カテゴリー「経済・政治・国際」の1000件の記事

2024.08.16

『もしも徳川家康が総理大臣になったら』 武内英樹 監督作品

2407_moshi_toku_main1024x724 本橋で観てきました。なぜ日本橋かというと、劇中に日本橋三越本店が出てくるからです。ただそれだけの理由ですが、ゴジラの時もそうでしたが、ゆかりの場所で観る映画はなんとなく良いものです。

 大好きな「翔んで埼玉」シリーズの武内監督の作品ですし、原作も面白かったので期待大でした。

 まあちょっと期待しすぎたからかもしれませんが、満足度は85%といったところでした。もう少し笑えるところがあっても良かったかなと。

 ある程度原作に近い形にすると、単なるギャグ映画にはなりえませんので、そこのところはある意味中途半端になってしまったかなという感じでした。

 もちろん普通に映画作品として捉えると、かなり点数の高いものでしたよ。キャスティングも良かった。特に家康役の野村萬斎さんは、ウチの次女もお世話になっている(お世話している?)わけですが、まあさすがの存在感と台詞回し&身のこなしでしたね。

 そしてまさかの萬斎さんとGacktの「敦盛」を観られるとは!それも観阿弥ゆかりの静岡浅間神社まで!

 テーマは「安寧」でしたね。最近家康案件に翻弄されている私としては、なるほど私に課せられたテーマも「安寧」なのだなと、改めて確認させられましたよ。

 本能寺の変の話題も出てくるし、歴史的な偉人たちが現代にという展開も今の私にぴったり。なんだかんだ千葉さな子が主役ですし(浜辺美波さんが美しかった)。勝手に運命を感じながら鑑賞いたしました。

 最後の家康の長台詞が説教臭くなってしまったのは、それまでの軽い展開(演出)のせいでしょう。コントラストを狙ったのが裏目に出てしまったかなと。

 まあ、もう一回観に行ってもいいかなあ(ちなみに「翔んで埼玉2」は6回観ました)。

 一点気になったのは、原作でも間違えていたのですが、「すべからく」の使い方(意味)です。それについてはまたいつか。

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2024.08.15

【厳秘】大戦終末に関する帝国政府声明の骨子(その3)

 (日からの続きとなります)

 事ここに到り、帝国は何等、如何なる過去なる過去の行掛りにも囚はるること無く、明朗闊達なる万朶の桜の如き心境を以て最後の決を断行し、来るべき世界新秩序の大なる建設創造に最大最高の誠を披瀝することこそ、日本国民の最高の名誉とする所なり。これにより幾多の尊き忠霊も、日本の将来に実現すべき世界建設に欣然参画したる事実を以て必ずや満足し、また幾多の戦災の犠牲をもこれにより正しく補はれんことをも、期して絶対に誤りなからさんことを信ず。

 これ真に仁慈あまねき大御心に副ひ奉る所以にして、まさに最高の忠誠の実の示さるべき唯一の臣道に他ならざるなり。今や帝国臣民は些かなりと狐疑逡巡することなく、即時、新世界建設の喜ばしき大創造に捨身し、以て大東亜戦争の実に聖戦たる、世界史的転換の真の大義を宇内に光被し、御稜威の八紘への宣揚に全身全霊を献ぐべき決定の秋に蹶然、奮起邁進べきなり。

 (終わり)

 いかがでしたか。昭和天皇による一度目の御聖断は8月10日でしたから、この文書はそれを受けてものとなります。連合国側から返答があったのが12日。それをめぐって御前会議は再び紛糾し、14日に二度目の御聖断があって15日を迎えるわけです。

 はたしてこの文書の著者はどこから「御聖断」の情報を得ていたのか。そしてタイトルにある「大戦終末に関する帝国政府声明」とは何なのか。実際にはそのようなものは存在しません。12日の段階でそれを発する予定があったのか。

 知られざる昭和の歴史。終戦秘話なのかもしれません。

 いずれにせよ、15日の玉音放送(大東亜戦争終結ノ詔書)は、この文書の内容と全く矛盾しておらず、この文書の著者と安岡正篤が通じていたことも想像されるのでした。

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2024.08.14

【厳秘】大戦終末に関する帝国政府声明の骨子(その2)

 (日からの続きとなります)

