カテゴリー「教育」の1000件の記事

2020.07.07

『Shall we ダンス?』周防正行監督作品

Th_unnamed_20200708111501 日、本校の女子柔道部が栄えある「野口賞」を受賞しました。山梨の郷土研究や文化・芸術、スポーツに貢献した個人や団体に贈られる賞。生徒たちの頑張りを認めていただき、本当に嬉しく思います。

 さて、同時に文化・芸術部門で受賞されたのが、照明技師の長田達也さん。山梨が誇る映画界の巨人です(目立ちませんが)。いろいろな名監督と名作を作り上げてきた長田さん、昨年は芸術選奨文部科学大臣賞を獲っています。日本の宝ですよね(ちなみに、ジャンボ鶴田さんと同郷、牧丘町の出身です)。

 そんな尊敬する方と肩を並べたわけで、ますますこの賞の重みを感じているところです。

 さて、そんな我が校と長田さんの受賞を記念して…というわけではないのですが、この名作を久しぶりに鑑賞しました。

 ちょうど、映画好きの次女が「パラサイト 半地下の家族」を観て、「う〜ん、良かったけど、なんかしっくり来ない…特にラストが」などと言っていたところだったので、じゃあ文句のつけようのない日本映画の名作を観るかということになりまして、選ばれたのがこの「Shall we ダンス?」。

 私ももう何回も観ているのですが、ちょうど長田さんのこともあったので、今回は照明に注目しながら鑑賞しました。長田さん、この作品で1996年度の日本アカデミー賞最優秀照明賞を受賞しています。

 たしかに証明の効果が抜群の作品ですね。しかし、それは意識しないと分からない。特に最近、わざとらしい照明が鼻(目)につく作品が多いのですが、さすがそこは違いますね。

 長田さんが照明を担当した作品を初めて劇場で観たのは、おそらく「ファンシイダンス」だと思います。あれなんかも、今、照明に注目して観るとけっこう面白いですね。

 初期の周防作品は、マニアックな特殊世界を舞台にすることが多かった。そんな特殊世界、たとえばお寺にせよ、ボールルームにせよ、その「光」と「影」によって、その異次元感を表現できますよね。

 そこではある種の徹底したリアリズムが必要なわけです。もともとがフィクショナルな世界なので、それをリアルに描くことが大切。その点、この映画も実にうまく行っていると思います。

 会社や家庭という日常、ダンス教室という幽冥の境、そしてボールルームやダンスホールという「あの世」。それぞれの照明に徹底した工夫がなされていますね。

 まあ、普通に観ても本当によくできた映画だと思います。草刈民代さんのボー読みさえも、不思議な魅力になってしまうという(笑)。

 皆さんも、ぜひ、照明に注目してこの映画をご覧ください。

 そうだ、ハリウッド版(リチャード・ギア版)も観てみなきゃ。

 

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2020.06.30

賢くなること請け合い!「言葉力クイズ」

20200701-102955 こ数日、いっそがしくて笑っちゃいます(笑)。「忙」という字は「心を亡くす」と書きます。そう、忙しいと「心」がなくなっていいのです。「心」こそ「自我」ですからね。

 「心」を「亡くす」ということでは、「忘」も同じですよね。「忘」は「下心」がなくなるので、もっと良い(笑)。

 さてさて、そんな中ですので、自我ではなく他者の「言葉」を紹介します。

 言葉といっても名言とかそういうのではなくて、「言葉」に関するクイズです。

 あっそうだ、私、いちおう国語の先生だった!忘れてました(笑)。

 国語の先生的にも、このサイトは勉強になりますよ。なにしろ、「ジャパンナレッジ」ですから。クイズの質、数ともに素晴らしいと思います。国語の先生方、授業で使ってみてはいかがでしょうか。

