カテゴリー「音楽」の1595件の記事

2018.07.15

勝ち抜き歌下手合戦(タモリ倶楽部)

 日は河口湖でバンド演奏。まあ、このバンドは自他ともに認めるドタバタおやじバンドでして、正直いろいろな意味で笑える演奏をいたします。
 まあ、お客さんは楽しそうですから、それはそれでいいのかと。それにしてもよくあの演奏で歌えるな、ボーカリスト(カミさん)。
 しかし!今日偶然発見したこの番組を観て、もしかしてこのバンドすげえんじゃね?と思ったのです。なにしろ、ここで採り上げられた歌下手ならぬ演奏下手の響きが、まさに我々のバンドのそれにそっくりだったからです(笑)。
 いやあ、そうか。上手いはゴールがあるが、下手には無限の可能性があると。そして、プロの皆さんが忘れてしまったロックのソウルがそこにはある!…のか?ww
 それにしてもこの番組面白すぎます。さすがだなあ、タモリさん。そして、出演者の皆さんもすごい。まじめに、しかし最大限にふざけて論じているところが見事。
 いろんなシャレたコメントに、思わず吹き出しつつ感心してしまいましたが、特にタモリさんの「雅楽」発言は素晴らしすぎ。
 音楽の本質に迫るところですよ。西洋近代音楽が整理しすぎてしまった、つまり可能性を摘んでしまった、音楽の本質、そして豊かさがそこにある。音楽に限らず、私たちがコト化を進めた結果忘れてしまったモノの魅力を思い出させてくれました。
 日本で古く音楽のことを「もののね」と呼んでいたことは偶然ではないでしょう。これからはモノの音の復権、復活の時代になるのかもしれませんね。そうしますと、我々のバンドはその最先端を行っている、それも無意識で行っているという最強ユニットということになるのかもしれません(笑)。
 ああ、いろいろ楽しい一日でした。音楽はやめられませんね。

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2018.07.14

ジャン=リュック・ポンティ 『ケルティック・ステップス〜ジグ』

Jean Luc Ponty - Celtic Steps - Jig

 日は、明日の本番へ向け、初めて練習に参加しました。やる曲を初めて知るという、いつものパターン(笑)。ま、バンドの中のストリングスなんてものは「雰囲気」ですから、コード進行さえなんとなく把握しておけば、即興でなんとかなるでしょう(ホントか?)。
 というわけで、先日何回かに分けて紹介した、なんちゃって5弦ヴァイオリンを、初めて人前で弾きました。うん、けっこういい音がするし、なにしろ弾きやすくでよろしい!さすが木曽鈴木!
 で、ウチに帰ってきて、「そういえば昔、ジャン=リュック・ポンティよく聴いてたな」と思い出し、さっそくYouTubeで何曲か鑑賞しました。
 レコードは何枚か持っているけれども、考えてみると、演奏している姿ってのは、今回初めて観るかもしれない。
 お〜、なるほど、軽いボウイングが素晴らしいですね。そして、無駄なヴィブラートがなくてよろしい。これは、バロック・ヴァイオリンの奏法に近いぞ。
 たしかに、ポンティの師匠でもある、かのステファン・グラッペリのボウイングやフィンガリングもこんな感じですね。フランスのヴァイオリン奏法の伝統というのがあるのかなあ。
 しっかし、それにしても、この動画に驚きました。いや、ポンティもまあ普通にうまいのですが、なんと言っても、ベース、そしてピアノもドラムもすごい!
 特にベースの人、なんて人か知りませんが、うまいっすねえ〜。世の中にはうまい人がたくさんいるんだなあと感激してしまいました。
 その点、エレキ・ヴァイオリンは少ない。今やバロック・ヴァイオリンより少ないのでは。バロック楽器は完全に市民権を得ていますからね。
 というわけで、私も四半世紀ぶりにエレキでいろいろ遊んでみようかと思っています。エフェクトかけて、いろいろ即興でやってみようかなと。
 秋には東京である方とコラボすることが決まりました。いったいどうなることやら。自分でも楽しみです。
 ポンティ、いまだに元気で現役なんですね。グラッペリも90すぎまで現役でした。ヴァイオリンって、比較的演奏家寿命が長いんですね。あんまり力がいらないからでしょう。年取って力が抜けると、ようやく本来のヴァイオリンの音が出るようになるんですよ、実は。

