カテゴリー「音楽」の1507件の記事

2017.11.19

【討論】桜国防戦略会議 『習近平体制と危険水域の日本防衛』

 日は日本武道館にて「自衛隊音楽まつり」を堪能いたしました。
 音楽を通じて、陸海空軍、そして米軍、タイ王国軍が一つになるという、素晴らしいコンサートでありました。
 ちょうどそのお祭りが終わった時間に放送が始まったのがこの番組。今日は朝からこれを拝聴いたしました。
 音楽は音楽。そこには大切な理想的イメージが表現されていたと思いますが、現実は現実です。
 音楽は平和の象徴と思われがちですね。実際は、様々な音の衝突と、その解決によって成り立っています。お花畑な協和音だけの音楽は、幼稚園で卒業です。
 そういう意味では、音楽にも現実が表現されている、あるいは現実の衝突の解決に向けてのヒントが隠されているかもしれません。
 それはそれとして、この討論はなかなか聴きごたえがありましたね。元自衛隊の重鎮の方々を中心に、これほど現実的な討論が聴けるのは、チャンネル桜ならではでしょう。
 今年は北朝鮮や中国の動き、そしてトランプ大統領誕生によって、戦後最大の危機が日本を襲っています。しかし、相変わらず地上波テレビはくだらない芸能ニュースか、せいぜいモリカケ問題に終始。
 戦後日本という国の情けない実態がここにあります。
 ただ、私はいつも書いているように、いわゆる保守派でも右翼ではありません。若い頃は左、途中右、そして、今は様々な賢人との出会いによって、両翼をもって多少は高いところまで飛ぶことができるようになっていると思います。
 つまり、どちらかというと、現実派ではなく理想派なんですね。ですから、こうして現実の最前線で、なかなか理解を得られない、あるいは無関心に囲まれる中で、頑張っておられる皆さんを、心から尊敬します。
 いちおう教育者のはしくれとしましては、未来の日本人である若者たちに、今の現実を知ってもらうだけでなく、その先、50年後、100年後、あるいは1000年後にどういう世界を創っていくべきかを語らねばならない。そういう意味では、夢想家であるだけではだめなんですね。
 だから、現実を無視する地上波や新聞の情報、そして自分が走りがちな夢想とのバランスを取るために、こうして保守系の情報を定期的に得るようにしているのです。
 今、私の心の師匠は思想家仲小路彰です。彼は、まさに現実と理想をバランスよく知っていた人物です。未来という理想から今という現実を観るという方法を、私に教えてくれたのは仲小路彰なのです。
 未来から今を観る、未来からの光で今や過去を照らすことによって、今の現実への対処の方法が変わってきます。あるいは今に対する解釈も変わってきます。そこが重要なんですね。
 そして、私たちが歴史を勉強する、過去に学ぶということは、まさに未来から今を観るのと同じベクトルの演習をたくさん重ねるのです。また、過去のその当時の「今」を生きていた人たちが、どういう未来からその「今」を観ていたのかを学ぶ機会なのです。
 目の前の危機、すわなち「近未来」から今を観ることとともに、「遠未来」から「近未来」を観たり、今を観たりすること、これこそがこれからの私たちに必要なことであり、若者に教えなければいけないことだと思います。
 この討論で示された「近未来」や「今」を、皆さんはどのように受け取るでしょうか。いわゆる自分の視座をどこに置くのか。私たち人間には、その視座を自由に移動させる能力が与えられています。
 音楽の作曲という作業は、実は「遠未来」や「近未来」から(一般的な過去→未来という時間軸からすると)逆算して「今」を構築していくものですね。やはり、音楽には多くのヒントが詰まっていますね。

