの歌」と並ぶ真の歌番組。今年は40回記念大会ということで、もう言葉では表現できないほど、とんでもないことになっていました。
 まずはですね、明日(31日)15時よりBS2で再放送がありますから、ぜったいに観て聴いてください。かなりやばいっす。
 いや、ですね、今日たまたま父親が置いていったあるカセットテープを聴いたんですよ。それには3年くらい前のですね、NHKラジオ深夜便が録音されていました。なにしろ、ずっとカセットテープを聴く機器環境がなくて(昔のラジカセはことごとく壊れてるし、車にも今やカセットデッキが装備されてない…)聴けなかったんですが、さすがにそれはまずいだろということであるモノを買ったんです(そのうちおススメします)。で、それで久々にあの質感を味わった。ヒスノイズの向こう側にあるあのAMラジオの音ですよ。
 ま、そんな感慨はいいとして、そのラジオ深夜便の内容はですね、宗教学者の山折哲雄さんが紅白歌合戦や、美空ひばりについて、宗教学的に解説しているものだったんです。私もよくこのブログでそのようなこと(紅白が神事であること、ひばりが神であることなど)を語ってきましたよね。私が語るとどうも半分ギャグになっちゃうんですけど、山折先生がああやってまじめに深夜に(?)あの音質で(?)語ると、ホントもうホントらしくなるので、逆に笑えてしまいました。
 いや、もう山折さんのひばり熱は異常なほどで、淡々と語ってましたが、「悲しい酒」の涙について語る段になりますと、これはある意味オタク的でありますね。そこまで研究するか!っていう感じ(笑)。
 さてさて、話を本題に戻しますと、とにかく今年の「思い出のメロディー」は神事を超えて、もうほとんど法事寸前になってましたよ。霊界歌合戦というか、黄泉の国のど自慢というか、そうだ、この世とあの世の歌合戦だな。弔い合戦。まじでこの世とあの世をつなぐのが歌なのだなあと、つくづく思われるようなとんでもない内容でした。
 あんまり具体的に語りますと、この世でカクシャクと(?)お歌いになっていた大大ベテランの方々に申し訳ないというか失礼になってしまうので、あえて細かくは書きません。ただ、本当に私は感動したのです。いや、感動ではないかもしれない。戦慄したのかもしれない。歌好きで、いつもはこういう歌番組が始まるとついつい全曲一緒に歌ってしまい、私に「うるさい、歌手の歌を聴きたいのに!」と怒られてしまうウチのカミさんも、今日ばかりはずっと鳥肌を立て、「ねえ、なんか変じゃない?なんか画面に映ってはいけないモノが映ってない?亡霊とか…」とか言ってました。娘たちも「こわい、こわい」と言い出すし。ちなみにカミさんが一番怖かったのは、「津軽海峡・冬景色」のあるワンシーンだそうです…た、たしかに…(笑or泣)。
0808302 今回のテーマは「~歌こそ永遠の愛~」でありました。なるほどね。愛は生死を超えるんですね。愛はこの世とあの世を結ぶ。永遠の愛ということは、結局生死を超えるということですよね。無常を、「もののあはれ」を超えてしまうのが「歌」なんですね。古来、和歌などもそういう機能を持っていたわけでしょう。なるほど。
 いやあ、今年の「思い出のメロディー」についても、山折先生に語ってもらいたかったなあ。本当に久々にゾクゾクっとしましたよ。今年はお盆に放送されませんでしたが、それはある意味正解だったかも。お盆だったら、ちょっとリアルすぎますよ。
 なんとなくですが、唯一の救いは、いつのまにか実に豊満になれらた司会の松坂慶子さんの、あのアマテラスらしさでしょうか。氷川きよしという少年の神とともに、がんばって「陽」の気を発して、なんとか番組を成立させていました。GJ!
 とにかく、未見の方は明日の再放送をぜひ。

思い出のメロディー公式

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2007.09.16

スークのバッハ

Bach: Sonatas & Partitas  Josef Suk
41cyah0fdxl_aa240_ 今日は23日のコンサートの練習で東京へ。途中パンクの現場を通りまして、妙に緊張。
 で、ちょうどその頃カーラジオから鳴っていたのが、この演奏でした。それが感動的だったんですよ〜。スークの無伴奏初めて聴きましたけど、いいですねえ。素晴らしいバッハでした。これはNHK-FMの「20世紀の名演奏」という番組でかかったものです。
 1970年代の録音でしょうか。スークは当時、今の私くらいの年齢だったのではないでしょうか。そういう意味でもすごいなあ。ここまでバッハと純粋に向かい合えるかなあ、今の自分。無理だ(当たり前)。
 で、で、さっそく脱線してしまいますが、この前の番組「ミュージックメモリー」も面白かったっす。平尾昌晃さんがゲストで、いわゆる歌謡曲の皆さんが民謡とどう関わったかを紹介する番組でした。以下のような曲が紹介されました。

