カテゴリー「経済・政治・国際」の1000件の記事

2021.01.17

今こそ!俺たちの東京スポーツ最強伝説

Th_ermsq_dvcaafy9w548x365 近、ウチの女子3人がK-POPアイドルにキャーキャー言って幸福感を味わっているようで、なんとも羨ましいなあ、男にはこういう世界はないなあ…と思っていたら、ありました(笑)。

 今日新宿ロフトプラスワンで行われたイベント「今こそ!俺たちの東京スポーツ最強伝説」が、実に萌え燃えでした。

 うん、やっぱりこういう世界が好きだし、めちゃくちゃ自分の人生に影響を与えているのだなあと思った次第です。東スポとムーね(笑)。

 まあ、こういう世界観を受け入れられるか、あるいは楽しめるか、あるいははなから無視したり、馬鹿にしたりするかで、人生の豊かさは大きく変わってくることでしょう。

 プロレス、野球、芸能、競馬、性風俗、カッパ、UFO、宇宙人、そして1面タイトル名作集…討論メンバー、ゲストの皆さんの話が抱腹絶倒すぎて、久しぶりに酸欠になってしまいました。ホント男のロマンはここにあり!っていう感じでしたね。女に負けていられるかと(笑)。

 たしかに現在のSNSのフェイクとファクトの按配、そして炎上商法など、ずいぶん昔からやっていたんですよね、東スポさんは。

 これはもう完全に「文化」です。東スポ博物館とか出来たら、ぜったい世界中から人が集まりますよ。ぜひ、あえて「東京」ではなく「富士山」に造ってもらいたい。

 1600円払って、これだけ楽しめるのであれば、めちゃくちゃ安上がりです。とりあえず2回観ました。次は多少オヤジ臭のするウチのカミさんと一緒に楽しもうと思います。

 ということは、カミさんは男女両方の萌え燃えを楽しんでいるということか。最強だな。

 今こそ!俺たちの東スポ最強伝説

 東スポWeb

 

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2021.01.15

『聖断 天皇と鈴木貫太郎』 半藤一利 (文春文庫)

Th_51qrnjotobl_sy346_ 藤一利さんが亡くなりました。残念です。

 半藤さんにも仲小路彰の残した文書群を見てほしかった。間に合いませんでした。

 半藤さんの本の中で、特に印象に残っているのは、この「聖断」です。

 二・二六事件の安藤輝三の霊に関わってから、私たち夫婦は鈴木貫太郎に対する格別な思い入れを抱くようになりました。

 その鈴木の人柄をこれほど的確に表現した作品はありません。的確ではありますが、実に淡々としている。いわば文学的に表現しているのです。

 そして、その鈴木を照らす天皇の威光、いや鈴木に照らされる昭和天皇の苦悩。

 日本の運命には、やはり神がかった何かがありました。

 たとえば、「聖断」の背後には、やはり安藤輝三の思いもあったことでしょう。

 そうした裏ストーリーを知ってしまってから読むこの本には、別格の感動があります。

 さらに言えば、この本にも重要なポイントで登場する高松宮。その裏に仲小路彰があったわけです。

Th_unknown_20210116143201 終戦へ向けての対ソ政策については、この本だけでなく一般には、近衛文麿に白羽の矢が立ったごとく語られていますが、その裏では、高松宮を特使とする別計画が練られていました。

 すなわち、仲小路のグループは、戦前から近衛が左翼勢力やユダヤ国際金融資本と結んでいて、日本を世界大戦に巻き込ませたことを察知していたので、終戦にあたって再び近衛に「活躍」させることはなんとしても避けたかったのです。

 そのへんの裏事情を知ってから、またこの本を読むと実に興味深い。スリルと言っては不謹慎ですが、ものすごい緊張感の数カ月間ですね。

 さて、半藤さんは昭和史の反省からの教訓として、次の五つを挙げています。

 ①国民的熱狂をつくってはいけない。そのためにも言論の自由・出版の自由こそが生命である。
 ②最大の危機において日本人は抽象的な観念論を好む。それを警戒せよ。すなわちリアリズムに徹せよ。
 ③日本型タコツボにおけるエリート小集団主義(例・旧日本陸軍参謀本部作戦課)の弊害を常に心せよ。
 ④国際的常識の欠如に絶えず気を配るべし。
 ⑤すぐに成果を求める短兵急な発想をやめよ。ロングレンジのものの見方を心がけよ。

