今日は11日間にわたるツアーの千秋楽。東京の御徒町にてたくさんの方々と交流いたしました。皆さんの熱量も素晴らしかった。涙を流される方もいらっしゃって、私も思わず感極まったシーンがいくつか。感謝です。
懇親会でおいしい日本酒をたらふくいただき、東京駅へ移動。21時45分発の「かいじ57号」で大月へ。久しぶりの山梨です。
八王子まで参加者の方とご一緒いたしました。いろいろマニアックな話で盛り上がっておりましたから、あっという間に八王子に到着。そして、列車は闇夜の世界に入っていきます。まさに生黄泉の国に進入していく感覚。
そう、あの中央線の、高尾以西の侘しさはある意味都市伝説となっているほど。仕事で疲れて寝過ごし、気づくとそこは地獄…いやいや黄泉の国。
普通列車の終着駅大月にはかつては宿泊施設もなく、また夜中までやっている飲食店などもなく、とにかく途方に暮れるという話はある意味有名でした。
今では大月駅裏に東横インができたので、そのような恐怖を味わうことはなくなったのですが、たしかに東京都民からすると、ほんの隣にこういう異世界があるというのはある種恐怖であり、またなんとも魅惑的でもあることでしょう。
さて、かつてはケチって普通列車で東京から大月まで帰ることが多かったのですが、最近は体力的なこともあって、けっこう特急を使う機会が増えました。
1000円弱の料金差で、あれだけ快適に過ごせるとなると正直クセになります。あの侘しさがちょっとしたゴージャスさに変わるわけですから、これはお買い得と言えましょう。
私はいろいろな車両に興味があるので、いつも号車を選んで予約します。今回はとうとう11号車まで来ました(笑)。かいじの車両はE535系。11号車はモハE352-0。トイレ・洗面所を備える中間機動車です。
かつてのE351系は「振り子式車体傾斜方式」で、それはそれなりに画期的な効果を生んでいました。曲線、蛇行の多い中央本線において、ある程度快適な高速走行をするには必要不可欠なシステムでした。その進化系であるE353系は「空気ばね式車体傾斜方式」を採用。これがまた非常に優秀です。
ところで、いろいろ物議を醸している、あの座席ランプ、たしかに違和感がありますね。空席が赤ランプというのが…ちゃんと指定席券を買っている人視点というのはわかるけれど、座ろうとする人視点からすると、やはり赤が点いていると心理的に座っちゃダメ?って思ってしまう。座るまではみんな座ろうとしている視点なので。
いずれにせよ、最近、全国の鉄道に乗る機会が増えまして、幼少期の鉄道マニア魂が復活しつつあるのを感じております(笑)。
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