 賢くなること請け合い!言葉力クイズ

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2020.06.19

秋山眞人さんの語る「本質(霊界)」

 日の記事で、ワタクシ流の「宇宙の本質」について語りました。語るというほどではなく、イメージだけですが。

 「本質」は目には見えません。それは言い換えれば「霊界」ということになります。霊界というと幽霊を思い出してしまう人が多くて誤解を生みやすいのですが、とにかく私たちの五感では捉えられない世界だと考えてください。

 そうしますと、とんでもなくミクロな世界とか、とんでもなくマクロな世界とか、心であるとか、量子力学であるとか、音楽であるとか、いろいろなモノが「本質」であり「霊界」であることがわかります。あるいはその入口、ヒントですね。

 そのあたりを語らせると最高に「正確」であり、そのへんの宗教家やスピリチュアル系の人とは明らかに次元の違うのが、尊敬する秋山眞人さんです。

 秋山さんとは一度しか現世では会っていませんが、どこか高い所でつながっている感覚が常にあります。出身地が一緒なんですよ。静岡県の焼津です。

 ちなみに、高城未来ラジオに秋山さんが出演し、高城剛さんと高次元トークをするきっかけを作ったのはワタクシです。

 さて、そんな尊敬すべき能力者秋山さんの、素晴らしい「本質」トークが聴ける動画が最近アップされましたので、紹介いたします。

 「神社チャンネル」で人気の羽賀ヒカルさんとの対談です。本当に私が感じていることと全く同じことを語ってくれていますので、ぜひお聴きください。

 

 

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2020.06.12

【ファミマ絶句】革命戦士・長州力の前代未聞の紙芝居プレゼンに密着!

 

 週から恒例の(今年もいつも通りでいいのか?)プレゼンシーズンが始まります。

 けっこう学校の命運がかかっている命がけのプレゼンです(マジで)。

 人前で話すのは嫌いではありませんが、ついつい話しすぎてしまうのと同様に、プレゼン画面にも情報が多すぎるとダメなんですよね。

 スティーヴ・ジョブズのようにはできないにしても、情報を削っていくのは難しい。勇気がいることです。

 …というわけで、最強のプレゼンから学ぼうと思いまして…革命戦士による革命的プレゼン(笑)。

 いやはや、最高すぎますね。これは真似できませぬ。

 もう理屈抜きです。「素」でそのままコンテンツになる長州さんって…。

 もちろん、脇を固める個性的な3人も絶妙のバランスですよね。というか、唯一まともな人間(?)である慎太郎さんが素晴らしい。

 私と慎太郎さんとの絶妙(微妙)なご縁はこちらに書きましたとおりです。

 この動画を観ながら、娘たちが「こういうおっちゃん苦手」と言っておりました。まあ、それもわかります。昭和の理不尽は令和のハラスメントですからね。いや、この人が義理のお父さんという慎太郎さん、いやいや、この人が実のお父さんいう娘さんもいるわけで(苦笑)。

 まあ、それがこうして人々を癒やすコンテンツになっているわけだからと娘たちに言ったら、「そっか、そう考えるとカワイイかも」と(笑)。

 昭和に振り切っていた男たちが、今みんな「カワイイ」好々爺になっている。それはたしかに荒魂が和魂になるという「みろくの世」を象徴しているのかもしれませんね。

 というわけで、私も慎太郎さんの絵のような、シンプルだけれども心に迫る(?)プレゼンを作ってみます。

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2020.06.10

引き波と第二波に注意

20200611-104344 ロナ対策でいろいろ大変です。山梨県は緊急事態宣言解除後、感染者が相次いでいます(感染者率全国4位)。

 それにも関わらず、観光客は増える、公立学校は一斉登校が始まるなど、本当に「喉元過ぎれば熱さを忘れる」ですね。まるで津波の引き波のように、ものすごい力で「かつての日常」に戻ろうとしています。

