カテゴリー「旅行・地域」の1000件の記事

2025.04.27

「超々広角」星空観賞用双眼鏡 Super WideBino36(笠井トレーディング)

 

 浜スタジアムで娘たちとベイスターズ vs カープ生観戦。ベイスターズが勝利し最高の気分。

 偶然、大好きなバウアーが先発ということで楽しみにしていましたが、本当に素晴らしい投球内容で、打てない打線も相まって(?)感激する試合になりました。

 いやあ、いちおう小中、そして草野球レベルで投手をやっていた者として、本当に本当にバウアーはカッコいい選手なのですよ。全ての球種の質が異様に高いのももちろん、いわゆる投球術、そして「燃える闘魂」が素晴らしすぎる。

 特に8回のピンチでの投球。思わず泣いてしまいました。ギアを上げて三振を取りに行く姿はカッコいいとしか言いようがなかった。

718tgenjlel_ac_sl1500_ ところで、今日は内野席でしたが、私はこの双眼鏡でバウアーの一挙手一投足を食い入るように観ていました。

 このマニアックな双眼鏡、これもまたバウアー並みに素晴らしいのです。もちろん、星空観賞用に購入したものですが、野球やプロレス観戦、舞台鑑賞にもいいのです。

 とにかく「超々広角」なのが案外スポーツ観戦に適している。なにしろ36度の広視野ですからね。今日も内野席からちょうどピッチャーとバッターが同視野に入る。

 倍率は2倍ですけれど、54ミリの大口径のため、明るさがすごい。つまり鮮明すぎるくらい鮮明に見えるのです。さすが星空用です。

 大口径ですが短焦点なので小型。よってずっと持っていても疲れない。作りは大変しっかりしているので、ある種のずっしり感はあるのですが、それが安定性をもたらしている。

 シロウトさんは、ついつい高倍率なものを選びがちですけれど、そうすると暗いし手ブレするし、本当に使いづらいのです。それに比べてこれはすごい。あの臨場感は低倍率双眼鏡ならでは。早い打球でもしっかり双眼鏡で追えるくらいですから。

 ハマスタでは、安いウイング席での観戦もよくするのですが、肉眼だとボールが見えないんですよね。ところがこれを持っていけば、ものすごい解像度で観戦することができる。ホント最高ですよ。

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2025.04.24

福知山線脱線事故から20年

 庫県宍粟市でセミナー。素晴らしい自然と人々に囲まれて感動的な時間を過ごさせていただきました。

 行きは大阪から姫路まで山陽本線の前面展望を楽しみつつ、女性運転士の方のとても丁寧な運転に好感を持ちました。昨日紹介の「新幹線大爆破」の運転士さんも女性でしたね。

 また、駅員さんも含めて、皆さん大変しっかりお仕事をしているなと感じました。肉体的にも頭脳的にも激務ですし、カスハラも多い業種ですからね。

 そんな中、尼崎駅付近を走行しながら、20年前の今日のあの大事故のことに思いを馳せました。

 そう、あの福知山線の脱線事故です。乗客と運転士107名の方が亡くなるという、日本鉄道史上最悪の事故となってしまいました。

 2両目がマンションに巻きついてしまったあの光景は、今でも忘れられません。安全であるはずの日本の鉄道で、なぜあのような事故が起きてしまったのか。

 その後、JR西日本の(というより鉄道会社全体の)体質が明らかになり、研修のあり方、勤務内容、各社間の過当競争などが是正され、そして今日の感動もあったわけですが、それにしてもあまりに犠牲が大きすぎた。

 あらためて、いったいあの日何が起きたのか、そしてその前に何が起きていたのかを復習、反省してみたいと思います。

 

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2025.04.23

『新幹線大爆破』 樋口真嗣 監督作品

 

 阪で友人たちと飲み会。

 今日公開になったのが「新幹線大爆破」。そう、あの75年の名作のリブート版がNetflixで公開されたのです。 いやあ、まずはとにかく面白かった。最高でしたね。文句のつけどころがない(とりあえず)。

 今日はちょうど東海道新幹線(当然こだま)で大阪入りしたので、またいろいろと思うところがありました。東海道新幹線と言えば、「JR東海」が暗に悪者になっているのが面白かった(笑)。まあ東日本と東海の仲の悪さは、ある意味有名ですからね。

