カテゴリー「経済・政治・国際」の706件の記事

2017.02.14

論客面談 『橋下徹 vs 森達也・ケビン・クローン・古谷経衡』

 校生の「国語表現」の授業で使った教材。昨日の「橋下×羽鳥」内「論客面談」。
 ディベートの勉強をしているわけですが、その教材としてはなかなかいいですよ。橋下さんの討論技術は高い。もちろんそれは「ずるい」とも言えるわけですが、高校生くらいならこういう戦闘能力に興味を持ってもらいたいと思っています。
 橋下さんは誰が相手でも、「政治」という「現実」を振りかざして、「理想」すなわち「正論」を掲げる皆さんをいなしていく。つまり、相手の正論を正論だと認めつつ、その「理想」が持つ矛盾、すなわち「現実的(現在的)無理」を理由として反撃していく。
 結果噛み合うわけはないけれども、現実の観客(視聴者)には、橋下有利で終わったかのような印象を与えることに成功しています。
 これはある意味プロレス的な勝ち方であるとも言えましょう。本当にどちらが強いかというケンカとは違う。自分の立場を充分に理解した戦い方です。
 まあ、こんな番組のこんなコーナーを喜んで(?)引き受ける理由があるということですよ。お見事ですね。
 個人的には橋下さんの政策や各種発言には異論もありますが、こういうプロレス的な力は素直に敬意を表したいと思います。
 プロレスと言えば、森達也さんはプロレスの取材もいくつかしていますね。その内容にもプロレスファンとして賛否両論有るんですが、やはり森さんも自分の立ち位置の置き方は上手だと思いますよ。世間の常識を敵に回すというか、あえて裏側から弱者を支援するというか、その手法には徹底が見られます。私は嫌いではありません。
 そういうことも含めて、生徒たちが何かを学んでくれればと思います。
 ケビンや古谷さんはまだ若いので、森さんのような独特の立ち位置があまり感じられませんね。本人たちなりには頑張ってそれを確立しようとしていますが、まだ大衆の思考の域を超えていません。
 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017.02.11

トランプ大統領は富士山に来るか?!

20170212_92243 倍首相夫妻がお見事な外交をしています。スサノヲとクシナダヒメを上手に持ち上げつつ信頼を得ている様子です。
 ゴルフは最高の密談の場です。自然の中でリラックスしながら、また頭だけではなく体を動かしながら、そして時間をかけて、余計な人間を排して話をする最高の機会です。
 政治、外交のシロウトであるトランプさんが、今や世界唯一の安定政権の主役を頼りにするのは当然でしょう。イヴァンカさんが「アベの言うとおりにして」と言ったとおりですよ(笑)。
 もうこの時点で日本は上位に立ちましたね。相手が聞く耳を持つということは大切です。
 夏にはトランプさんが来日するという話にもなったようです。大いにけっこうでしょう。
 その際にはぜひ富士山へ!
 もちろん富士山という地球平和の中心の山(天教山)を仰いでいただくことももちろんですが、リニアに乗っていただくというのもいいですし、なんと言っても、トランプさん最大のライバルにして盟友であった柏木昭男さんの故郷ですからね、富士吉田や河口湖は。
 というかトランプさん自身、富士山に来たいと思っていることでしょう。
 変な話ですが、私とその周辺のお変人たち(?)は、その日のためにスサノヲと富士山を結びつける神事を行なってきました。まさかこういう展開になるとは思わずに、ではありましたが、結果としてはその日のためにということになりそうな気配です。
 今年になって、さらに動きが加速しています。本当にそれを体感しています。そうしたストーリーの中の重要な登場人物がトランプ大統領であるということです。
 今日は紀元節。安倍首相もこのようなメッセージを出しました。ここにある「未来」の象徴が富士山であり、そして皇室であるのです。日本の象徴である天皇と富士山は、これから地球の融合の象徴となっていくのです。
 どうぞトランプ夫妻、そんな「象徴」の波動を受けにいらしてください。