 すでに皇軍の進駐せる大東亜諸国は悉く、植民地解放、民俗独立なる世界新秩序の大道を進み、漸くの独立の実をあぐべき成熟の時機の達せんとするを見る。ここに帝国軍隊は、大東亜諸国の自主自衛の達成を促進し、今後の強力なる自らの発展を革新するが故に、一刻も速やかなる撤退を必要とするを認む。特に米英ソ軍との徒らなる解放国内に於ける戦闘の如き、そは全く再び植民地的状態に逆転せしめ、更に戦禍によりいかに悲惨の度を申告にするかに役立つのみにして、真の大戦の目的とは全く矛盾する結果に立到らん。邸作はかくの如き無意義なる無名の戦に流血の惨を続くる如き、これを肇国の理念に反するのみならず、全人類の福祉を祈念し給ふ。

 大御心にも全く悖る所以たるを知り、潔く全世界の真の永遠の平和の為大詔のまにまに、わが戈を捨てんとする決意を有す。

 かくて大東亜戦争により解放せらるべきアジア十億の民は、必ずや帝国が絶対に侵略の意図なきのみか、自らを空しくしてただ全世界のために最大の正しき戦をなしたる世界指摘意義を知るに到り、全世界もまた、わが戦の真意を了解し、真の世界平和の大道に進むことを承認せんこと、帝国が自ら国際憲章に参加の意を表示することによりて明かに実証せられん。

(明日に続く)

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2024.08.13

【厳秘】大戦終末に関する帝国政府声明の骨子(その1)

 79年前の8月12日、あるところからこのような文書が発せられました。だれがどこへ向けてどのような意図で発せられたものかはわかりませんが、縁あって手元にありますので紹介いたします。3日に分けて掲載いたします。漢字のみ新自体に直しました。

 【厳秘】大戦終末に関する帝国政府声明の骨子

 大東亜戦争はすでに大東亜共同宣言に見る如く、あくまでも全人類共存共栄の世界的理念を実現する図に出でしてものにして、大東亜の建設、アジア植民地の解放・独立こそ実に大戦の真の目的の存する所なり。このため帝国は自らの一切をあげてこれが最善の努力を尽し、忠勇無比なる陸海軍将兵は大御稜威の下、すべて特攻隊的精神を以て国体護持のために最高の忠を致し、逐次その理想を着々実現し来れり。しかもこの大方向こそいかにしても避くべからざる世界史的必然の大道にして、これを外にしては絶対に世界の正しき新秩序の建設は不可能なり。

 今や欧洲の状態は、戦争終末と雖も極めて困難なる窮境にあり。更に大戦の申告なる展開により、全人類は悉く救ふべからざる人類絶滅の破局に没落せんとする最後の巌頭に立てり。

 特に米国は人間殺戮のため原子爆弾の使用を実施し、ソ連また参戦し、このため蒙るべき全世界の将来の惨害、蓋し到底言語に絶する最悪の事態発生せんこと既に明かなるを予測し得るなり。

 しかも米英ソ支の諸国もまた、数次の会談によりて決定せられし国際憲章の理想の実現に努力せんとする時、この新しき世界秩序の方向こそ、またさきの大東亜共同宣言の意図する世界建設計画と極めて近似せる内実を有することなるは、その内容の検討と今後の公正なる実施によりて表現せらるることを信じ、帝国はここに自らの利害打算を悉く空しくし、真に特攻隊的精神を以て、天壌無窮の神勅のまにまに有終の美を済さんとする非常なる決意を断行する所以なり。

(明日に続く)

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2024.08.09

模擬原爆パンプキン

20240813-144402 日は甲府でセミナーでした。セミナーの中でも少し話しましたが、今日は長崎原爆忌ですね。

 原爆で亡くなった方々の御霊を引き継ぐのはもちろんですが、忘れてはならないのが、模擬原爆パンプキンによる犠牲者のことです。

 アメリカはせっかく作った原爆の投下に失敗しないよう、同型の模擬爆弾を全国各地に投下して訓練と調査を行いました。長崎に落ちたファットマンの模擬爆弾がパンプキンです(命名が軽くて怒りを覚えますね)。

