カテゴリー「美術」の238件の記事

2022.08.13

「みんな仲よく」の信念(サンリオ辻名誉会長)

20220814-94829 ンリオ名誉会長辻信太郎さんのロング・インタビューが素晴らしかった。

「戦争だから仕方ない」みんなそう思っていた──サンリオ辻名誉会長が語る軍国主義教育の恐ろしさと、「みんな仲よく」の信念 #戦争の記憶

 サンリオは「山梨王」という都市伝説が生まれることからもわかるとおり、山梨が誇る世界企業となったサンリオ。

 サンリオの前身である「山梨シルクセンター」と仲小路彰の関係についてはこちらに書きました。

 今、私も全く想定外のところでシルクと関わることになっており、まったく不思議な運命を感じずにはいられません。

 私も辻さんと同じく、「みんな仲よく」「世界平和」を目指してのシルク活動です。

 シルク産業からキャラクター産業へと転身したのは、まさに時代の変化を先読みした辻さんの先見の明でした。

 明治時代以降の絹織物産業は、結果として多くの武器を生むこととなり、あの戦争を遂行させる原動力となりました。また、一方で、機械化から取り残された地方の絹織物従事者から仕事を奪い、結果として天理や大本のような新宗教を生むに至りました。

 その点、戦後の絹織物産業は一気に衰退しましたが、一方でそれは新たな産業を生み、そのうちの一つがアニメやマンガなどに象徴されるキャラクター産業です。

 キャラクターという物語の力は、まさに象徴の力であり、それは象徴的であるからこそ、物質的な奪い合いがなく、結果として平和を招来するものです。

 そして、今、私が手掛けている「シルク絃」の開発は、音という象徴の世界を使って世界を変えようというものです。まさに「みんな仲よく」の調和の世界を作りたいのです。

 辻さんのような成功が待っているのか、それとも失敗に終わるのか。今年はその大切な年になりそうです。山梨の偉大なる先人に学びながら、負けないように信念を持って頑張りたいですね。

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2022.07.28

Origami-lite 蓮花 (カメヤマローソク)

Th_71t4cow4dql_ac_sl1200_ の初盆のために購入。

 これはシンプルですが、なかなか美しい。お盆の時だけ出してきて使うには、ある意味もったいない。

 インテリアとして間接照明的な使い方もあるでしょうし、乾電池式なので災害時の照明としても使えそうです。

 ポリプロピレンの花びらが重なっているだけの構造ですので、明るい時にまじまじとのぞき込むと興ざめしてしまうのですが、こうして明かり(LED)を灯すとその陰翳が美しく現れます。

 Origamiと称しているのは、まあイメージでしょう。蓮の花と称しているのもイメージと言えばイメージですね。

 リアルにこだわらないで、イメージに徹したところが良かったのでは。

Th_lay91_23040000 カメヤマローソクさん、地味なローソクやお線香の世界を現代的にアレンジして、とってもオシャレで楽しい製品をたくさん開発しています。

 ペットの供養用キャンドルやお線香なんか、面白すぎますよね(笑)。シローさんの1周忌のために買おうかな(もう過ぎちゃったけど)。

 LEDがリアルな炎を表現できるようになりつつあり、安全性の意味からも今後はそちらが主流になっていくでしょう。

 なんだかんだ言って、私たちはあの光のゆらぎが大好きなのですね。たしかに癒やされます。

 この蓮花はゆらぎませんが、いくつかのゆらぎモードを加えてもいいのではないでしょうか。基本的なコンセプトとデザインは秀逸ですので、AC電源と様々な光のアレンジを装備した上位機種が出てもいいかなと思いました。

カメヤマローソク公式

 

