カテゴリー「映画・テレビ」の991件の記事

2018.11.06

島津亜矢 『SINGER』シリーズ

Th__20181107_115020 日のNHK「うたコン」は良かったなあ。すごかった。「夢コラボ続々!うたコン文化祭'18」。
 まあいろいろ面白かったけれど、やっぱり三山ひろしと山内惠介の三波春夫長編歌謡浪曲が圧巻でしたかね。素晴らしい。
 いつも書いているように、最近の歌謡界は(特に歌唱力に関して)男高女低です。今日も全体では「白組」の圧勝でした(個人的には布施明さんが復調していて安心しました)。
 そんな中、紅組で唯一感激したのが、三山&山内のあとに登場した島津亜矢さんでした(共演したBeverlyさんも頑張ってましたが、なにしろね)。
 MISIAのEverythingを歌ったのですが、まあ上手いこと…。
 そう、最近の島津さんはポップスやジャズ、そして洋楽など、いわば非演歌を歌うことが多い。
 いや、私は今までもそれがいいんじゃないかと思ってきたんですよ。なんちゃって歌手のカミさんと、ず〜っとそういう話をしてきた。演歌もいいんですが、ちょっと声質が細いんですよね、演歌には。透明すぎるとも言える。
 抜群すぎる歌唱力は誰しも認めるところ。そして、ある意味ご自身の声質に合った楽曲を歌うことで、ますますその上手さが光るようになった(もちろん、元歌との比較によって「上手い」と認識することもある)。
 先日も、昨年に続き、オペラシティで非演歌のコンサートやったんですよね(レポートはこちら)。行きたかったなあ。そう言えば今月山梨に来るな。行けるかな。
 実際聴いてみないと、どんなにすごいか分からないと思いますので、YouTubeのこちらのメドレーをお聴きください。非演歌CDシリーズ「SINGER」からです。
 というわけで、実は今最も注目しているボーカリストは島津亜矢さんなのでした。

島津亜矢「SINGER」公式

Amazon SINGER5

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2018.11.03

【討論】明治維新とは何だったのか? (チャンネル桜)

 化の日。つまり明治天長節。今年は明治維新(戊辰戦争)150年ですから、特別な文化の日であると思います。そして、平成最後の文化の日でもあります。
 そんな日にふさわしい素晴らしい討論を聴くことができました。いやあ、本当に面白かった。いろいろな角度、立場から、いろいろな解釈ができる「明治維新」。たった150年前の出来事なのに、まだまだ分からないことばかり。
 私は今年を、明治維新以来の「150年戦争」終結の年であるととらえています。それは歴史学的な意味ではなく、あくまでも霊的な意味ですが。
 また、何度か書いてきたように、そして冒頭で小堀先生も触れていますが、今年は後醍醐天皇即位から700年、すなわち、天皇家が実質的に南北に分かれてしまう、「統合の象徴」であるべき天皇、皇室が「分裂」してしまってから700年なんです。
 ほとんど誰も同調してくれませんが、宇宙人である(笑)ワタクシは、来年に迫った「譲位」をそのような視点から見ております。
 それはまた、この討論でも何度か出てきている、「国譲り」の作法に基づくものであるとも思っています。
 それから…これはタブーですけれども、明治天皇すり替え説と出口王仁三郎の関係、その父とも言われる有栖川宮熾仁親王の存在…そこまで行ってしまうと、ほとんど誰もついて来れませんね(苦笑)。
 まあ、歴史的な事実はいかなりとも、たとえばここ富士北麓地方でも報国蒼龍隊など、錦の御旗を掲げた部隊がありましたが、彼らを突き動かしたエネルギーというのは、実は非常にローカルな「物語」から発したものでした。
 この討論の一つの論点でもありますが、薩長と会津でも、それぞれの「物語」が全く違っていて噛み合うはずもなく、それが武力衝突にもなるし、今に至る微妙な分断にもつながっている。
 こんなに小さな国でも、こういう矛盾を抱えながらやってきた。縄文と弥生まで遡るかもしれない、いや、もっと古いのかもしれない。そこを「和」してきたのが日本だったはずです。そして、その「和」の象徴が天皇であったと思います。
 結果として、明治維新によって、その「天皇」の本質が変わってしまった。そここそが、この討論の基底となっている「保守」の精神をお持ちの方々にはなかなか論難できない、大きな大きな問題であると思います。
 それを本来のあり方に戻す第一歩が、今年始まっているということでしょう。天皇自らの手によって。
 そう考えると、「150年戦争」とは、天皇自らの戦いそのものであったのかもしれませんね。

