カテゴリー「音楽」の1000件の記事

2022.05.16

THE BOOM 『島唄』

Th_-20220517-73402 日は沖縄返還から50年の日でした。

 沖縄と山梨、遠く離れ、特に深い関係はないかのように思われますが、実はそうでもないのです。

 まず、50年前の沖縄返還に際しては、山中湖に蟄居していた仲小路彰が大きな影響を与えています。

 仲小路と佐藤は五高時代の同級生。総理となった佐藤はことあるごとに山中湖へ通い、仲小路から重要な情報・アイデアを授けられました。

 この写真は山中湖での貴重な二人の写真です。

 佐藤のノーベル平和賞は非核三原則と沖縄返還が主たるその受賞理由でしたが、その裏には(密約部分も含めて)仲小路の助言があったのでした。

 そうした助言の具体的な内容については現在研究中です。

 さて、時代は移り、返還から20年経った1992年、発表されたのがTHE BOOMの「島唄」です。

 作詞・作曲の宮沢和史さんは山梨県甲府市出身。

 発表当初は、現地の人たちには「なんちゃって沖縄音楽」と揶揄され批判されましたが、今では本土の人たちにとっても、沖縄の人たちにとっても大切な歌の一つになりました。

 この曲の画期的というか巧みなのは、さまざまな音楽的要素が融合・和合しているところです。

 メロディーで言えば、沖縄音階と、本土のヨナ抜き音階と、西洋音階が絶妙にミックスされています。また和音で言えば、冒頭ではノンコード、そして続いてディミニッシュを効果的に使い、またサビではいわゆるカノン進行をベタに使う。それこそ沖縄と本土とヨーロッパ(アメリカ)を見事に組み合わせたと言えましょう。

 そしてそこに乗る歌詞ですね。いや、歌詞が先にあって、そこにそれぞれの「国」の音楽が乗ったのでしょう。たしかに見事です。「和」を基調とする日本らしい音楽なのです。

 

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2022.05.15

笑点神回…木久蔵さん司会回

 

 日の「笑点」に、立川志らくさんが登場してましたね。「笑点なんかなくなればいい!」とまで批判していたのに、ちゃんと出演させてあげる番組もすごいが、ちゃんと出ちゃう志らくさんもすごい。

 というか、本来そういうものでしょう。笑いの世界なのですし。ありえないけれど、ロシアとウクライナなんかも、こうして笑いに変換できませんかね。不謹慎を承知の上で真剣にそんなふうに思ってしまいましたよ。

 さて、「笑点」と言うと、ひねくれ者の私はどうしてもこの神回を思い出してしまうんですよね。今日もいいボケ味を出していた木久扇師匠が司会をやった回。

 言うまでもありませんが、キクちゃんは本当はキレッキレに頭いいし、瞬発力あるんですよね。それが期せずして証明されてしまったのがこの回です。

 もう、言葉はいりませんね。素晴らしいジャズのセッション、それもジャム・セッションのようですよ。全体のスイング感の上に展開する変幻自在なリズムやメロディの応酬。なにより本人たちが楽しそう(笑)。エンターテインメントの基本はそこですよね。

 完璧なライヴ作品と言えましょう。さて、志らく師匠はこのセッションに参加できるのでしょうか。そんなことを想像しながら見直すと面白いですよ。

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2022.05.02

『フリーデマン・バッハのためのクラヴィーア小曲集』 ユアン・シェン(クラヴィコード)

 

 国のピアニストにして、バロック期のオリジナル楽器演奏にも卓越したセンスを感じさせるユアン・シェン。

 こんな言い方は失礼かもしれませんが、いよいよ中国にもこういう奏者が現れたかという感じですし、いつのまにか中国に抜かれた的なことが、この分野でも起きつつあるのだなと思いました。

 このフリーデマン・バッハのための練習曲集は、父バッハが長男の「作曲」の勉強のために編集したものです。当時ヴィルヘルム・フリーデマンは10歳から13歳くらい。長男に対する父親の英才教育を知る上でも、また、その後の改編に見るそれこそ父バッハの「作曲術」を知る上でも、大変貴重な曲集です。

 まあよくあることですが、長男は父親の偉大な才能に圧迫され妙な人生を歩むことになり、次男以降の息子たちの方が、ずっと自由に音楽界で羽ばたき音楽史にも名を残したのは皮肉です。

 私はそんなちょっと可哀想な長男の作品が好きでして、その原点となったこの曲集にもまた特別な思い入れがあるのでした。

 それにしてもユアン・シェンのクラヴィコードの素晴らしいこと。たしかに父バッハのことですから、長男にはクラヴィコードで弾きなさいと言ったかもしれませんね。そうだとすると、単に「作曲」のための練習曲集ではなく、「演奏」のためのそれだったとも言えそうです。

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2022.05.01

NHKスペシャル 『東京ブラックホールⅢ 1989-90魅惑と罪のバブルの宮殿』

Th_wkqp7n549yeyecatch_8d404a52fb1519154c ょっと聴いてください!今日はビックリな日でしたよ!

