カテゴリー「音楽」の1573件の記事

2018.05.20

熱海(伊豆山)→池袋→中野→富士山

Th_img_1511 日は実に面白い日でした。海から都会、都会から山へという長距離移動の中、本当にいろいろな出会い、学びがありました。
 一つ一つを細かく書いている余裕がないので、ざっと流れだけ。
 実は昨日から熱海の伊豆山に泊まっておりました。恒例となっている親族の集まりです。熱海や伊豆山、そして興亜観音については、毎年記事にしてきましたので、そちらをご参照ください。神々の世から近現代に至るまで、霊的に大変重要な土地です。出口王仁三郎にも縁がある場所ですし、富士山ともつながっています。
 今日は素晴らしい好天、かつ久しぶりに寒気が流れ込んでくれたおかげで、まるで初秋のような爽やかな朝を迎えることができました。
 そんな中、上の娘を東京行きの新幹線に乗せ、両親や親族に別れを告げた我が家の残り3人は、車で上の娘を追いかけて上京いたしました。
 向かうは池袋西口公園。池袋ジャズフェスティバル2018に、我が富士学苑中学・高等学校ジャズバンド部のOB・OGなど関係者で結成された「富士山燦燦楽団」が出演するのです。
 ベースをやっているウチの娘も今春高校を卒業し、晴れて社会人ビッグバンドのメンバーとしてデビューいたしました。
Th_img_1520 池袋ジャズはかなりレベルが高い。アマチュアでもそれなりの実力者が揃っています。そんな中、見事結成したばかりの富士山燦燦楽団はAステージという場を与えられました。栄誉なことですね。
 ある意味同じ釜のメシを喰ってきたメンバーですので、練習の機会は少なくとも、なかなかに息の合った演奏を繰り広げてくれました。相変わらずお見事なボーカルも交えた演奏で、会場の方々も大変盛り上がっていい雰囲気でありました。
 あっそうそう、会場でめちゃくちゃ懐かしい人に会いました!10年ぶりくらいでしょうか。かつてヴァイオリンを教えていた小学生の女の子が、早稲田大学の2年生になって私の前に現れたのです。
 たまたまビッグバンドに参加していたOGの友だちだったということで、ステージを見に来てくれていたんですね。彼女は東京に引っ越してしまっていたので、正直もう会うことはないかなあと思っていたのに、音楽が結んでくれたご縁、感動的な再会でありました。
Th_img_1522 さて、次の目的地は中野です。まずは警察病院の近くに車を停めまして、同病院の敷地内にある「陸軍中野学校」の碑を(裏側からですが)拝見。なるほど、ここがエリートたちを育てた、ある意味あまりに自由な聖地か。
 現代の教育、学校のあり方を「軍国主義・軍隊文化」と批判しまくっているワタクシでありますが、皮肉なことに理想の教育機関は、その軍の中心にあった!…のかもしれませんね。面白いものです。
 さてさて、そこからまた少し移動しまして、来週土曜日(26日)のコンサートの最終練習。何度かプログでも宣伝したラモーのオペラ・バレエ「優雅なインドの国々」ですね。歌手の人たちの「踊り」も完成し、実に楽しいコンサートになりそうです。当日券もありますので、ぜひお越しくださいませ。必ずやご満足いただける内容です。
 たっぷり5時間近く練習したのち、中野にてもうひと仕事。これがまた楽しかった。
Th_img_1528 「プロ無職」の、るってぃさんと初めてお会いしてのいきなり対談。彼がプログに「時間は未来から過去に流れてることを意識できているか?」という記事を書いてくれたのがきっかけ。とってもよく理解してくれている内容だったので、私の方から連絡をさせていただきました。いい予感がしたので。そして、1週間で実際会うことになり、そして意気投合。面白すぎるご縁。
 はっきり言いましょう。るってぃさん、すごい若者です!私も大変刺激を受けました。きっとこれから面白いことが起きますよ。るってぃさんのファンの皆さんも、ぜひご期待ください。
 今日お話したことは、きっとるってぃさんが発信してくれると思います。無精者のワタクシは、こうしてアウトソーシング(笑)。
 最近本当に出会いにムダがない。タイミングが絶妙。初対面から意気投合でソウルメイトみたいな…。もう楽しくてしかたありませんよ。そして幸せだなあって思います。
 いろいろ余韻に浸りながら、疲れも吹っ飛び眠気にも襲われず富士山に戻ってきたのでありました。皆さん、ありがとうございました。おやすみなさい。
 

