カテゴリー「映画・テレビ」の1000件の記事

2025.05.17

『大鹿村騒動記』 阪本順治 監督作品

Images_20250618074401 (忙しくて1ヶ月も放置してしまいましたが、移動の列車の中で少しずつ追いつくよう頑張ります)

 の日は信州大鹿村での合宿セミナー1日目。

 私にとっての大鹿村は南朝宗良親王ですが、それは明日づけの記事に譲りまして、大鹿村を舞台とした素敵な映画を一つ。

 大鹿村と言えば「大鹿歌舞伎」。そして、それを題材とした映画「大鹿村騒動記」です。

 なかなかの出演者陣ですね。原田芳雄さんの遺作となってしまった作品です。原田さん、カッコいいのに三枚目の役もお得意で、ここでも実にいい味を出しています。

 そしてなんといっても、大鹿村の自然と歴史の不思議な魅力ですよね。このたび初めて訪れてみましたが、なかなかの「霊気」が流れたり、淀んだりしておりました。

 南朝伝説、中央構造線、南アルプス、秋葉街道。興味は尽きません。

 この映画には、リニアの話も出てきますが、実際工事が進捗し残土が至るところに積み上げられていました。ここに関しては私も複雑な立場、心境であります。

 大楠道代さん、岸部一徳さん、石橋蓮司さん…私の大好きな俳優さんがたくさん出ています。皆さんもこの映画を観て、実際に大鹿村を訪れてみてください。

 

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2025.05.08

『砂の小舟』 丹波哲郎 監督作品

T01a_803542_550 京品川で中級セミナー。なんとも面白い方にお会いしました。第一チャクラを開く…か(笑)。

 で、思い出したのが、文観の真言立川流です。性のエネルギーを使っての呪術。かの後醍醐天皇もそれをもって鎌倉幕府を倒したとも。

 そして真言立川流といえば、この映画ですね。

 19年前にこちらで少し触れております。監督の丹波哲郎さんがお亡くなりになった時の記事です。ビデオ持ってるんだけど、どこに行ったのか。地下室でしょうか。久しぶりに観てみたいなあ。

 純粋な少年・少女の世界と、あちら側の世界が交錯し、なんとも言えない不思議な気持ちになる作品でした。共同脚本、「未来少年コナン」の佐藤肇さんなんだ。

 不具(異形)と神事の関係については、最近セミナーでもお話していますよね。そういう一面もありますし、やはりなんと言っても真言立川流を彷彿とさせるトンデモシーン。これはたしかに今だと配信できない。

 そして音楽は因縁のバッハ・リヴォリューション!5年ほど前、こちらに「砂の小舟」や不思議なご縁のことも書いてますね。

 のちに、丹波さんが大本3代教主出口直日さんから耀わんを頂いた時の裏話も現場にいた方から聞くことになりました。まったく不思議な縁です。

 一方、この映画を大学時代に一緒に観た先輩は先日亡くなってしまいました。この20年ほどの間に、本当にいろいろなことがありましたなあ。

 この作品、カンヌに出品されましたが、評価はどうだったのでしょう。そしてのちに「大霊界」シリーズがヒットすると、「丹波哲郎の地上(ここ)から大霊界」と改題されてビデオが再発売されたのでした。ウチにあるのはそれかなあ。

 

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2025.04.28

追悼 大宮エリーさん

Img_5210 梨で学校のお仕事の日。

 残念なニュースが。尊敬する大宮エリーさんがご病気でお亡くなりになったと…。若すぎる。惜しすぎる。

 最初にエリーさんを意識したのは、大好きな「サラリーマンNEO」でした。すごい脚本家がいるなと。

 写真は2019年、初めてお会いした時のもの。私主催の忘年会に来てくれた時です。本当にマルチなお仕事をされている方で、私にとっては本当に憧れの方。お手本となるような方でした。

 忘年会後も時々連絡を取り合って、私にアドバイスくれる時も、逆に私がアドバイスさせていただくこともありました。

 レベルは違えど、お互いマルチな宇宙人ということで、不思議な共鳴のある関係だったと思います。

 コロナ後は私も忙しく、なかなかお会いする機会がありませんでした。最近では私も縁のある妙心寺の塔頭で襖絵の展覧会をやっていました。行きたかったけれど行けなかった。

 ただただ残念です。僭越ながら、少しでも御遺志を継ぐことができればと思っています。

 御冥福をお祈りいたします。

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2025.04.23

『新幹線大爆破』 樋口真嗣 監督作品

 