 明日から共通テストが始まります。コロナ禍の中でありながら、教育現場はほとんど総特攻の状況です。若者の命よりも予定通り戦うことを優先しています。

 私は昨年からずっと大学のみ9月入学を訴えてきました。コロナなくともこの厳寒期に人生を決する試験を行なうべきではないということです。

 日本はいまだ変わらない。変われない。残念であり、恐ろしいことです。

 半藤さんの遺言をしかと胸に刻み、そんな旧弊と戦っていかねばなりませんね。

Amazon 聖断

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2021.01.05

『平和と命こそ〜憲法九条は世界の宝だ』 日野原重明・宝田明・澤地久枝 (新日本出版社)

Th_41wlqabuol_sx341_bo1204203200_ 日の「ゴジラ」に主演していた宝田明さん、二・二六事件関係でたくさん著書を読ませていただいている澤地久枝さん、そして、残念ながらお亡くなりになりましたが、心より尊敬し、一日一食生活の大先輩であった日野原重明さんによる「平和と命」への讃歌。

 宝田さんは幼少期の満州での体験から、絶対に戦争を起こしてはいけないという信念をお持ちです。だからこそ、ゴジラのテーマを見事に体現されたのですね。

 日野原さんも医師として東京大空襲を体験され、澤地さんも満州での生活や焼け野原となった東京での生活、そして二・二六事件の研究を通して戦争反対、平和を強く訴える立場に立ったと言えます。

 私のような戦後生まれ、それも高度経済成長期の東京で育った者にとっては、時間的な意味だけでなく、遠い昔話でした。

 しかし、出口王仁三郎の研究、そして仲小路彰との出会い、さらに80年後に二・二六事件に直接関わるという奇遇によって、完全に自分ごととして考えるようになりました。これは望外に幸運なことです。

 私も一教師として日々関わっている現代日本の教育は、非常に不可思議なことになっています。すなわち、外見上、システム上、慣習上は今でも軍国主義が横行しているのにも関わらず、教科書の中では戦争について語ることがほとんどないという矛盾。これは大問題です。

 ある意味私の敵である日教組も、言葉の上ではさんざん戦争反対を叫びながら、ほぼ完全な形で軍隊文化を継承している。そして、それが、いじめや体罰、暴言や上意下達、閉鎖的で差別的なシステムなど、現代の教育の問題の原因になっていることに無反省です。

 憲法9条についての論議、攻防も、護憲派も改憲派も本質的なところから目を逸らし、ほとんどが自己満足や自己肯定の手段にさえしてしまっている。

 著者お三人が所属している「九条の会」とも、反対側の安倍政権とも非常に近い関係にある私だからこそ、こういうことが言えるのだと自負しています。私は両方と仲良くしていますし、どちらからも仲良くしていただいていますよ。

 ものすごく上から目線で申し訳ないのですが、両者ともに新しい時代の中で一つ上の次元に進化しなければならないのに、残念ながらそれができないほどに凝り固まった世界になってしまっているのです。それを言向け和すには、まず仲良くなって話を聞いてもらい、そして少しでもいいから変化してもらう。それが私にとっての王道なのです。

 なんか偉そうなことを言ってしまいましたが、馬鹿と言われようが、本気でそう思っていますし、たとえば王仁三郎や仲小路の平和観、戦争観というものを知ってしまったものとしては、ぜひとも彼らが未来に向けて遺した言葉を読んでもらいたいと思っています。そして、その機会を作るべく自らのお役目を果たしていきたいと思っています。

 最後にその象徴として、仲小路彰の憲法9条論の一部を転載しておきます。これが単なる護憲論とは大違いであることは、読んでいただければ分かると思います。

 昭和28年12月発行「地球との対話 16 憲法改正可否に関する具体的問題」より

 今後、日本が自ら防衛し、また阻止しなければならない戦争とは、本質的な意味において、世界的破壊性をもった内外よりする革命であり、第三次世界大戦とは、まさに世界革命勢力の侵入に対する防衛に他ならないであろう。日本は現憲法に規定された旧概念の国家戦争には今後絶対参加する意志はなく、この点現憲法の精神は、日本の決意を示すものとして、そのままなんら変更される必要はないのである。