ジャン=リュック・ポンティ公式

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2018.07.12

石井裕 『独創・協創・競創の未来:タンジブル・ビットからラディカル・アトムズへ』

 〜む、本当に素晴らしい!ワクワクします。
 ずうずうしく言わせていただきますと、時間、未来、現在、過去に関する考え方が、ワタクシと石井先生は一緒ですね。
 テクノロジーの寿命は1年、ニーズの寿命は10年、ヴィジョンは100年。自分が死んでからも残る。
 テクノロジーが未来を切り拓くのではなく、未来のヴィジョンがニーズとテクノロジーを生む。
 だからこそ、私たちはテクノロジーに近視眼になるのではなく、ある意味アホくさいほどの夢、ヴィジョンを描くことですね。
 そして、アート、サイエンス、デザイン、テクノロジーをアウフヘーベンして、総体としてのスパイラルを生み出すこと。
 プレゼンのしかたも含めて、非常に勉強になりましたね。
 タンジブル・ビッツで一躍有名になり、MITの最先端に生き残っている日本人、石井裕さん。かっこいいですねえ。
 MITのあり方に象徴されていますが、やっぱりアートって大切ですね。世界に対して疑問を抱くことがアートの本質。そこからしかイノベーションは生まれない。人類の歴史とはまさにアートの歴史であったわけです。
Th__20180713_113020 未来視力‥いい言葉ですね。そこに富士山があるのも素晴らしい!
 やはり時間は未来から流れてきていて、だからこそ未来に原因を創って今結果を出す。ぜったいにそうですよね。
 いかに壮大な妄想をし続けるか。それこそが重要です。あきらめたら終わり。
 温故知新という言葉に対する解釈も私と同じでした。過去の人たちが、私たちの今を超えたはるか未来に何を妄想したのか。それを知ることは実は楽しいことです。

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2018.07.11

5弦エレキ・ヴァイオリン作りました‥その3

20180712_85126 て、皆さんにとってはどうでもいい話も今日で終わりますよ。
 エレキ・ヴァイオリンの製作(改造)ですが、Kranzのピックアップはいろいろ問題があったので、取り外してしまいしました。その代わりに装着したのが、この格安の(謎の)ピックアップです。

アコースティックギター・バイオリン用ピックアップ

 もともとKranzやSojingはアクティブ・ピックアップだったので、9V電池が必要でした。これが案外面倒くさい。いざという時に電池切れしていたり、電源切り忘れたり。
 今回はのちに紹介する予定のZOOMのエフェクターを通すことにしたので、基本的にはパッシブ・ピックアップでも良いと判断し、このなんちゃってピエゾ式を購入しました。
 Amazonでもそこそこの評価だし、期待していたのですが、実装してみますと、たしかになかなか良い。装着場所はいろいろ検証した結果、駒が立っている裏側にしました。というか、ここしかなかった。
 ノイズも少ないし、高音から低音まで比較的バランスよく拾ってくれます。ケーブルを脱着できるのもよい。サイレントとして使う時、ケーブルがじゃまになりません。
20180712_91603 続きまして、普段の練習用、またちょっとした演奏会などで使えそうな、超コンパクト・ギター・アンプも購入してみました。
 SDカードからMP3の音源などを鳴らすことができるので、なにかと便利に使えます。これをベルトにつけて旅芸人になります(笑)。ただ、ちょっと出力が不足気味でして、ダイレクト接続だと、リアル・ヴァイオリンより、ちょっと音量が小さいかもしれません。野外では使えません。もちろんエフェクターを通せばそれなりの音量にすることができますが。