 阪で友人たちと飲み会。

 今日公開になったのが「新幹線大爆破」。そう、あの75年の名作のリブート版がNetflixで公開されたのです。 いやあ、まずはとにかく面白かった。最高でしたね。文句のつけどころがない(とりあえず)。

 今日はちょうど東海道新幹線(当然こだま)で大阪入りしたので、またいろいろと思うところがありました。東海道新幹線と言えば、「JR東海」が暗に悪者になっているのが面白かった(笑)。まあ東日本と東海の仲の悪さは、ある意味有名ですからね。

 旧作では国鉄が撮影協力しなかったということもあります。それも当時の「爆破」多発の状況からすると致し方ないのですが、逆に今回はJR東日本がかなり積極的に協力しました。通常ダイヤの中に撮影用の車両を走らせたというのだから本気です。

 実物実写、模型、VFXのバランスが良く、またそのつなぎも自然。本当によくできていたと思います。旧作は鉄道マニアから厳しいツッコミがあったとのことですが、今回はマニア(ヲタク)たちもある程度納得でしょう。

 それはやはり樋口監督自身が鉄道好きということが大きい。どんな作品もそのジャンルの本職、本家からすると結構ツッコミどころが多くなるのですが、そのあたりはNetflixはよく分かっている。「極悪女王」でのプロレスシーンなども、マニア的にも納得できるレベルでしたからね。

 模型と言えば、劇中最初はプラレールだったのが、中盤ではNゲージ、後半ではHOゲージになっていたのが面白かった。そっちマニアも満足の流れでしたね(笑)。

 あとワタクシ的にツッコミ入れたくなったのは「連結器」を破断するシーン。ずいぶん苦労してましたが、先月はやぶさとこまちの連結がいとも簡単にはずれたじゃないですか(ちなみにはずれたのはウチの真下らしい)。結果として東日本の自虐ネタになってましたね(笑)。

 いずれにせよ、旧作の後日譚としてのストーリーも秀逸。現代人の抱える様々な苦悩も描かれており、何度観ても学びのある作品となってます。また、新幹線の素晴らしさ、鉄道人の矜持、日本人の仕事や人名に対する真面目さがよく表現されており、世界の皆さんにぜひ観ていただきたい作品です。。

 主役の草彅剛くんとは、某映画で共演したことがあります(!)ので、彼の役者としての成長も感動的でした。あっそうそう、森達也さんが異様な存在感で怖かった〜。

 ぜひぜひ劇場で大迫力で観てみたい。いずれそういう時が来るでしょう。楽しみです。

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2025.04.01

『アルプススタンドのはしの方』 城定秀夫 監督作品

320_20250406174001 津温泉でセミナー1日目。上野から特急草津・四万で移動。移動中、この映画を観ました。

 先日、横浜高校の優勝で幕を閉じたセンバツ高校野球。セミナーでよく話しますが、高校野球、特に「甲子園」はスポーツではありません(こちら参照)。

 あまりに独特な世界ですから、反対側からすると「気持ち悪い」ことになりますが、だからといってそれだけではすまされないモノ(なにか)がありますよね。

 私も批判的に語る時もあるにも関わらず、あの世界が大好きです。その一筋縄でいかない、不思議な「興奮」を実に上手に表現したのが、この「アルプススタンドのはしの方」でしょう。

 まさに反対側であるはずの「演劇部の女」や「優等生の女」や「野球部やめた男」が、いつの間にかその「興奮」の中で「興奮」していく様子を描いた戯曲。そう、高校演劇の名作の映画化がこの作品です。

 私の大好きな、そして尊敬する城定秀夫さん、さすがです!