 旧作では国鉄が撮影協力しなかったということもあります。それも当時の「爆破」多発の状況からすると致し方ないのですが、逆に今回はJR東日本がかなり積極的に協力しました。通常ダイヤの中に撮影用の車両を走らせたというのだから本気です。

 実物実写、模型、VFXのバランスが良く、またそのつなぎも自然。本当によくできていたと思います。旧作は鉄道マニアから厳しいツッコミがあったとのことですが、今回はマニア(ヲタク)たちもある程度納得でしょう。

 それはやはり樋口監督自身が鉄道好きということが大きい。どんな作品もそのジャンルの本職、本家からすると結構ツッコミどころが多くなるのですが、そのあたりはNetflixはよく分かっている。「極悪女王」でのプロレスシーンなども、マニア的にも納得できるレベルでしたからね。

 模型と言えば、劇中最初はプラレールだったのが、中盤ではNゲージ、後半ではHOゲージになっていたのが面白かった。そっちマニアも満足の流れでしたね(笑)。

 あとワタクシ的にツッコミ入れたくなったのは「連結器」を破断するシーン。ずいぶん苦労してましたが、先月はやぶさとこまちの連結がいとも簡単にはずれたじゃないですか(ちなみにはずれたのはウチの真下らしい)。結果として東日本の自虐ネタになってましたね(笑)。

 いずれにせよ、旧作の後日譚としてのストーリーも秀逸。現代人の抱える様々な苦悩も描かれており、何度観ても学びのある作品となってます。また、新幹線の素晴らしさ、鉄道人の矜持、日本人の仕事や人名に対する真面目さがよく表現されており、世界の皆さんにぜひ観ていただきたい作品です。。

 主役の草彅剛くんとは、某映画で共演したことがあります(!)ので、彼の役者としての成長も感動的でした。あっそうそう、森達也さんが異様な存在感で怖かった〜。

 ぜひぜひ劇場で大迫力で観てみたい。いずれそういう時が来るでしょう。楽しみです。

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2025.04.20

近鉄特急

Img_9855 阪でセミナー。昨日は伊勢から松阪のホテルに移動して宿泊。松阪から近鉄特急ビスタカーにて大阪へ。

 霊鉄マニアからしますと、近鉄特急というのは格別な存在です。愛知、三重、奈良、京都、大阪を広範囲に結ぶ私鉄最大の特急網。

 日本を代表するそれぞれの聖地のエネルギーを、お互いに交流させるそれこそ最強の霊鉄網なのです。

 その象徴が「お召し列車」ですよね。皇室が伊勢神宮を参拝する折、伝統的にJRではなく近鉄特急を使ってきました。近鉄さんはそのことを大変誇りとしています。選ばれる運転士や乗務員も超優秀な皆さんです。

 一昨日は名古屋から伊勢市までアーバンライナーを利用しましたが、基本天皇陛下もアーバンライナーにお乗りになるとのこと。

 ある意味庶民的ですよね。一方で防犯安全上も一見普通車両の方が良いとのことです(実際は防弾ガラスなどを装備)。

 このたびは三重から奈良、大阪という変化に富む地形を楽しみながら、また様々な歴史に思いを馳せる旅となりました。名古屋から大阪への移動というと、やはり新幹線を使うことが多いのですが、近鉄特急もいいですね。

 いつかは「ひのとり」や「しまかぜ」にも乗ってみたいものです。

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2025.04.19

伊勢の外宮に思う

Img_9852 勢でセミナー。セミナー前に急ぎ足で外宮にお参りしてきました。いろいろ感じることがありました。

 伊勢神宮といえば、内宮と外宮の歴史的争いの歴史を思い出さざるを得ません。今でこそ内宮がメイン、外宮はその前菜みたいに思っている方が多いかと思いますが、天照大御神が今のように前面にフィーチャーされたのは明治維新以降、国家神道の歓声に伴ったものであったことも知らねばなりません。

 私はオニサブラーなので、自然と外宮びいきになってしまいます。言うまでもなく出口家と外宮の度会家は同一と言ってもいいくらい縁が深い。

 それより全国の多くの神社の「天照大御神」押しにちょっと辟易してしまうのですよね。アマテラスさんには申し訳ないけれども、「御祭神」の先頭に書かれてある「天照大御神」の文字を手で隠すと、本来のその神社の御祭神が見えてくるのですね。