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2018.11.01

『プロフェッショナル 仕事の流儀 ~歌舞伎俳優・市川海老蔵~』(NHK)

宿命を背負い、歌舞伎に生きる
Th_main00 日の「バロックの日本」にぴったり。11月4日(日)13時05分から再放送があるので紹介しておきます。
 昨日の記事にも書きましたとおり、歌舞伎は最もバロック的な日本文化です。ある種の過剰さ、過激さ、大げささ、そして「型」とそれを崩す「荒らし」。
 今、それを伝承し、そして時代に合わせてバージョンアップしようとしている市川海老蔵さんを追った番組。まさに伝承とバージョンアップの現場を見ることができた素晴らしい内容でした。
 バロックということでいえば、この番組の中でも紹介されていた「源氏物語」で、海老蔵さんはカウンターテナー歌手と共演し、バロックの歌曲をバックに光君を演じています。それがなんともぴったりなんですよね。バロック貴族。このチャレンジも海老蔵さんのアイデアでしょうか。
 歌舞伎とは対照的な能の世界でも、たとえば人間国宝野村四郎さんがバロックオペラにおいてオルフェオを演じたりしていますね。
 ちなみに四郎先生は私の教え子および私の娘の師匠であり、その関係もあって、西洋古楽の音楽祭である都留音楽祭において、先生に舞ってもらったことがあります。その時、頑張って丁重なお願いのお手紙を書いたのですが、そこにも日本文化とバロックの関係を述べさせていただきました。
 これはごく私的な話になってしまいますが、私がなんだかんだずっと続けてきたバロック音楽演奏と、そして日本文化への探求というのが、なんとなくですが統合されつつあるような気がしているのです。
 そこにまた、実は海老蔵さんとの不思議なご縁(間接的ではありますが、かなり影響を与えていると思います)もありまして、ますますその意を強くしているところです。
 この番組、未見の方は、ぜひとも再放送をご覧くださいませ。

「プロフェッショナル 仕事の流儀」公式

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2018.10.30

ファミリーヒストリー 『ロバート秋山竜次』 (NHK)

75年前の事件浮かびあがる不思議な絆
Th_b1804143_main 代の世阿弥(と私は真剣に思っている)、ロバートの秋山竜次さんの「ファミリーヒストリー」がすごすぎました。放送されたのは昨日ですが、観たのは今日。
 まさに「事実は小説より奇なり」。あまりに出来すぎたストーリーに「これがシナリオだったらダメ出しされるな」と思ってしまいました。
 こういう「出来過ぎなご縁」というのは、私もたくさん体験しています。そのたびに天意というか天命というかを感じざるを得ない。
 どれほどすごかったかは、もうご覧になっていただくしかありません。
 この「ファミリーストーリー」、NHKの異常とも言える取材力によって、本人も知らない血縁のストーリーが明かされ、毎度驚きと感動を巻き起こすのですが、今回はいわゆる神回だったと言って良いでしょう。
 私が秋山さんや彼のお父さんに特別な思い入れがあるからかもしれません。というのは、私の姉が秋山さんの大ファンで、本人に会って話しただけでなく、門司のお店に行ってあのお父さんともずいぶん仲良くなったと聞いていたからです。いったいどんな家に育ったんだと(笑)。
 もちろん、私も彼の芸、特に最近の「クリエーターズ・ファイル」を観て、これは「モノを招く」という意味で、伝統的な「ものまね芸人」だなと高く評価していました。そう、能の大成者世阿弥が語った「物まねに似せぬ位あるべし。物まねを究めて、そのものに真に成り入りぬれば、似せんと思ふ心なし」という境地を、彼は完全に現代において実現しています。
 逆に言えば、モノ(他者)を招き入れるような境地の人には、縁が味方をする、ということでしょう。これは仏教の教えにもつながります。他力とは縁を活かすことですから。
 それを無意識でやることが重要です。天才とはそういう人でしょう。自我が、ある意味ない。
 それにしても、父方、母方ともに外地を経由していること、梅宮辰夫さんとの因縁、この動画のロケ地である天草の小さな島との不思議すぎる縁…本当に面白かったし、感動しました。
 再放送が11月2日(金) 午前1時からあります。1日の深夜です。ぜひ観てください。


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2018.10.24

CS60の世界(プロモーション・ビデオ)