 「天災は忘れた頃にやってくる」ので、第二波は予想より早く押し寄せてくるかもしれません。

 私たちの「日常」は、人為的な「コト」でしかありません。それが自然の脅威(人工的なウイルスも含む)という「モノ」に触れると、大きく揺らぎます。そこに私たちは不安を感じます。まさに「ものおそろし」「ものぐるほし」です。

 安心を得たいがために、「コト」を手元に引き寄せようとします。つまり、「引き波」は自らが作り出しているのです。

 自然、つまり「モノ」にはアナロジーがあります。

 津波の引き波の恐ろしさ、また第二波、第三波、あるいは地震の余震、前震に対する本震、アウターライズ地震など本震に起因する関連地震による被害の大きさについて、私たちは知識としては知っていますが、日常的にはそれを忘れようとします。

 そうした天災が、繰り返し起きているのは、やはり私たちが「喉元過ぎれば熱さを忘れる」からでしょう。忘れなければ「天災は忘れた頃にやってくる」という慣用句は必要ありませんからね。

 日本語的にもう一つの観点から。「和魂(にぎみたま)」と「荒魂(あらみたま)」の関係です。

 たとえば日常は「和魂」の状態と言えます。それを破る、たとえばこのコロナ禍は「荒魂」です。私たちが「忘れる」のは、実はこの「荒魂」の存在を必要としているからかもしれません。

 そう、あえて「忘れる」のです。無意識の奥底には存在していますが、表層では意識しない。これは日本人の得意技であり、「国譲り」の作法とも関連しています。

 では、なぜ「荒魂」が必要なのか。それについてはいずれ詳しく書こうと思っていますが、以下の日本語の語源が全て同じだということがヒントとなりますね。

 荒し・嵐・新た・あらたか

 

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2020.06.04

「皿洗い」に目覚める?

↓ なんだかとっ散らかってますが…

Th_-20200605-102420 テイ・ホーム期間、「(新)三密」を避けながら、「(真)三密」を心がけておりましたが、もう一つ「密」を感じたのは、家族との時間が「濃密」になったということです。

 東京の大学に通っていた長女も2月からずっとウチにいます。もう二度と帰ってこないかと思っていた娘が、期せずして毎日家に引きこもっている。

 次女はやっとうるさい姉がいなくなったと思っていたら…いやいや、これはこれで結構楽しそうに姉妹でキャーキャーやっております。

 そんなわけで女子3人が1階の居間や奥の和室を占拠しており、唯一の男子たるワタクシは2階の寝室に籠もらざるを得なくなっております。はい。

 しかし、このステイ・ホームのおかげで、一旦「解散!」とも言われた我が家族が再び「濃密」な時間を過ごすことになりまして、それぞれ意外な発見がありました。

 その一つが、「男子厨房に入らず」だった男子が、なぜか厨房にいることが多くなったということです。これは発見です。

 で、何をやっているかというと、まずは皿洗い。これは今まで全くやってこなかったので、自分でもビックリしています。別に無理やりやらされている訳ではありませんよ(笑)。もともとの経緯はこちらに書いてあります。

 そんなこんなで、なんか楽しくなってきたのですが、そう、実はその徴候というか、素質のようなものは自分でも感じていました。

 というのは、私の奉職する禅宗系の学校では、年間行事として「接心」というのがありまして、生徒と先生で学校に泊まって、禅僧の修行のほんの真似事をやるんですね。その時、「典座(てんぞ)」という食事係をやりますと、家庭科の調理室をお借りして、大量のご飯を作るとともに、大量の洗い物をしなければならないのです。

 今はエセ坊主として現場の指導をしなければならないのですが、若い頃はその「典座」の仕事がけっこう得意でした。特に食器や流しに1滴も水滴を残さず、また髪の毛1本床に落ちていない状態に仕上げることに、異常に執念を燃やしていたんですね。まあ、それこそが修行と言えば修行なわけですが。

 普段の私のズボラな性格からすると、当時、自分でも意外なほどにこれにはこだわった。まあ、単純に家庭科の女の先生方がおっかなくて(笑)、怒られないようにというのもあったけれども、そうこうしているうちに「先生は完璧!」と言ってもらえたのが嬉しくて、やたら頑張るようになってしまったのですね。

