カテゴリー「音楽」の1000件の記事

2024.03.31

アンサンブル・レッスンにて

434316524_950640857063876_18684716607343 日は予定が変更になり、急遽、赤津眞言さんのアンサンブル・レッスンを受講いたしました。

 演奏した曲は「ムファットのパッサカリアト長調」です。実はこの曲、4年ほど前に中学校の部活で演奏しておりました。記事があります。ムファット自身や楽曲については以下を参照してください。

 ムファット 『パッサカリア ト長調』

 その時はチェロを弾きながら指導したのかな。今回は第二ヴィオラを演奏しながら指導していただきました。

 いやあ、面白かったなあ。さすが本場で活躍してこられた赤津さん。音楽の作り方、演奏のしかた、アンサンブルのしかた、いろいろと勉強になりました。

 パッサカリアという定番舞曲の上に、ムファットの多彩なアイデアと、ちょっとした「変態性」が生かされるご指導でした。

 音程を合わせるより、音質を合わせる方が大切かあ…。たしかにアンサンブルにおいては、音程に意識を持っていくよりも、様々な音の表情をあわせる方向に意識を向けた方がいい。なるほどでした。

 今回はヴァイオリンは各パート一人でしたが、ヴィオラは二人ずつ、そして通奏低音は4人というピラミッド構造での演奏でしたが、それもまたなかなか良かった。

 近代以降の常識とは違い、案外あの時代はこんな感じの響きを好んだではないかと思いました。一度近代的な常識を取っ払ってみることは、どの分野でも大切なことですね。

 

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2024.03.29

『シルバー假面』 実相寺昭雄 総監修・原作・監督作品

04704023b5b36f3b4a5f95711d64bb1c_640 日も濃い一日でした~。上野から新宿、靖国神社から神保町。いろいろな方とお会いし、不思議なご縁を感じることばかり。これが当たり前になっていますが、感謝は忘れないようにしたいと思います。

 さて、今日は家内の誕生日でもあるのですが、もう一人私の人生に多大な影響を与えたアーティストの誕生日です。

 実相寺昭雄。

 子ども時代のウルトラマンやウルトラセブンの洗礼に始まり、青年期からはATG映画、そして大人になってからはオペラなど、本当に彼の作品群にはある意味翻弄され続けてきました。もちろん心地よい翻弄。

 そんな天才、いや奇才、いやいや鬼才の遺作となったのが、この「シルバー假面」です。

 一昨日、「シルバー仮面」の話を少し書きましたよね。あれを絶対的な駄作と自ら断じていた実相寺昭雄が、最晩年にリベンジを図り、駄作を通り越した問題作を作ってしまいました。

 今日は午前中、彼が教授を務めた東京藝術大学のすぐ横で、この作品を鑑賞いたしました。映像の舞台もすぐ近く、谷中や不忍池。感慨深い。

 う〜ん、それにしても、死ぬまで実相寺は実相寺でしたねえ。

 スタッフにも懐かしい名前が並んでおりますし、キャストも先日亡くなった寺田農さんをはじめ、いわゆる実相寺組の面々が多数登場し、結果として遺作にふさわしい「混沌」となっております。

 「故郷は地球」から「故郷は宇宙」というあたり、時代的にも仲小路彰の、グローバリズムからコスミカリズムという思想にもつながるなあと。

 そして、大正という時代のフィクション性(たとえば自然な日本語ではない漢文訓読調の日本語が世を覆ったり)を逆手にとって、未来的リアルを描くというある意味ずるい手法。

 やはり、実相寺自身が監督した第1話が一番面白い。

 寺山修司的な見世物小屋風情、性の変換、ドイツの混入、クラシック音楽の嘘っぽさ、卍と鉤十字の重ね合わせ、安っぽいCG…もちろん、映像や音声における実相寺節は言わずもがな。山本邦山の尺八だけがホンモノっぽい(笑)。

 まさに「不適切にもほどがある」の極地。

 全く両極端と思われるでしょうが、私は小津安二郎と実相寺昭雄が好きなのです。どちらも徹底したフィクション性を追求しているから。やり方はずいぶん違うけれども。

 こういう鬼才はこれからも現れるのでしょうか。

 

 