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2017.11.18

平成29年度 自衛隊音楽まつり 「ONE ~音が結ぶ、ひとつの想い~」

Th_img_0304 日のシン・ゴジラからの奇跡的な展開。まさか、伊福部さんのゴジラのテーマやヤシオリ作戦の音楽を自衛隊の生演奏で聴くことになるとは…。
 そう、実は、自衛官をされている生徒の保護者の方からチケットをお譲りいただき、急遽、下の娘と一緒に日本武道館にて、初めて生で鑑賞(参戦)させていただくことになったのです。
 う〜ん、もう、言葉にならないほど感動いたしました。久々にコンサートで泣きました。冒頭からもうウルウル。
 ウワサには聴いておりましたし、ネット配信では生鑑賞したこともあったのですが、やっぱり生はすごい。すごすぎる。たしかにこれは抽選倍率高くなりますよ。
 譲ってくださった方から、とにかく早めに行って並んだほうがいいとのアドバイスをいただいていたので、仕事を終えてすぐに富士山を発ち、いつもの初台の駐車場に車をとめ市ヶ谷へ。途中靖國神社に立ち寄り参拝しつつ、開演2時間前には現地に到着していました。
 しかし、そこにはすでに長蛇の列が。すごい人気であることがわかります。ちなみに私たちは最終の第5回公演を聴くことができました。これもまた、きっと格別なことなのでしょうね。
 持ち物チェックを受け入場し、早足でなるべく前方の席へ。偶然南東側の前から3列目の席をとることができました。結果としてここが実にいいポジションだったのです。
 もうプログラムの内容一つ一つについて語っていたらキリがありません。また配信された動画をここに貼り付けても、たぶんあの臨場感は伝わらないので、それも割愛します。そうだ、あえて告知動画だけ載せておこう。

 それぞれの音楽隊、太鼓隊、儀仗隊、歌手の皆さん、スタッフの皆さん、本当にみんな素晴らしかったのですが、今日はちょっと違う視点(次元)で感じたことがあったので、それを書いておきましょう。
 ちょうど今日も学校の職員室で、最近の教育現場に足りないものは何かという話をしていたんです。誤解をおそれず言いますが、体罰もだめ、恫喝もだめ、しまいには「指導」すらだめ(「指導死」なんて言葉が登場したため)、ひたすら生徒や親御さんの言うことやることに寄り添えという風潮に、強烈に違和感を持っているワタクシです。
 そうそう、この前、高城剛さんとラジオで対談した時も、「日本の教育現場では150年前からずっと軍国主義、軍隊文化が続いている」と言わせてもらいました。しかし、それはですね、決して「悪い」「ダメ」という意味で言ったのではないのです。実際「これはもしかすると、これから世界に誇るべき、広げるべき文化かもしれない」と言っています。
 いったいどんな教師なんだと言われそうですが、この平和な時代において、軍隊文化はかつてとはまた違った意味、意義を持ち始めていると感じているのです。
 ラジオでも言いましたが、なんだかんだ言って、右派だけでなく左派である日教組やメディアまでもが、「批判」という形をとりながら、あの頃の記憶を忘れないように保存してきたのですね。そこに私は大きな意味を見出します。
 私も少しかじっている、禅の修行にも通じますが、今日、自衛隊の皆さんのお姿を観ていて心震えたのは、統率される、統御される、ある意味強制される、型にはまることによって生まれる全体の美しさと、個性の表出です。
 型にはめることは、没個性につながるどころか、その型(器)からこぼれ落ちる個性を表現することになるのです。このパラドックスは、実は私たちの生活のいたるところにあります。
 学校の制服や校則などもそうなんですね。世阿弥が言う序破急にも通じる人間の智恵がそこにある。
 今日の自衛隊の皆さん、音楽、フォーメーションという型にはまる中で、本当に驚くほどに一人一人の個性を発揮していたのです。これは大げさでもなんでもなく、本当に一人一人に鑑賞移入してしまった。自分でも驚きました。
 ここに日本の文化や教育の本質があるなと、真剣に感じました。大切なモノがある。「コト(カタ)を窮めてモノに至る」という、私の得意な理論が、ここでも証明されているなと思いました。
 だから、私は感動して涙したのです。不自由の中にある本当の自由。一つのカタの中にある無限の可能性。秩序におさまる美しさと、おさまらないエネルギー。それらがたしかにありました。
 「荒魂」が昇華されて「和魂」になるのが、日本の伝統的な文化です。一見、荒々しい、たとえば戦いなどが、より高い次元の平和を生んでいく。武道のあり方や、音楽における不協和音の果たす役割を考えてみて下さい。あるいは日本の歴史における、戦争や災害の意味。そこと常に前線で関わってきた軍隊、自衛隊…。
 教育者の、そして音楽家のはしくれとして、本当に学ぶことの多い2時間でした。人間はすごい。美しい。音楽はすごい。美しい。自衛隊はすごい。美しい。尊敬します。
 あっそうそう、南東側で良かったのは、自衛隊の歌姫、三宅由佳莉さんがすぐ近くで歌ってくださったからです。私の席の周囲もゆかりんマニアがたくさんいて、カメラのシャッターをしきりに切っておりました(笑)。
 また来年もぜひ行きたい。娘もすっかり自衛隊ファンになってしまいました。もしかして自衛官になるかも?
 感謝。感謝。私も地球平和のために頑張りますよ。