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2018.05.17

追悼 西城秀樹さん…「Sweet Memories」「ブルースカイブルー」

 当にショックです。西城秀樹さんが亡くなりました。63歳。あまりにも早すぎる。脳梗塞を患い、大変苦労された中、還暦を祝うコンサートでは元気な姿を見せてくれていたのに。
 本当にカッコよく、歌が上手で、そして何より個性的であったヒデキ。男の私から見ても、この人はカッコいいなと、子ども心に思ったものです。
 そして、大人になってみて分かった、素晴らしい歌唱力。郷ひろみさん、野口五郎さんももちろん歌はお上手ですが、今になってみるとヒデキが一番うまかったのかもしれないと思うのであります。
 それを再認識したのは、そうこの11年前の記事の時でしょうか。古いビデオを再生して驚きました。
 今は便利な世の中になりまして、そのビデオはネット上の動画サイトで観る(聴く)ことができます。どうぞ、皆さんもヒデキの歌唱力をご堪能ください。

 こうしてバラードを、それもハモリパートを歌うと、その歌のうまさがよく分かりますよね。お見事としか言いようがありません。
 ヒデキのバラードと言えば、やはりこれを忘れてはいけません。阿久悠さん作詞、馬飼野康二さん作曲の超名曲「ブルースカイブルー」。スケールの大きな、西城秀樹ならではのバラードだと思います。これをこういうふうに歌える人、そんなにいませんよ、絶対。本当に偉大な歌手でした。心からご冥福をお祈りします。

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2018.05.13

中沢新一「野生の科学」〜ラモーの「Les Sauvages」

 日は東京でした。いろいろなプロジェクトが並行して進行中でして、それらを一つ一つこなすのではなくて、それこそ混ぜこぜに処理していくからこそ、いろいろと面白いことが起きます。
 絶対に結びつかないようなことが、実は高次元(あるいは超低次元でw)結びつくことがあるから面白い。忙しいというのはいいことですね。
 さて、今日もまたいろいろなコトやモノが結びついた一日でしたが、そのうちの一つを紹介しましょう。
 まず東京へ向かう車の中で聴いたラジオ番組がこちら。中沢新一さんが語る「野生の思考」。中沢さんは山梨の出身でいらっしゃるし、若かりし頃、生前の仲小路彰に会うために、盟友の細野晴臣さんらと山中湖を訪ねたような方ですから、私も深いご縁を感じております。近い将来お会いできることを予感(確信)しております。

 若い頃から中沢さんの著作には大変大きな影響を受けてきました。特にいわゆるアカデミーの世界にはまりきらない、ワタクシ的な表現でいうところの「ホンモノのモノ学」は、今の私の土台を形成していると言っても過言ではありません。
 最近(と言っても2011年からですが)、中沢さんは明治大学の「野生の科学研究所」の所長さんを務めておられます。「野生」と「科学」はある意味矛盾する言葉どうしですね。これはワタクシの「モノ・コト論」で言いますと、まんま、「モノ」と「コト」ということになるので、まさに人類は「コトを窮めてモノに至る」という世紀を迎えているということですね。
 さてさて、そういう意味で、今日練習したラモーの「優雅なインドの国々」は実に象徴的です。18世紀ヨーロッパは、科学(コト)がある程度進行し、産業革命の前夜的な雰囲気でした。実はそういう流れに対抗するがごとく、野生(モノ)に対する興味が再興した時代でもあります。
 このラモーのオペラ・バレエも、そうした状況の中で生まれた名作です。中でも有名なこの曲。今日もしっかり練習しましたよ。26日の本番でもたっぷりお聴きいただくことになります。
 曲名は「「Les Sauvages」。日本語で言えば、野蛮・野生です。コトを構築する形で発展した西洋近代音楽の中で、はたして野生はどう表現されるのか。
 今となっては、そのオペラ・バレエの内容はツッコミどころ満載ですが、しかし、そこに生まれた音楽は実に魅力的です。まさに「野生の科学」。
 それを現代日本人の私たちが演奏するわけですから、まったく面白いことであります。


