カテゴリー「教育」の1000件の記事

2019.05.23

『ジャパンスピリット』 小田全宏

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 日づけの記事で紹介いたしました「富士山を世界遺産にした男」小田全宏さん。
 小田さんから丁寧に印刷されたこの書籍が送られてきました。一気に読み終わり、実に爽快な気分です。
 書き下ろしだとおっしゃっていましたが、ものすごく充実した内容でして、これをこうして無料で配布するだけでも、さすが小田さんという感じですね。
 古事記・日本書紀の神話に始まり、現代のこのグローバル社会における日本の立ち位置まで、本当に広汎な話題の中で、はたして私たちが後世に残すべき日本の姿、心とはなんなのか、しっかり考えさせてくれます。
 そして、なにより、この文章自体が日本人らしさを表現してくれています。謙虚で優しく易しい。言向け和すの醍醐味です。
Japanspiritlogo150x150  
この前お会いした二日間でたっぷりお話した内容も含まれていました。まさに波長が合うという感じで、いつまで経っても話が終わらず、またお互いにうなずくことばかり。そう、私の基本的な考えもこの本に書かれているとおりなのです。
 本当なら私もこういう本を書きたいところですが、もう、こうして小田さんが書いてくださったのでよしとします(笑)。
 とにかく無料でこれだけの勉強ができるわけですから、ダウンロードしない理由はありません。ぜひ!
 Kindle版もありますよ。オフィシャルサイトからどうぞ!

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2019.05.11

タブレット純さん

Th_-20190512-113828 日の記事にもちょっと出てきました「タブレット純」さん。ご存知ですか?
 昭和歌謡とお笑いにかな〜りうるさい我が家の中で、全員が最も会いたい歌手・芸人さんの一人が、このタブレット純さんなのです!
 もうほとんど尊敬というか崇拝の領域にまでなっております。
 元和田弘とマヒナスターズのボーカリスト。歌が超うまいのは当たり前。そして、なんと言っても、ちょっと弱気キャラなピン芸人さんとしても、とにかくツボにはまりまくりなのです。
 特になんちゃって歌謡曲歌手であるウチのカミさんのどハマりようはすごいですよ。同い年のようですし。あっそうそう、国際プロレスファンというところも、ウチの夫婦と一緒(笑)。
 あの独特の緩急、間、ギャップ…コント部としても、本当に学ぶべきところがたくさんあります。そんなタブレット純さんのネタ動画をいくつか紹介しましょう。その代表的なものが、昨日書いた「算数の問題」ネタです。これも「共通体験」ですよね。
 そのほかのネタも「日常」という「共通体験」がほとんどです。まあ「あるある系」と言ってもいいのですが、そこに哀愁が漂っているのが特徴ですね。ぴろきさんもそんな感じ。自虐ネタとも言えますが、なんか自虐が美にまで昇華されているような(笑)。
 いつかウチの学校に呼びたいなあ。ホンモノの歌とネタとものまねと、そしてギター(ギタレレ?)を生徒たちにも聴いてもらいたい!まさに芸道ですな。