 天皇のご存在の重要性については誰より理解していると自負していますが、記紀でそのルーツとされるアマテラスを必要以上に押し出すことには抵抗があります。

 明治の国家神道は様々な矛盾をはらんだ一種のフィクション(新しい神話)です。特に「男系男子」を標榜しているにもかかわらず、そのルーツが女性神であるという大矛盾は、野暮、失礼、不敬ながらもついツッコミたくなります。

 どうせなら、アマテラスは「変成(性)男子」であるとでも言ってしまえば…これはさすがに多重的に失礼すぎるか(苦笑)。

 その点、王仁三郎は自由ですね。変性女子であることを公言し、女装するのは当たり前。まさに近代天皇「制」の逆張りトリックスターです。

 今日は時間がなかったこともありまして、柏手さえ打たずにお参りしてきました。そう、一般参拝客の柏手さえも近代のフィクションですからね。ましてや二礼二拍手一礼など…。

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2025.04.18

家康公遺言(岡崎城)

Img_9842

 知岡崎城の中の巽閣で中級セミナー。言うまでもなく岡崎城は家康が生まれた城。

 家康とのご縁を作ってくれた仲間たちとワイワイ楽しみました。去年の1月、ここでセミナーやってから、本当にいろいろなことが動きまして…。

 城内、龍城神社横にある「家康公遺言」碑。これ、いいこと書いてありますよね。

 

わが命旦夕に迫るといへども

将軍斯くおはしませば天下の

こと心安し

されども将軍の政道その理に

かなはず 億兆の民艱難する

こともあらんには たれにて

も其の任に変らるべし

天下は一人の天下に非ず天下は

天下の天下なり たとへ他

人天下の政務をとりたりとも

四海安穏にして万人その仁恵

を蒙らばもとより 家康が本

意にしていささかも うらみ

に思ふことなし

 

 軽く現代語訳してみましょうか。

私の命がいよいよという時になったとしても、将軍がしかるべくいらっしゃれば天下のことは安心である。しかし、将軍の政治がその理にかなわず、多くの人民が苦しむことがあったとしたら、誰でもその将軍職を取って代わることができるべきである。天下は将軍一人の天下ではない。天下(人民)の天下である。たとえ他人(徳川家以外)が政務を執ったとしても、世界が平和であり、万人がその為政者の仁恵を受けるのならば、もとよりそれが家康の本意であり、少しも恨みに思うことはない。

 

 結果として二百数十年後、(天海や家康が予知したとおり)徳川家から天皇家にその権力が移り、そして最終的に人民(国民)にその主権が戻って来ることになりました。感慨深いものがあります。

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2025.04.16

食と五感

Img_9835 倉でセミナー。鎌倉というところも本当に魅力的ですよね。

 お昼はおいしいとんかつ、夜はとってもオシャレなディナーをいただきました。写真は「エビフライ」。初めてこういうの食べた!美味しいし食感が抜群。

 食は究極のアートですよね。五感すべてに訴えかける唯一のアート。

 味覚はもちろん、視覚、嗅覚、触覚、そして聴覚も。調理する時の音、食する時の音。そして最終的には第六感さえも刺激する。

 もちろん、空間も大切です。これは五感には入りませんよね。まさに「空感」とでも言うべきファクター。

 土地、場所という要素とも言えます。旅と食は切り離せません。

 そういう意味では「お酒」も同じようなアートですよね。もちろん料理とお酒のアンサンブルが最もぜいたくなアート。

 ここ数年は、毎日その土地土地の最高の料理とお酒をいただける幸せを、本当に痛感しております。生きている喜び。仕事する喜び。感謝。

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2025.04.13

服部半蔵と大久保長安

41ba727c1ff60c4dca43bf82b525e390 京は半蔵門でセミナー。たくさんの方にいらしていただき、大いに盛り上がりました。

 半蔵門という名前のは、服部半蔵が起源とも。たしかに二代目服部半蔵正成は徳川家に仕えた武将。

 私としては、服部半蔵というと四代目正重も気になる存在。有名な二代目の次男ですね。彼はかの大久保長安の娘婿となりました。

 大久保長安については、11年前のこちらの記事をお読みください。本当に謎の深い魅力的な人物です。

 正重が生まれたのは浜松か岡崎と言われています。最近私も縁が深い両地。因縁を感じます。

 正重は成人し、関ヶ原の戦いにおいて父直伝の一番槍で功をなしましたが、それが若気の至り、開戦前の「抜け駆け」であったため、家康の怒りを買い、大久保長安預かりとなりました。