 日紹介した未来医療のアイテム(デバイス)、CS60。我が家でも毎日のように大活躍。いろいろな方に奇跡を体験していただいております。
 なにしろ、昨日書いたように、これは「モノ」なので、「コト」たる現代科学ではなかなか説明できない部分があり(最先端をゆく科学者の方は皆さん「ありえる」と言いますが)、そう簡単には紹介できないなと思っていましたが、昨日の本のように発明者自身が発信を始められましたので、私もいよいよここに明らかにしていきます。
 今日ご覧いただきたいのは、そのCS60の素晴らしいPV。私の知っているCS60の世界が、見事に表現されています。
 なぜ、こんなに素晴らしいビデオになったのか。それは、製作者ご自身もその奇跡を体験なさったからです。その感動と驚きがなければ、このような作品にはならなかったでしょう。
 その方を導いたものは、不思議なネットワークです。高次元のネットワークが彼を呼んだのでしょう。ちなみにその方は、ここ数日このブログに登場した天才たちと一緒に仕事をしております。
 私が皆様にお伝えしたいことを、こうして天才が代わって表現してくれる。これまた究極のアウトソーシングですね。
 どうぞ御覧ください。

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2018.09.24

『日本の「保守政治」と3選・安倍政権』 (激論!クロスファイア)

Th__20180927_181339 定では違うことをおススメしようと思っていたのですが、録画を観たら非常に面白かったので、これを紹介しますね。
 立憲民主党の枝野さんと、リベラル保守を標榜する中島岳志さんが出演。「保守」や「リベラル」という言葉自体が陳腐で時代錯誤になりつつあると(個人的には)感じる昨今、その両方ともが「お騒がせ」のタネになっています。
 3選した安倍さんは本当に保守なのか?それとも右翼なのか?いやいややってることは左翼じゃないか?…こういう疑問が生じるということは、そういういわば二元論的な世界観では、現代の日本のトップのあり方も、世界の政治や経済の趨勢も、解釈できなくなっているということです。
 なのに、無理やり自分たちをそこに収めようとするから、みんな苦しんでいる。私にはそう見えます。
 出演のお二人も、なんとかその二元論から脱しようとしていますが、やはり言葉の縛りは強い。まだまだ自由になっていませんね。
 そういう意味では、一番古株の田原総一朗さんがもっとも自由かもしれませんね。ある意味昔から自由だから、両翼からずいぶんけちょんけちょんに言われ続けてきました。
 そうそう、ちょっと話がぶっ飛んでしまうけれども、田原さんも「バカ田大学」出身って感じですよね。最近、バカ田大卒の人たちをコレクションしてるんですよ(笑)。
 結局、そういう人たちが正しいんじゃないかと。ちなみに自分は「バカ田大学」にはとても入学できません。そこまでの器ではありません。それはよ〜く分かっています(もちろん「低能未熟大学」にも入れません)。
 では、安倍さんはどうなのか…。トランプさんやプーチンさんは?そしてあの人は…。
 枝野さんも中島さんも、結局素晴らしい常識人なんです。だから、なかなか世の中を動かすことができない。
 そんなことを考えていると世の中の動きが楽しく見えますよ。

TVerで観る(10/30まで)

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2018.09.22

【討論】安倍改造内閣がすべきこと、できること

 倍さんが3選しました。結果としては予想通りであります。一方ではたして任期を満了する2021年、はたして日本はどうなっているのか、心配でもあります。
 その前に安倍政権が瓦解するのか、それとも日本自体が瓦解するのか。日本という国のためには、安倍政権が続くのがいいのか、はたまたその逆なのか…それはいろいろな意見のあるところです。
 つまり、東京オリンピック後の日本のビジョンを、今年来年でしっかり考えていかなければならないということです。言うまでもなく、来年は御世代わりがあります。それはある意味では、この日本国のピンチを、天皇自らが身を切って救おうという究極の策です。
 そのご意思をしっかり受け取り、政治家はもちろん私たち国民が、あらたな未来を創り上げていかねばなりません。
 そんな時、はたして、この番組に登場している人たち、この番組を観る人たち、いわば保守の人たちはどういう役割を果たしていくのでしょうか。
 この討論でも何度も俎上に上がっている「マスメディア」「知識人」…私からしますともう彼らについて語ってもあまり意味がないと思いますよ。もうそこまで力はない。今の若い人たちと話をしているとつくづく感じます。オールドメディアや知識人(年寄り)には、かつて世の中を動かしたような力は全くない。
 一方、日本という国自体の、世界を動かす力もなくなっているとも言えます。世界中を自由に闊歩している私の友人たちは、口を揃えて、「日本の存在感はほとんどない」と言います。
 日本人がすごいと自賛している「ジャパン」は、本当に幻想であり、隣国の「ウリジナル」と同等に恥ずかしいものだとか(苦笑)。
 かつての日本の唯一の誇りであった「MADE IN JAPAN」は、今や「KOREA」や「CHINA」に取って代わられています。せいぜい有名なのは、豊かな?自然災害くらい。
 なにしろ、観光立国を目指しているわけですから。これは考えようによっては、災害の多さの裏返しとしての豊かな自然と伝統文化ということで、まさに開発途上国の魅力ですよね。
 実際、先日話をした海外からの観光客の皆さんは、日本をアジアの一国としてしかとらえていませんでした。ひどい人は、日本は中国の一部だと思っていた(笑)。
 というわけで、真剣に未来の日本のあり方を考えていかねばなりませんね。間違いなく日本は新しい地球文化創造の中心になるのですから。