 あらら、田渕純さん時代に河口湖円形ホールにいらしていたのか!それもヴァイオリンはワタクシの昔の演奏仲間、水谷美月さんではないですか!なんとまあ…不思議なご縁。

タブレット純ブログ

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2019.05.10

光村国語教材で漫才

Th_e7328528a3594f789e372ef7c4304f35 日の記事にも出てきた世代を超えた共通体験「光村の国語教科書」。いや、私は嫌いではありませんよ。しかし、この圧倒的なシェアを誇る教科書が、日本人全体に与えている影響は小さくないと思います(ちなみに我が中学では光村は使っておりません)。
 最近はだいぶ変わりましたが、以前は「国語」が「平和教育」になっていたり、「道徳教育」になっていたりで、ちっとも文学や言語のお勉強として頭に残らなかった。それで特に大学受験で苦労することになるということが普通にありました(国語の勉強のしかたがわからない、国語はセンスだ!という共通体験)。
 で、ちょっといじわるでアマノジャクなワタクシは、その「共通体験」を逆手に取って「笑い」の世界を構築してみました。
 私は、中学校でコント部(仮)というのを勝手に立ち上げ、勝手にその顧問に就任しているのですが(笑)、これがなかなか教育的効果が高く、案外にも多くの方々から評価していただいています。
 コントや漫才という表現を通じて、本当にいろいろなことを学び、大げさでなく人生が変わっていきます。特に私は比較的地味な生徒を無理やりスカウトして、コントや漫才をやらせることにしています。普段からおちゃらけているヤツは希望しても入部できないんです。
 で、彼ら彼女らが演じるネタはですね、これはなかなか生徒自身が作るのは難しい。だいだい私が作ります。その時、気をつけるのが内輪ウケにならないようにすることです。つまり「共通体験」をネタにするとういことですね。
 たとえば、今日紹介するネタは、中学の文化祭で発表したものでして、会場には生徒、先生、保護者はじめご家族と、本当にいろいろな世代が来ているわけですね。そうしますと、全員、全世代にわかるネタをやらねばならないわけです。
 その時に有効だったのが、「光村の国語教科書」だったわけです。これは盛り上がりましたよ。みんなの心に残っているからこそでしょう。
 タブレット純さんなんかが、「算数」のネタをやってますが、「国語」はあんまりないんじゃないでしょうか。では、どうぞ。皆さんはいくつわかりますか?

ど〜も〜。
Aいやあ、ぼくたちも中学2年生になりましてね、なんだか小学校時代がずいぶん昔のような気がしてきましたね。
Bなつかしいですよね。
A特に思い出すのが、国語の教科書にあった物語。
Bああ、なんとなく忘れられない話が多いですよね。
Aどんなのが記憶に残ってる?
Bう〜ん、やっぱりまずはあれ。なんだっけな。あの…おじいさんが「うんとこしょ、どっこいしょ」って引っ張るやつ。
Aああ、「大きな…」
B「こぶ!」
A「かぶ」じゃないの?
Bいや、悪いじいさんといいじいさんの…
Aああ、「こぶとり…」
B「な、じいさん」
A単なるデブなじじいじゃねえかよ。
Bそれから、あれね、戦争の悲しい話。
Aああ、戦争ものもあったね。
B「ちこちゃんのかげおくり」
Aボーッと生きてんじゃねえよ!「ちいちゃんのかげおくり」だろ!
Bあと悲しいっていったら、「大造じいさんはガン」
Aさっさと入院させろよ。「大造じいさんとガン」だよ。
Bそれから、謎なのは「やまなし」。
Aクラムボンか。
B(小さく)ふふ、ふふふ、…(大声で笑う)カープ、カプ、カプ…
Aあぶねえよ。クラムボンって何者だ?たしかに謎だ。
Bあっ、あと、「ごんぎつね」。
Aああ、あれも悲しい話だったよね。特に最後は泣いたね。
B「ごん、おまえだったのか。いつもタンスに隠れていたのは…」
Aそれは「タンスにゴン」だよ!防虫剤の話じゃねえよ。
Bあとあれだな、「スーホの白いホース」
Aまぎらわしいよ!「スーホの白い馬」でいいよ。
B「ムチムチな木」
A「モチモチの木」だろ!
Bあと、なんかあったっけ?
Aええと、あっ、ほら、みんな赤いんだけど、中に黒いのが…
Bトランプ?
A違うよ、ほら、生き物の…
Bああ、赤カビの中に黒カビがはえて…。
Aそれはお前が1ヶ月前に給食で残したパンがロッカーで見つかった事件じゃねえか!そんなの教科書に載ってねえよ。魚だよ。魚。小さい魚。
Bああ、出てきそうで出てこない…
Aほら、「ス」…「スイ」…
B「水曜どうでしょう」!
A昔の深夜番組だよ!お前小学生のくせに見てたのかよ!
B「水曜日のダウンタウン」!
Aそれは俺たちが出た番組だろ!水曜日から離れろよ。「スイ…」
Bん?…「スイマー」?
Aおしいよ、かすってるよ。
B「スイマ…セン」
Aあやまらなくていいよ。「スイミー」だよ、「スイミー」!
Bああ、「シェイミー」ね。
Aそれはポケモンだよ!もういいよ。

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2019.05.09

学校=刑務所!?

