カテゴリー「文化・芸術」の1372件の記事

2017.04.18

追悼 渡部昇一さん

Th_41xw782ar2l 語学者にして保守派論客の重鎮、渡部昇一さんがお亡くなりになりました。
 「知的生活の方法」を読んだ高校生の頃から、言語、文化、思想、歴史観、いろいろな面で大きな影響を受けてきました。最近もネット番組等でお元気なお姿を拝見していたので、突然の訃報に驚いています。
 最も最近の動画がこれでした。渋沢栄一を紹介する渡部さん。渡部さんがご自身の人生を振り返るように、渋沢について語っています。
 私も昨年、仲小路彰研究の関係から、渋沢栄一記念財団の会員になりまして、遅ればせながら渋沢の偉業を知り、その人生訓を学ぶことになっております。
 そんな中、尊敬する渡部昇一先生が分かりやすく渋沢栄一を紹介するとあって、続編も楽しみにしておりました。完結編もおそらく収録済みと思われます。渡部さんが最後に渋沢を語ったというのは、本当にいろいろな意味において象徴的であったのかもしれません。
 ご冥福をお祈りします。

Amazon 知的生活の方法

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2017.04.13

金足農業 vs PL学園 (昭和59年夏)

 分がちょっと(かなり)忙しい&国家が危険な状況なので、今日は軽くて重い記事で。
 この甲子園の名勝負、いいですねえ。
 なんだかんだ言って、秋田って名勝負生んでますよね。本当に雑草軍団というか、素朴な田舎軍団(失礼)というか。
 それが強大な敵を追い詰める。しかし、最後は逆転負け…みたいな。6年前の能代商業もそうでしたね。
 こちらに書いたとおり、高校野球(甲子園)は先の大戦のノスタルジーを投影した「文化」です。
 そういう点でも、弱小チームが一丸となって強大な敵にぶつかり、そして玉砕する…というストーリーは感動を呼びます。すなわち秋田のチームは、あの時の日本の象徴というわけです。
 それにしてもですね、かつて強大な「帝国」であったPL学園の野球部が滅ぶとは、まさに21世紀の世界史を予言しているかのようでもあります。
 高校野球(甲子園)は、実に面白いですね。スポーツをこうして「文化」「歴史」化する日本。私は次元が高いと思いますよ。

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2017.04.08

漢文の授業廃止を!?

Th_2017040600000001pseven0001view 田尚樹さんが「漢文の授業廃止を」と言ってましたね。なるほど。賛成の反対だな(笑)。
 まあとにかく百田氏の意見を読んでみてください。こちらです。
 ふむ、まあ氏が中国嫌いなのはよく分かりました。ただどうでしょうね。本当に漢文のせいで、中国への憧れがあるんでしょうかね。
 私はそれほど漢文が好きではないし(入試問題としては好きですし、入試対策を教えるのも好きですが)、自分自身あまり積極的に読んでこなかった。だから、学校で全員が学ばなければならないとは思わないけれども、しかし、たしかに日本文化に与えてきた影響は無視できないので、そうですね、まあ高校では必修ではなく、選択でもいいかもしれませんね。
 中学レベルでは一度やっておくといいでしょう。その時、先生がどのようなところに重点をおくべきか。これは私の考えですが、日本人がいかに工夫して外国語を理解したか、訓点というのは世界でも珍しい素晴らしい知恵です。
 それを学ぶことによって、日常で使われている漢語の構成なども漢文文法的に捉えることができるようになる。そこは強調すべきです。別に中国礼賛ではないですし、百田さん的にも日本の誇りにつながっていいのではないでしょうか。
 考えてみると、漢文のみならず、漢文訓読体というのが、日本の近世、近代において社会や文学に与えた影響は大きい。最近評判の?、そして百田さん大好きの教育勅語だって漢文訓読体じゃないですか。
 日清戦争や日中戦争の時代にも、漢文を排除せず、また漢文訓読体を使ってきました。そんな感じでいいんじゃないでしょうかね。
 ただ、たしかに、センター試験の国語において、200点中4分の1の50点が漢文というのは、さすがにちょっとどうかと思いますがね。
 
 
 