 全部で52発が投下され、約400人の方が犠牲になっています。

 アメリカはその実体が残らないよう確実に爆破しています。実際の原爆投下の前なのですから、当然と言えば当然のこと。ただ、当時の日本人は、どうも新型爆弾らしいということは感じていたらしい。あまりにも巨大な穴が空いたからです。しかし、それがその数万倍もの破壊力を持つ原子爆弾の模擬爆弾だとは思わなかったことでしょう。

 いくら戦争中とはいえ、このように人命を軽んじ、一般市民をいとも簡単に犠牲にするというのは、やはり許せない暴挙と言えましょう。とはいえ、アメリカだけを責めるつもりはありません。日本側にもそのようなことはいくらでもありましたからね。

 しかし、さすがに原爆の投下はひどすぎる。人の想像力は、その対象のスケールが大きくなるほどに麻痺してしまうのでしょうか。人間の知覚と感情システムの限界。これを超えることが人類の課題ですね。

 

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2024.08.07

オリンピックは◯◯の◯◯である!?

20240812-164146 の日、久しぶりに山梨に帰ってきました。

 パリオリンピックも盛り上がっておりました。体操男子団体の逆転金メダルは劇的でしたね。

 五輪の体操というと、あの話を思い出します。これって言っていいのか…いや、けっこう書いてますね、堂々と。そう、五輪はスポーツの祭典ではなく、サイキックの戦争であると。

 この記事からいろいろたどってみてください。けっこうヤバいこと書いてあります(笑)。

 実は今日はもう12日でして、昨夜の閉会式でパリ五輪は終幕となりました。今回日本は、金メダル数も目標達成しましたし、思ったより(失礼)良い結果を残しましたよね。

 いや、それこそ東京オリンピックの時よりも、日本側のサイキックはだいぶ手薄になっていると聞いていたので、ある意味予想外だったのです。

 特に夏の体操、冬のフィギュアスケートのように「精度」が求められる競技の中でも特に注目が集まるものは、サイキックの戦いが激しいそうです。

 ということは、ああやって中国にミスが続いたのは、陰陽師のおかげ? 橋本選手のあん馬の落下で本気を出しちゃった?

 まあ半分冗談で読んでもらいたいわけですが、世界一を競うあのレベルになると、技術や心理に加えて、そういう世界で紙一重が決まるというのは、実際あるようにも思えてきますよね。

 そういう意味で、今回のメダルが多かったレスリングやフェンシング、そして新興スポーツの分野は、それほど激しい攻撃はなかったのかもしれません。

 

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2024.08.01

北海道に首都を!?

Img_6716 の日は札幌でセミナーでした。会場は旧永山武四郎邸に併設されている旧三菱鉱業寮。今は1階が和洋折衷喫茶ナガヤマレストになっています。その2階の和室でお話させていただきました。

 昭和12年の昭和モダンな建築物。入口上の丸窓が印象的ですね。

 今回のセミナー開催には、永山武四郎の関係者も関わってくださりました。永山武四郎は2代目の北海道庁長官であり、北海道の開拓と北方ロシアからの防衛に心血を注いだ偉人です。

 永山のプランの中には、旭川に京都、東京と並ぶ「北京」を作ろうというものまでありました。それは結果として頓挫してしまうのですが、今それは現実味を帯びているとも言えます。

 異常な暑さを記録している本土に比べると、圧倒的に涼しい北海道。もし、これからも温暖化が続くようなら、冗談抜きで北海道に首都機能を持ってきたらどうかと考えてしまいました。