Th_51nyeuytnfl_sx306_bo1204203200_ リエモンがTwitterでいいこと言っていますね。「学校」を否定しまくってくれています(笑)。

「正直あんなにつまらない場所にスマホとネットがある時代に通わされるって刑務所に通わされてるようなもんだよな。それがわかるだけに辛いよね。俺らの頃はそれしか選択肢がなかったからまだ幸せだった」

 期せずして昨日の記事の続きになりましたね。勉強はもちろん、スポーツにせよ、文化活動にせよ、友だちとの交流にせよ、「青春」を謳歌するにせよ、別にその舞台が「学校」でなくともよいと。なるほどそのとおりです。
 学校というところは、ある意味ノスタルジー満点の老舗商店みたいなところなんですよ。世代を超えて同じ体験をする。光村の国語の教科書で同じ教材を学ぶ。戦争の残り香ぷんぷんの軍隊式体育や部活動や先輩後輩関係を体験する。それが世代を超えた「語り草」になるのです。
 それだけ…などと、現役の教師、それも責任ある立場の教師が言うと怒られちゃいますかね(笑)。でも、いったい誰に怒られるのでしょう。
 まあこう書きながら、ずいぶん極論だなあとツッコミを入れる自分もいますが、反面、たしかに間違ってないよなと思う自分もいるのです。
 そういう意味では、ホリエモンにスカッと言ってもらって爽快な気分です。そこに乗っかって、自分もちょっと学校に、社会に楯突いてみたり(笑)。
 私は刑務所には入ったことがないので、学校=刑務所とは断言できませんが、なんとなくは分かります。ただ、どうでしょう。刑務所では案外好きな本を読めたりするらしいじゃないですか。学校で眠くなるつまらない授業を聞かされるよりも、刑務所の方が結構自由があるかもしれませんよ。
 実際のところ、ホリエモンだから言える、できるんだという意見もありましょう。ごもっともです。そう、逆にですね、学校や刑務所でやることを上から指示されて…という方が楽だ、自分で考えるよりそっちの方がいいという人もいることでしょう(それなりの割合だと思います)。
 ですから、結論としては、学校に行きたい人は行けばいいし、行きたくない人は行かなくてもいいというのが、世の中の若者たちにとって幸せな状態かもしれませんね。仕事をしなくてもちゃんと生きていける人もいるような時代ですから。

Amazon すべての教育は「洗脳」である 21世紀の脱・学校論

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2019.05.08

日本の学校教育…

5cb7e5081f000053017f1eea 月Twitterで評判になった、九産大生による「日本の学校教育」グラフィック。
 あらためて見ると、なるほどその特徴、問題点をよく表していると思います。
 本来同じ形にならないはずの目玉焼きが、四角く切りそろえられ、そして、日の丸になっていく…。
 日の丸に関しては、黄身の色がその意味合いを少し和らげてくれていますね。結果として、戦前の教育との差別化も図れていて秀逸です。
 私は、教育現場から悪しき「軍隊文化」「軍国主義」を払拭しようと戦っている者ですが、しかし一方で、北欧の学生や先生方と交流するようになってから、一概にこっちがダメで向こうがイイということではないなと気づき始めています。
 そう、北欧の皆さんからすると、日本の「軍隊式教育」が新鮮に見えたり、優れて魅力的に感じたりするのです。個性や自由を尊重し、アクティヴに教育活動をすればするほど、大人になった時の社会性が失われ、個人主義が横行する…これもまた、「理想的な北欧式教育」の現実なのでした。 
 正直、昭和の時代には、戦後日本の復興を促す意味で軍隊式教育がうまく機能していました。平成ではそれをそのまま受け継ぎ…親も先生もみんなそういう昭和の教育を受けてきたので、誰も疑問に思わなかった…結果として、日本の国力は右肩下がりになってしまいました。
 失われた30年の根底には、そういった教育があったと思います。つまり、学校が変わらないから社会も変わらなかった。それこそ卵の鶏じゃないですが、卵の形が切りそろえられ続けましたから、当然社会もそのままだったと。
 では、令和の教育はどうあるべきなのか。今、本当に真剣にそれを考えています。なんだかんだ、幼稚園と中高で教えている私においても、自分が経験してきた教育の再現に陥ってしまうシーンがほとんど。少なくとも、そこで思考停止するのではなく、理想に向かって挑戦、失敗し続けなければと思うのです。
 現実はとても厳しいし、理想論だけではどうにもならないことも、現場の人間として痛いほどよくわかっています。もちろん抵抗勢力もあります。それも無意識的抵抗勢力ですね。つまり、意識付けから始めなければならないのです。