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2018.05.05

ミルヴァ&ピアソラ 『オブリビオン』

Th_sokisas2018pdf 日は都留市のうぐいすホールにてKISAS弦楽四重奏団とクラリネットの式部由姫さんの演奏会の司会を担当させていただきました。
 一昨年のコンサートで初めて司会を務めさせていただき、ありがたいことにそれが好評だったとのことで、今回またお声をかけていただきました。
 私自身、黒川さんのファンですし、まあ人前でしゃべること、そしてジャンルを超えて音楽が大好きですから、一聴衆の視点(聴点)にて、自然体でやらせていただきました。すなわち、自分も楽しかった。いい演奏会でしたよ。
 今回のプログラムの中で、特に印象に残ったのが、一昨年と同様にピアソラの「オブリビオン」でした。
 特に今回はですね、舞台上でも語らせていただきましたが、演奏を聴いていて、ミルバの歌唱を思い出したんです。それほどに歌心あふれる演奏だったわけですね。
 ミルバとピアソラは一緒に来日しているんですね。たしかにミルバは日本でも人気のあった歌手です。イタリア人のオペラ歌手ですが、シャンソン歌手として認識されていたんじゃないでしょうか。
 このオブリビオンも、もともとはイタリア映画の音楽として作曲されたものですが、のちにフランス語の歌詞を乗せることによって、シャンソンに生まれ変わったとも言えます。
 もともとピアソラの持っている独特のアンニュイな感じがシャンソン的世界にぴったり合ったということでしょう。

 ちなみにヴァイオリンと「オブリビオン」ということで、巨匠クレーメルの熱演(?)をお聴きいただきましょうか。これは歌になっていないですよね。どうも彼は勘違いが多いようです(失礼)。


 

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2018.05.02

M.S.ベレゾフスキーのグラーヴェ

Th_berezovsky_maksim_sozontovich 日は渋い、いやなかなか華やかな音楽を紹介しましょう。
 昨日登場した格闘家のヒョードルはウクライナ出身。同じウクライナ出身の作曲家M.S.ベレゾフスキーのヴァイオリン・ソナタです。日本ではほとんど知られていませんが、ベレゾフスキーは31歳で亡くなってしまった天才音楽家でした。活躍した時代はヨーロッパで言えば前古典から古典派にかけての時代。ハイドンの長い人生の中にすっぽり入る感じです。
 私もベレゾフスキーのことはほとんど知りませんでした。あまり資料もありません。本当にたまたまロシアのバロック音楽を調べていて知りました。
 YouTubeなどで彼の音楽を聴いてみると、なかなか魅力的です。完全にヨーロッパ、特にイタリアの様式を踏まえていますが、どこか東方的(?)な雰囲気が漂う瞬間があって、それがなんとも言えないのです。
 彼はオペラ歌手としても有名で、声楽の作品、特に宗教的合唱曲をたくさん残しています。しかし、器楽曲もなかなかいいんですね。やはり歌心があったのか、メロディーメーカーとして優秀だと感じます。
 そんな中で、ヴァイオリン弾きの端くれである私が気に入ったのが、この1771年に作曲されたヴァイオリン・ソナタハ長調のグラーヴェです。

 雰囲気としては前古典という感じですね。ガルッピの影響を受けたとも聞いています。なるほどですね。
 このグラーヴェを両端の楽章も悪くありません。全曲聴いてみて下さい。

 このころのウクライナは、ロシアに攻められてコサックが滅びるころでしょうか。地政学的に、ヨーロッパ、ロシア、そしてモンゴルに翻弄された歴史があります。そして、現代、今でもゴタゴタしてますよね。
 そんな中、このような美しい音楽が作られていたのは興味深いことです。まあ、ベレゾフスキーもロシア帝国に仕えていたようですが。
 こういう知られざる音楽に触れることができるようになったのも、インターネットのおかげです。なんともいい時代になりましたね。ほかにもいろいろ探してみたいと思います。