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2018.09.18

『三菱自動車“リコール隠し”の真実』 ドキュメント'04 スペシャル(日本テレビ)

 日の「カメラを止めるな!」とは、いろいろと違いますが、その面白さ、スリリングさにおいては、このドキュメンタリードラマも秀逸です。
 実はこの番組に関しては、13年も前のこの記事で紹介しています。
 13年前はまだ動画共有文化がなかったので、「みなさんに観ていただきたい作品なんですが、観れませんよね」と書いていますが、まあ便利な世の中になりまして、こうして皆さんと共有できるようになりました。 
 リアルタイムで観た番組は録画してDVDに焼き、授業で見せたりしていました。
 もちろん著作権の問題等ありますが、13年前にも書いたようにギャラクシー賞を獲ったような作品は、社会の共有財だと思いますので、ここに紹介しておきます。
 こういう体質は、今もどの企業も、あるいは個人も持っています。隠蔽体質ですね。日本だけではないと思いますが、日本にその傾向が強いのは、ここ数年のニュースを思い出すだけでもよく分かりますよね。
 まあ、自分もいざこういう立場になったら…。
 いずれにせよ、こうした社会の悪を暴き、世直しのきっかけとなるような番組は、どんどん共有してほしいと思います。再度言います。ギャラクシー賞を獲った番組だけでも、常に観られる環境にしてほしい。制作者にとっても、決してマイナスなことではないでしょう。
 出演者にとっても…と、ギャラクシー賞を獲った水曜日のダウンタウン「先生のモノマネプロがやったら死ぬほど子供にウケる説」の出演者であるワタクシは思うのであります(笑)。

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2018.09.17

『カメラを止めるな!』 上田慎一郎 脚本・監督作品

Th_320 度でも言います!傑作です!傑作です!本当に本当に面白かったし、泣けてしかたなかった。
 私の周りのマニアたちからも「すごい!絶対観て!」と盛んに言われていましたが、なかなか時間がなく、今日になってしまいました。密かに映画監督を目指している下の娘(高1)と、静岡は清水町まで行って観てきました。
 下の娘と私は、けっこうな映画マニアで、メジャー作からB級作まで、けっこうたくさん観ている方だと思いますが、正直言ってこの作品は私たちの人生の中のベスト3に入りますね。お見事!
 いろいろなことを感じながら鑑賞し、そして終了後はそれを言語化するように努めました。いろいろ気がついたことがありますので、とりあえず忘れないうちにメモしておきます。
 まず、この映画が超低予算で作られたということ。それがプラスに働くことがあるということを再確認しました。低予算を逆手にとって、いわゆるB級作品をあえて作るということはよくありますし、私自身、学校で映像作品を作る時、それを意識することがあります。
 この作品にもそういうスタンスは見え隠れしますが、基本はそうではなく、あえて言うなら舞台演劇のやり方、すなわち、限られたスタッフが一人ひとりの熱量を最大にして、その熱というか、愛というか、個性というか、それがにじみ出るような作り方をしている。
 考えてみると、前半の超長回しは舞台の芝居風だとも言えます。リハーサルのしかたなど想像するに、ほとんど舞台演劇のそれだったのではないかと想像されます。
 そうそう、私もあのブレブレのワンカットを観ながら自然と思ったのは、監督さんもおっしゃるとおり、「人生ワンカット」ですよね。人生は永遠なる長回し。カメラは止められない。カメラを止めたら死んでしまうので、まさに「カメラを止めるな!」ですよね(笑)。
 そう考えた時、もう一つキーワードになるのは、アクシデントとアドリブです。想定どおり、シナリオどおりいかないことこそが人生の本質であり、しかし、それによって、より豊かな何モノかが生まれる。それこそが感動だったりするわけです。
 そこをテーマにして、ある意味完璧にシナリオ化したところに、まずは感心しました。パラドックスですよね。シナリオとアドリブ。ワタクシの哲学でいうところの「コト」と「モノ」ですよ。
 前半の「モノ(不随意)」による不自然さを、後半の普通のカット割りのある「コト(言語)」で解説していくという、見事なシナリオです。
 そういう逆説を含めて、いろいろな重層構造があるのも、この作品の魅力です。特に視点の重層性。多層性。お気づきのとおり、カメラの「目」はエンディングのメイキング映像も含めて3台ある。さらにスクリーンを観ている私たちの目というカメラがあるわけですから、全体としては4重構造になっている。
 そして、それぞれの目に、それぞれの「愛」があるから、それが愛のアンサンブル、重奏を生んでいる。そう、映画愛、人間愛ですよ。こんなにも切ないほどの愛が輻輳している映画が、かつてあったでしょうか。
 また、ある意味、私たちが享受している「作品」には、裏に必ずアナザーストーリーズがあるという普遍性を表現しているとも言えます。
 作り手にしか分からない、分からなかった、そうした産みの苦しみを、こうしてさり気なく作品化してしまったことに、驚きすらおぼえます。そして、それが作り手にとっても、受け手にとっても全く不快でなかったという奇跡。
 ホラーであり、コメディであり、ドキュメンタリーであり、家族の物語であり、主人公たちの冒険と成長の物語であり…。本当に深く厚い作品です。それが超低予算で可能だという、それこそパラドックスを映画界につきつけてくれましたね。
 そうそう、最後に、ゾンビ映画として考えると、一番怖かったゾンビは、ずばり「カメラ」ですね。止まらない。どこまでも追いかけてくる。死なない。
 お見事としか言いようがありません。またすぐに観にいきます。何度でも観ます。監督さんはじめ、スタッフ、キャストの皆さん、本当にありがとう。映画は素晴らしい。人生は素晴らしい。人間は素晴らしい!
 