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2017.11.12

昭和アイドルデビューメドレー

 週が、公私ともにあまりにも忙しすぎて(楽しすぎて)、今日は思わずゆっくりいたしました。
 今朝5時前に東京を出まして、山梨の富士山に帰って来ました。まさに朝帰り。昨夜が濃すぎた(それでも一つイベントがキャンセルされた)。
 で、すぐに甲府へ。下の娘の公私にわたる用事につきあいつつ、一人になると車の中でまったり日なたぼっこを楽しみました(笑)。
 その間、つい見入ってしまった動画がこれ。
 この前も、岩崎良美『青い珊瑚礁』 河合奈保子『赤と黒』 松田聖子『愛してます』を紹介しましたが、昔はお互いの曲を歌い合うこともけっこうありましたね。
 それがまたみんな上手い。もちろんライバル心のようなものもあるでしょう。そうとう歌い込んで来ていますよね。本家を越えんとしている。
 今日はですね、自分の曲です。それもデビュー曲。懐かしいテレビの画面もいいじゃないですか。皆さんもぜひお楽しみください。
 みんな個性的だなあ。歌がいまいちな人もいますが(それでも今だと平均以上?)、それは可愛さでカバー。個性も立っているし、まあとにかく濃い時代ですわ。

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2017.11.11

地球のむすび〜未来の光

Th_img_0114 日、椿山荘東京にて友人の結婚式がありました。
 仕事柄たくさんの結婚式に参列させていただいておりますが、今日は本当に格別な感動をもって大切な時間を共有させていただきました。
 ご臨席されたゲストの皆さんのメンバーのすごいこと。私たち夫婦は、たまたま今回の結びのご縁を作る、そのまたきっかけを作る立場であったためご一緒させていただきましたが、本来ならばこのようなそうそうたる皆さまの末席を汚すことはできないはずです。
 しかし、不思議なご縁ですね。お祝いの挨拶の中で、総理夫人も私たち夫婦の名前を出してくださりました。2年前のあの日、まさかこのような素晴らしい「むすび」が生まれるとは、正直夢にも思いませんでした。まさに、神様に導かれ、大切なお役目をさせていただいたのだなと、ひたすら感謝であります。
 本当に、このご結婚は、日本の、地球の、宇宙の弥栄のために、実に重要な「結び」「産び」であります。新しい時代の幕開けにふさわしい「融合」であり「昇華」ですね。
 世界の「モノ」世界、「コト」世界、そしてその両方を扱う世界で、まさに最先端、最高峰の皆さんも、きっと私と同じ予感をもってこの式に臨んでいたことでしょう。
 ワタクシも、おかげさまで旧交を温めさせていただき、また新しいご縁をたくさんいただき、ますます自らの天命を確かなものとすることができました。
 日本の、地球の、宇宙の未来を照らす光。そして、その中心に富士山があるのだということも確認いたしました。そしてまた、音楽の重要性をも再確認。
 お二人、本当におめでとうございました。そして、ありがとうと心から申したい。
 そして皆さん、ぜひ富士山へ遊びにいらしてください。未来へのデバイスをたくさん用意してお待ちしております。

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2017.11.03

明治節(唱歌)

 日は文化の日。明治天皇のお誕生日です。
 すなわち、明治時代には天長節、大正時代以降は明治節と言われていましたが、戦後GHQの干渉により文化の日となりました。
 それはそうと、大正天皇のお誕生日8月31日が祝日ではないのはなんででしょうね。言うまでもなく昭和天皇のお誕生日は昭和の日として祝日になっています(こちらの記事参照)。大正天皇はいろいろと謎の多いお方であります。
 さて、11月3日が明治節と呼ばれていた昭和3年、「明治節の歌」が制定されました。今日はその歌を聴いてみましょう。
 作詞は堀沢周安(ちかやす)、作曲は堀江秀(ひいづ)。公募作品だそうです。作曲法としては、完全に西洋風。アウフタクトで始まり、属調への転調など、キリスト教の賛美歌の影響が感じられます。作曲者は東京音楽学校卒のようですから、当時のドイツ式音楽教育を受けたのでしょう。

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 まあ、いい曲ではありますね。特に歌詞は美しい日本語です。
 平成の歌姫?初音ミクが歌った動画がニコ動にありました。明治天皇はもちろん、作詞家も作曲家も、80年後にこんな日が来るとは思いもよらなかったでしょうね。