「五木の子守唄」(晴海洋子)
「五木の子守唄ロック」(平尾昌晃)
「津軽じょんがら節」(寺内タケシとブルージーンズ)
「ロック“おてもやん”」(平尾昌晃)
「おてもやん」(ザ・ピーナッツ)
「おてもやん」(市丸)
「さのさ」(江利チエミ)
「江差追分」(三橋美智也)
「南国土佐を後にして」(ペギー葉山)
「ロック“島原地方の子守唄”」(平尾昌晃)

 昨日の記事ではありませんが、古いものと新しいものを組み合わせる難しさと面白さですねえ。もちろん純正民謡の方々からは、「こんなの民謡じゃない!」と言われたことでしょう。しかし、そこに生まれる化学反応と言いますか、そういう新しい世界はそれなりにすごい。みんなとにかく上手いし。
 そして、いきなりですが、スークです。久々にモダン楽器によるバッハをじっくり聴きました。自分も一時期オリジナル楽器原理主義者みたいになってたんですが、この無伴奏に関しましては、なかなか感動する古楽器盤がなかった。以前紹介したエレーヌ・シュミットのが一番良かったかな。それでも、なんとなく物足りないような気がしてたんです。
 で、よく考えてみますと、バッハの無伴奏ってものすごく抽象的な作品でして、晩年の作品もそうですけれど、バッハ自身はもう楽器がどうこうとか、そういう次元を超えた作曲をしてるんですね。もちろん、無伴奏に限らず「制約」という意味では楽器は意味はありましたが、それはあくまでもバッハにとって「積極的な制約」であって、まあ和歌とか俳句の形式みたいなもんですかね、「不自由の中の自由」のためのものなんですね。
 特にご存知の通り、無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータは、ヴァイオリン1本でフーガをやったり、もうメチャクチャな発想の作品なんです。そうした制約の中での挑戦を楽しんでいたフシがあります。もちろん実際演奏できるわけですけれど、おそらくバッハの頭の中ではパイプオルガンのような音が、いやなんだかわかりませんがとっても抽象的な音が鳴り響いていたんじゃないでしょうか。
 今回、スークの演奏を聴いてそんなことを思いました。もしかすると、バッハ自身はバロック・ヴァイオリンによる演奏よりスークの演奏の方が好きかもしれない。それほどスークの演奏は抽象度が高まっていました。もうバロックの語法がどうとか、そんな次元の音楽じゃない気がしたんですね。
 スークはまるでパイプオルガンのようにヴァイオリンを鳴らしています。ある意味非常に平坦な音を出している。ロマンチックなところから、つまりヴァイオリン的なところから、とっても遠いところで演奏している。もう、とにかくバッハの書いた楽譜をできるだけ忠実に音にしようとしている。この表現はバロック・ヴァイオリンでは絶対ムリです。
 これもまた、古いものと新しいものの幸福な出会いの一つの例なのかもしれません。もちろんオリジナル主義というのも価値がありますけれど、あまりそこにしがみついているのもいかがなものか。とりあえず私たちは「今」の人であるわけですし。昨日のコンサートでもそういうことが語られてましたし、平尾さんもそういうことを言っていました。もともと日本人はその両方のやり方を自然に共存させるのが得意な民族ですしね。古いものそのものを愛でるのと、どんどん新しいものを取り入れるのと。
 今日聴いたのはパルティータの2番、有名なシャコンヌを含む作品でした。そのシャコンヌが本当にすごかった。ゆったりしたテンポで一つ一つの音符を非常にていねいに具現化していました。久々にこの曲のすごさを体感できた気がします。ぜひスークの演奏で全曲聴いてみたいですね。フーガの楽章なんかすごそうだなあ。さっそく探してみます。