カメラを止めるな!公式

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2018.09.11

関東大震災&南海トラフ巨大地震の地震速報シミュレーション

 海道の地震はまだまだ収束というわけにはいきません。今日は青森県東方沖でM5.0がありました。私の気になっている浦河沖の南側に当たります。いわば3.11の北側の割れ残りであり、いずれ近い将来それなりの規模の地震が発生する地域です。
 そういう意味でも、また直下型地震の余震、あるいは誘発地震(本震の場合もある)にまだまだ注意が必要です。先日の地震による被害から復興もままならない時期に、このようなことを発言することに抵抗がある方もいらっしゃるかと思いますが、やはり防災は「最悪」を想定しながら、現実に対処していかねばならないと信じます。
 さて、私たち本州の人間もですね、決してこのたびの地震を対岸の火事だなどと思ってはいけません。同様の直下型地震、あるいはそれと連動する可能性もある海溝型地震などに、充分注意しなければなりません。
 しかし、なかなか言葉で注意を喚起しても、ついつい日常に流されて忘れてしまうのが人間のさが。私ももちろんその一人です。
 そんな時、このようなシミューレーション動画を見ることには、大きな意味があると思います。NHKの緊急地震速報から津波警報などに至るまで、とってもリアルに作ってくれているのがこれらの動画です。
 まず、過去の実際の地震から。大正12年の関東大震災です。

 これを見ますと、本震のパニックの最中にかなり大きな余震が何回も発生していることがわかりますね。これが現実だと思います。この関東大震災と同様のメカニズムの地震も、もういつ発生してもおかしくない状況です。
 85年前とは東京は大きく変わっています。あの頃よりも強靭になった部分と、より危険に、脆弱になった部分とが混在しています。実際にどのような被害が出るのか、全く予想がつきません。それでも、可能な限り様々な状況をシミュレーションしておくことは重要でしょう。
 続きまして、発生が予想されている南海トラフ巨大地震のシミュレーションです。

 こちらは午前中に発生したという想定ですが、実際には夜かもしれませんし、季節もいつになるのか分かりません。いずれにせよ、これほど広範囲で震度7ということになると、全く被害の全容は想像できませんね。
 M9.2という想定ですか。それも前震のあとすぐの本震。南海、東南海、東海の連動ということも考えられます。その際は世界史上最大級の規模になる可能性もあります。津波は「巨大」。遡上高は40メートル以上になるでしょう。
 南海トラフ周辺の巨大地震もまた、実際に起きることは100%間違いないので、やはりあらゆる状況を考慮して、個人や学校、事業所、そして自治体単位で様々なシミュレーションをしておくしかないでしょう。
 もちろん、これらに連動して富士山の噴火というのも、ほぼ間違いなく起きます。富士山に住む者としては、もちろんそれも考慮しておかねばなりません。
 

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