ギターアンプ コンパクト スピーカー 5w

 というわけで、今回新たに購入したのは、上記二つの製品だけです。本体だけで考えれば、ピックアップの1560円と塗装スプレーの200円だけですんだということですね。

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2018.07.10

5弦エレキ・ヴァイオリン作りました‥その2

Th_img_2046 て、一日あいてしまいしたが、エレクトリック・ヴァイオリン改造のお話です。
 ほとんどの方に関係ない世界ですよね。ヴァイオリン弾く人もそんなにいないし、ましてやエレキとなると数えるほどしかいない。さらに楽器をヘーキで改造する人もそんなにいません(笑)。
 私は昔からそういうことをするのが大好きでして、おかげで家にはガラクタが大量に転がっています。
 さて、私はヴァイオリン&ヴィオラ弾きとしては、また違った意味で変わり者でして、普段使っているモダン・ヴァイオリンもバロック・ヴィオラも5弦です。
 それぞれについては、こちらこちらに書きましたので興味のある方は御覧ください。
 それらは最初から5弦のモデルであり、よって指板も広め、糸巻きも当然ペグの穴が5セット空いています。しかし、今回はもともと普通の4弦のボディーを使って無理やり5弦にするという荒業をやりました。
 はたしてそんなことができるのか。それもなるべく作業を少なくしたい(めんどうくさい)。
 ということで、初めての試みに挑戦しました。笑っていただいて構いません(笑)。なんと、5本目(C線)用のペグに関しては、あらたにあけなかったのです。
 ではどうしかたというと、写真のとおりです。A線のペグ孔の向かって左側にC線のペグを無理やり差し込んだのです。
 そうしますと、当然両方のペグが真ん中でごっつんこするわけですので、そこは思い切って両方の先っぽを削り取りました。弦をさす穴はもちろん残し、あと弦を巻き取る最低限の長さだけ残しでバッサリ。とはいえ、巻き取るスペースもかなり限られているので、弦もギリギリまで短くカットしました。
 で、今回は指板も4弦用のままですので、5弦を等間隔に並べるには狭すぎます。そこで、C線は完全に補助的に使うものと考え、写真のようにG線とギリギリ干渉しあわないくらい近づけました。
 これですと、普通の4弦部分に関しては、重音も含めてついもどおり演奏ができます。あくまで低音のG以下の音が必要な時だけにC線は使う。このC線とG線の間隔ですと、C線を押さえるということは、G線も同時に押さえるということになりますが、C線とG線で重音を弾くことはほとんどないので問題はありません。
 エレキの場合は基本、胴鳴りというものはなく、弦の振動をそのまま増幅するので、リアル・ヴァイオリンではよくあるボディの小ささから来るC線のパワー不足は心配ありません。
 どうでしょうね。こんな改造した人、あんまりいないんじゃないでしょうか。いや世界にはいるかな。
 ちなみに高校の時には、12弦ギターに憧れて、E線を2本並べて張ったこともありました。その時はペグも共用して、片方にアジャスターをつけてチューニングしました。微妙にずらすと、いわゆるコーラス効果が出て、面白い音になりましたっけ。今回もそれをやってみようかな。
 ちなみに今回の増弦法ですと、理論的にはあと3本弦を増やして8弦にすることができますね。まあ実用性は全くありませんが(笑)。
 というわけで、この改造エレキ・ヴァイオリン、15日に富士河口湖町のイベントにてデビューいたします。
 あとピックアップと小型スピーカーについては、後日紹介します。