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2019.05.07

アップル流「子どものやる気を最大化する」方法

Th_51asbmplval 年度から中高の副校長と幼稚園の園長を兼務することになりまして、まあ、それなりに忙しく、しかし楽しく毎日を送らせていただいています。
 加えて、新しい学校、全く新しい教育を目指す学校を創ろう!というお誘いもたくさんいただき、これはこれでライフワークとしてぜひ実現したいと思っている次第です。
 新しい教育と言っても、決して「今」生きている人たちのアイデアだけでなく、昨日の話ではありませんが、過去の偉人が21世紀に、あるいはその先の未来に妄想した教育をも参考にしたいと考えています。
 たとえば、昭和の吉田松陰と言われた仲小路彰が、戦後すぐに提示した教育論、学校案は実に面白い。素晴らしい。ここにはまだ紹介できませんが、今読んでも実に新しいし、実現できていないことがほとんどです。
 そのように、様々な時代の様々な偉人たちの教育論を勉強させていただいています。そんな中、今日興味を持ったのは、「今」の偉人たちの教育論。
 
アップル流「子どものやる気を最大化する」方法です。 


 スティーブ・ジョブズの教育観に共鳴したという、Appleの教育部門で活躍するジョン・カウチ。彼の教育論の柱は次の3本。


・生徒に選ばせる。
・不可能だと言わない。
・失敗することを後押しする。


 なるほど、私も含めて、今の日本の教育はこの真逆をいくことが多い。


・生徒に選ばせない(全員に同じことを強制する)。
・不可能だと言う(無理だと言ってあきらめさせる)。
・失敗させない(失敗を恐れる、成功体験だけを求める)。


 正直、日本流にやった方が、教師としては楽でしょう。しかし、それは実は教師でなくともできることです。本来なら、教師は、「生徒に選ばせるプロ」「不可能だと言わないプロ」「失敗することを後押しするプロ」であるべきです。
 そう、逆にですね、現場では、「俺が選んでやった」「俺があきらめさせて正しい道に導いてやった」「俺が成功させた」ということに「プロ」を自負している教師が多いのです。困ったものです(と、自分のことを棚に上げて言う)。
 「グリット」、この言葉も興味深いですね。すなわち、「目標を追い求め続ける粘り強さ」「才能を維持し使い続ける力」のことです。
 これには、やはり未来に原因を作るという、私がいつも主張している「時間観」が必要なってきますね。未来のことをどれだけ覚えているか。たしかに今の日本の学校の多くのテストは、その力を計るのではなく、過去の記憶がいかに残っているかを計っていますよね。
 さて、私は自分の人生の中で、自らの理想の教育を実現できる「場」を作ることができるのでしょうか。いろいろな方々の協力を賜りたいと思います。