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2017.11.02

岩崎良美『青い珊瑚礁』 河合奈保子『赤と黒』 松田聖子『愛してます』

 れは貴重な映像ですなあ。
 当時のワタクシは完全なる聖子派だった(今でも大ファンです)のですが、最近、河合奈保子の歌のうまさ&可愛さを再認識しているところであります。岩崎良美ももちろんうまい。
 この頃のアイドルがいかに本当の「タレント(才能者)」であったか、よくわかる動画ですね。歌唱力は本当に三人、甲乙丙つけがたい。そして、それぞれに独特の可愛さも持っている。
 それぞれの持ち歌、それも大ヒット曲をこうして本人の前で堂々と、それもそれぞれ自己流に消化し直して歌ってまうわけですから、今の歌謡界、特に女性歌手はしっかりしてよ、という感じです。
 それにしてもですね、やっぱり楽曲の質の高さがすごいですよね。三曲とも本当に名曲です。こうして改めて聴いてみると「赤と黒」は素晴らしいですね。
 つくづく自分は少年、青年時代にアイドル全盛期を過ごさせていただいて良かったと思う次第です。とは言え、当時はアイドル歌謡は否定していたんですがね(笑)。
 まあ、今、この歳になって青春を初体験しているかのようで、得してるといえば得してますよ。いい時代に生まれ、育ち、年取りましたな。
 疲れたらYouTubeで昭和アイドル三昧(笑)。最高です。
 あと、やっぱり生演奏がいいですね。うまい。

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2017.10.29

高城未来研究所メールマガジン『Future Report』

Th_img_0020 日は嵐の中、また大変忙しい中、高城剛さんが富士山北麓まで遊びに来てくれました。
 世界中を旅して、もう地球を100周以上回っているという高城さん、いくらフットワークが軽いとはいっても、たった6時間弱の滞在のためにわざわざいらしてくれるとは。ありがたいかぎりです。
 高城さんとは2ヶ月ほど前、不思議なご縁でお会いして話して以来(こちらの記事参照)。2度めというか、3度めというか…もっと会ってるのかな、もしかして(笑)。
 先週はヨーロッパやアフリカにいらしたとのこと。また数日後には海外だそうです。まるで回遊魚のように、一箇所にとどまっていると死んでしまうらしい。
 しかし、その好奇心と行動力、そして実地での見聞・体験による情報収集力は、本当に天才的。だから、高城さんの言葉には重みがある。インターネット上の情報から得た「耳学問」ではない生の知識。
 今日もた〜くさん私の知らない世界の話をしてくれました。本当にすごい。
 こちらとしても、せっかく来ていただいたので、世界のどこでも体験できないモノを提供いたしました。アレとアレとアレです(笑)。さすがに満足いただけたようで、満腹になってお帰りになりました(たぶん)。
 そうした実地体験による新鮮な情報の宝庫なのが、高城さんのメールマガジン。大人気です。購読者は何万人、いや何十万人なんだろう。
 ちなみに私も密かに出演させていただいた「高城未来ラジオ」のリスナー数は10万人だそうです。すごすぎる。
 それもそのはず、とにかく情報量が多いだけでなく質が高い。そして、購読者と直接つながるQ&Aがまた面白い。
 既存のメディアはもちろん、インターネットにもない、レア(稀少)かつレア(生)な情報、特に「未来」に直結する「世界の今」を知りたい人は、ぜひ購読してみてください。
 もしかすると、今日の出来事の一部も近々発信されるかもしれません。どうかな。まだしばらく無理かな?