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2017.03.29

かがり火にて「天城越え」

Th_17554216_627324930806183_8895855 日は羽後町のショートステイ施設にて「旅芸人」してまいりました。
 基本、昨日と同じ演目でしたが、リクエストで家内が「天城越え」を歌いました。たまたま「天城越え」に「くらくら燃える火をくぐり」とあるので、まあ「かがり火」かなと思いまして、昨日の「りんごの里でリンゴの唄」に対抗しまして、このようなタイトルにいたしました。
 現地入りする前には、土方巽の鎌鼬美術館開館に尽力された方にお会いし、熱い熱い話をさせていただきました。
 その方のお誘いで、昨年できたばかりの道の駅うご「端縫いの郷」で、おいしい西馬音内そばをいただきました。
 この道の駅も大変センスよく、羽後町、とても上手に町おこしされているなあと思っていたところ、たまたまその日は、その道の駅で50万人目の来訪者があったとのことでおいでになっていた、羽後町長さまともお話させていただきました。
 何度も書いているとおり、土方巽、佐藤信淵、白井晟一、かど石などなど、本当に羽後町とは不思議なご縁があるんですよね〜。
 今日もお話させていただいたのですが、最近はまっている仲小路彰も実は佐藤信淵を非常に重要視してるんですよね。
 今日は羽後町のお年寄りの皆さんに楽しんでいただけたかと思います。歌を聴いて号泣されているおじいさんもいらっしゃいました。
 また、親戚の皆さんに私からもとある施術をさせていただき、お元気になってもらいました。秋田の皆さんと、こういうおつきあいができるのは、大変ありがたいことであります。
 皆さま、これからもよろしくお願い申し上げます。「日本を取り戻す」ために、秋田はとても重要な県なのです。

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2017.03.27

「あきない歌」〜秋田の魅力まるごとPR動画

 日夜遅く秋田に到着しまして、なんとそこから今日の明け方まで飲んでました。このたび初めてお会いする素敵な秋田美人との話は尽きず、第2ラウンドは5月に今度は山梨は富士山でということになりました。
 本当に秋田って魅力的なんですよ。外の人間からすると。では中の人たちにとってはどうかというと、なんともどんよりした感じになりがちなんですね。
 地政学的に、たしかに難しいところはあります。しかし、だからこそある伝統、歴史、文化は、これは格別というか別格というか。
 それを現代にどう活かしていくかというのは、正直そんなに簡単な話ではありません。しかし、何か方法はあると思うのです。
 秋田人の家内と結婚する前から、なんとなく魅力を感じて、何年に一回かは旅をしていた秋田を含む東北地方。不思議なご縁で羽後町出身の家内と結婚してから、年に二度は訪れ、どんどんのその深み(?)にはまっております。
 今日のお酒のお相手の女性は非常にアクティヴな方。ちょっと秋田県人としては珍しいタイプかなと思いました。たしかにちょっと浮いてしまうこともあるとか。
 お話の中で、「秋田県知事に立候補しようかな」などと冗談半分で言ってしまいましたが、もしかすると将来それも実現するかも!?
 さて、最近秋田県が制作し公開した動画があります。農業・林業・水産業就労を中心とした移住者を募る目的で作られた動画たちには、たしかに秋田の魅力が満載。けっこうたくさんありますので、ぜひ数珠つなぎで観てみてください。
 よく人からは意外だと言われるのですが、私は農業の工業化に大賛成です。伝統的な農業の技術や精神も大切ですが、これからの時代は、農業・工業・商業の融合が大事だと信じています。ちなみに昭和の大哲学者仲小路彰も同様の意見なんですよ。彼の農業政策に関する提言は、まさに21世紀的です。
 動画で「あきない歌」を歌うのは秋田県出身の柳葉敏郎さん。「浜辺の歌」の作曲者成田為三も秋田の出身です。

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2017.03.26

祝!新横綱稀勢の里優勝

 う言うことありません。最高でした。手負いの稀勢の里、奇跡の逆転優勝。
 秋田へ向かう途中、ちょうど福島県内で東北道が通行止めになって一般道に降りていたので、車をとめて観ました。
 こういう言い方はいけないと分かっていますが、プロレス的な感動がありましたね。物語の力。
 そう、相撲は神事です。まつりごとです。これはいいことがありますよ、日本。
 表彰式での陸自の君が代と涙。いいじゃないですか。そこまで含めて本当に素晴らしい。「見えない力」…それでいいと思います。日本復活ですね。
 本当におめでとうございます。そしてありがとう!