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2022.07.21

ミャクミャク様

Th_-20220722-65144 うすでに私ごときがいろいろ言うまでもないわけですが、ミャクミャク様がすごい。

 これは日本ならではの現象ですね。

 縄文起源のゆるキャラの時代は終わり、もののけ的・妖怪的な「こわカワイイ」時代が再来するのでしょうか。

 鳥海不二雄さんの分析、論評が面白い。

ミャクミャク様はいつミャクミャク様になったのか

 もののけ、妖怪のカワイイ化は、それなりに時間を要するはずなのに、現代はスピーディーでして、なんと発表から5分後には「神格化」=「カワイイ化」が行われたようです。

 いやいや、神格化=カワイイ化というのはまずいか。カワイイの前段階として「とうとい」があるんですよね。

 「とうとい」は、その外見的な要素だけでなく、キャラクター設定、すなわちそのモノの人生(?)というかモノガタリが重要な要素となります。

 さらに言うと「関係性」ですね。事実、ツイッターの「作品」たちの中には、ミャクミャク様を何らかの他者と絡ませることによって、その関係性から「とうとい」や「カワイイ」を現出させています。

Th_-20220722-65204 これは「ものまね」です。つまり「モノを招く」ということです。他者、外部たる「モノ」をモノガタリを使って自らに招き、引き寄せることによって馴化するというのは、日本人の得意技です。

 これほどまでに早く「ミャクミャク様」が登場したのは、元の「いのちの輝き」の異形さ、不気味さが際立っていたからであって、そういう意味でそれは非常に優れたデザインであり、またそれを採用した人たちの感性もまた非常に優れていたということです。

 万博という、世界の中の日本を再発見する場に、実にふさわしい神が降臨したということでしょう。かの岡本太郎も、さすがにこれには讃意を表するでしょう。というか、50年前にも同じようにして神が誕生していたことに、大人になった私は改めて感心しているところです。

 日本、まだまだ捨てたものではありませんね。ちなみに私は、ミャクミャク様の背中のラインが萌えです(笑)。

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2022.07.16

運慶展 &ウクレレピクニック

Th_eispod1qst 日は三浦半島から横浜へ。

 まずは横須賀美術館にて「運慶〜鎌倉幕府と三浦一族」展を鑑賞。

 三浦一族には格別な興味を持っております。

 こちらの過去記事をご覧ください。

 相模三浦一族と周辺史

 さらに最近では、かの三浦春馬さんも関わってきております。アミューズが「三浦の里…西湖」に移転してきたのも歴史的必然なのかもしれません。

 そんな三浦氏のためにも多くの仏像を残した運慶。武士の時代を象徴するように、毘沙門天や不動明王などが華やかに展示されておりました。

 その中で私が特にその美しさに打たれたのは、臨済宗万願寺の観音菩薩立像です。その凛とした表情の中に、不思議と毘沙門天や不動明王以上の厳しさを感じました。

 キャラ・フィギュア的にも圧倒的な魅力を誇る、曹源寺の十二神将立像も、まさに「カワイさ」満開でありました。なるほど運慶あたりに、現代フィギュアの源泉があるのか。正直、ワンセット入手して家に並べたい!と思いました(笑)。

 さて、美術館をあとにして向かったのは横浜大さん橋ホール。

 なんか久しぶりにフェスの雰囲気を味わったなあ。それもハワイアン中心の「ウクレレピクニック」ですから、なんともゆったりとした「夏」を満喫させていただきました。

 ステージのトリ、大トリは「関口バンド」と「高木ブー」!

Th_-20220717-104313 サザンの関口さん率いるバンドのベーシストは、最近いろいろなタイミングでご一緒しているYANAGIMANさん。最後は荻野目洋子さんまで参加し、まったりと、しかし熱く盛り上がりました。

 高木ブーさんについては、もう言わずもがな。そこにいらっしゃるだけで「平和」の空気が。まさに雷様ならぬ神様であります。

 というわけで、今日は時空を超えて、神仏と私たちをつなぐ「アート」「エンターテインメント」を相模の国で満喫いたしました。

 祇園祭も3年ぶりに復活しました。コロナがまた蔓延しはじめていますが、もうそろそろ共存のために、アートやエンタメを復活させましょうよ。祭りの本質ってそこにあると思います。