 超低予算で、ここまで深く、感動的、ある意味煽情的な作品を撮ってしまうのですから。いやあ、これはある意味「禅的」な表現でもある。

 野球のシーンは皆無です。歓声や打球音といった「環境音」によって、世界を想像させつつ、そこに埋もれるはずの「会話」や「気持ち」を見事に掘り起こし、ドラマに仕立てる。

 もちろん、原作の脚本の素晴らしさもありますよ。しかしやっぱり城定監督の手腕だよなあ。さすが「どんなジャンルやお題でも傑作に仕上げる映画料理人的な職人監督」。

 これはおススメです。私も主人公たちと同じ気持ちで、批判、冷視から「興奮」に至ってしまいましたよ。

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2025.03.26

『映画の奈落 完結編 北陸代理戦争事件』伊藤彰彦 (講談社α文庫)

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 国のお寺で中級セミナー。

 昨日の「北陸代理戦争」からの「三国事件」に至るドキュメント。セミナー会場のお寺の和尚さんにいただきました。

 帯に「こんな面白い本があるのか」-立花隆 とありますが、これはたしかに面白すぎた!

 このような本を読むと、かつてのヤクザ文化、すなわち「異形」の者たちの果たす反西洋的な神事の世界の重要性を痛感せずにはおられません。

 単なる善悪の二元論を超えた、ある種意図的な「高次元」のエネルギーのやりとり、特に荒魂の誘導と発露が、現代日本には欠如しているように感じられます。

 バッシングされた大相撲や宝塚やジャニーズ、そのあたりとも関係があることです。興行主としてのヤクザ。興行という祭り、神ごとの衰退が、これからの日本に何を招いてしまうのでしょうか。

 この本では、当然「映画」という「祭」「神ごと」の隆盛と衰退についても描かれています。現代の映画の復興を考えると、なるほど、時代とともにそれらも変化せねばならず、そこには荒魂の発動による破壊と創造が必要なのだなとも感じた次第です。

 そういう意味では、このたび三国で知り得た強力な荒魂の霊統には期待です。川内弘、後藤忠政、柏木昭男、トランプ…まさかの福井の三国が世界を動かしていたとは。

Amazon 映画の奈落

 

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2025.03.25

『北陸代理戦争』 深作欣二監督作品

 井県坂井市三国町のお寺にて初級セミナー。

 前日の夜、芦原温泉でこの映画を観ました。まさに三国が舞台のヤクザ映画。面白く、恐ろしく、興奮してしまって眠れなくなってしまいました。これは熱い!

 まあまあヤクザには詳しい方ですが、北陸はちょっと盲点でしたね。三国の川内弘、いやあすごい漢だ。川内弘(役名川田登)を演じるのが松方弘樹。

 結果、この映画に刺激を受けた輩によって、映画と同じようなシチュエーションで川内弘は射殺されます(三国事件・喫茶店ハワイ事件)。

 ある意味ノンフィクションということです。フィクションがリアルになった。この映画が原因で未来に事件が起きたのか、それとも未来の事件が原因でこの映画が作られたのか。とても興味深い。

 事件がきっかけで、深作監督、東映は実録路線から撤退することなりました。そこも含めて未来の原因なのか。いやはや、とんでもない映画です。

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2025.03.16

山梨県都留市へどうぞ

 川でセミナー。またいろいろな出会いがありました。ありがたや。

 帰宅後珍しく具合が悪くなりました。激しい悪寒が。かぜひいたみたいです。珍しい。

 それでも頑張って「ホットスポット」の最終回見ましたよ。いやあ痛快でしたね、このドラマ。伏線回収も気持ちよい。

 バカリズムさん、すごいですね。

 こちらにちょっと書きましたが、この宇宙人のモデル、私なんじゃないかともっぱらの噂です(笑)。さえない、案外小さい人間性(宇宙人性?)も含めて、たしかに共感するところが多かった。

20250318-103930 番組の中では、私が関わっているCS60の富士山研修所も映っているしね。まあとにかく楽しかった。続編に期待です。

 で、ロケ地になった富士吉田は大変な混みようです。もんぶらんなんか、地元の人(生徒たち)が入れなくて困っています。

 私の青春の舞台、都留市もたくさん出てきましたね。駅や学校や温泉や。というわけで、今日はこの記事を紹介します。ぜひゆっくり都留市を探索してみてください。富士吉田や河口湖ほど混んでませんので、ゆっくりできますよ。