 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017.02.09

その八重垣を…

Th_2017020900050146yom0004view 倍首相夫妻がトランプ大統領との会談のためアメリカに向けて出発しました。
 この歴史的一大事にあたりまして、昭恵夫人にメッセージを送らせていただきました。
 昨夜、昭恵さんがFacebookにて「人との垣根が全て取っ払われ」というようなことをつぶやかれていました。そのお言葉と、昨年の天皇誕生日の日の「望」年会で昭恵さんとお話した内容から、ある種の直観を得たのです。
 詳しくは国家機密なので書けませんけれども(笑)、出口王仁三郎の以下の名文を参考として添付いたしました。
 今年はスサノヲの年となります。トランプさんも間違いなくスサノヲの系統ですね。ですから、この王仁三郎の「八重垣」に関する解釈は、非常に深い意味を持つと思います。八重垣をつくり、その八重垣をどうするのか…。
 皆さんもぜひ味わってお読みください。そして、何かを読み取ってください。この文は大本の機関誌『明光』昭和10年12月号に掲載された「歌まつり」の一部です。

(以下引用)

…素盞嗚尊(すさのをのみこと)が出雲の簸(ひ)の川の川上で八岐(やまた)の大蛇(おろち)を退治されて、ほっと一息おつきなされた。その時に、お祝いとして詠まれた歌が「八雲立つ 出雲八重垣 妻ごみに 八重垣作る その八重垣を」の歌であります。

 このお歌の意味は、言霊(ことたま)によって解釈すると、「出雲八重垣」の「出雲」というのは「いづくも」のこと、「どこの国も」ということでありますが、つまり、大蛇は退治したけれども、まだ世界各国には八重垣(やえがき)が築かれ、そして八雲(やくも)が立ち昇っている。「八雲」というのは「いやくも」ということである──。それで、この「いやくも」をすっかりはらわねばならぬし、また、この垣も払わねばならぬ。

 今日も「八重垣」はたくさんあります。日本の物を外国に持ってゆこうと思えば、「税関」という八重垣ができている。「つまごみに」というのは──日本の国は「秀妻(ほつま)の国」というのである──日本の国もまた一緒になって八重垣をつくっているということであって、これは世界万民が一つになって、一天、一地、一君の政治にならなくては、この八重垣は取り払われないのであり、「八雲」を払い、「八重垣」を取り払って、はじめて一天、一地、一君の世界になるのであります。

 これが一つの意味でありますが、もう一つの意味があります。神さまがお鎮まりになっているその神さまを中心として「八重垣」を築く。その「八重垣」は「瑞垣(みづがき)」という意味になり、外から悪魔が入れない。ここでは神さまを守る「ひもろぎ」となるのであります。八重雲(八雲)も、幾重にも紫雲がたなびいている意味にもなるし、また、真っ黒な雲が二重にも三重にも包囲しているという意味にもなるのであります。

 それで、この歌は、「八重垣作るその八重垣を」で切れていて、あとがまだ残っているのであります。
 内外を問わず悪い「その八重垣を」今度は取り払わねばならぬということを残して、「を」の字でおさまっているのであります。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017.02.06

『アジアを救った近代日本史講義』 渡辺利夫  (PHP新書)