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2022.06.02

夢枕獏(作家)×竹倉史人(人類学者)対談

 の日はいろいろありましたが、なんと言っても夜の飲み会が最高に楽しかった。

 気の合う友人たちと、東京の行きつけの秋田料理屋さんで飲みました。

 そこに偶然、晶文社の社長さんがいらっしゃり、お店の女将さんに紹介していただきました。

 晶文社といえば、竹倉史人さんの「土偶を読む」。竹倉さんのみうらじゅん賞受賞祝いもこのお店でやりました。

 そんな話もあって、社長さんとは初対面にも関わらず盛り上がりました。翌日にもメールでいろいろとやりとりさせていただきまして、近いうちに企画会議と称する飲み会を開催することになりました。ありがたや〜。

 さて社長さんとのお話の中にも出てきましたが、竹倉さんの「続・土偶を読む」が秋に出版されそうですね。楽しみすぎます。

 土偶学というか考古学というか、いわゆる専門知へのアンチテーゼ的な意味でも、私のような宇宙人は大興奮ですが、竹倉さんが本編のあと、縄文人からどんなメッセージを受け取っているのかを早く知りたいところです。

 さて、竹倉さんのそんな自由奔放かつ勇気ある学問(遊び)の楽しさが伝わってくるのが、この対談動画。

 神奈川県立音楽堂の企画のプレイベントとしての対談なのですが、なんとぜいたくにも竹倉さんと対談するのは、あの(遊びの)大御所、夢枕獏さん!

 もう説明はいりません。言葉にするとこの面白さは伝わりません。とにかく聞いてください。これぞ縄文体験ですよ。言語化、文字化できないワクワク。ぜひどうぞ。

 

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2022.05.18

みうらじゅん×山田五郎 『仏像トーク』

 

 

 岡市の実家におります。そういえば山田五郎さんのご両親は静岡市の出身でしたね。

 ご本人の生まれは東京ですが、少年青年期を大阪で過ごされたので関西弁は流暢です。みうらじゅんさんは京都市の出身ということで、この対談は関西弁で始まりますが、最後の方はお二人とも東京弁(標準語)になっているのが面白かった。

 お二人は、私にとって「独自研究」の師匠であります。昨年みうらじゅん賞を獲った竹倉史人さんもそうですが、「独自研究」とアカデミズムのバランスというのは難しい。

 対談前半の関西弁パートは「独自研究」というより「自分語り」が全開ですが、後半の仏像に関する「独自研究」に至ると、そこはアカデミズムへの挑戦的な意味合いも出てくるので、標準語モードになっていくのでしょう。

 私は残念ながら母語が標準語なので(どこの方言も話せないので)、話の次元(レイヤー)によって言語を使い分けることができず面白くありません。幼少期までは宇宙語話せましたけどね(笑)。

 この対談を見て聴いて思ったんですけど、文系の学問って全部「独自研究」でいいんじゃないですかね。暴論でしょうか。

 結局のところ、文化に普遍的な意味や価値やシステムを見出すことって無理でしょう。それぞれの時代のそれぞれの人間が関わっているわけですから。そして、それらをそれぞれの時代のそれぞれの人間が研究するわけですから。

 その固定化されない「ゆるさ」こそが、文化の人間の生命力そのものなのではないでしょうか。

 それにしてもこのトーク面白かった。元気をもらいました。

 そう、仏像って最終的に人を元気にするものなんじゃないでしょうかね。

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2022.03.21

高松塚古墳壁画発見50年

 

 から50年前の今日の正午過ぎ、あの高松塚古墳の極彩色壁画が発見されました。その時のニュース、なんとなく覚えています。そして、その後しばらく日本は古代史ブームに湧きましたね。