 そんな自分の経験がありましたから、まあ家のちょっとした洗い物くらいはなんでもないと言えばなんでもない。今まで全く食器を下げることすらしなかったのが、なんだかもったいなかったなと思うほどに、今は楽しく皿洗いをしています。

 家族からは「世界が滅ぶのでは」と思われるほどに、劇的に意外な変化のようですが、実は自分の中でも自然なことでもあったのです。

 それでも、なんで、このコロナ禍をきっかけに、そういう本来の自分(たぶん両親譲りの几帳面さ)が表れてきたのか。それはたしかに謎です。やっぱり世界が滅ぶのかな?(笑)

 ただ言えるのは、たしかにこの皿洗いというちっちゃな行為のおかげで、家族との関係が良い方向に「濃密」になったことです。

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2020.05.31

教育用E Ink(電子ペーパー)デバイスの開発を!

↓これはBOOX Max3
Th_-20200601-93156

 日からの続き。

 遠隔授業をやっているうちに、様々な問題点が浮かび上がってきました。そのうちの一つが昨日のデータ通信量問題。

 今日は端末の問題です。

 ウチでも娘二人がそれぞれ高校と大学の遠隔授業を受けています。大学生の娘は基本iPadで、高校生の娘はお古のiPhone5S(セルラー機能なしの抜け殻)を使っています。

 ウチにはMacも何台か転がっていますが、あまりそれらを使う気はないようです。やはり慣れたデバイスがいいのでしょう。

 彼女たちの共通の悩みは、とにかく目が疲れること。特に下の娘は4インチの画面を6時間ずっと見ていますからね。

 その他の生徒の家庭でも、生徒が専用で使えるPCやタブレットがあることは稀です。結果としてスマホで授業を受けるというのが一般的。

 その結果、眼精疲労問題、そして昨日のような通信量問題やバッテリー問題も生じるわけです。

 あと「プリント問題」というのもあります。我が家には実家からもらってきたプリンタがあるのでいいのですが、意外にプリンタのない家庭は多い。そうすると、プリントを配ったり、テキストを印刷したりできないことを前提に授業を進めなければならないわけですね。

 で、こうした問題を解決し、真の教育のICT化を進めるなら、やはり専用のデバイスを作らねばならないと思います(それこそ私にお金と能力と時間があれば、今すぐにでも製品化したいのですが…)。

 どういうデバイスが必要かというと、まずは教壇、黒板代わりとも言えるテレカンツール用デバイスですね。これはタブレットで十分です。ただし、目が疲れないようにブルーライトをカットする等の工夫が必要ですね。

 そして、あとは「ノート」「プリント」「テキスト」という机上の紙媒体の代わりになるデバイスです。これは統合できます。E Ink(電子ペーパー)媒体を使うのです。

 すでにいろいろなメーカーから電子ペーパーデバイスが発売されていますが、あまり普及していないこともあって結構高価です。

 私もAmazonのKindleなどを持っていて重宝していますし、目も疲れず、またバッテリーの持ちが圧倒的に良くて重宝していますが、あれを教育現場で実用的になるようA4サイズ以上の大きさにし、手書き機能、クラウドとのデータのやりとり(プリントの配布や回収など)の機能を持たせると、現状ではかなりのお値段になってしまうと思います。

 しかし、今後日本中で、あるいは世界中で遠隔授業が一般化していくであろうことを考えると、こうしたデバイスの需要は間違いなくあると思います。大量生産されれば価格は1万円以下まで下げられると予想します。

 タブレットと電子ペーパーの一体型(分離可能)とかどうでしょう。電子ペーパーにバーチャルキーボード機能も持たせれば、A4ノートパソコンのように持ち歩いて使えると思います。

 というか、こういうデバイスを本気で開発しないと、遠隔授業は普及しませんよ。文科省もそういうこと分かってないんですよ。タブレットを配ればいいと思っている。

 マジで、どなたか作りませんか?絶対儲かりますよ(笑)。どこかに話を持ちかけようかなあ。あえての(?)キングジムさん、どうでしょう。学校と言えば「文具」ですから。

キングジム公式

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2020.05.30

教育用テレカン(遠隔授業)ツールの開発を!