戦前のグローバリズムと拓殖大学
Th_417xzlk24l 日はこの本の著者の渡辺利夫さんにお会いする機会を得まして、1時間ほど熱い熱い対話をさせていただきました。
 この私にとって望外の幸運に出会えたのは、まさに2週間前に読んだこの本のおかげさまであります。
 仲小路彰の「グローバリズム」を学んでいる私が、なんとなく「戦前のグローバリズム」という言葉に惹かれ手に取ったのがこの本。
 拓殖大学の総長も長年務められ(現在は顧問)、また多くの団体の重要なポジションにおられる渡辺先生は、私からすると雲の上の人物。純粋に本の内容も素晴らしく勉強になることばかりだったのですが、その中になんと、仲小路彰が主宰していた「スメラ学塾」の文字があるではありませんか(文中では「スメラ塾」となっていました)。
 ジャワでの宣伝戦で活躍した、拓殖大学出身の若林光也さんらの活躍ぶりが紹介されていました。ジャワという文字を見て、ふと思い出した文献があり、家に帰って確認してみると、なんとまさに若林さんらの宣伝工作部隊に関する文書があるではないですか。
 驚きのあまりに、先週さっそく渡辺先生が理事長をされている地元山梨総研を突撃力で訪れて、結果今日のこの邂逅に一気にこぎつけてしまいました。普段お忙しく、なかなか故郷である山梨においでになる機会のない渡辺先生が、ちょうどお仕事でいらっしゃるというのですから、完全に目に見えない力が働いていますね。
 さあ、実際にお会いしてじっくりお話させていただいたのですが、いやあ本当に想像以上に魅力的な立派な先生でいらっしゃいました。私のようなどこの馬の骨かも分からぬ者の話を、メモを取りながら一生懸命聞いてくださり、大変有用なアドバイスも多数いただきました。本当に大感謝であります。
 今度また飲みながら(笑)ゆっくり話しましょうとおっしゃってくださり、本当に今後の未来的発展に明るい希望を与えていただきました。ありがとうございます!
 それにしてもこの流れはなんなのでしょうか。全く無駄がないこの流れ。これは大きなことが動き出しますね。皆さんも期待していてください。日本はすごいことになりますよ、きっと。私も微力ながら頑張らせていただきます。
 悠々として、急げ…です。

Amazon アジアを救った近代日本史講座

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017.02.02

「〜がないからできない」=「〜があってもできない」

 日は録画してあったBS朝日「昭和偉人伝〜小林一三」を家族と観ました。
 阪急電鉄の生みの親、いや、近代大衆社会の生みの親、そしてかの宝塚歌劇団の生みの親。そんな一三を生んだのはこの山梨県です。
 山梨が誇る実業家であり、芸術家であったと思います。このたびの番組もよくまとまっていたのですが、残念ながら動画はないので、NHKの「その時歴史が動いた」をご覧ください。
 ああ、山口昌男さんももうお亡くなりになったんですよね。小林一三を「シャーマン」と言うあたり、いかにも山口昌男さんらしい。私も同意します。番組の末尾にある一三の言葉は輝いていますね。私もずっと青春時代でいたいし、夢を、良き未来を妄想して実現していきたいと思っています。

 さて、「昭和偉人伝」では、「金がないから何もできなという人間は、金があっても何もできない人間である」という一三の名言が紹介されていました。なるほどですね。
 これは「金」に限らず、たとえば「時間がないからできない」という場合にも当てはまりますね。私も「時間がない」とか「お金がない」と言ってしまうことがありますが、それはたしかに全て「言い訳」です。かっこ悪いですね(笑)。
 この番組を観て、これからはそういう「〜がないからできない」とは絶対に言わないようにしようと決心しました。
 今、仕事もそうですが、仕事以外でも大きな事業に関わっているので、ついつい「〜がなくて」と愚痴をこぼしがちです。
 やはり、お金も時間も自ら作らなければいけません。「〜がない」ということは、それを作る努力をしていないことを表明しているわけですから、まさに恥ずかしいですよね。
 「才能がない」というのもダメです。才能も作るべきものですし、もっと言えば、お金も時間も才能も、人のものをお借りすることができる。人を使うということも大切なのです。
 ここのところ、戦前の偉人の人生に触れることが多いわけですが、そこから学ぶことは非常に多いですね。単なる懐古趣味や保守主義ではなく、純粋に人間としてそこに学んでいきたいし、それらを真似をしていきたいと思っています。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017.01.29