 今日の夜放送されたこの番組に主役級で登場する川添象郎さんと、偶然昼間に直接お電話でお話したんですよ!そして、LINEでつながらせていただき、さらに我が家に遊びにいらしてくれると!

 このありえない、全く想定外のご縁を作ってくれたのは、これまた夢のような話ですが、ファンモンやケツメイシ、BoAなんかのプロデュースをしてレコード大賞3回受賞、2000万枚のCDを売り上げたYANAGIMANさんでした。

 なんと今日はYANAGIMANさんがウチに遊びにいらっしゃったのです。初対面だったのですが、お会いして3分でお互いにトップギアに入ってしまい、そのままお互いに「うわ〜、いや〜、やば〜」しか言えないほどいろいろシンクロしてしまいまして、しまいには我が家の家族バンドの生演奏まで聞かせてしまうという図々しさにも程がある状況になりました(笑)。

 そんな中、青山テルマさんなどで川添さんと一緒にお仕事をしたことのあるYANAGIMANさんが、私を川添さんに紹介してくれたのです。もちろんそれは私が、仲小路彰と、象郎さんのお父様である川添紫郎(浩史)さん、そしてお母様である原智恵子さんの資料を整理しているからです。

 そんな奇蹟が起きた日に、まあタイミングよくこの番組が放送されたのでさらにビックリ。

 ちなみにこの番組に出てくる、トランプのライバル柏木昭男については、私がこちらに書いていましたし、オウム真理教の元信者の野田さんとは、こちらでやはり意見交換しておりました。

 なんだか、私のブログの世界を凝縮したような番組でしたね。つまり、このブログはバブルの光と影だったのか(笑)。

 この番組、ドラマ仕立てでなかなか面白かった。私もいちおうバブル体験世代ですが、あの頃の私に今の私から言ってやりたいことがあります。「バブルの蚊帳の外で良かったね!」と。

 あさって(3日)の朝9時から再放送があります。未見の方はぜひ御覧ください。

 NHK公式

 NHK+

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2022.04.28

松浦亜弥 『ずっと好きでいいですか』& MC

 

 ミマセン、あややばっかりで。

 私だけでなく家族みんなが尊敬し、憧れているので仕方ありません。

 歌はもちろん、このトーク力はうらやましいばかり。教員はみんなこのくらいのトーク力とカリスマ性を持っていないとダメですね。いや、マジで。先日も県の教員の初任者研修でこの話したんですよ(笑)。

 特に、この動画の冒頭は最高ですね。自分の間違いを人に押し付けても許される…どころか愛される。こんな人柄と実力を備えてみたい。

 まあ可愛いドSということなんですがね(笑)。そしてオタクたちはドM。そういう関係性の中での存在とも言えます。バンドのやさ男たちも含めて、ぞんざいに扱われれば扱われるほど嬉しかったりするのです(ちょっとわかる)。

 さて、先日久々にそのお姿と歌声を届けてくれたあやや。これは復帰へ向けての第一歩ですよね。ママドルとして、いや永遠のピンアイドルとして世の男たち、(この動画でもわかるとおり、また我が家でもそうであるように)女の人たちをも、幸せな気持ちにしてください。待っております。絶対に生歌を聴くまで死ねません!

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2022.04.26

アルビノーニのアリア

 日のテレマンについても、正当な評価が得られているか疑問を呈しましたが、こちらアルビノーニはもっとその功績が知られていない作曲家かもしれません。

 なにしろ、一番有名なアルビノーニの曲が、近代の偽作である「アルビノーニのアダージョ」なのですからね。

 かく言う私も器楽曲は全て聴き、そしてかなりの数を演奏してきましたが、その主たる作品群である声楽作品についてはほとんど知りません。

 というか、本国イタリアでもその50曲以上あったと言われるオペラの楽譜は失われており、その全体像を知るすべがなくなっている現状です。

 しかし、一部のアリアは、当時ヒット作だったのでしょう、楽譜が残っていて演奏もされています。

 今日はその中の1曲を紹介します。これもまた隠れたバロックの名曲ですね。

 

 

 

 オペラ「L'incostanza schernita」からアリア「Quel sembiante e quel bel volto」です。イタリア語がよく分からないのでAIに翻訳してもらったら、オペラ「嘲笑される不定愁訴」からアリア「その表情、その美しい顔立ち」とのことです(笑)。

 このメロディーのおおらかさ、器楽(ヴァイオリン)の簡明な美しさはアルビノーニならではであり、これはある意味その後のモーツァルトのオペラのアリアにつながっていく要素があると感じます。

 もう1曲聴いてもらいましょうか。オペラ「Il Nascimento Dell'Aurora」からアリア「Aure! Andate e baciate」です。これはAIでもなんだかうまく翻訳できません。とりあえず、歌としては「風よ!行け。そしてキスせよ」的な感じのようです。

 

 

 明るくていい曲ですね。ちなみにこのソプラノ、男性なんですよ!