Amazon Bach: Sonatas & Partitas

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2006.04.27

タモリ 『第一回テーブル・ゲーム世界選手権大会(於青森)』

B00005gi5o01_ou09_pe0_scmzzzzzzz_ 天才タモリ再臨!むか〜し聴いた衝撃が数十倍になって帰ってきました。四半世紀ぶりくらいかなあ。大学生の頃誰かの下宿でレコードを聴いた記憶があります。
 今度例の「歌謡曲バンド」が初ライヴやります。お稲荷さん春の大祭で奉納演奏です。あと1ヶ月しかない、早く練習せねば、ということで、メンバーが耳コピ用音源のカセットを送ってきてくれまして(耳コピにはやっぱカセットが一番)、その中にオマケとして入っていたのです!この天才芸が。
 もう、こんなことされたら、耳コピなんてやってる場合じゃなくなっちゃいますよ〜。ホント超久々にカセットの音に耳を澄ましました。そして涙涙。爆笑以前に感激です。
 ご存知の方もいらっしゃると思いますが、これは70年代、デビュー以前及びデビュー当時のタモリが得意とした「物まね」ならぬ「言まね」ネタであります。中国人と北朝鮮人(韓国人じゃないな)、アメリカ人及び日本人がテーブル・ゲーム(麻雀)をしている様子を模写…いや正確には模写ではないな、贋造…でもない、とにかくそれらしく演じているんですね。もちろん、その中国語やハングルや英語はニセモノです。いかにも中国語らしく、ハングルらしく、英語らしく聞こえるわけですが、実際はメチャクチャ。で、最後はケンカになる。
 で、やっぱり私やカミさんが一番はまったのは、日本語ですね。日本語はある意味ホンモノです。そう、青森弁。いや、正確に言うと、青森の人が標準語で難しいことをしゃべろうとしている。いや、もっと正確に言うと…

寺山修司

なんです!
 ある意味、日本語が一番メチャクチャになってる。最もホンモノらしいはずなのに、最もニセモノっぽくなってる。寺山の言語スタイルというのは確かに独特です。青森の人が標準語彙で話そうとする時点で、もうすでに外国語世界に足を踏み入れている(とカミさんは申しております)。たとえば太宰はそこまでだった。しかし、寺山はそこをさらに突き抜けます。難解な哲学用語や文学用語を、さも難解なように高尚なように多用するのです。それが、彼の意識だったのか無意識だったのかは、正直私にはまだわかりません。しかし、事実としてそれが彼の作風、彼のイメージになったことは確かです。寺山は壮大な実験に成功した。
 タモリの寺山マネは寺山トリビュートCDやテレビ番組でも聴いたことがありますけれど、もう最高っすね。寺山の実験を最も客観的に観ていたのは、あるいはタモリだったのかもしれません。当時圧倒的な人気を誇っていた彼の実験の本質を、こうして見破ってしまった上に、さらにその先にまで進んでしまった。演劇性をさらなる演劇性で破壊し再構築してしまった。おそるべき天才です。森田の実験もまた成功した。
 最近の司会者タモリしか知らない世代には、ちょっと信じられない芸でしょうね。当時のタモリには、赤塚不二夫宅に居候していた頃のある種鬱屈した輝き、内に向かう爆縮力がありました。とても大衆向きの芸ではなかった。彼はテレビに殺されたんだと思います。あるいは経済システムに。今のタモリはすっかり大人になってしまいました。
 このテーブル・ゲームが収録されているのがデビュー・アルバムです。上の写真ですね。今やなかなか手に入らないレア盤になってしまいました。その後のアルバムもそうですが、かなりギリギリな芸が満載ですからね。このアルバムもCD化された時、多少編集が施されたと聞きました。ましてやテレビでは本当のタモリは出せませんね。彼自身が社会に編集されてしまったということでしょうか。
 あっ、そうそうこのテーブル・ゲーム芸、ネットで聞けるんですよ!!ぜひぜひ聞いてみて下さい。メチャクチャなはずなのにしっかりとストーリーが見えてくるから不思議です。あと、やっぱりこれってラジオ文化ですよね。北京放送、平壌放送、極東放送(FEN)、そしてラジオドラマ。耳を傾ける。耳を澄ます。想像をふくらます。いい時代でしたね。