 そして、長安に気に入られて長安の長女と結婚します。おそらく父二代目半蔵正成と大久保長安にも深い縁があったのでしょう。正重は、長安が佐渡金山の奉行となると同行し、そちらの知識や技術を身に着けました。

 長安死後、正重は例の大久保長安事件で疑いをかけられますが、なぜか不問となります。どういう力学が働いたのでしょうか。

 父半蔵と長安の関係もちょっと調べてみたいと思います。静岡、掛川、浜松、岡崎、そして山梨。秦氏との関係なども気になります。服部は「機織り」ですし、静岡に服部氏多いですしね。もちろん渡来系です。長安とつながります。

 そして伊賀忍者との関係は…。

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2025.04.12

天満で呑む

Img_9814 阪天満でセミナー。こちらも大盛り上がりでした。

 天満の立ち飲み屋街、すごいですねえ。土曜日ということもあって、独特の夜の活気は関東の人間にはきついくらい(笑)。

 懇親会は駅から少し離れた美味しいおでん屋さんでした。大阪のおでんというと、私は石切神社のおでんを思い出すなあ。あれも美味しかった!

 地元の方に言わせると、「おっちゃん」の居場所がなくなってしまったとのこと。かつての天満とは違うらしい。たしかに学生と外国人が目立ったなあ。

 駅を降りてすぐに有名な「日本酒1円」の店が堂々と佇んでおります。とにかく全体に安い。そして昼から呑める。

 そう、なんとなく「飲む」ではなく「呑む」だな。

 この日は天満でゆっくり呑んだあと、のぞみ終電で東京へ帰還。忙しい。いつかゆっくり昼から呑みたいですね。

 天満でどんな感じで呑めるのか、こちらの動画で雰囲気を味わってみてください。

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2025.04.11

小林一三『清く、正しく、美しく』(風々齋文庫)

A1egbcnl9sl_sl1500_ 阪蛍池でセミナー。阪急宝塚本線で蛍池駅へ。山梨県出身、小林一三の一存で「麻田」が「蛍池」になったとのこと。由来となった「蛍ヶ池」はかなり離れていますが、結果として駅周辺の地名も「蛍池」に変わりました。

 小林一三といえば宝塚歌劇団。最近各地のセミナーで語っておりますが、ここ数年のジャニーズ、宝塚叩きは目に余るものがありましたね。ジャニーズに至っては消えてしまいました。

 先日書いた「ヤクザ」もそうですが、彼ら彼女らも「異形の者」。すなわち御神事に関わる人種です。

 それこそバッシング覚悟で誰かが言わなければならないので敢えて言いますが、ジャニーズは「残念なイケメン」たち、宝塚は「残念な美女」たちです。そう、背丈が「異形」なのでした(近年は以前とは違う傾向も見られましたが)。

 そして、双方ともファンのほとんどは女性。つまり、両者は「女性のストレス(荒魂)」解消という御神事に多大な貢献をしてきたのです。ここが大変重要。

 男性にとって女性の「自然の」荒魂は制御しがたい難物。それを清らかな方向に束ねていたのが彼ら、彼女ら。

 それは女性、男性双方にとって実に幸せな機能であり歴史的な結果だったのです。それを西洋的なコンプライアンスやら人権意識から、あのように消し去ろうとするのは、陰謀論嫌いな私とても何かの意図を感じずにはいられません。

 「清く・正しく・美しく」は、宝塚歌劇団のモットーであるとともに、日本神道のモットーであったはずです。

 あらためて小林一三のこの本を読んでみましょうか。一三が、宝塚少女歌劇を、西洋音楽による歌舞伎として認識していたことがわかります。一見、西洋的なものに阿っているかに見えますが、実はあくまで日本人の生活の中の「娯楽」、すなわち西洋的労働の反対側にある「日本的芸能神事」の新型を生み出そうとしていたことに気づくでしょう。

 伝統的男性歌舞伎の反対側とも言えますし、面白いことに「高校野球甲子園劇場」とも対を成すことがわかります。高校野球もまた「清く、正しく、美しく」であり、それはエロチシズムが巧妙に排除された「神話」の世界なのでした。

 そして、それがともに兵庫県で行われていることに驚きさえ覚えるのでした。六甲山おそるべし。

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