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2018.07.08

5弦エレキ・ヴァイオリン作りました‥その1

Th_img_2043 いうか、単に4弦を5弦に改造しただけですが。
 面白いもので、最近ある若手ヴァイオリニストと出会ってから、再びエレキ熱が湧いてきました。彼がエレキ・ヴァイ オリンの新たな可能性に挑戦しているを見て、すっかり刺激を受けてしまいました。
 私は彼が生まれた頃からエレキをやっていたので、なぜか尊敬されています。こんな近くにこんな変な人がいたのか!と(笑)。
 まあ実際バンドで弾く機会も増えているので、エレキを新しく買おうかなと思ったと思ったのですが‥考えてみるとウチには使ってない(壊れた)エレキが2本あるではないですか。その他使わないジャンク楽器がゴロゴロ転がっているので、それは組み合わせて一挺作っちゃおうかと。
 まずは、基本となる本体はですね、四半世紀前に買ったKranzのエレキ・ヴァイオリン。これっておそらく日本で初めてのエレキ・ヴァイオリンでしょう。
 当時はバーカスベリーしか選択肢がなかった。青いやつ。ELOのミック・カミンスキーとか、ジャン・リュック・ポンティが弾いてたやつですね。だけど高くて手に入らなかった。
 それを、今はなき木曽鈴木さんが製作して、比較的安価で売り出した。私はごく初期に御茶ノ水の下倉楽器で買いました。ほんとに初期型だと思います。
 なにしろ国産は当時Kranzしかなかった。それがなかなかいい出来でして‥とはいえ、本体の作りはさすが専門メーカーという感じですが、電気部品に関してはシロウト工作レベル‥のちに、かのSUGIZOさんも愛用するようになりました。
 で、その後の展開については、こちらの記事をご覧ください。変な安物楽器買っちゃったんですよね。それを最近まで使っていた。しかし、なんとも重いのと、やっぱり本体の作りがいい加減なんでしょうね、だんだん音程も取りづらくなってきた。どこか歪み始めているようです。
 そこで、ここはやはり原点回帰!ということで、久しぶりにKranz完全復活です!
 な〜んて、実際使ったのは本体の枠組みだけ。ピックアップも取り外してしまいました。そして、様々なガラクタの部品を集めて無理やり1台に仕上げたのが、こちら。
 10年前の記事では「Kranzも白(だいぶ黄色く変色しちゃってますが)だったし、もしかするとペイントするかもしれないんで(まあ、しないでしょうけど)」と書いていますが、今回はペイントしました。
 というわけで、なんとなく記事が長くなりそうなので、これは連載ということにしましょう。はたしてどうやって4弦を5弦にしたのか。衝撃の事実が公開されます(笑)。


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2018.07.03

ルクレールのガヴォット

 曲の多いルクレール。特にヴァイオリン弾きとしては、なにしろメロディーが魅力的で、そして適度に(シロウトには過度に)難しいという、実においしい作曲家であります。
 アンサンブルをするにしても、ヴァイオリン2本だけの曲から、壮大なスケールのトリオ・ソナタ、さらには名人芸的なヴァイオリン協奏曲まで、とても一生では弾ききれないほどです。
 そんな中、私が高校生の時から大好きな曲がこの曲。ヴァイオリンまたはフルートのためのソナタ、作品1の1からガヴォットです。
 なんともチャーミングなテーマに、それぞれ個性的な変奏部の対比も面白いロンド形式です。もとはハ長調ですが、けっこう遠い調にまで旅をします。その旅から帰ってきた時の安心感というか、アットホーム感がたまらないのです。
 まずは、バルトルド・クイケンのフラウト・トラヴェルソの名演奏をお聴きいただきましょう。ヴィーラントのガンバも素晴らしい。

 これがですねえ、ヴァイオリンのですねえ、「これだ!」という演奏がなかなかないんですよねえ。自分で弾くのが一番いい(笑)。ガヴォットって案外テンポが難しいんですよね。踊れることを基準とするかどうかでも変わってきます。この時代ですからね、そろそろダンスから離れた純粋な器楽曲になりつつあるわけでして。
 比較的最近の録音で、バターフィールドのバロック・ヴァイオリンによる演奏を聴いてみましょうか。

 バルトの演奏と比べるのは酷ですが、ちょっと雑な感じがしますね。フランスバロックの優雅さがもう少しほしいかも(なんちゃって)。
 私が昔聴いたのは、かのジャン・ジャック・カントロフによる演奏でした。あれは優雅で良かったなあ。クラヴサンはラクロワだったかなあ。
 というわけで、久しぶりに私も挽いてみます。楽器は…なんとエレキ・ヴァイオリンです(笑)。そうそう、最近30年前に買ったエレキ・ヴァイオリンを復活させたんです。原形をとどめないくらい改造しちゃいましたが。それはまた近日紹介します。