 ただそのあとがいけなかった。カビだらけになり、さらに不注意から一部が剥がれ落ちたり、1300年間ほとんど完璧に残されてきたものが、たった40年弱ですっかりダメになってしまいました。

 もちろん、発掘の結果、外気が入り、水分が入り、人が入り、虫が入り、光が入りする中で、発見当時の状態を保つことは科学的に考えても不可能であります。しかし、その劣化は最大限遅らせなければならなかったはず。残念です。

Th_003 この写真は教科書でおなじみの発見当時のものです。このような鮮やかさはすっかりなくなってしまいました。

 まあ、これは「発見」の代償とも言えるもので、しかたないのかもしれません。

 とはいえ、10年以上かけて石室ごと解体、修理、修復され、カビも除去されて、なんとか見られる程度にまで復元されました。その結果が上の動画です。

 今後は、気温や湿度などを機械的に調整し、カビが発生せず、また顔料や石材の劣化が起きにくい環境を整えた上で、墳丘内に石室を復元する予定だそうです。

 世界でも珍しい極彩色の人物が、そして四神や星辰図(いずれもシルクロード諸国との関係が明らか)が、これからなるべく長く私たちの目を楽しませてくれることを望みます。

 ところで、高松塚古墳の被葬者は誰なんでしょうね。いろいろとワケありの古墳であることはたしかですが。

 

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2022.01.07

犬目宿からの富士山

 甲州街道ネタが続きます。

 先日は車で走りましたので、なかなか写真を撮る機会がありませんでした。富士山が素晴らしかったのですが。

 というわけで、写真ではなく絵で見ていただきましょう。北斎と広重という両巨頭による犬目富士です。

 上野原、鶴川から野田尻、犬目まで、なぜあんな峠道を通らせたのか不思議だと先日書きましたが、その答えはまさしくこの富士にあったのでしょう。

 特に富士講の栄えた江戸時代には、この絶景は必要不可欠な旅のカンフル剤だったと思います。

 今でも中央線や中央道、あるいは国道20号を走っていると、小仏トンネルや大垂水峠を越えてからのあの山間の雰囲気はなんとなく暗く重たく感じられますよね。

 関東平野から突然(つげ義春風に言えば)チベットに入るのですから。なんとも侘しい気持ちになります。地図を見てください。

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 チベットに入ってから大月約30kmの間、ずっとあの調子だとかなり気も滅入りますし、気が滅入ると体力も落ちる。

 ですから、あえて厳しい上り坂と下り坂というイベントを設けたのではないでしょうか。ちなみにあの下り坂は盲人が転落することから「座頭転がし」と呼ばれていました。

 そのイベントの感動は、なんと言ってもその犬目峠付近からの富士山の素晴らしさです。全く眺望がきかない山道を登り終えたところで突如現れるあの富士山には、江戸の旅人たちも感激したことでしょう。

 関東平野から見えていた富士山とは明らかにスケールが違う。つまり、ああ富士山に近づいてきたという感動が味わえるのは、その姿が見えなくなってしばらく経っているからです。そういう効果は絶大だったことでしょう。

 では、その感動の富士をご覧いただきましょう。

 まず、葛飾北斎の富嶽三十六景から「甲州犬目峠」です。

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 前景に山が連なるので、裾野はこんなに見えません。しかし、これがある種のリアリズムなのでしょうね。つまり「印象派」的な写実。心の中ではこの広い裾野が想像されるのです。それほどの感動であり、期待であるということでしょう。

 続いて歌川広重の筆を三つ。さすが広重の方が西洋的なリアリズムに基づいていますね。それでも桂川が近くにあることなど完全に虚構です。猿橋付近の風景との合成でしょうね。それもまた「思い出的リアリズム」と言えます。それを真似たのがピカソですよ。

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 皆さん、もしお時間がありましたら、ぜひお車で結構ですから、旧甲州街道犬目宿を通って隠れた富士の絶景をご覧くださいませ。おススメです。