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2017.03.16

演劇実験室◎万有引力 『身毒丸』 (作=寺山修司、演出・音楽=J・A・シーザー)

Th_cfddcf_50fa38ac36de415bbc2d741a6 異的な体験でした。寺山修司の「身毒丸」。万有引力の舞台を堪能してきました。
 堪能では軽すぎる。作品とともに生きて死んだという感覚。本当に脳ミソがひっくり返り、人生が裏返しになりました。
 今回の舞台でも歌い手として非常に重要な役を務められた竹林加寿子さんとの不思議なご縁から、トントン拍子にことが進み、今日の観劇と相成りました。家族4人+寺山とは因縁深い(?)姉と5人での衝撃体験。
 う〜ん、言葉にならないというのは、まさにこのことですね。つまり、「コト」ではなく「モノ」世界なのです。まさに見世物、物語、物怪。
 姉の影響もあって、高校時代あたりから今に至るまで、なんだかんだ私の人生に大きな影響を与え続けてきた寺山修司。私が今、歌詠みの端くれとしてなんとかやっていけているのも、まさに寺山のおかげですし、私の短歌の師匠である笹公人さんも寺山に心酔し続けてきた方。全く不思議なご縁です。
 と言いつつ、恥ずかしながら、実は寺山作品を舞台で観るのは初めてでした。これははまりますね。中二と高二の娘二人もすっかりはまってしまいましたし、家内はやはり北東北出身ということで、私たちよりもより深い根源的なところで共感してしまったようです。姉は寺山熱がウン十年ぶりに再燃したようですし。
 それほどすごいパワー、エネルギーだったのです。寺山は言葉を操る天才ですが、結果として、その言葉たちは吹っ飛んでしまう。「コトを極めてモノに至る」そのものですよ。
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 コトが吹っ飛ぶから、自分も単なるモノになってしまう。異形という判断、あるいは定義も単なる常識的な「コト」ですから、しまいには、舞台上の「モノ」が正常で、こちら側(観客たち)が異常であるという感覚にもなってしまう。最後客電が点いた時、本当にそう思いましたよ。
 私たちが大人になって身につけてしまった「コト」というある種の安定規格を揺さぶる、前近代的(プリミティヴ)な、そして幼児体験的な「モノ」。
 もちろん、それを現出させるJ・A・シーザーさんの演出、さらには彼の「モノの音」たる音楽。いやあ、本当にすごい人だ。寺山も納得でしょう。
 …と思っていたら、なななんと、終演後の打ち上げ(反省会?)で、竹林さんからシーザーさんを紹介していただき、お話させていただき、握手までしていただきました!なんという幸運でしょう(涙)。
 当然、昨年某所で発見した寺山版「HAIR」のシナリオをお見せしました。ぜひ「初演(!)」しましょうと。もしこれが実現したら、大変なことになりますよ。1969年当時ボツになった、あの過激なシナリオが21世紀に舞台化される。
 私自身も何かに突き動かされているような気がします。それを確認するのに充分すぎるほどの衝撃的爆発的なエネルギーを感じる舞台でした。
 シーザーさん、万有引力の皆さん、そして寺山修司さん、本当にありがとう。人生は面白い。

追伸 こちらもぜひお読みください…J・A・シーザー&ヒロイン蜂谷眞未インタビュー

万有引力公式

竹林加寿子さん公式

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2017.03.12

脚立 vs コタツ(プロレス)

 WBCが盛り上がりすぎまして、楽しみにしていた「プロレス総選挙」が月曜日になってしまいました。
 とは言え、ウチはテレ朝が映らないので、WBCもラジオで観戦(聴戦)。プロレス総選挙も結果だけネットで確認という形になりました(苦笑)。
 結果は、まあ上位は予想通りと言えば予想通り、1位がアントニオ猪木、2位がジャイアント馬場、3位が初代タイガーマスク。それ以下は正直予想が外れました。ま、テレ朝だから新日本系に偏るのはしかたない。いや、そういう意味ではけっこうバランス良かったかな。飯伏幸太が入ってないのは解せないけど。
 さて、そんなガチなランキングが出た今日(明日か)、私はあえてこの最強レスラー、いやベストバウトを紹介します。プロレスという世界の奥深さ、幅広さ、ある意味でのアホくささ、そして哲学的な次元の高さ。
 こういうプロレスが発達するところが、いかにも日本的ですよね。まあ、とにかく観てください。感動間違いなし(笑)。

Th_2017022000010000battlen0001view そう、DDTでは先月、「こたつ」が人間相手に勝利し、アイアンマンヘビーメタル級チャンピオンになりました。3月20日のさいたまスーパーアリーナ大会でも、王者としてリングに(4本足で)立つことになっています。
 こういうのを真剣にやり、楽しめるのが、本当の「文化」だと思いますよ。私は大好きです。レッスルはレッスルですから。
 ちなみに日本語学的に言いますと、キャタツとコタツはちょっと語源的にかぶっているんですよね。それについては、またいつか書きましょう。3月20日以降かな。

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2017.03.09

『鎌鼬 田代の土方巽』 (慶應義塾大学出版会)