 (中略)

 この観点に立って平和憲法を考えるときそれは日本の進むべき方向を明示した、むしろ、未来への宣言として考えられるべきものであり、近代国家概念をこえた次の時代に導く最も象徴的、哲学的な最高の理想というべきである。そこには改正されるべきなにものもないであろう。

 (中略)

 それは今後全世界にわたる革命による破壊をもこえて、各国各民族をしてここにまで至らしめねばならない地球の普遍的法の原型となりうるものである。

 それは平面的な憲法改正論の次元をこえたものであり、むしろ平和への最高の道徳律として、さながら聖徳太子の十七条憲法が最高の道徳的規範として、今日にいたるまで少しもその意味を失っていないようにいかなる現実の変貌にも耐えて、今後の人類の方向を導く象徴となるものである。

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2021.01.04

『ゴジラ』 本多猪四郎監督作品

Th_81bi3hduc8l_sx300_ 知のウイルスのおかげで、世の中が大変なことになっております。

 平和ボケした現代日本人にとっては、久しぶりの「モノ」体験です。もちろん10年前の大地震や大津波、そして原発事故もそういう体験ではありましたが、こうして外国から侵攻されるのは本当に久しぶりのことです。

 世の中では「鬼滅の刃」が大ヒットしていますね。あれも「モノ」と戦うお話です。そして「モノ(鬼)」の方にもいろいろ事情があって、そこへの共感も含めて、非常に日本的な、すなわち勧善懲悪では片付けられないモノガタリとなっています。

 そういうモノガタリで思い出されるのが「ゴジラ」です。それも初代。思うところあって、ウン十年ぶりに見直しみました。

 驚くべきは、この映画が戦後9年で製作されているということです。

 米ソ冷戦下の水爆実験がもたらしたゴジラの日本上陸。あっという間に東京は元の焼け野原に戻ってしまいます。

 唯一の被爆国、そして敗戦国、事実上のアメリカの属国としての日本において、このような寓話によって戦争批判、核兵器批判、大国批判、科学批判が行われたことに、今さらながら感銘を受けます。

 日本のモノガタリでは、善と悪、加害者と被害者、強者と弱者が判然としないことが多い。あえてそうしていることが多いわけですが、このゴジラもその点、非常に複雑な様相を呈していますね。

 それは先の大戦や、現在のコロナ騒動にも重ね合わせることが可能です。当事者にとっては明らかな「敵」であっても、歴史になるとそう単純な構造で説明つかなくなります。それが、のちの騒動を生む原因にもなるわけですが。

 そうした複雑な利害関係の中に、ヒューマニズムを織り込むところが、日本的モノガタリの良いところであり、また一方で、ある種の美徳主義や根性主義、犠牲賛美主義につながっていることも確かです。

 この「ゴジラ」にあっても、芹沢博士の決断はゴジラの運命とともに一つの哀話として私たちの心を打つものになっています。

 平和と戦争、科学と自然、経済と道徳…あらゆる矛盾が、個人の哀話に回収されてしまい、またそれを「散華の美学」のように受け止めてしまう日本人の心性は、それ自体実は非常な弱点でもあると感じます。

Th_250pxgojira_1954_japanese_poster その点、仲小路彰は、そうしたお涙頂戴的なものではなく、もっと未来的な明るい解決策を提示してくれています。

 水爆についても仲小路は、もちろんその破壊的、悪魔的な力を忌避しつつ、その反面にある「太陽のエネルギー」「融合のエネルギー」といったプラスの側面についても多く語ってくれています。

 芹沢博士の苦悩は、おそらくその当時の多くの科学者の苦悩そのものだったのでしょう。その時代に、仲小路が湯川秀樹をはじめとする多くの科学者に送ったメッセージは、きっと彼らを勇気づけたことでしょう。

 さて、映画「ゴジラ」 の話に戻りますが、あらゆる面で、その後のゴジラシリーズ(最近で言えばシン・ゴジラも含む)には到達しえない次元での名作ですね。

 私のように、少年時代単なる怪獣対決ものとして楽しんでいた世代が、こうして大人になってそのルーツをたどり、最も大切なことに気づかされるわけですから、もちろんその後のシリーズにも大きな価値はあると思いますが。