Th_img_6286 が校でも分散登校が始まりました。

 ウチは独自の「ハイブリッド授業」で、生徒の安全と学習機会の保証をしています。

 簡単に言えば、クラスの半数が登校し授業を受け、その授業をZoomで残り半数の家庭に中継し、結果としてリアルタイムに直接、間接的に全員が同じ授業を受けるというシステムです。

 この休校期間中、特に若い先生方を中心にいろいろなチャレンジをし、また生徒やご家庭の協力を得て、なんとかこの態勢が整いました。

 上の写真は、あるクラスでの「ハイブリッド授業」の様子です。黒板の左側にはプロジェクターで家庭にいる生徒たちの顔が映し出されいます。これで一応全員の姿が教室に存在するということになりますね。

 このシステムは想像以上にうまく機能するのですが、実は大きな問題点があります。このシステムというか、いわゆる「遠隔授業」全般に関する問題点ですね。テレカン(テレビ会議)の問題点。

 それはデータ通信量が莫大であるということです。だいたい1分20MBくらい、すなわち1時限の授業でだいたい800MB〜1GBのデータが行き来するのです。

 学校の方はともかくも、家庭での通信環境によっては、これは非常に負担が大きい。Wi-Fi環境のない家庭もけっこうありますし、そうすると生徒のスマホのセルラー回線を使うことになり、契約プランによってはすぐに通信制限を招いてしまうことになります。

 各キャリアが特別措置として、たとえば学生は50GBまで無料で提供したりしていますが、50GBとはすなわち授業50時間分にしかならず、それでは2週間持ちません。

 今後再び休校になったり、分散登校が続くようであれば、これは大問題となります。教育の機会の不公平が生じるわけですから。

 ですので、私はぜひとも日本国内のベンチャー企業にでも、「軽い」テレカンツールの開発をお願いしたいと思います。

 実際のところ、生徒の画像は滑らかな動画である必要はありません。静止画を2秒間隔で並べる感じで十分です。パラパラ漫画というか紙芝居レベルでいいのです。それだけでもかなりデータ量が削減できるでしょう。

 データ量を減らすによって、デバイスへの負荷も低減できます。現状では、スマホやタブレットのバッテリーの消耗が非常に激しく、たとえば6時間の授業を連続して視聴するのは難しい。充電しながらというのも可能ですが、バッテリーへの負担が大きくなり寿命を縮めてしまいます。

 ですので、ぜひぜひどなたか開発してくださらないでしょうか。現在、テレカンツールは、Zoom、Googie Meet、Microsoft Teams しかありません。

 自分にそういう技術があれば、さっそく開発して一儲けするのですが(笑)。いや、儲けるは冗談として、これから公立校でも遠隔授業をするようになれば需要がすごいことになると思いますので、絶対に必要ですよ。

 どなたかお願いします!

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2020.05.29

『きみはいい子』 呉美保監督作品

 

 近、夜中か早朝に1本映画を観るというのが習慣になっております。

 今日の未明に観て、めちゃくちゃ感動したのがこの映画です。富田靖子さんシリーズで何気なく選んだのですが、うん、今まで観た映画の中で間違いなくベスト10に入ると思います。

 ものすごく丁寧に作っているなあというのが理性的な感想。言葉にならない涙が溢れたのが、感覚的、本能的な反応。

 そのバランスが素晴らしかった。これは実に映画的な映画です。映画の素晴らしさ、奥深さを堪能できました。

 児童虐待、痴呆、自閉症、学級崩壊…それらをこうして文字で並べてしまうと、なんとなく観るのが辛い、暗いイメージになってしまうと思いますが、実際の感想は全く逆。なぜか温かい気持ちになり、日々を生きる勇気が湧いてきます。