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2024.03.27

秋山歌謡祭2024

Img_5217 京で変態の会。時代の最先端をゆく若者たちを中心に40名の皆さんにお話をしました。

 今日もあっという間の5時間独演会。そのあとの懇親会も楽しかった。

 参加者の方で元吉本の漫才師で、今は健康に関する本も書いている方がいました。さっそく彼と漫才をやろうという話になりました。いや、最終的に3人になったからコントかな。

 3人でコントと言えばロバート。そして突出したピン芸人と言えばロバート秋山。ということで、帰宅後これを鑑賞。この人はホンモノの天才。

 普通に歌もうまいし、作詞作曲の才能もある。特に「ありそうな」曲を書くのが上手。この人も多くの天才クリエイターと同様に、少年の頃の思い出が創作のベースになっていますね。西川貴教さんが歌いたくなるのもわかる。

 メ~テレらしい中途半端なゴージャスさとチープさが絶妙ですね(笑)。メモ少年もプロのようなアマのような、作り手のようなファンのような微妙な感じだし。

 そう、秋山さんの「ありそう」も虚実皮膜なんですよ。こういう「あわい」こそ上質なアートの世界なのでしょう。

 

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2024.03.26

故郷は地球

 川聡宇宙飛行士の会見の記事を読みました。

 古川聡飛行士が帰還会見 「故郷は地球」実感

 「故郷は地球」といえば、私たちの世代からすると、一つはウルトラマンの23話ですね。ジャミラ登場の名作「故郷は地球」。まさに宇宙飛行士の話(古川さん意識したのかな)。悲しい話でした。

 ウルトラマン 「故郷は地球」~イデ隊員、魂の叫び

 さらに子どもだった私の心に暗く影を落とした、もう一つの「故郷は地球」。そう、シルバー仮面の主題歌です。佐々木守&実相寺昭雄は罪深い(笑)。

 

 

 

 あの当時、私もあまりの暗さ、渋さに耐えられず、裏番組のミラーマンに引っ越してしまったクチです。

 大人になってから見ると、圧倒的にシルバー仮面の方が面白いのですがね。子どもにはキツかった。

 ちなみに「ミラーマンの唄」も名曲です。対照的に明るい音楽。好きだったなあ。

 

 ところで、あれから50年以上たってますが、案外宇宙開発は進んでいませんよね。それだけ平和になったということでしょうか。宇宙ロケットは米ソ冷戦の兵器開発競争の一面がありましたから。

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2024.03.22

惟神(かんながら)=大欲

Img_5166 日は富士山スペシャル合宿の1日目。茶碗が11個並んでおります!

 すごいメンバーが集まっております。そして、神の采配の妙…人間界から見ると過労だ倒れたり、入院したりと大変に見えますが…珍しく当日、寸前になってのキャンセルが相次ぎました。そしてそこにキャンセル待ちの方が入ってくるという、まさに神のシナリオ通りなのでしょう。

 ちなみに、私がいう「神」とは「自分以外」のことを指す言葉です。決して特定の宗教とは関係がありません。

 たしかに出口王仁三郎の話が多少入りますが、王仁三郎自身が「宗教がなくなるのがみろくの世」「芸術は宗教の母」と言っているくらいですからね。

 そしてここで言う「芸術」とは宇宙の仕組みのこと。自然と言ってもよい。それこそ自我以外の全てということになります。

 今回たまたまですが、この前ある雑誌の取材を受けたことから、「富士山と出雲」のことについて語りました。そうしましたら、参加してくださっていた世界的なミュージシャンのお二人が急遽、出雲をテーマにセッションをしてくれました。

 もう涙、涙。私の言葉よりなにより、その音楽の素晴らしさよ。歌詞の意味も、今日初めてわかりました。なるほどです。

 合宿のテーマをあえて言葉にするなら「惟神(かんながら)」です。

 自我、自己、自分を捨てて、神(自然、宇宙)の命ずるままに生きる。そこには金や地位や名誉などという小欲はありません。ただただ神の夢の実現のお手伝いをしたいという大欲しかないのです。

 今回も「自己実現」「自己肯定感」を思いっきり否定させてもらいました。それこそ小欲だからです。

 今日は、偶然なのか必然なのか、お隣の会議室でウチの高校の進学合宿が行われていました。ある意味対照的な世界が並んでおり、その両方に行ったり来たりする自分に不思議を感じましたね。そういうお役目なのでしょう。