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2018.07.01

NHK公開収録「にっぽん百名山 富士登山!徹底ガイド」@ふじさんホール

Th__20180702_103448 日は富士山山開きの日。この日にちなんで、富士吉田市のふじさんホールで、NHKの「にっぽん百名山」の公開収録がありました。
 この収録があることを、地元の私は知らなかったのですが、かつてのレミオロメンおっかけ友だちが久しぶりに連絡をくれまして、一緒に行くことになりました。
 会場には、それこそ10年以上前一緒におっかけした(笑)仲間が集まり、久しぶりの再会を喜ぶとともに、年月の流れの早さと、それぞれの人生の変化に、なんともいえない感慨を覚えることとなりました。
 これもまた音楽の素晴らしさですね。
 詳しくは語れませんが、山好きでなくとも楽しめる内容となっていたと思います。司会は、山と渓谷社の編集長萩原浩司さんと、ハリウッド女優にして農家の工藤夕貴さん。萩原さんの穏やかで誠実なお人柄と、いい意味でぶっとんでいる天然(ナチュラル)ガール工藤さんの絶妙なタッグです。
 そこに加えて、ある意味お二人のいいとこ取りをした(?)穏やかで天然の藤巻亮太さんがゲスト。山に関するトークも面白かったけれども、なんと言っても、収録の最後のサプライズ・プレゼント、山中湖の某スタジオで完成させたあの名曲「粉雪」を弾き語りしてくれたことは、私たち長年のファンからしますと、なんとも感動的な出来事でありました。
Th_img_1999 ここふじさんホールは地元の私たちにとっては、いろいろな思い入れのあるステージです。私自身も学校行事や式典などで何度も舞台に上がっていますし、いろいろなミュージシャンのパフォーマンスを見たり聞いたりもしてきました。
 特に、あのは格別な思い出です。そこで、志村正彦くんと同世代、ある意味同郷である藤巻くんが歌ってくれることに、私は感激しないではいられません。
 藤巻くんの生歌をこのホールで聴くのは、なんだかんだもう3回目となります。5年前にはリハーサルに同席させてもらい、彼と志村くんについてしんみり語り合いましたっけ。今日も思い出してくれたでしょうか。
 そうそう、そういえば、この秋に藤巻くんは「」を主催するんですよね。そこにはフジファブリックの山内総一郎くんも参加してくれます。嬉しいですね。行かなきゃ。
 と、個人的にいろいろなことを考え、思い出させたくれる収録でしたが、放送は、山梨県では総合テレビで7月27日(金)午後7時30分から、全国放送ではBS1で7月28日(土)午後10時からとなります。ぜひ御覧ください。私も映ってるかな(笑)。坊主頭を探してみてください。
 

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2018.06.30

中村八大作品 『黄昏のビギン』

 日は静岡の実家の近くの居酒屋で呑みました。とっても渋いお店で、なんとも昭和な雰囲気が残る中、おいしいお料理とおいしいお酒と、マスターの「軽口」を堪能いたしました。
 地方の中小都市っていいお店がありますね。大都市や極小都市だと存続が難しいんですよね。
 さて、そんな素晴らしいムードの中で、ふと頭をよぎった曲がこの曲。
 そういえば最近、ウチのカミさんがどっかで歌うとかで練習してたんだっけ。
 「黄昏のビギン」は水原弘のヒット曲「黒い落葉」のB面でした。永六輔、中村八大の黄金コンビ作品。実際は歌詞も中村が作って、名前だけ借りたのだとか。
 いかにも中村八大らしい曲ですよね。素晴らしいメロディーと、少し変則的なコード進行。そこにラテンというかカリブのダンスミュージック「ビギン」のリズムが乗って、素晴らしい異国情緒を醸し出しています。水原さん、歌うまいっすね。

 この曲、なんと言っても、ちあきなおみさんのカバーが有名ですよね。服部隆之さんの編曲。ビギン色は消えていますが、これはこれで美しい。そしてちあきなおみの歌が抜群にうまい。完全に自分の歌にしています。

 もう一人、こういうのを歌わせるとうまいのが長谷川きよしさん。これもまた違った良さがありますね。こうしていろいろなアレンジで新しい魅力が生まれるのも名曲の条件であります。

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2018.06.29

鏡の中の自分は自分なのか?