「獺祭」の挑戦

Th__20170130_124829 夜は新宿住友ビルで尊敬する人生の先輩方とお酒を酌み交わしました。お料理も含めておいしかったなあ。
 私はもっぱら日本酒をいただきました。後半は「獺祭」。やっぱり飲みやすいし飽きが来ない。いいお酒ですよ。
 究極まで磨いた純米吟醸「二割三分」で大ブレイクした旭酒造さんの獺祭。今ではおいしい日本酒の代名詞となって、本当にいつでもどこでも飲めるようになりました。
 ちなみに二割三分、私は一度飲んだことがあります。というのは、これぞ完璧な「おこぼれ」なんですが、安倍昭恵さんがウチに遊びにいらした時、総理主催の某祝宴で余った二割三分をお土産に持ってきてくれたんです!
 一般庶民の代表格のようなワタクシには縁がないと思っていた憧れのお酒をいただき、ついつい我慢できず、その場で飲み始めてしまったワタクシでありました(笑)。
 もちろんそのおいしさは格別でありましたが、最近チェーン店でも出てくる「普通の」獺祭も充分においしいと思います。
 実は昨日、こういう記事が配信されました。

巨大なビルで大量生産…日本の名酒『獺祭』がちょっと変だぞ!?日本酒好きのあいだでは賛否両論

 たしかに旧来の伝統的な酒蔵のイメージも大切だと思いますが、そこを突破して安定した高得点を大量に叩き出している現在の旭酒造さんも立派だと思いますよ。一般庶民、特に若い女性や、あるいは世界中の皆さんに日本酒のおいしさ、スマートさを広めた功績、さらには昨日の私のいた場もそうでしたが、獺祭によってお食事もおいしくなり、話もはずみ、それが地球平和につながる…いや、大げさでなく、お酒にはそういう効果がありますからね。素晴らしいことじゃないですか。
 最終的に機械やAIに仕事を任せるにしても、そこにはそれを設計する「人」の智恵と経験と技術が詰め込まれているのです。実は現代的なシステムの中にこそ、そうした職人的な魂がこもったりするものです。
 そういう意味では、これからの社会の構築に際して、日本人の果たす役割というのは大きくなると思っています。
 私は「獺祭」の挑戦を応援したいと思います。