 雪は大変ですが、交通網はリニアモーターカーにすれば良いでしょう。土地は余りまくっていますので、数千万単位の移住にも十分対応できそうです。

 温暖化や地震、富士山噴火などの自然災害のことを考えると、案外夢物語ではないのでは。永山武四郎の夢が、まさかの150年後に実現したりして。

 旧永山武四郎邸 公式HP

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2024.07.31

南部と津軽と甲州と…

19720ef2973aa8bfe2afa2b66554ca16 前中に合宿が終わってすぐに青森市に移動してセミナー。さすがに疲れたかも。

 それでも奇跡的に集まった皆さんと「ねぶた前夜」を楽しませていただきました。街が独特のムードになってました。

 青森も面白いところですね。南部と津軽ではかなり雰囲気が違います(下北は行ったことがない。下北沢はあるけど)。

 昨日の八戸、そして今日の午前中の十和田は南部文化圏。ここ青森は津軽文化圏ですね。

 途中八甲田のあたりを通ってきましたが、そのあたりがちょうど境界線なんでしょうか。

 思えば、「南部」とは、山梨(甲斐の国)の南部がルーツですよね。案外、青森の人も岩手の人も、そして山梨の人も知らなかったりする。

 十和田神社にもしっかりこういう張り紙がありましたよ。「甲州南部氏が甲斐の国から白鳥の宮の祭神日本武尊の神霊をうつしまつり」と書いてある。

Img_6673
 ちなみに甲州の「白鳥の宮」とはこちらのことです。

 白鳥神社が存在した!?

 日本にとってとても重要な十和田神社のルーツや、南部鉄器、南部煎餅、南部杜氏など、甲斐の国がルーツだと知っている山梨県人がどれほどいるのでしょうか。

91pfh6ipetl_sl1500_ 一方の津軽は南部氏の、つまり甲斐の影響は受けていないわけですが、面白いのは、太宰治が津軽から甲州に赴いたり、津軽選挙と甲州選挙が似ているところですね。

 こんな本も出てるんですよ。「民俗選挙のゆくえ 津軽選挙vs甲州選挙」。これけっこう面白かった。母校の大学の先生が書いた本です。

Amazon 民俗選挙のゆくえ

 

 

 

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2024.07.14

トランプ氏暗殺未遂事件

20240716-91735 阪から金沢に移動して中級セミナー。文化的な金沢の街で少人数での会でしたので、今日は一転落ち着いた時間を過ごしました。

 環境でこんなにも自分が変わるのかということを実感。もちろんどこがいいということではなく、それぞれの良さ、面白さがあるのです。

 昨日安倍さんのことを書きましたが、今朝はトランプさん暗殺未遂事件という衝撃的なニュースが飛び込んできました。安倍さんの事件の時、杜撰な警備が批判の対象になり、アメリカ並みの警備が必要だという声もたくさん聞きましたが、アメリカも案外杜撰でしたね。

 紛争中の地域も含めて、世界の要人の暗殺、暗殺未遂事件が多発しています。いまだ世界がそのような論理で動いているのを見ると、みろくの世はまだまだ遠いなと思わざるを得ません。

 安倍政権時代、トランプさんはしょっちゅう安倍さんにホットラインで電話をかけ、何かにつけ「シンゾウどうすればいい?」と聞いていました。そう、あの頃は安倍さんがトランプを動かしていたと言ってもよい。

 それにしても、トランプさんは運が良いというか、生き強いというか…大統領選はこれで一気にトランプさん有利になるでしょう。ある意味できすぎたシナリオですよね。

 今回、トランプさんの命を救ったのは安倍さんだったのかもしれません。

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2024.07.13

株高と年金運用

20240716-85440 阪にてセミナー。大阪の皆さんはノリが良く、こちらもついついハイテンションに(笑)。

 全国回っておりますと、本当にその土地土地の自然、文化、人柄の多様性に気づかされます。小さな日本でもこれだけ多様なのですから、外国も含めると…。

 よく異文化理解と言いますが、それは理想であり、ある意味理解できないからこそ異文化なのだなと感じる毎日です。

 さて、今日も安倍元総理のお話をしました。身近に接していた者として、彼がいかに命がけで日本の国益のために戦勝国と戦い続けていたかを伝える義務があると感じているからです。

 そんな安倍さんに関する興味深い記事があったので紹介します。こういう事実もぜひ知ってもらいたい。

 当然、経済に関する優秀なブレーンが安倍さんにはついていたわけですが(彼は今いずこへ?)、長期的な展望に立って最終的な決断を下したのは安倍さんです。

 いずれ歴史が彼の功績を認めざるを得なくなる日が来ることでしょう。安倍さんが見事な猛獣使い(?)としての役割を果たし、あの頃の世界は平和でしたからね。世界は貴重な人材を失ってしまいました。

故・安倍晋三首相の決断は正しかった…たった1年でなんと45兆円!日本の「年金運用」が国民に与えた利益の「巨額すぎる中身」

なんと154兆円も儲かっていた…!日本の「年金運用」がここにきて絶好調な「本当のワケ」と、アベノミクスとGPIFがもたらした「株高の真実」

 

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