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2021.11.28

『細江英公の写真:暗箱のなかの劇場』 (清里フォトアートミュージアム)

Th_-20211129-105705 日の猪木さん以上にインスパイアされました。細江さん、す、すごい…。

 ごめんなさい、あまりの衝撃に語彙が貧弱になってしまいます。

 今気づいたのですが、なんと12年前、細江英公さんに初めてお会いした日、昨日の番組にも出ていた藤波辰爾さんにもお会いしているのですね。なんというご縁…。

藤波さんと…細江さんと…またまた夢実現(2009.12.19)

 清里フォトアートミュージアム。秋田は鎌鼬美術館の関係者から招待券を送っていただきまして、ようやく訪問することができました。秋田と山梨がまたつながりました。

 細江さんの代表作「鎌鼬」と私たち夫婦の因縁については、こちらからたどってみてください。そして5年前、それは「鎌鼬美術館」として結実しました。まったく不思議としか言いようがありません。

 そんなご縁を頂戴した細江英公さんの作品を、これほどたくさん、いっぺんに鑑賞する機会は初めてです。

 とにかく圧倒されました。それこそアントニオ猪木の名勝負を全部観たくらいの衝撃(すみません、変な表現で)。

Th_img_8405 特に「鎌鼬」のオリジナル・プリントは圧巻でした。その銀が浮き出し、白黒写真に色が生まれていく。デジタルではありえない奇跡です。なんと稲刈り後の田んぼが、リアルな稲刈り後の田んぼ色になっている!!

 現代のデジタル・フォトではありえないことです。いやモノです。生きている。撮影のみならず、現像やプリントに関わる手間と想像力と不随意性こそ、時代を超えるエネルギーの源泉になるのですね。昭和のプロレスや音楽と同じだ…。

 夫婦でゆっくり鑑賞しながら、鎌鼬の各写真を現地に展示というか、ディスプレイできたらいいなあと話しました。そうして、聖地探訪し、変わらぬ稜線と、変わった人の営みを体験する。写真にはそういう使命もあるのではないかと。

 コロナによって2年近く秋田に行っていません。来年にはまた違った視点、意識で「鎌鼬の里」田代を訪問しようと思います。

清里フォトアートミュージアム公式

 

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2021.11.25

縄文ドキドキ総選挙で山梨勢が1位・2位!

Th_2021112415464901 日、「土偶を読む」でサントリー学芸賞を受賞された竹倉史人さんのお話を聞きました。「宗教とはなにか」に迫る、これまた興味深い内容でありました。さすがの視点です。

 竹倉さんともいつか山梨縄文王国探訪をしようと約束しているのですが、その実現に先立ち、山梨の土偶が総選挙で1位、2位を獲ったというニュースが入ってきました。

 縄文ドキドキ総選挙

 上の写真は2位の韮崎市石之坪遺跡の「ミス石之坪」。たしかにアイドル的可愛さがありますね。私は特に横顔が好きです(笑)。こちらからご覧ください。

20211126-84523 1位は南アルプス市鋳物師屋遺跡から出土した「人体文様付有孔鍔付土器」。この土器に造形された「人体」、いや「女神」は、まさにアイドルにふさわしく、まるでダンスをしているような躍動感を持ちます。

 2年前、ご本人に対面した日の記事がこちらです。まあ、ご本人のことは何も書いていないのですが(笑)。本当にこの南アルプス市のふるさと文化伝承館はおススメですよ。

 この1位、2位を獲得したアイドルの二人は、竹倉さん的には「カモメライン土偶」であり、「とんがり型」です。つまり、果実に包まれたトチノミがモチーフとなっているということですね。なるほど。答えはそれしかないでしょう。

 それほどに当時の山梨縄文人にとって、トチノミは自らの命を支える「女神」であったわけです。

 竹倉さんが、サントリー学芸賞の「思想・歴史部門」ではなく「社会・風俗部門」にて選考されたというのは、まさにこのような次元においての発見があったからです。

 

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