 やはり、何事も「初代」がすごいのですね。それはそうです。無から有を生んだのですから。

 本多猪四郎はもちろん、円谷英二、伊福部昭の仕事ぶりも素晴らしい。宝田明、平田昭彦、そして志村喬ら俳優陣の、内面を表現する演技も見ものです。

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2020.12.27

『生き方は星空が教えてくれる』 木内鶴彦 (サンマーク文庫)

Th_51gmb48t47l_sx349_bo1204203200_ 日の「グレート・コンジャンクション」を園児たちに観せていた時に、ふと思い出したのが木内鶴彦さんのことでした。

 コメット・ハンターとして、臨死体験者として、自然環境活動家として有名な木内さんのこの本は、まさに「今」、皆さんに読んでいただきたいメッセージ満載です。

 宇宙的視点から鳥瞰した時に見える「未来の記憶」に関しても、私なんかよりずっと具体的に体験されている木内さんのお話は実に面白いし、納得がいく。

 少し前に私が苦言を呈した「進化論」についても、木内さんは明確に否定しています。適者生存、弱肉強食ではなく、あくまでも地球環境のバランスを守るために私たち生命は存在し、その姿を変えてきたのです。

 私の「モノ・コト論」に結びつく部分も多くありました。宇宙意識、膨大な意識というのは、ある意味人間にとっては「無意識」にあたりますから「モノ」ですね。逆に人間の意識は「コト」です。

 自他(他・自)不二、モノ・コト不二、宇宙・生命不二…全ての本質はそこにあります。

 そういう宇宙的視点から地球を眺めますと、新型コロナウイルスの意味や価値もはっきり分かるというものです。

 本来生命の頂点にあるべき、知性と創造性を持った人類が(カネに向かって)暴走しているため、バランスを取り戻すためにウイルスは登場しているのでしょう。

 たしかに良く言われるように、ウイルスは私たち宿主を全滅させようとするわけがありませんよね。私たちの行動と思考を制限するだけで、本来は共存していこうとしているはずです。ですから敵ではない。

 それにしても、木内さんの「臨死体験」は本当にすごいですね。時空を超えた旅は、それこそ出口王仁三郎の高熊山での霊的体験ととても似ています。木内さんは数時間だったのですが、王仁三郎は1週間ですからね。あの膨大な霊界物語にも書ききれず、耀わんにその情報を刻んだと言われています。

 仲小路彰も生きながらにして時空を超えて様々な事象を体験していたようです。核心部分では、木内さんも王仁三郎も仲小路も全く同じことを言っていますし、同じような未来を予測していますし、私たち人間に同じような課題を与えています。

 今までは、そうした宇宙的視点による地球観や人生観は「トンデモ」扱いされてきましたが、来年からは全く様相が変わるでしょうね。

 新しい時代の始まり、新しい人生の始まりに際して、皆さんもぜひこの本を読んでみてください。違和感なく共感するに違いありません。

 近いうちに木内さんにもお会いしたいと思います。未来の情報を共有できることを楽しみにしています。

 

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2020.12.25

通信改革は本当に成功するのか?

 

 末でちょっと忙しいものですから、動画の紹介で終わります。

 docomoのアハモが大きな話題となっていますが、とにかく日本の通信料の高さは異常です。通信貧乏になっている人、たくさんいるに違いありません。

 我が家もそうです。私と家内はauで、なんだかんだ二人で月に1万3千円以上かかっています。娘たちはmineoで二人で4千円弱。ADSL(!)やPocket WiFiも含めると2万5千円くらい通信費にかかっている。高いですねえ。

 仕事をしていると、やはりLINE電話などではなく、普通にケータイ番号で電話することになりますよね。それをかけ放題にすると、とんでもなく高くなります。

 また、私はデータ通信にはWiFiを使うようにしていますが、家内はよくわからずモバイル通信を使いまくり。当然高くつきます。

 今後、auがアハモに対抗できるプランを出さないかぎり、私はmineoに、家内はdocomoに移行していくことになりそうですね。

 この対談動画でも、日本の通信業界の異常性が存分語られています。特に酔っ払った夏野さんは面白いこと言ってますね(笑)。北朝鮮ねえ。なるほど。

 すっかりインフラとなった「通信」ですが、それこそ「セコい」商売はやめて、安価で安全に安定した供給ができるように(3安)企業努力をしてもらいたいですね。

 菅総理の掛け声でようやく動き出した「通信」業界。日本の国力向上の大切なファクターとなるでしょう。期待します。

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2020.12.19

音楽事業仕分け(コント)