高城未来研究所メールマガジン

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2017.10.26

TED 『グァ・ワン: 未来のオーケストラの作り方』

 楽も一大転機を迎えていると感じます。
 いわゆる五線譜に描くことのできる近代西洋音楽が、五線譜に描くことができるからこその限界点に達しつつある現代、はたして、その先の音楽とはいかなるものなのか。
 それは、その近代西洋音楽が生まれた時に、それ以前の音楽家が想像しえなかったように、やはり全く違う次元の未知なる音楽になっていくのでしょうか。
 一つのヒントが、このグァ・ワンのプレゼンテーションでしょう。
 その「コンピューター音楽」は、彼が演じるように、たしかに未来的になっていく反面、逆に原始的になっていく可能性がある。
 すなわち、あくまで3次元的なテクノロジーの進化としての「楽器」が、人間の身体性を奪っていった、すなわち平準化、容易化していったのに反して、5次元的な情報世界でのテクノロジーの進化は、再び私たちが音楽の身体性を取り戻すきっかけを作ってくれるかもしれないということです。
 私もちょっとそんな気がしているのです。
 近代西洋音楽のあり方は、「記録」という形をとって、ある意味音楽の本来的な生命を奪ってしまいました。楽譜や録音という形での再現性は高くなりましたが、その創造性、一回性、ライヴ性というのは失われてしまった。
 今、たえとばポピュラー音楽やクラシック音楽の世界でも、録音や録画はほとんど無料でいくらでも見聞きできるようになりました。つまり、その価値はほとんどゼロになってしまった。
 そのために、逆にライヴ会場、コンサートホールに足を運び、「今」を体感することに価値を見出す人が増えてきました。アーティスト側もそうです。小さな会場でもいいからライヴでコミュニケーションしたいと考える人がずいぶん増えました。
 コンピュータ(インターネット)を介することによって、その「ライヴ」は「場」に縛られなくなる、すわなち3次元的制約に縛られなくなる可能性が出てきたわけです。
 世界中で同時多発的に音楽が奏でられる。そこには演奏者と聴衆の区別もないかもしれない。3次元的近代楽器が、平準化、容易化を促すと同時に、そのために「誰でも弾ける」を突破した一部の「器用な」操縦者…マエストロとも言われる…を生み出したのとは反対に、誰でもが息をするように楽音を発するようになるのかもしれません。
 音楽は7次元以上の高次元からやってくるモノです。それを記録することには実は意味はあまりありません。やってくるモノを、私たちがメディア(楽器とは少し違う)になって、この3次元に同時的に表現する。これが本来の音楽だと、私は信じています。

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2017.10.25

追悼 遠藤賢司さん…『猫が眠ってる』

Th_1969_hontodayo ンケンが亡くなりました。
 ちょうど今年の2月、ふと思い出して遠藤賢司 『カレーライス』という記事を書いたんですよね。あの頃はお元気になられたと思っていたのですが。
 紅白歌合戦に出る(出す)という夢は永遠に不可能になってしまいました。残念でなりません。
 今日は追悼の意を込め、いかにもエンケンらしい曲、「猫が眠ってる」(ある意味選曲がコテコテですが)を聴いてみましょう。1969年02月01日の発売。デビューシングル「ほんとだよ」のB面曲。
 ライブ・バージョンですね。歌の力、歌詞の深さ、ギターテクニックの素晴らしさ、本当に「天才」だったと思います。
 たぶん、音楽や言葉を降ろしていたのでしょう。名曲たちをご冥福をお祈りします。

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2017.10.17

バッハ 『フランス風序曲』

 ろいろなお仕事のBGMにと、久々に流していたら、ついついじっくり聴いてしまった罪な曲(笑)。
 クラヴィーア練習曲集の第2巻に収められているということですが、カップリングの「イタリア協奏曲」があまりに有名なせいで、逆にこの曲の魅力が忘れ去られています。
 フランス風序曲(組曲)ということで、その形式、様式はもちろんのこと、当時の、たとえばクープランの同タイプの曲たちと同じように、器楽合奏で演奏してもかっこいいかもしれませんね。
 そういう演奏はないのかと思い探してみましたが、ありませんねえ。ということは、自分でやれということでしょうか。編曲して演奏してみましょうか。
 序曲は微妙ですけれども、舞曲になるとトラヴェルソでの演奏が目に、いや耳に浮かびますね。
 もともとバッハはハ短調で作曲したらしい。それをなぜかロ短調に転調しているんですね。その理由については諸説あるようですが、もしかすると、トラヴェルソでの演奏を考慮したかもしれません。そんな気がしてきました。ま、音域的に無理があるところはありますけど。
 私はこの序曲の序曲がけっこう好きです。特にフーガ部分はいい。7度の響きがなんとも言えないテーマがまずカッコイイ。器楽的な展開部もおしゃれですよね。フランスのイメージでしょうか。
 ドイツの、たとえばバッハやヘンデルやテレマンといった巨匠たちが、お隣のフランスの洒落た音楽に憧れて、たくさん曲を書いていますよね。それがまた実にドイツ風フランスで面白い。本家とは明らかに違う。
 ですから、この曲も結果としては、「ドイツ風フランス風序曲」ということになりましょうか(笑)。
 最終曲の「エコー」は不思議な曲ですね。エコーもたいがいがpianoから始まってforteが続く。普通のエコーの感覚とは逆なような気もしますが。
 いずれにせよ、全体的に大変よくできた佳曲だと思います。あまり演奏されることがないのが不思議ですね。やっぱりカップリング(A面)のイタリア協奏曲が有名すぎるのかな?

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