第一回テーブル・ゲーム世界選手権大会(於青森) mp3

Amazon タモリ

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2005.03.31

さらば、BS5ch独立音声

765gyt 夜、みちのくから帰ってきました。こちらは、あまりに春めいていてびっくり。富士山麓の残雪も一気にとけていました。あらためて東北地方の冬の長さと厳しさを実感します。
 さて、春と言えば別れと出会いの季節。特に今日は3月31日ですから、日本人にとっては大きな節目の日です。というわけで、今日は実に哀しい別れがありました。
 つい先ほど、午後10時をもって、BS5chの独立音声放送が終了いたしました。
 BSアナログ5chはご存知の通りWOWOWであります。WOWOWもけっこう危ないと言われていますが、その陰で淋しくその寿命を全うした…いやいや、全然全うじゃないな、最後は誰からも見捨てられて、生き延びることさえ許されなかった悲しい放送とは…。
 以下Wikiからコピペです。
 『衛星デジタル音楽放送株式会社(えいせいデジタルおんがくほうそうかぶしきがいしゃ)は、1990年、日本衛星放送株式会社(現:株式会社WOWOW)の子会社として設立。1991年に、「セントギガ」というチャンネル名で衛星放送による有料音楽放送を開始した。BSアナログ5ch(PCM)、BSデジタルラジオ333ch、BSデジタルデータ633ch、636chで音楽放送をしていたが、不況のあおりと業者間の競争の激化などに伴い、2001年秋に倒産した。その後、ワイヤービーに買収され、ワイヤービー衛星音楽放送事業部門の「Club COSMO」となったが、2003年10月1日、同部門の営業権を別会社のワールド・インディペンデント・ネットワークス・ジャパン(WINJ)に譲渡した』
 セント・ギガ時代は本当にお世話になりました。初期のタイド・テーブルにのっとった完全なる環境音楽時代も良かった。その後のランキングとアルバム丸がけ時代はもっと良かった。月600円で毎日様々なジャンルのニューアルバムを4枚ずつ聴けたんですから。本当に勉強になりました。私の音楽の視野(聴野)をものすごく拡げてくれました。それが…、ワイヤービーやらWINJやら、本当に訳の分からん会社に翻弄、陵辱されて、現在の情けない姿に。そして、ついに今日のこの日を迎えたわけです。
 と言うわけで、夜10時、この不運の放送の最期を看取り、いや聴き取りました。しばらく波の音が流れ、それがフェイドアウトして無音になる。何のアナウンスもない。ノイズのない沈黙。様々な思いが去来する…と思いきや、突然曲が始まるではありませんか!あれっ奇跡の復活?もう10時過ぎてるはず…。と思ったら10秒ほどして、ブチッとその曲は寸断され、その後本当の沈黙が。
 あ〜あ、最後の最後まで何やってんだか。往生際が悪いというか、いたちの最後っ屁というか、醜悪なる蛇足というか、悲しき断末魔というか…。迷走を続けた非運の武将の壮絶なる最期でありました。
 BSデジタル333chWINJは5月にリニューアルだと言っています。蝦夷地へ渡って新しい伝説を生むんでしょうか。しまいには大陸まで渡っちゃったりして。

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2005.01.03

アイライク演歌ベリーストロング(NHK-FM)

tyddfi すごい番組でした。さすがNHK!
 こんな番組を新年早々にオンエアするとは全く知りませんでした。たまたま、実家から自宅に帰る途中、カーラジオをつけると…。「アイライク演歌ベリーストロング!」という雄叫びが。
 聞かなかった人のためにメニューをどうぞ。


司会 湯浅学
ゲスト 横山剣(クレージーケンバンド)・秘密博士(とエンペラーズ)・サワサキヨシヒロ!
特別ゲスト 冠二郎

オンエア曲
「ワンダーワールド」 (神長瞭月)
「赤城の子守唄」 (東海林太郎)
「酒は涙か溜(ため)息か」 (藤山一郎)
「お富さん」 (春日八郎)
「骨まで愛して」 (城卓矢)
「チャンチキおけさ」 (三波春夫)
「涙の連絡船」 (都はるみ)

  <以下3曲スタジオライブ>
「 炎 」        (冠二郎と秘密博士とエンペラーズ)
「そして、神戸」     (冠二郎と秘密博士とエンペラーズ)
「シンボルロック」    (冠二郎と秘密博士とエンペラーズ)

「ユーヴ・ゴット・マイ・マインド・メッスド・アップ」  (ジェームス・カー)
「昔の名前で出ています」           (小林旭)
「自分ひとりでなんとかするよ」   (アレマイユ・アシュテ)
「さざんかの宿」               (大川栄策)
「オンリー・ザ・ストロング」   (サリド・フィート・パク)