 日はとっても忙しいので、軽いネタを。

 軽いけれど、面白い。案外重かったりもして(笑)。

 いろいろと懐かしいネタですね。まあとにかく御覧ください。

 

 

 もう10年以上も前になるんですね〜。民主党蓮舫議員による事業仕分け。

 まあ今考えると、ホントひどい話でした。今や悪夢の民主党政権時代もノスタルジーの彼方という感じですよね。その後の自民党政権と比べて、民主党時代の方が良かったとか言う人もけっこういますが、まあ人間なんて「喉元過ぎれば熱さ忘れる」でして、いやいやそういう忘却力がないとやるせない過去が蓄積していってやっていられないのでしょう。

 これは昭和は良かったとか、戦前は良かった、さらには江戸時代は良かったのような、いわば過去の都合の良い美化にもつながってきます。ほんの10年前でさえこれなんですから、しかたないと言えばしかたない。あるいは現状に満足できない、足るを知ることができない人間のサガなのかもしれません。

 それにしても、昔も今も変わりなく素晴らしいのは戸田恵子さんですね!本当にすごい人だと思います。天才です。真似されている蓮舫さんも、まあ変わらないと言えば変わらないかもしれません。

 ところで、ここで見事なアカペラを披露しているRAG FAIRの皆さんはどうしているのでしょうか。この番組が終わると同時に無期限活動休止になってしまいましたよね。

 このNHKの『どれみふぁ・ワンダーランド』は、ユーモアあふれるハイセンスな音楽番組でした。最近、こういう職人芸で笑いをとるコント番組がなくて寂しい。この前宝田明さんの記事で紹介した「サラリーマンNEO」や「七人のコント侍」とか。NHKさん、ぜひ頑張って!

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2020.12.18

『ゴーマニズム宣言SPECIAL コロナ論 2』 小林よしのり (SPA!コミックス)

Th_51bf5zwfokl 日発売。昨日紹介した小林よしのりさんのコロナ論第2弾。

 折しも、東京で800人を超える感染者が確認され、NHKのニュースでも「緊急事態宣言しかない」的な発言がありました。

 そして、この本でも前著でも高く評価していたスウェーデンの緩和政策について、なんと国王が「失敗」と批判。

コロナ対応「失敗」 スウェーデン国王、異例の政策批判

 実に良いタイミングです。

 昨日紹介した第1弾と同様、マスコミやエセ専門家を批判し、「科学的」に抑圧策やPCR検査、マスクへの批判を繰り返していますが、いまだにそうした意見は世間では少数派ですよね。

 著者は「本の力を信じる」と言いますが、はたしてどこまでこのコロナ論が一般的になるのでしょうか。

 私は昨日書いたように、小林よしのりさんは「コロナ論」を通して、日本文化論を語っていると思います。そちらの意味では、もしかすると歴史に残る名著となるかもしれません。

 実際、コロナ禍を乗り切ることも大切ですが、そこから私たちが何を学ぶか、何を変革する力を得るのか、そちらに意識を持っていくことも重要です。

 終わったあとで、「あれはピンチではなくチャンスだったのに」と後悔してもしかたありません。

 この本で批判されている、現代の「グローバリズム」。私は仲小路彰が構想した本当の「グローバリズム」を研究している者として、特にその部分についてしっかり考えていこうと思っています。

 ある意味、災害、戦争の真っ只中であるからこそ、こういう本を読んで、一瞬でも日本の、地球の外側から現状の自分と社会を見つめ直してみる必要はあるのでしょう。

 些末なことですが、第14章のタイトル「神が与え賜うし呼吸」は、どう考えても「賜いし」の間違いですね。編集、出版のプロの人たちがそういうことに気づかないということに、ちょっとした日本文化の危機を覚えました。

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2020.12.17

『ゴーマニズム宣言SPECIAL コロナ論』 小林よしのり (SPA!コミックス)