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2018.04.29

『色即ぜねれいしょん』 みうらじゅん原作・田口トモロヲ監督・渡辺大知主演作品

 和の日に昭和を堪能。
 まず朝5時から布団の中で一人で観ました。タブレットで。それでまさに「枕が濡れる」状態に。
 さっそく起きて次女に報告。彼女、いい映画に出会いたい系なので。
 次女は剣道部の稽古があるとのことで、車で送っていきました。そこで偶然iPhoneから流れてきたのが、フジファブリックの「笑ってサヨナラ」だったものだから、運転しながら号泣してしまいました(笑)。
 青春の切なさ。サヨナラだけの人生…じゃ、つまんねえぞっ!
 で、次女が帰宅すると二人で大スクリーンで一緒に鑑賞。一つの映画を一日で2回観るのは久しぶりです。そして、また泣いてしまった。
 もちろん、自分も昭和の青春を送った、すなわち昭和の童貞だったわけで、あの隠岐の島のような体験も間違いなくありました(けれどそれが何だったのかははっきりせず)。だから共感してしまうというのもあるでしょう。
 しかし、次女も「いいなあ、昭和の男はかわいいなあ」と言って感動してくれました。なんでしょうね。やっぱり音楽の素晴らしさでしょうか。特にロックの。
 そう、この映画、本当に素晴らしい青春映画であるとともに、音楽映画ですよ。全ての音楽ファンにぜひ観てもらいたいし、聴いてもらいたい。
 というか、いきなり「パーリ語三帰依」が流れ、「ガッチャーミー」がロックになって大笑いしてしまいましたよ。ウチの学校でも毎週(教員は毎日)歌いますし、実際学園祭でロックバージョンやったことあるし(笑)。
 原作がみうらじゅんさん、監督が田口トモロヲさん、主演が黒猫チェルシーの渡辺大知くん、そこにくるりの岸田繁さんと銀杏BOYZの峯田和伸さんが絡み、リリー・フランキーさんや堀ちえみさんもいい味出してくるとなれば、これは名作音楽映画にならざるを得ませんよね。
 特にワタクシ的にはまったのは岸田さんと峯田さん。役者には出せない、あのロックな味わいは最高です。そうそう、臼田あさ美さんも魅力的でしたなあ。
 劇中歌、峯田さんの「旅に出てみよう」が心にしみます。さっそくギターを引っ張り出して弾いてみました(歌は下手なので頭の中だけで)。名曲ですね。劇中のシーンから音だけ聴いてみて下さい。

旅に出てみよう

 もちろん主題歌となった、村八分(山口冨士夫)の「どうしようかな」も最高です。
 ああ、本当に映画っていいですね。音楽っていいですね。旅っていいですね。青春っていいですね(笑)。
 かっこつけるのがかっこ悪くて、かっこ悪いのがカッコイイ。生(性)と死の隣り合わせ。聖と俗の一体性。ホント、いろいろ懐かしく、また「まだまだこれからだって!」と思わせてくれる作品でした。サンキュー!


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2018.04.22

松任谷ビル〜新宿西口(仲小路彰の残影)

Th_img_1356 夜は東京に泊まり、久々に会う友人とお酒を飲みながら深く楽しい会話。やはり魂のカラーが似ている人との対話は楽しいですね。時間が経つのを忘れてしまいました。
 そして今日は千駄ヶ谷にて5/26横浜ラモーの練習。いよいよ歌手の方々との合同練習が始まりました。やっぱり歌と合わせるのは難しいけれど、実に勉強にてなります。
 ところで、練習が始まる前に、練習場所のすぐ近いにある「松任谷ビル」に行ってみました。
 そう、『愛国とノーサイド 松任谷家と頭山家』 に紹介されている、歴史的因縁の深〜いビルです。松任谷とは、言うまでもなく松任谷正隆、ユーミンにごく近い松任谷家です。
 このビルが建ったのが、昭和38年。すなわち東京オリンピックの前年です。まさに旧国立競技場が目の前で完成していくのを見ながらのこと。
 前掲の本にも書かれていたとおり、かの頭山満が愛する孫娘が松任谷家に嫁ぐにあたり、はなむけとしてこのビルを建ててあげたそうです。
 そして、このビルの地下には、伝説の会員制クラブ「易俗化(エキゾチカ)」があり、三島由紀夫、石原慎太郎、裕次郎、丸山(現・美輪)明宏、寺山修司、浅利慶太、力道山などが夜な夜な集まっていた!
 今ではエレベーターもない古いビルとなり、行き交う人も気にもとめませんが、ここにはすさまじい昭和のエネルギーが閉じ込められているのです。
Th_img_1357 折しも、2020年の東京五輪に向けて、新国立競技場の工事が着々と進んでいます。この写真はまさに、松任谷ビルから見たその光景。
 私が生まれたのが昭和39年ですから、このビルは私よりも一つ年上。そして、いよいよ2回目の東京オリンピックを間近に見るということになりますね。なんとも感慨深かった。
 昨日、藤井厳喜さんにお渡ししたのは、仲小路彰の資料。考えてみれば、仲小路彰も深いところで松任谷家とつながっています。
 ある意味、ユーミンは仲小路彰の思想哲学によって生まれたとも言える。今、そのあたりをしっかり発掘したいと思い、いろいろな方々に連絡をとっているところです。
Th_img_1360 練習が終わり、私は車を停めてある新宿西口へ。娘も新宿駅にいるということで、会おうと思ったけれども、田舎もんの娘が見事迷子になり断念(笑)。
 ちなみにこの、地下にありながら空が見える、あまりに斬新な新宿西口広場は、仲小路彰の片腕であった坂倉準三の設計です。1966年の完成。こんなところにも仲小路彰の魂が生きているのでした。
 言うまでもなく、ここでは反戦フォークゲリラが行われた「舞台」でもあります。感慨深いですなあ。