 ナチュラル・カストラートと言われるラドゥ・マリアンです。彼はモルドバ出身ですが、イタリアとロシアで勉強し、特に古楽を得意とするソプラノ歌手です。

 ホルモンの関係で声変わりをしないまま大人になったという「ラッキー・ボーイ」です。キワモノ的に見られることもあるでしょうが、その歌唱力はホンモノです。

 ライヴ映像がありましたので、ぜひご視聴ください。ヘンデルの名曲を実になめらかに美しく歌っています。バロック・ヴァイオリンはヴィオラ・ダモーレの名手としても有名なヴァレリオ・ロジトですが、マリアンに負けず劣らずの歌心と即興性ですね。

 

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2022.04.25

テレマン 『パッサ・テンポ』

 

 レマンの隠れた名曲。ソロ・ヴァイオリンを伴った管弦楽組曲イ長調の中の1曲です。

 「Passa tempo」という楽章名が付されていますが、これはどういう意味なのでしょうか。現代イタリア語では「passatempo」は「慰め」とか「癒やし」とか「気晴らし」のような意味です。

 また、古い英語ですと「過ぎ去った時」のような意味だとか。

 テレマンの組曲はイタリアやフランス趣味で書かれています。ですから表面的には「気晴らし」的な意味でこの言葉を使っているのだと思います。

 一方、聴いてわかるとおり、この曲は三拍子の舞曲、パッサカリアやシャコンヌのような印象を与えます。ただ、低音(すなわち和音進行)はいちおう循環を基本としていますが、時々自由に展開していますよね。

 つまり「パッサカリアのテンポで」(パッサカリア風だけどパッサカリアじゃないよ)という意味も含ませたのではないでしょうか。洒落というかダブルミーニングというか。

 いずれにせよ、こうして循環系の舞曲の伝統が次第にその束縛から解き放たれ、古典派以降の音楽につながっていゆくわけです。

 テレマンはバロック音楽を代表する作曲家としての名高いわけですが、実は非常に進取のスピリットがあった人ですので、前古典派や古典派、さらにはロマン派を招来した役割についても評価すべきでしょう。

 楽譜を見ると、まさに気晴らし的にバロックの語法から解き放たれているのが分かります。全体としては楽章も「今風」ですし(序曲、ディベルティメント、メヌエットⅠ・Ⅱ、パッサ・テンポ、テンポ・ディ・ギガ)。

楽譜

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2022.04.23

尾崎紀世彦 with 雷様

 

 日に続き、尾崎紀世彦さんの素晴らしい歌声を聞きましょう。

 尾崎さん、最初の奥さんがハワイの人だったこともあって、ハワイアンもめちゃくちゃうまい。ファルセットが素晴らしいんですよね。

 もう一人のハワイアンの名手高木ブーさんとのコラボが聞ける貴重な動画です。ブーさんの低音、キーヨの高音。いいですねえ。

 子ども向けの番組で、さりげなくこうしたすごい芸術をやってしまうのが、昭和のテレビのすごいところ。笑いとアートがセットで提供されている。いや、もともとエンターテインメントとしては両者は同列なのでしょう。

 長介さんと仲本とのカントリーロードでは、また見事なカントリーの歌声、歌い方。本当にすごいなあ。

 ついでに、こちらもどうぞ。尾崎紀世彦さんのハワイアンのすごさをたっぷり堪能できます。

 

 

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2022.04.22

尾崎紀世彦 in 夜もヒッパレ

 

 日の父の通夜では、家族で「また逢う日まで」を大合唱いたしました(笑)。そう、今、我が家で神歌手として尊敬されているのは、女性では松浦亜弥さん、そして男性では尾崎紀世彦さん(と布施明さん)です。

 尾崎紀世彦さんはあらゆるジャンルの歌を完璧に歌える方ですが、それがよく分かる動画がこちら。特にファルセットの美しさは本当に素晴らしい。また、トークやおちゃらけ歌唱からは、そのお人柄もよく分かりますね。

 これぞ歌芸。真の音楽家たちの管絃の遊びですな。クオドリベット(違う歌を重ねる混ぜ歌)の妙。徳光さんもビージーフォーも実に楽しそう。今、こういう番組ないもんなあ。

 そして、尾崎紀世彦さんのヒッパレと言えば、この歴史的名唱「Innocent World」でしょうね。これにはもう絶句するしかありません。何度聴いても感動いたします。

 

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2022.04.17

上原ひろみ 『ジャズ・カノン』

 

 の1週間、ずっと静岡の実家におります。ここまで静岡にどっぷり浸かるのは本当に久しぶり。おそらく高校時代ぶりではないでしょうか。苦い青春時代をいろいろと思い出しております(笑)。

 さてさて、父の葬儀のため、17日のバッハの本番には残念ながら出演できませんでしたが、やはり心を支えてくれるのは素晴らしい音楽たち。

 今日、バロックと現代をつなぐインプロヴィゼーションの生命力を感じたのが、この演奏でした。そうだ、上原ひろみさんは静岡が生んだ世界的天才ミュージシャンですね!

 しっかし、この演奏、楽しいですね。音楽と一体化しているし、明らかに未来から来る音を紡いでいる。素晴らしい。

 そして、よくぞ採譜しましたねえ。このチャンネル、すごいでよ。私が一番ウケたのはこれ(笑)。世界でも有名なんだ!にゃんごすたー!

 

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