Amazon 獺祭【木箱入り】磨き二割三分 純米大吟醸 720ml

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017.01.26

加瀬英明×馬渕睦夫『日本らしい国づくり』〜 日本の神道と世界の宗教

 12月の生放送の時、大変感銘を受けましたこの番組が配信されまして、皆さんと共有できるようになりました。
 私たちがほとんど無意識のうちに一体化している「かんながらのみち」を、このように分かりやすく解説してくださることは、大変貴重なことです。
 個人的には、ワタクシの「モノ・コト論」を通じて一連の話を聴くのも面白かった。すなわち「コト」という論理、分析、言語よりも、「モノ」という不随意、自然、調和を上位に置いているのが、日本の神道であり、その象徴が天皇の存在であるわけです。
 では、なぜ神様を「みこと」というのかというと、これは仏教とも関係してきます。「みこと」とは「美こと」あるいは「御こと」であって、本体はあくまで「こと」。いわば絶対的な真実です。
 世の中には絶対的な真実は一つしかない、と悟ったのはお釈迦様です。では、その真実は何かというと、「絶対的なものはない」ということです。すなわち、「こと」という日本語はもともと絶対(孤立系)を表し、「もの」は相対(複雑系)を表した。
 で、日本の「神」というのは、もともと「モノ」であったわけですね。それがたとえば、「物の怪」とか「物悲しい」とか「〜もん」という語尾を伴う表現につながったりしています。つまり、「なんとなく」「何か」というような、不随意な他者性ですね。そうした自己を超えたところにある存在のことを「モノ」と言ったわけです。
 そうした「モノ」に対する敬意、畏怖というのが、日本の自然信仰の基本です。ちょうど、この番組でも紹介されている南洋の「マナ」とも通じますね。もちろん、言語的にも「モノ」と「マナ」は同源だと推測されます。
 そうした、他者性というか、自己の補集合全体に自分が生かされているということだけは、絶対的な真理であるわけで、それが、お釈迦様のいう「絶対的なコトはない」という悟りとも同じであるということです。
 この番組でも語られているように、一神教では、その「コト」を特定の「個」に設定してしまったため、対立や矛盾が生じてきたのでしょう。
 そんなわけで、私たちのこうした「無意識」の強靭さ、深さですね、そう、いつも書いているように、無意識や忘却が最強なんですよ。大切な「モノ」は「コトあげ」せずに、無意識の古層に保存してしまう。これが日本の「国譲り」の作法です。「コトあげ」しないというのは、解釈しないということです。他者そのモノをそのまま伝えていく、いや伝えていくという意識化さえもいらない。これが最強日本です。
 もちろん、そうした無意識保存にも時代的な危機があったりしますから、その時は伏流水が湧き出すように意識化される。今は、ちょっとそういう時期のようです。天皇陛下の譲位問題もそのうちの一つでしょう。
 加瀬さんと馬渕さんにも、そういう意識化のお役目がおありのようですね。一度ゆっくりお話してみたいところです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017.01.22

『教養としての「昭和史」集中講義』 井上寿一 (SB新書)

教科書では語られていない現代への教訓
Th_71w8lg7nrl 当の生きた歴史を学びたいと思いつつ、データ的な知識つめこみに対する反動からか、偽史(古史古伝)や出口王仁三郎の物語、さらには陰謀論などに逃避する傾向があった私が、ここ数年でまたある種の「トンデモ」に出会ってしまい、ではますます迷走するのかと思いきや、いろいろな事情からやっと王道、正道に戻りつつあります。
 その、私にとっての最新「トンデモ」は、昨日の記事でも紹介した仲小路彰です。
 昨年、日本近現代史の重鎮伊藤隆先生にお会いして仲小路について意見交換をした時、先生は「アブナイ」と言いました。たしかに、仲小路はいろいろな意味で危ないかもしれません。
 一つには、その遺した情報の内容が実際「トンデモ」であること、そして、その内容が「トンデモ」で片付けられないような「事実」をも内包しているからです。
 前述のように「トンデモ」には全く抵抗がない(免疫がある)、私でもけっこうドン引きするような発見が相次いでいるわけですから、その道の大家としては、今さら火中の栗を拾う必要はないと判断するのかもしれません。分かります。
 私は専門家でも大家でもないので、それなりに仲小路的世界に向き合っていく覚悟ですけれども、やはり王道、正道を知らなければ、その正しい評価さえできません。
 そういう意味で、最近はそうした王道、正道の、それも最新の研究成果をよく勉強するようにしているわけです。
 とは言え、そうしたものはお堅い論文がほとんどでなかなか読む機会がありません。かと言って、本屋に積まれている「日本史ブーム本」の数々は、それこそトンデモな陰謀論か、数十年前の常識の反芻、あるいはある種のイデオロギーを補強するために恣意的に選択され編集された物語であったりして、あまり参考にならないどころか、百害あって一利なしとも言えるアブナイ水域です。
 そんな中、学習院大学学長井上寿一先生のこの本は大変素晴らしいと感じました。最新の研究成果、それも単一の視点ではなく、複数の視点を導入し、また、現代の社会状況とのアナロジーを重視して語ってくれているのです。特に、現代との比較によって、私たちシロウトは深い興味と理解を促されます。たとえば、アベノミクス、トランプ現象、シン・ゴジラ、安保法案、憲法改正問題、なんでも反対野党(笑)などなど。
 この本の冒頭にある井上さんの言葉を引用します。