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2018.04.17

Amazon Music Unlimited

Th_images 2年半前にAmazon プライムミュージック開始の記事を書きました。
 あれから、私の音楽ストリーミングライフは、だいたいこんな感じで固定化されてきました。
 すなわち…全ジャンルにわたる一般的な利用はAmazon Music Unlimited、自宅の音源保存にはGoogle Play Music、クラシックのマニアックな曲を聴く時はNaxos Music Library。こんな感じです。
 GPMは無料、AMUはプライム会員なので年額7800円、月々だと650円ですね。そして、NMLは本来月々1980円ですが、私はピティナのグランミューズ会員ですので、月々300円で利用できます。
 つまり、ストリーミング・サービスのためにだいだい月々1000円払っているということですね。まあ、たった1000円で世界中のほとんどの楽曲を好きな時に好きなだけ聴けるということになります。
 なんともすごい時代になりましたね。音楽ファンにとっては本当に幸せです。
 AMUには最近登録しました。Prime Musicの時に書いたように、Amazonらしいプレイリストやラジオステーションがお気に入りです。ダウンロードできるのもやはりうれしい。
 そう、今や円盤の時代はとっくに終わり、そしてダウンロードの時代も終わったと言われています。ストリーミングの時代というわけで、とにかく手元に物にせよデータにせよ、所持、保管しないというわけです。
 もちろん、前時代の人間、いや最近の若者こそが、そうした雲をつかむような音楽受容に飽き足らず、LPレコードはもとより、カセットテープまでをもクールだとして、あえて所有するようになっているのは面白いですね。
 私もここへ来て、地下室に眠っているレコードやカセット、さらにはCDを再生できる環境を再び整えつつあります。
 モノからコトへ、しかしまたモノへ回帰するという、「コトを窮めてモノに至る」という一つの形かもしれません。
 まあ、もともと音楽は流れ行くものであり、固定化して所有すべきものではありませんから、実はストリーミングへの流れ自体は間違ったものではないとも思います。
 古代に還ったとも言える。そうすると、若者の音楽所有欲求というのは、案外古典的な人間の欲望なのかもしれませんし、そういう意味では、「財産の私有」にこだわるという、お釈迦様がずいぶん昔に否定した煩悩がいまだに健在だとも言えそうですね。
 別の見方をすれば、ストリーミングは「究極の私有」とも言えます。つまり、いつでもどこでも何度でもということです。それこそ物理的限界にさえとらわれない究極の所有の形態とも言えるわけです。
 さて、私はどうでしょうか。どうなっていくのでしょうか。演奏家のはしくれとしては常にストリーミングです。即興性を重視し、楽譜を読むのが苦手という意味でも、ストリーミング派でしょうかね。