Th_91pqx6n4jil 日3月9日は伝説的舞踏家土方巽の誕生日です。9日生まれなので、本名は米山九日生(くにお)です。
 彼と私の出会い…もちろん生前の彼とではなく、霊的な意味での出会い…は、家内と結婚した時に突然訪れました。ただ、しばらくは私も気づかなかった。
 それが明らかになってゆく過程については、ぜひともこちらから辿っていろいろご覧ください。
 そして、このたび、私たち夫婦の一つの夢が実現しました。「鎌鼬」の田代に土方巽の記念館を。それこそ、私たちが土方と出会った時には、単なる妄想でしかなかったことが、昨年秋、「鎌鼬美術館」として実現したのです。
 それも本当に不思議なご縁が重なり、私たち夫婦も本当にごく間接的ではありますが、この奇跡の実現に関わらせていただきました。本当に不思議な力が働いていると思います。
 思えば、カミさんの生まれ故郷「羽後町」に行ってから、本当に私自身人生が大きく動きました。秋田に全く縁がなかった若い頃に気になっていた、たとえばこの土方巽や細江英公、白井晟一、佐藤信淵、そして「角石」などが、みんな羽後町に関係した人々だった…もう、これは本当に偶然とは思えません。なにしろ、それぞれまあ「秋田」という意識というか知識はありましたけれども、みんな一つの町に収斂していくなんて、夢にも思っていなかったからです。
103_2 それも義母の実家の前で、あの「土方カラス」の写真が撮られていたとは…。
 そして、鎌鼬美術館オープンを祝して、慶應義塾大学アート・センター土方巽アーカイヴの森下隆さんらが、「鎌鼬」の中の「田代」篇を再編集して作り上げたのが、この写真集。
 ホンモノの「鎌鼬」は高価ですので、こちらでそのエッセンスを手に入れるのもいいと思います。貴重な文章もたくさんありますし、私としても格別な感慨がありました。こうして「田代」という地名がパブリッシュされる感動。
 この春休みには、久しぶりに田代に行く予定です。雪解けの田代を訪ね、もちろん鎌鼬美術館にも足を運んでみようと思っています。
 もう偶然なのか必然なのか。最近の仲小路彰との関わりも含めて、どうも私には「掘り起こす」天命があるようですね。ありがたいことです。

Amazon 鎌鼬 田代の土方巽


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2017.03.01

『日本を揺るがせた怪物たち』 田原総一朗 (KADOKAWA)

Th_51hjabrz5tl やぁ面白かった!昭和の怪物たちのエネルギーにやられました。
 で、結局、田原総一朗もまた怪物の一人であったということを確認。現役バリバリの怪物ですね。
 取り上げられている怪物たち。まずは政界…田中角栄、中曽根康弘、竹下登、小泉純一郎、岸信介。続いて財界…松下幸之助、本田宗一郎、盛田昭夫、稲盛和夫。最後が文化人…大島渚、野坂昭如、石原慎太郎。
 こうした怪物たちと対等に、いや場合によってはその怪物を裏で操る存在として田原さんの体験談集ですから、それは面白いはずです。
 これだけ大物揃いとなると、私自身もある程度の知識や先入観がありますが、それを一つ一つ、生々しく否定されたような、いや否定ではないな、さらに強化されたというような感じです。
 う〜ん、誰が一番印象に残ったかなあ…難しいなあ。みんなすごい。
 今の世の中では許されないような、いわば清濁併せ呑む迫力がありますよね。今の政治家も財界人も文化人も、スケールが小さくなってしまったなあと。
 まあ、昨日今日のニュースも見ても、実につまらないネタで盛り上がっているマスコミや世間が悪いんでしょうね。残念な時代になってしまいました。
 さてさて、上に挙げた怪物たちですが、そのほとんど全てが、私の研究している仲小路彰に関係しています。実際、彼らかの書簡もたくさんあるし(先日も石原慎太郎からの書簡を見つけました)、ある種の名簿類には上掲の人物の名がほとんど記載されています。
 田原さんもまあすごいけれど、実際裏で彼らを操っていた仲小路彰のすごさを改めて痛感する次第であります。
 中には仲小路に徹底的に嫌われた人もいます。それはそれでまたすごいのかもしれませんね。
 また、彼ら怪物たちは、自身が怪物であるからこそでしょうが、ある種の信仰心を持っているように感じます。そのあたりについては、また後日書きますね。仲小路彰と各宗教団体の関係についても、いずれ知られることとなるでしょう。
 宗教と言えば、田原総一朗さんと、かの幸福の科学の大川隆法との「対話」が面白いですよ。続きを観たい方は、数珠つなぎでどうぞ。

Amazon 日本を揺るがせた怪物たち

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