  <以下6曲リミックス>
「浪曲子守歌 リミックス:サワキヨシヒロ!」 (一節太郎)
「釜山港へ帰れ リミックス:サワキヨシヒロ!」(増位山)
「おやじの海 リミックス:サワキヨシヒロ!」 (村木賢吉)
「まつり リミックス:高野政所(レオパルドン)」 (北島三郎)
「酒よ リミックス:DJ Sota.s」   (吉幾三)
「酒と泪と男と女 リミックス:サワサキヨシヒロ!」     

「女のみち」  (ぴんからトリオ) <宮史郎氏所蔵の自主制作盤>
「女のみち O’LE!」  (宮史郎)

 いやはや、ぶっとびすぎです。特にスタジオライヴのすさまじさ。もうめちゃくちゃでした。エンペラーズにとってはいつものノリでしょうけど、バリバリロックですから。冠二郎さんもすっかりはじけて、正直ヘタになってました(笑)。
 あと、リミックスですね。笑えました。ん?笑っていいんですよね?まじめに作ったんでしょうか?結局不明でした。
 しかし、演歌の歴史についての概説は実に勉強になりました。へえ〜の連続(演歌が演説歌だったとは…)。いろいろな新しい音楽の影響を受けつつ、今の演歌ができあがっているわけですね。なるほど、これはワールド・ミュージックですな。実際、エチオピアのアレマイユ・アシュテなんか演歌以上の演歌って聞こえました。
 いやあ、面白い番組でした。再放送しないかな。久々にエアチェックしたいですね。

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2004.10.03

AFN米軍放送(旧FEN極東放送)

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 最近AM810kHzを聞いています。久しぶりです。なにしろFENがAFNになったことすら知らなかったのですから。恥ずかしい。中学高校時代はよく聞いていました。ビルボードのヒットチャートをチェックするのが主な目的でした。だから、英語を聞いていたというより、音楽を聴いていたという方が正確ですね。
 最近は主に車の中で聞いています。私は英語は得意ではありませんし、得意になる必要もないので、勉強という次元で聞いているのではありません。だいいち、ほとんど分かりません。たまに知っている単語が耳にひっかかるだけです。では、なぜ今ごろ思い出したように聞いているのか。
 それは、やはり音楽を聴きたいからです。日本のFM局では絶対かからない、生のアメリカ音楽…カントリーであったり、ジャズであったり、ソウルであったり…が聴けるからです。それから、うるさい日本語のDJがない(もちろんうるさい英語のDJはありますが、意味がわからないので頭を通過してくれます)、AMの音質が耳に心地よい、こんなこともドライブのBGMには適しています。
 日本のFMは多局化してからというもの、本当に低レベルになってしまいました。だいたいエンハンスかけすぎですよ。ボコボコシャンシャンうるさすぎです。私が年取ったということですかね。そういえば、エアチェックという文化も今ではすっかり歴史的風習になってしまいましたね。カセットにエアチェック。大切な儀式でしたが。
 参考文献 Amazon AFNガイド (2004)アルク地球人ムック

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2004.07.08

NHKラジオ ラジオ深夜便 『こころの時代』

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 最近なぜか4時に起きています。高校時代以来ですから、もう二十数年ぶりのことです。4時といえば、ラジオ深夜便ですね。なんて、まるで老人のようですが。もうそろそろ自分も人生後半戦。折り返し地点はたぶん過ぎていると思いますので、まあよしとしましょう。しかし、こういう素晴らしい番組が、なぜゴールデンではなく早朝なのでしょう。前々からいろいろな人に、いいよ、いいよ、と聞かされてきましたが、たしかに面白いですね。
 今日は、浜松医科大学名誉教授の高田明和さんによる「脳と心の健康法」でした。なかなか刺激的でした。「言霊」「呼吸法」「坐禅」…宗教者のような発言が相次ぎました。しかし、これが真理なんだと思います。
 いつかも書きましたが、科学と宗教はグルっと回って、同じ点に着地するんじゃないでしょうか。そうなると、理系も文系もありません。外と内もありません。やっぱり般若心経は正しいのですね。そういう意味で、自分は「グルっ」の道程のどこまで行けるか、楽しみでもあります。
 だいぶ、話がそれましたが、とにかくこのラジオ深夜便には、そのグルっ(私は文系、内側向きです)の道を進むためのヒントを与えてくれそうです。やっぱり「朝起きは三文の徳」みたいです。

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