 高校生たちもぜひ大欲のために励んでほしいと思いました。きっかけは小欲でも良いのです。私もそうでしたから。

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2024.03.18

ローランド 『バイノーラル マイクロホン イヤホン CS-10EM』

51iyprtnl_ac_sl1050_ 日の記事の続きです。昨日最後の方に「旅のお供にします。イヤフォン型バイノーラルマイクと一緒に」と書きましたが、そのバイノーラルマイクがこちらです。

 小学生の頃から、3D写真とバイノーラル録音に凝っていたワタクシ。今はやりの「イマーシブ」のはしりでしょうか(笑)。

 あっそうそう、久しぶりに思い出した。逆3Dもあった。めちゃ昔の記事ですが、これぜひ読んで(見て)ください。

独眼流立体視の術

 これってあんまり世の中で言及されませんが、私はしょっちゅうやってますよ。美術館とか映画館で。超リアルになります。

 で、バイノーラル録音ですが、つまり人間の耳のところにマイクをつけて、リアルな音空間を再現しようとするものです。

 かつては、ダミーヘッドマイクで録音するのが定番で、実際私も中学生の時、自作でダミーヘッドマイクを作って遊びました。

 もひとつついでに言うと、バイノーラル録音はヘッドホンで再生しないとその臨場感は得られなかったのですが、私は2chのスピーカーでいかに臨場感を得るかの試行錯誤に没頭しておりました。スピーカーの自作はもちろん、なんだかいろいろことを試していたと記憶しております。

 テクニクスのアンビエント・エフェクターみたいなのも持ってましたね。効果はイマイチでしたが。テクニクスは昔から「アンビエント」指向が強く、今でもそれを売りにしている製品を作っていますね。

 さて、この時代になって、バイノーラルマイクもこのローランドの製品のように、本当に廉価で手に入れることができるようになりました。

 さっそく昨日のレコーダーで録音してみましたが、まあまあリアルな音場が再現されていました。なにしろ、そのままイヤフォンとして再生できるのは便利ですね。

 通常のイヤフォンのように耳に装着しながら録音ができるので、たとえば街の中とか、電車の中とかでも気軽に録音できますね。レコーダーもポケットに入りますし。盗撮ならぬ盗録なのかもしれませんが…。

 付属の風防のスポンジは外れやすいので、私は両面テープを使って固定してしまいました。ちょっと変なイヤフォンだと思われているかもしれません。

Amazon バイノーラル マイクロホン イヤホン CS-10EM(ローランド)

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2024.03.17

32bitフロートハンディレコーダー H1essential(ZOOM)

Hero_1_qyzm5ohpng768x0_q60_focal_area825 ごい時代になりましたね。昨日の練習で初めて使ってみましたが、まあお手軽だし音質はいいし、今までのレコーダーとは一線を画していますね。

 32bitフロート録音。ほとんど地球上の全ての音を歪みなしに録音できるとんでもないダイナミックレンジを可能にしました。

 よって録音レベルの調整は不要。ただ録音ボタンを押せば良い。

 こんなことが可能になるなんて夢にも思いませんでした。小学生の頃から、ちょっとした録音マニアだった私。

 最近また、録画よりも録音、YouTubeよりもポッドキャストに興味が出てきたところで、この製品が出たものですから、すぐに飛びつきました。

 それも1万円ちょいのお値段。ありえません!ZOOMさん、ありがとう。

 PC、スマホ、カメラなどとの接続、プリレコーディング、乾電池駆動など、ワタクシ的には文句のつけようがありません。電池の持ちも良く、たとえば昨日のような長時間の練習も録りっぱなしにしておけばよい。

 そして小さくて軽い。ポケットや楽器ケースにひょいと入れておけます。見た目の安っぽさと中身の高性能さのギャップが案外萌えですし(笑)。

 これはこれから重宝しそうです。旅のお供にします。イヤフォン型バイノーラルマイクと一緒に。

 (大人気で入手が困難な状況です)

 公式HP

Amazon ZOOM ズーム 32bitフロートハンディレコーダーH1essential 2024年発売 H1e



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2024.03.16

告知 4/20 バッハ「喜びのうた〜歓喜の響き」(横浜)

↓Click!