 原作が優れているというのも事実でしょう。しかし、それ以上に、ここまでリアルに映像化した監督さん、役者さん、子供たち、スタッフの皆さんに心から敬意を表したい。

 一昨日紹介した「トゥルーマン・ショー」とは、あらゆる面で対照的ですが、これもまた映画、あれもまた映画。それが映画の素晴らしさですね。

 こちらは、どこにでもある街の、どこにでもある日常。主人公がいるわけでもなく、しかしみんなが主人公。登場人物の、それぞれの傷は、観る人自身のどこかのピースに必ずフィットします。誰もがどこかに共感、共鳴できるから感動する。

 傷があっても、欠陥があっても、こうしてお互い補い合って、抱きしめ合って生きているという幸福感。ハッピーエンドではないし、完全な解決には至りようもありませんが、しかし、もうそれでもいいんだという安心感。

 これは、親、教員、いや全ての大人に観てもらいたい名作ですね。

 誰かの演技をほめようと思いましたが、全員素晴らしすぎるのでやめます。特に子供たち。なんでこんなに自然な演技ができるのでしょうか。もう演技という枠を超えてしまっているのかもしれませんね。奇跡的だとさえ感じました。

 これは本当におススメの映画です。この映画に出会えて良かった。つないでくれた富田靖子さん、ありがとう。

Amazon きみはいい子

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2020.05.22

オンライン(遠隔)授業の楽しみと新たな学び

Th_-20200523-124809 日は、中学3年生のオンライン授業があったのですが、オンラインならではということでの試み、スペシャルゲストをお呼びするというをやってみました。

 ゲストは安藤美冬さん!

 これが本当に生中継したいほど、素晴らしすぎる授業になりました。もちろん私は生徒側(笑)。miffyさんが生徒たちの質問に答えるのですが、その臨機応変かつ的確なお答えで、またその表現方法も完璧に素晴らしく、それこそ生徒である私もめちゃくちゃ勉強になりました。

 miffyさんもご自身のブログに書いてくれました。

 miffyさん、ありがとうございました!またぜひ!

 オンライン授業の楽しさというのは、いつもの教室ではできないことができることです。

 よく先生たちにも言うのですが、オンラインに限らずICTを教育に導入しようとすると、今までの黒板や紙ベース、そして一方通行の授業を機械の上で再現をしてしまう罠にはまるんですよね。

 まったく違うプラットフォームなのですから、同じこともできる部分はありますが、基本全く違った発想で取り組まなければならない。

 そこはやはり柔軟な思考を要します。そういう意味で、若い先生が多いウチの学校では、かなり新しいことをやっていると思いますよ。

 ちなみにおふざけと思われるかもですが、私、オンラインでできることとできないことを峻別するために、いろいろな古典的な遊びをオンラインでやってみました。たとえばできるのは「にらめっこ」とか「だるまさんがころんだ」とか「借り物競走」とか「しりとり」とかですね。

 とりあえずできないのは「かくれんぼ」「おにごっこ」「球技」など。

 そのできることと、できないことを分析すると、面白いことがわかってきます。これは学問の入り口です。

 そして、できないと思っていたことを、新しい発想やテクノロジーでできるようにする。これがイノベーションです。

 今までの教室ではできなっかた学びの機会ですね。

 来月には学校が再開しそうです。もちろん嬉しい反面、ちょっと寂しい気もします。元に戻ろうとする力が強く働くのでしょう、世間では。

 しかし、この数ヶ月の体験を無にしてしまう、単なる思い出にしてしまうのはもったいない。これを今後も活かせるかどうか。私たちはチャンスを活かせるのか。バージョンアップできるのか。これから試されることになりますね。

 

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