Amazon Appleのデジタル教育  

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2019.05.05

【討論】希望の未来・子供を産み育てること

 どもの日にちなみ、この討論を見ました。
 なかなかユニークなメンバーが集まり、いろいろな意見が聞けましたね。
 なるほど男性の収入が倍になれば、女性は専業主婦になれますな(笑)。
 いずれにせよ、様々な家族のスタイル、結婚のスタイル、パートナーのスタイル、子育てのスタイルが容認される世の中になると良いですね。
 たしかに、最近の男性には母性があり、女性には父性があるように感じますし。型にはまらない、過去の常識にとらわれないことが、未来の子どものためにもいいような気がします。
 保守派の討論番組なので、女性は家庭で良妻賢母たれ!となるのかと思いきや、案外自由で多様な発想が飛び交って良かった。

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2019.04.18

THE YELLOW MONKEY 『9999』

Th_61yalk3kehl れしい。くやしい。かっこわるい。かっこいい。オレも頑張るぞ!
 イエモン19年ぶりのニューアルバム。昨日発売になりました。昨日からずっと聴き込んでおります。同世代として、こういう成熟ぶりを見せてくれると本当に刺激になります。
 もう細かいことは書きません。書きたいけれど書きません。音楽についてずっと語ってきましたが、もう語るのをやめて、ひたすら聴こうと思わせてくれるアルバムです。
 ただ一言。やっぱり吉井和哉の歌詞はすごい!これってある意味、私の人生に対するアンチテーゼですよ。だからこそスカッとする。
 ここからはあえて「吉井くん」と呼ばせていただきます。後輩の吉井くんにこれだけ気持ちよく挑発されると、オレも黙っていられなくなるよ!
 そう、吉井くんは中学の後輩。イエモン再集結の少し前には、本当に不思議なご縁から(ライヴで拝顔していたのを除けば)ウン十年ぶりに再会して、中学時代のことや、志村正彦くんのことについて話しました。吉井くんと「大岩中央スーパー」の話したのは、たぶん私だけです(笑)。
 まあある意味、それだけ共通した青春の記憶があるということです。あの鬱屈した、カッコつけてもカッコ悪い時代の風景を共有している。そして、彼はこんなにカッコいい五十代になっている。オレだって負けていらない!本気でそう思うのでした。
 アンチテーゼというのは、彼が全く勉強をしない少年だったことに起因します。そう、つまり、私はまあ比較的優等生で、それなりに文学や言語の勉強をして国語のセンセイになり、なっちゃって歌人をきどったりしているワケですが、彼はですね、そんな勉強はしていないのに、しかし、今や現代日本を代表する「詩人」になっているわけですよ。
 学校で習う、お行儀の良い日本語なんかからとっくに自由だから、だからはっとさせられる詩を書くことができる。悔しいけれど、私には絶対に不可能です。たとえ中学時代に戻って、彼と同じように学校をさぼっても(笑)。
 それと気持ち良いくらいに嫉妬してしまうのは、こんな音を奏でる、こんなアンサンブルのグルーヴを出せる仲間が彼にはいるということに対してですね。今回のアルバム、本当にそれぞれの楽器の音がすごい自己主張しているのに、しかしそこに共通の「愛」があるからか、全体としては不思議と落ち着いたバンド・サウンドになっている。それだけでも涙ちょちょぎれです。
 あと、やっぱり「愛」なのは、エッジのきいたロック・ナンバーと、実に優しいバラードのバランスの良さですね。荒魂と和魂の幸せな融合、融和。泣けます。
 ああ、結局、語ってしまったではないか。チクショー!吉井和哉、いや一哉にすっかりやられてしまった。悔しいから武道館行きます!