Fly1241_20240318090501  日、初めて練習に参加いたしました。最近は土日に仕事が入ることが多く、なかなか練習に参加できず皆様にご迷惑をおかけしております。

 今回の山手バロッコの演奏会も充実のプログラム。

 2024年4月20日(土) 14時開演(13時30分開場)
 神奈川県民ホール・小ホール(横浜市中区山下町3-1)
 入場料 3,000円(予約制)

 J.S.バッハ 
・カンタータ 第214番 「太鼓よ鳴れ ラッパよ響け」 BWV214
(ザクセン選帝侯妃兼ポーランド王妃 マリア・ジョシュア誕生日祝賀)
・ブランデンブルク協奏曲 第3番 ト長調 BWV1048
・マニフィカート ニ長調 わたしの魂は主をあがめ BWV243

 トランペット、ティンパニも入る壮大なカンタータとマニフィカート。そして、ある意味対照的、弦楽器群の饗宴として有名なブランデンブルク協奏曲の第3番です。

 私はヴィオラで参戦。上2本の弦にはシルクを使用する予定です。

 よろしかったら、ぜひおいでくださいませ。

 予約は下記HPから。

 アンサンブル山手バロッコ

 

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2024.03.12

F.クープラン 『室内楽曲全曲集』

220pxfranois_couperin 日は某バンドの練習。フランス・バロックの粋と言える、フランソワ・クープランの「諸国の人々」から「フランス人」を練習いたしました。

 皆さん、フランス・バロックについてはほとんど素人。フランス・バロックは非常に独特の語法を持っており、私もある程度の習得に数年を費やしましたが、少しでもその楽しさをお伝えできればと思い演奏させていただきました(ちなみに私はヴィオロンチェロ・ダ・スパッラで、各パートを模範演奏しました)。

 フランス革命前の爛熟した貴族社会が生み出した、装飾過多な音楽世界。これはこれで「極み」ですよね。装飾が多いということは、不協和音が響く時間が長いということでもあります。

 いや、皆さん、とても理解と上達が早くびっくりしました。たしかに自分もそうでしたが、見様見真似をしているうちに、なんとなく雰囲気が分かってくるという、まさに言語習得と同じ過程を踏みます。

 メンバーは国際外交で活躍された方など、外国語と外国生活に慣れた方々なので、適応力というか学習力が高いのでしょう。

 ということで、今日はそんな独特な「ことば」をたっぷりすぎるほど堪能できる全集を紹介しましょう。冒頭が今日の「フランス人」です。

 

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2024.03.02

レイビレッジにて

Img_4848 日は兵庫県宍粟市與位にあるレイビレッジさんに、70名を超える方々にお集まりいただき、セミナーを開催しました。

 皆さん、なかなか濃い方々で(笑)、夜中まで大いに盛り上がりました。さすがに飲みすぎたかな。

 ところで、ここレイビレッジ、初めてうかがったのですが、たしかに面白いフィールドでした。会場となったピラミッドハウスは、入った瞬間から良い響きを予感しまして、挨拶もせずさっそく帯同したヴィオロンチェロ・ダ・スパッラを弾き始めてしまいました。

 ギザの大ピラミッドと同じ比率で作られた空間とのこと。部屋の端で弾いても音が全体にうまく広がる感じが気持ち良かった。

 夜になってだいぶ酔っ払ってからバッハの無伴奏チェロ組曲を披露したのですが、正直指が…いや頭が回らずダメダメ。失礼いたしました。

Img_4858_20240304090501  部屋の中にピアノがあったので爪弾いてみますと、白鍵はハ長調の純正調とおぼしき調律がしてあり(黒鍵の調律には問題あり)、ある意味まともに弾ける状態ではありませんでした。

 ところで、ここレイビレッジ、説明では伊勢神宮と出雲大社のちょうど中間点に位置するとのことでしたが、どうも感覚的に違うなと思い調べてみると、線上にもありませんし、距離的にも中間点からはずいぶんずれていました。皆さん、情報を鵜呑みにしてはいけませんよ!

 まあ、それは愛嬌として、たしかに揖保川の蛇行する奥に位置する與位の地は、なにか不思議な感じがする集落でした。そして、レイビレッジという施設、森と水と火と人が調和した素晴らしい空間でした。また訪れてみたいと思います。

レイビレッジ公式

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