 歴史とはいわば過去のデータベースですから、それを参照していまの文脈に当てはめてみる。そういうふうに考えれば歴史は無味乾燥なものではなくなります。
 言い方を変えると、今日的な関心がなければ、過去にさかのぼる必要はない。歴史を学ぶ意味はないとさえ私自身は思っています。

 そうした多様性、重層性、また反復性そこが「歴史の生命」ですよね。お恥ずかしい話ですが、この本によって、ようやく歴史学習の面白さを知りました(マジです)。
 特に戦前、戦中、戦後史という、学校ではすっ飛ばしがちなところ、またある種の情報操作によって、近いはずなのに妙に遠かった「近過去」が生き生きと感じられるようになりました。ありがたや。
 もちろんこの本は「シロウト」「一般人」向けですから、情報としては表面的かもしれません。しかし、私のように、この本を入り口として、自分につながる生きた近過去の歴史に興味を持ち、自らすすんで学習し、調査する人が増えるといいと思います。
 学者さんのお役目の一つがこういうことなのでしょうね。結果として、在野も含めて、歴史研究が進み、本当の意味での「戦後レジームからの脱却」「先の戦争の総括」に歩を進めることができるのでしょう。まさに啓蒙の書だと感じました。
 王道、正道知ることによって、ますます「トンデモ」世界に興味が沸いたというのも事実です。その内容が誇大妄想であれ、実際にそれによって多くの人々が動いてしまったのは間違いのない事実ですから。私はそっちの担当が向いているようですし。

Amazon 教養としての「昭和史」集中講義

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017.01.21

【討論】皇室・皇統を考える…仲小路彰の天皇譲位論

 〜む、思わず真剣に聴き入ってしまった(のちに動画でもう一回視聴してしまった)。本当はトランプさんの大統領就任に関して書こうかと思っていたのですが、急遽変更します。
 すごい討論であったと思います。何がすごいのか。それぞれの皆さんの話の内容は想定内でありましたが、総体として、やはり天皇陛下の「お言葉」のすごさを再確認したということであります。冒頭のお言葉(玉ビデオ)をもう一度じっくり受けとめてみましょう。
 まさに「象徴天皇」ですよ。国民の統合ではなく、国民の分裂の象徴(さらには皇室の分裂の象徴)。だからこそ、このタイミングで「お言葉」を発して、私たちに気づきを与えようとされたのだと思います。
 たしかに「個人として」とか「象徴天皇」とか「国民の理解を」とかおっしゃったのを、表面的にとらえれば、それこそ保守の皆さんが天皇批判をし自己矛盾に陥ってしまうだけです。
 たとえばそうした「公」と「私」のみならず、「右」と「左」、「保守」と「革新」、「改憲」と「護憲」、「ナショナリズム」と「グローバリズム」などという戦後日本の二項対立的な矛盾を、ほとんど全て含んだ問題提起であったわけです。
 今回の討論で飛び出した知られざる情報に驚くだけでもいいのですが、そうではなくて、やはり陛下がここまでなさったことの霊的、未来的意味について「心をいたす」ことこそ大切なのではないでしょうか。
 ちなみに私は、天皇がテレビに出ることは悪いことではないと思います。かの玉音放送の時も「ラジオで肉声なんて」という危惧がありました。
 まあ、どこかの大統領のようにツイッター天皇になる時が来るとは思われませんが(そうなったらそれはそれですごい?)、やはり言葉を超えたところでの神と人との紐帯の存在をこそ感じるべきであります。お言葉、玉音、玉影(?)があるからこそ、その奥底の本質に達することができるというのも歴史的な事実ですし。
 「生前退位」というニュースが流れた日、私はこのように書きました。まあ、非常に浅い見識ですね(苦笑)。しかし、その後、陛下のお言葉によって、ずいぶんと考えが深められましたし、実際勉強させていただきました。
 そして、天皇について考えることは、結局「自分」について考えることになるのでした。
 さて、「象徴天皇」というお言葉について、ずいぶんと批判的な意見が出ていましたが、私はこのタイミングで、仲小路彰の「象徴天皇論」に出会うことができました。たいへん幸運なことです。
 それを近いうちに紹介したいと思います。人類史上最高の天才が、天皇と象徴ということに関して、どのような高次元な思想を持っていたか、ぜひ皆さんにも知っていただきたいと思います。
 ちなみに、仲小路彰は終戦後すぐに、昭和天皇の退位を画策し「大詔」案まで作成しています(新発見文書の一つです)。当時、昭和天皇退位論があったことは知っていましたが、こうして仲小路彰が裏で動いていたとは知りませんでした。たしかに、幼少の天皇(今上陛下)が即位した際には、仲小路がブレーンを務めていた高松宮さまが摂政になるという話がありましたね。昭和の裏面史です。
 では、その新発見文書を紹介しましょう。驚きの内容です。ガリ版の「厳秘」文書ですが、活字化してみます。