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2019.04.15

トロッコ問題

 Th_d33enk3u0aanz2f 々ネットで話題になる「トロッコ問題」。学校でもよく使われる「教材」です。
 学校で教材として使うと、多くの生徒が第三の解答を求め始めます。つまり二択は難しいわけですね。難しいから問題なのですが。哲学的、倫理的な問題だと言われると余計に難しい。人間性を試されているような気がするからです。
 個人的な感情を排して論理的に考えると、実は答えは一つになります。自動運転の研究の中で、このトロッコ問題が問題になっているかと言えば、実は問題になっていなくて、答えは一つです。AIには個人的な感情はプログラミングされていません。
 しかし、その無感情こそが問題になるわけです。そこを授業でやると面白い。
 たとえば、横断歩道を渡る6人がいるところに車が突っ込むとする。前の3人は歩くの早い若者、後は遅い老人だとすると、ハンドルはどちらに切られるべきか。これが前の二人が犯罪者、中がニート、後が東大生だったら…とか、そこに動物や知り合いやいろいろなものを混入させていくと、どんどん生徒は迷うようになり、答えが何種類にもなっていくことを実感します。
 それがAIだと答えは一つであると説明すると(もちろん極論です)、「自動運転なんかいらない!」とだいたいの生徒が言い出す。面白いですね。シンギュラリティはこの時点ですでに実現不可能になるわけですね。
 さらにもっと複雑でほとんど無限の可能性のある「現実」で考えていくと、結局その刹那の直感で決断していくしかないことが分かってきます。
 こういう難問にぶち当たらせると、生徒はだいたいふざけ始めます。第三どころか第四、第五の、ほとんどウケ狙いの答えを提示するようになってくる。
 つまりお笑いとは、複雑すぎて解決困難な現実問題の昇華であることがわかりますね。そういうところまで伝えると生徒はとっても嬉しそうな、安心したような表情になります。
 ちなみに、トロッコ問題について、私は個人的な感情込みでも一つの答えにたどり着きます。すなわち、ポイントを切り替えて一人の作業員の方に向かわせるという決断です。
 それはある意味では第三の解答ということになるかもしれませんが、未来の不確定性を考えると、つまり、未来は変えることができる可能性があるということを考えた時、作業員がなんらかの方法で逃げて、あるいは突然の大地震でトロッコが脱線するとかして、死者が出ないですむ可能性を考えた時、その死者が出ない可能性というのは、明らかに一人の方が高い。
 これは何人が亡くなるかというマイナスの視点ではなく、何人が助かるかというプラスの視点からの判断です。
 一般的に、何人が亡くなるかという観点からすると、そこに倫理的、道徳的な「感情」が発動してジレンマが発生します。5人のために他の1人を殺してもいいかというジレンマですね。命を数値化することに対する抵抗もある。
 そこでプラスの発想ができるのも、実は様々な判断を下す際のコツのようなものなのでした。

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2019.04.13

上野千鶴子のボケ祝辞

Th_-20190414-163330 ケ祝辞シリーズ(?)。
 いや、これってボケですよね?
 たけしさんが東大でこの祝辞を述べたら、それはそれで面白い!ということになる。
 なんで、これが絶賛されたりするのでしょう。
 いや、内容はいいのです。上野千鶴子さんのご著書も何冊も読んでいますし。この時代ですから、まあフェミニズムも認めましょう。
 しかし、これは祝辞ですよ。祝辞。入学式の祝辞です。お祝いです。
 だから、「ボケ」なんですよ。祝辞としてボケているわけです。
 まあとにかく読んでみてください。

東京大学学部入学式 祝辞(上野千鶴子)

 自説をとうとうと述べる場ではないでしょう。女子学生だけではないし、女子学生にしても様々な人がいる。男子学生にだってまともな人がいる。
 これを東大らしいとするなら、私は憂えますね、東大を。
 「場」というものがあります。その「場」をわきまえないのというのは、どうなんでしょうか。
 昨日書いたように、たけしの祝辞は、その対象たる天皇陛下への理解と愛の賜物でした。はたして上野さんの祝辞は、その対象たる新入生への理解と愛に満ちていたでしょうか。
 社会問題を解決してほしいという願いがこめられているのはわかりますが、ご自身の専門分野の話をこんもりと押し付けるのは、さすがにちょっと違うと思います。
 こうして東大新入生以外の人たちの賛否両論を巻き起こすのが目的だとしたら、それは成功したかもしれませんが、それではますます「場」の「祝辞」ではありませんね。
 現場で聴いていた方々、つまり新入生とその保護者の皆さんの正直な感想を知りたいところです。
 

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