富士が見守る湧水の里、山梨県都留市。清らかな風景に胸躍る旅【徒然リトルジャーニー】

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2025.03.01

Mr.マリックの「超魔術」

 阪にてセミナー。今日もたっぷりお話しましたよ。自分で言うのもなんですが、さすがに教師を38年もやっておりますから、それなりの話術を身につけております。

 とは言え、ほとんどの教師は話術の勉強をしていないので、まあ逆に話が下手すぎる。まずはしゃべるプロでなければならないのに。そんなわけで、私は全国の先生方に話術の指導もするわけです。

 どの分野でも、他の分野の人からすると超能力的な技術を持っていないと、プロと称せないと考えています。私が7時間、ほとんど飽きることなく聴衆の意識を引き付けられるのは、少なくともそういう意識で仕事をしてきたからです…なんて言うとカッコいいですが、実際は無数の生徒のおかげです。なにしろ、彼らは「眠い、腹減った、早く帰りたい」人ばかりだったからです。強敵のおかげで必要以上に(笑)話術が身につきました。

 多くの先生は、そこを「ハラスメント」で乗り越えようとしてしまうのです。すなわち、体育教師にありがちな「威圧」とか。あるいは成績というものを振りかざして生徒をコントロールしようとするとか。これが教室の、学校の実態ですよ。

 と、一般読者にこんな愚痴を言ってもしかたないので、ここである分野の「プロ」の技、業を再確認してもらいましょう。

 Mr.マリックさんの「超魔術」。私も当時ものすごく影響受けました。教員としてのある種の「ハッタリ」の原点はここだと言ってもよい。けっこう生徒をビビらせるのに「トリック」を使いましたから(トンデモナイ先生ですね〜)。

 いや、今あらためて見ると、彼の「マジック」「トリック」の技術は並みではありませんね。「マリック」とはもちろんその両者のかけ合わせであって、つまり彼は人を騙していたわけではない。あくまで「超魔術」であって、超能力ではないということですね。

 単なる手品(奇術)を超えた「魔術」という言葉を用い、さらにそこに「超」を付すことによって、今までなかった世界を予感させるところから始まり、よく観察するとわかるとおり、彼の「言葉」の妙、そして動きや間の妙、すなわち演出力の高さにも驚かされます。

 これはやはり、ある意味での「超能力」と言えるでしょう。

 今やYouTubeによって、そのタネはどんどん明かされている「マジック」「トリック」の世界ですが、タネを知れば知るほど、その超人的なテクニックに驚かされるというパラドックスが起きていますね。やはり「超能力」がなければ「プロ」にはなれないのだと思います。

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2025.02.28

『猫と私と、もう1人のネコ』 祝大輔 監督作品

 

 中でセミナー。カナダへの帰国を遅らせてまで参加してくださった方や、憧れの職業である作曲家、映画監督の方とも交流できまして、いやいや本当に幸せな仕事をさせていただいています。

 その映画監督さんは祝大輔さん。さっそく帰宅後その作品を鑑賞いたしました。いやあ良かった〜。

 映画、特に邦画にはそれなりの思い入れがありますが、お世辞抜きに素晴らしい作品でした。人物、心理描写が丁寧。丁寧な作品ってやっぱりいいなあ。

 セミナー中も、とてもするどい質問をしてくれました。さすがです、監督。たしかに映画監督って「時を記録する」仕事ですからね

 もちろんお互い猫好き、それも拾った猫に人生を動かされた者どうし共感する部分も多かった。猫に対する愛情もよく伝わってきました。

 主役の吉名莉瑠さん、一青窈さんの演技もすごかった。揺れ動きながら自立していく高校生の言葉にならない葛藤、大人になりきれていない(?)母親の面倒な自我。そして家族やコミュニティの愛。それを教えてくれた猫ちゃん。それらを作品として引き出した監督さんの技量もすごい。

 監督、おっしゃってましたが、やはり作品は自分だと。自分への慰めだったりご褒美だったり。出来上がってみて分かったと。やはり芸術というのは存在しなかった何かを生み出す行為ですから、芸術家は未来からの情報をつかまねばなりません。それはそれこそ過去の誰か、もしくは天の神様なのか何かわかりませんが、とにかく誰かがその人(私)のために投げてくれたボールそのものなのでしょう。

 帰りの電車の中で芸大の作曲科を出たガチの作曲家の方ともそんな話をしました。

 ぜひこの作品をご覧になって、監督からボールを受け止めてみてください。

Amazon 猫と私と、もう1人のネコ

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