  御退位の大詔の主内容

一、世界の大勢と世界史的必然としての大戦の本質的闡明
一、今日の一切の武装の解除こそ、新しき平和世界の率先垂範として、世界文化、人類の福祉に大なる貢献をなすべき神機なること
一、億兆を安撫し、万国万民をして各々その所を得さしむる肇国の理想の新しき顕現の達成と天壌無窮の宝祚の真の正しき展開の宣示
一、次に建設すべき地球一体化の平和世界の共存共栄の世界的理念と、その実現のための国土建設の方向の明示
一、この世界的変革の十全なる実現のために、一切の陋習、国襲を排し、億兆を救済すべく、御親ら大戦の真の神意のままに、御退位遊ばされ、新しき御代の発展を祈念し給ふ
一、御幼少の天皇を奉じ、大悲大愛の大御稜威の世界的光被をなすべく、真の忍従と創造の計画、実現を総力あけて実施すべきこと、即ち一君万民の真の国体の護持をなすべきことの明示
一、これこそ皇祖皇宗の神璽に酬ふべき唯一の大道にして、全世界の真に生くべき世界平和の永遠的確立、人類文化の真の福祉と進運に寄与する所以なること


 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017.01.20

オバマ大統領 シッティング with ベンチ・等身大フィギュア

Th_41bvwhurf0l 本時間の明日、トランプさんが大統領に就任します。
 まじめな話、それによって世界が大きく動き始めると思いますが、その話はトランプさんの就任後にすることとしまて、今日はオバマさんについて。
 オバマさんの大統領としての業績については、もちろん賛否両論あります。私が改めて言うまでもなく、その賛否は表裏であって、どんなリーダーも必ずその両面の評価を担わなければなりません。
 というわけで、今日はそんな堅い話ではなく、全く違った次元(?)からのオバマさんの評価です。
 皆さん、こちらをご覧ください。オバマ大統領の等身大フィギュアつきベンチです(笑)。
 そのレビュー(評価)を読んでいただきたいのです。これぞ、別次元からのオバマ評(笑)。
 今日はただそれだけです。ふざけるな!と言われそうですが、まじめな賛美や批判をされるより、「まあ、ごくろうさまでした」という感じで緩くお別れの挨拶をしましょうかということです。
 しっかし、時々あるこうしたアマゾンの面白レビュー合戦(ほとんど大喜利)は読んでいて楽しいですね。そういえば去年の今頃2900万円の腕時計のレビューを紹介しましたっけ。
 上記オバマのページにある「この商品をチェックした人はこんな商品もチェックしています」もぜひご覧ください。
 ちなみにオバマ・ベンチは売り切れということです。次はトランプさんの何かが発売され、優れたレビューが投稿されることでしょう。私も書き込んでみようかな(笑)。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

より以前の記事一覧