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2018.04.16

渋谷すばる 『Swallowtail Butterfly 〜あいのうた〜』

 谷すばるくんがニュースを賑わせております。彼については、こちらに書いたとおり、私は非常に高く評価しております。
 彼がいわゆるアイドルグループの一員として頑張ってきたことには、それなりに大きな意味があったと思います。
 関ジャニがここまでの長命アイドルになれたのも、すばるくんの持つ高度な芸術性のおかげでしょう。
 ですから、ここで彼がグループを離れることは、たしかに残念であり、心配なことでもありますが、別の考え方をすれば、彼がここまでよくぞアイドルとして頑張ってくれたとも言えます。
 それほどに、彼はある意味「浮いていた」。もちろんニュアンスの方がより強いわけですが、私からするといつ独立して、いわゆるミュージシャンになってくれのかなという正直な気持ちもありました。
 そう、先週の金曜日、11年前に関ジャニの初ドームに行った時、すなわち渋谷すばるというアーティストの存在と初めて出会った時、一緒に行った3人のギャルたちと飲み会をしました。
 彼女たちももうギャルなどと言えない大人の女性になり、世界を股にかけて活躍しています。11年ですからね。私も社会的立場は大きく変わりました。
 そう考えると、一つのアイドルグループでずっとやってきたすばるくんは、本当に立派だと思います。タイミングを図っていた部分もあったことでしょう。もちろん未練もあるかもしれません。
 ただ、彼の内側から湧き上がってくる「歌の魂」は、どうにも抑えきれなかったのでしょう。彼の歌は、たしかにテクニック的にはいろいろ難点も挙げられましょうし、ある種のクセが気に入らないという人もいて当然です。
 しかし、なんと言いますか、圧倒的に魂をこめて歌うことができるという意味では、若い歌い手の中ではピカイチの存在です。
 上に紹介した「Swallowtail Butterfly 〜あいのうた〜」は、私の大好きな日本のバラード。好きだからこそ、厳しい目、いや耳で聴いてしまいますが、私には本当に完璧に感じられます。
 ただ歌いこなすのではなく、歌と一体になるということ。たとえば美空ひばりがとんでもないレベルで成し遂げたことを、彼は自分の意志というよりも、天与の宿命として実現しようとしている。
 今回の決断が、彼の、そして私たちの夢の実現への、大きな一歩になることを期待しています。応援しています。
 上掲の記事で書いた、歌謡コンサートの「元気を出して」がありました。こちらもじっくり聴いてみてください。

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2018.04.14

薬師丸ひろ子 『Woman"Wの悲劇"より』

 日は東京にてラモーの練習がありました。プロに特別レッスンをしていただき、本当に音の裏側にある「物語」の豊かさに感動いたしました。それこそ私は書き残された「音符」を再現するだけで、その背後や行間にある本質を表現できていない。
 当たり前ですが、そこがプロとアマチュアの違いでしょうね。今日はそれを痛感。ただ、こうして教えていただけるだけでも幸せなことであります。
 さてさて、今日の記事は昨日の続きとなります。
 ユーミンが他者に提供した曲の中でも、ご自身で最も高く評価している「神曲」がこれ。
 いやたしかに神がかってますよ。それこそ、音符の組み合わせの妙により、今まで地球上になかったクオリアが生まれ、それが時代を超えて残ることになっている。すごいですね。
 ユーミンも語っているように、この奇跡が生まれたのには、薬師丸ひろ子という稀代の歌手の存在が深く関わっています。あの声、歌唱力、そしてお人柄がユーミンの才能を刺激した。作詞の松本隆さんもそんなことを言っていましたっけ。
 そういう意味でも、やはり関係性の中に縁起している音楽と言えましょう。
 さあ、今さら私が語るべきではないかもしれませんが、この曲のコード進行のすごさは本当にすごい(笑)。すごいとしか言いようがありません。
 これは創造なのか、それとも発見なのか。いや、全ての創造は発見なのかもしれませんね。
 特にサビに入る前とサビのコード進行。転調とも言えますよね。まさかのB♭m7(9)。
 9thが生む浮遊感というのは、よく言われることですけれども、なんというか、マイナーへの転調として捉えると、基本的には落ちてるわけですよ。そこに非和声音の9度のいわゆる「倚音」で薬師丸ひろ子に歌わせてしまったユーミン、そしてそれを完璧に、さらに純粋に歌ってしまった薬師丸ひろ子という、なんとも奇跡的な組み合わせによって、この宇宙にそれこそ浮遊していたクオリアを「発見」してしまったわけですよ。
 おそらくこの地球上に初めて召喚されたクオリアでしょう。もちろん、ジャズなどではこういう展開もありましたが、歌として、歌詞とも関係しあってのこのクオリア、ニュアンス、ムード、イメージは初めてでしょう。
 松任谷正隆さんが荒井由実に惚れた一因が、この「ここでこのコードか」だったと言います。なるほど、これは専門であればあるほど驚きますよね。
 この動画、比較的最近の薬師丸ひろ子さんですが、本当に素晴らしいですね。昔、すなわち30年前はさほど興味がわかなかった。今は正直興味ありありです(笑)。

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