51syzdyuurl_sy346_ 日「2」が出るということで、遅ればせながら読んでみました。

 一昨日ご登場願った宮沢孝幸先生も高く評価している、小林よしのりさんの「コロナ論」。「コロナ恐るべからず」論の尖峰と言ってもいいでしょうか。過剰反応するな、科学的に正しい対処をせよ、インフォデミックを起こすな…。

 まったく恐ろしいモノで、私も半分はこのコロナ論に大賛成ですが、半分はやはり何かを恐れている。様々な情報が飛び交う現代だからこその「余計わからない」があって、なかなか自分が安定しない。

 つまり、モノ(未知の何か)に対して、コト(情報)が無力などころか、コトどうしが新たなモノを生み出してしまっている状況は、非常に興味深くもあります。

 日頃「モノ・コト論」を構築している私ですが、こうして自分の中のモノとコトのせめぎあいを観察することは稀です。モノノケの生命力…それは実は宇宙の誕生にも関係しますが…に改めて感動さえしているところです。

 さて、出版から4ヶ月が経った今、この本の内容はどのように評価すべきでしょうか。

 ある種の予言書として捉えるならば、やはり半分は当たり、半分ははずれたということになるのでしょうか。

 いや、この本の評価すべきところは、コロナ禍をしっかり日本文化論に落とし込んでいるところでしょう。その部分の内容に関しては揺らぎなく正しいと思います。

 もちろん小林よしのり流の物言い、表現方法に抵抗をおぼえる方もいらっしゃると思いますが、本人も言っているとおり、「愛国」の気持ちがあるからこそのそれらです。

 今までのゴーマニズム宣言もそうでしたが、決して左右の構図には収まりきらないんですね。愛は湧き上がるモノですから、思想というコトを凌駕していくのは当たり前です。

 新型コロナとのつきあいもそろそろ1年となろうとしています。モノがコトとなり、コトがモノとなる日々。そろそろその全体像を俯瞰しながら、自分と世界の本質を見極めてみてもいいのではないでしょうか。

 そのために、この本は大変良い参考書となるでしょう。明日出る「2」の内容も楽しみです。

ゴーマニズム宣言SPECIAL コロナ論

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2020.11.28

ETV特集 『転生する三島由紀夫』

Th_-20201129-101152 中湖の三島由紀夫文学館設立にも関係した方から是非との連絡を受け、観ました。

 非常に面白かった。個人的には、今まで観た三島関連の番組の中で最も惹きつけられました。

 こうして現代に、そして未来に「転生する」からこそ三島由紀夫なのであり、それはある意味、三島の設計どおりなのでした。

 今から50年前の11月25日。その日を選んだのは、その49日後の1月14日が三島の誕生日だったからです。

 この番組でも紹介されていた「サロメ」の演出も、もちろん設計されたもの。

 三島が未来に投げたボールを、私たちは思わずキャッチしてしまっているのです。

 正直個人的にはあまり好きではない三島ですが、その違和感もまた、彼の意図するところに違いありません。

 そして、そうして三島に翻弄されているうちに、私もいよいよ「転生する」時が来たのかなと思いました。

 そう、国のために殉じるのです。もちろん、私には、文部科学省を乗っ取って演説をぶって切腹するような勇気はありません(笑)。

 しかし、三島の予言したとおりの空虚な日本に対する憂いはたしかにあり、そのために行動しなければならないということもよく分かっています。

 そのタイミングが今なのかなと。個人的な環境にも変化があり、世間的にはコロナのこともあり、また今年の3月で56歳7ヶ月となり、王仁三郎的に言えば「みろく下生」という「転生』の時を迎えるにあたり、三島にも、そして三島に近くて遠い存在でもあった仲小路彰にも背中を押されているような気がします。

 とにかく違和感がすごいのです。人一倍適応力や社会性があるものと信じてきましたが、それでも耐え難いのですから、相当日本は病んでいるのでしょう。

 これはもうしかたないですね。運命というのは、やはりあるのだなと思った次第です。

 というわけで、私も一度死んで生まれ変わり、小説でも書いてみましょうかね(笑)。

 12月3日0時(2日24時)から再放送があります。見逃した方はぜひ!

ETV公式 転生する三島由紀夫

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