Th_00_m ールドカップの「美徳(virtue)」について書こうかと思ったけれども、本当にいろんな人がいろんな意見を述べてくれているので、私は遠慮することにしました。
 ただ、基本的にはあの作戦には賛成です。感情的には「侍らしくない!」とか、勝手なこと思いましたが、勝ちが最終目標であるスポーツの世界においては、やはり確率論的に優れた采配であったと思います。
 さてさて、というわけで、「virtue」と「virtual」の話の続きとして、今日は「鏡の中の世界」について考えてみようと思います。
 皆さんは、鏡に映った世界はリアル(ファクト)だと思いますか?それともバーチャル?あるいはフィクション?
 そんなことどうでもいい…ですね(笑)。
 でも、ちょっと考え出すと面白いですよ。答えはなくとも楽しめます。ちょっとした哲学です。
 とりあえず、そこに映っている自分は自分なのでしょうか。もしかして他人?いや、もうひとりの自分とか。
 ちなみに人間以外では、チンパンジーやイルカに「鏡像認知」の能力があることが、科学的な「ミラーテスト」で証明されています。
 これは、鏡に映っている自分を、いわば「alternative fact」だと捉えているのだと思われます。とりあえず自分自身ではないが、自分と同様の属性を持っているものであると認知するということですね。
 思いつきで書いているので、話があっちこっち行って申し訳ありません。鏡の中の世界って、なんとなく「左右逆」になるというイメージありますが、実際には「左右」は変わりません。右手はたしかに右にありますよね。
 そう、実は上下、左右は変わらず、奥行きだけが逆になっているんです。お分かりになりますよね。手前と奥とが逆になる。これが全部ひっくり返っていたら、お化粧や鼻毛切りは実に難しいでしょうね(笑)。ちなみに凹面鏡で焦点距離より遠くに立つと全部逆になります。
 では、なぜなんとなく左右が逆になっているように感じるかというと、自分が向こう側の自分(仮)に立って見た時、右手が左手になっているからです。人間はそのように高度な抽象的な思考ができるということですね。
 さて、そんな矛盾をも抱えた鏡の中の自分ははたして自分なのでしょうか。もう一度考えてみてください。
 なんだかワケが分からなくなってきますよね(笑)。
 私たちは、たとえば車のミラーに映った景色を、とりあえず本物だと思って信用して運転しています。これは、昨日の話からすれば、本物の本質を持った別物、すなわち「virtual」であると認定しているということです。そして、「alternative fact」として運用しているということですね。
 では、鏡の中の自分はオルタナティブな自分なのか…。
 結論は出ないのですが、実はこの鏡像認知こそが、時間の流れ方を「過去から未来」、「未来から過去」と切り替えつつ等価であると考えられる能力に関係していると、私は考えているのです(とか言って、今思いついた)。
 時間が流れてくるのか、自分が歩んでいくのか…未来から今の自分を眺めるのか、今の自分から未来を眺めるのか…音楽は未来から流れてくるのか、楽譜をなぞるように過去から未来へ流れのか…歴史の記述、いや全ての記録は鏡像なのか…。
 哲学はどんどん深みにはまっていき、そしてますます混沌として出口が見つからなくなるのであります(苦笑)。
 まあ、いいや。今日は鏡の自分を見ながら、彼と対話してみます。最近鏡見てないしな(笑)。ちなみに猫たちは鏡に映る自分は自分ではなく、別の猫だと思っているようです。では、鏡に映る別の猫のことを、リアルなその別の猫だと勘違いするのだろうか…猫にも聞いてみます。またいつか続きを書きますね。

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