弥右衛門 帰幽のお知らせ
↓昨年の3月の寝姿
本日、我が家の黒猫トリオのうち、最も巨大にして偉大であったヤエ(正式名称…山口大和守弥右衛門)が天寿を全うし土に還りました。享年十五。
この写真のように、いつも死んだように寝ていたヤエが、今日は寝ているように死んでいました(さすがにバラは抱いていませんでしたが)。
その場所は南側の窓の際でしたから、おそらく午前中いつものように日だまりで豪快ないびきをかいて午睡をむさぼっていたのでしょう。夕方、本当にいつもの寝姿で冷たくなっておりました。
思えば彼は本当に素晴らしい猫でした。
黒猫、デブ、鍵しっぽ、金の目玉、月夜に吠える…など、世界中で言われる「猫の王」の条件を全て備えた立派な男でした。
性格もとにかくファンキーで、いわゆる猫らしくしれっとしたようなところは全くなく、どちらかというと犬のような、いや明るいオヤジのようなヤツでした。
なんと言っても、人間とお話ができるというところが素晴らしかった。私もどれだけ彼にグチを聞いてもらったことか。こちらがどんなに落ち込んでいても、ヤエはいつもファンキーでマイペース。本当に日々救われてきました。
ワタクシにとっては本当に心の友でした。もちろん、そんなヤツですから、家族にはもちろん、多くのお客様、猫マニアに圧倒的に可愛がられました。人が好きで(特に若い女性)、そのいかにもオヤジ然とした外見に似合わず甘え上手で、人が話をしていれば、必ず輪の中に入ってきました。電話をしていても受話器をよこせとしつこく絡んできましたっけ。
それから、彼の特技はマッサージでした。彼の8キロに及ぶかという体重と、前脚による絶妙なモミモミ、そしてあの温熱効果は最高でした。私もよく背中に乗ってもらって凝りをほぐしてもらいました。
この写真は、なぜかトイレの中でくつろぐ弥右衛門です。素でやっているのか、ウケを狙っているのか、よく分かりませんが、とにかくすっ頓狂なことをやって皆を笑わせてくれました。
本当に直前までいつものように、食べ過ぎるほど食べて(そして吐いて)、寝て、巨大なウンコをして、他の二匹の猫と遊んでいましたから、おそらくは睡眠中に心不全か何かを起こしたのでしょう。
もう15歳ですし、あれだけ太っていましたから、そういうこともあろうかと思いましたが、それにしても天晴れな弥右衛門らしい最期でありました。漢だ。
ああそうそう、それから将軍様…いやいや弥右衛門様の偉大なる功績として挙げておかねばならないことがありました。それはミーの世話役としての功績です。
4年ほど前に拾われてきた下半身不随黒猫ミー。彼女は子猫の時に脊椎を損傷し、下半身が動かず、自力排尿もできないようなハンディーを背負っていました。動物病院のお医者さんも、もう回復の見込みはないし、命もそんなに長くないかもしれないとおっしゃっていました。
そんなミーは今、まさに奇跡を起こし、後の片足で踏ん張って立てるようになり、また、ここ半年くらいで、ちゃんと自力でおトイレで排泄ができるようになりました。まさにお医者さんもビックリの奇跡です。
実は彼女がここまで奇跡的な回復を見せたのは、ほかでもない弥右衛門のお陰なのです。
彼は彼女がウチに来たその日から、ある意味オヤジらしさを発揮し、この若くておてんばな小娘と真剣につき合ってくれました。まさに「レスリング」です。レッスルする中で、彼女は年々運動機能を取り戻し、今私たち人間の手を煩わすことなく自活するようになりました。
これは本当にすごいことです。愛なくしては為し得ない奇跡だったと思います。
そんなミーは今、最後にヤエが寝ていたところを何度も行き来し、哀しそうな目をして、大好きだった兄貴、いやオヤジを探しています…。
まあ、病気らしい病気やケガらしいケガは一度もなく、最後の最後まで明るく元気に生を全うした弥右衛門は、とっても幸せであったと思います。それは間違いないですし、私たちにとっても大きな救いであります。
ケンカにも負けたことありませんし、ご覧のようにお犬様をも制圧しておりました。
娘たちもさすがに最初は号泣しておりましたが、そのうちヤエの亡骸をなでながら笑顔で歌を歌うようになりました。これこそヤエの不思議な力です。
夜、庭のこぶしの木の根元の凍った土を家族で掘り、弥右衛門を葬って円墳を作り、神社と為しました。三が日で何度も初詣での機会があったのに実現せず、結果として家族の今年の初詣でがこの弥右衛門神社となったのは、何かの導きだったかもしれません。
「自分が幸せになるためには、人を幸せにするしかない」というお釈迦様の教えを、そのまま体現していたような猫でした。
結婚してすぐに引き取った弥右衛門。思えば娘たちより長いつきあいでした。今までも我が家を明るく照らし、守ってくれた「猫の王」。きっと、これからも私たちに幸せを与え続けてくれることでしょう。私たちもあなたの生き方に学び、人を幸せにできるよう頑張ります…いや、生き物として自然に生きていきたいと思います。
今まで彼を愛してくれた多くの皆様、本当にありがとうございました。
最後に一言…この前のタコ八郎の記事に書いたタモリの弔辞をまねれば、こんなふうになるかなあ。
「ヤエが日だまりで死んだ。何も悲しいことはない」…涙
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猫の日。毎年この日には、ウチの黒猫3匹の1年分のエサが届きます。これです。これで1年分。ま、時々ほかの物もつまみ食いしますが、基本このエサしか食べません。食卓の上の刺し身なんかを食べたがるのは、ノラ出身の末っ子ミーだけですね。古参の2匹は、ほとんど見向きもしません。
「ねこ」という言葉自体の語源も、おそらくは鳴き声の擬音「ね」+愛称の「こ」だと考えられます。源氏物語の若菜の巻に、「いといたくながめて、端近く寄り臥したまへるに、来てねうねうといとらうたげになけば、かき撫でて、うたてもすすむかな、とほほ笑まる」とあります。「ねうねう」の当時の発音は明らかではありませんが、「にゃう」に近いのではないかと思われます。
今回の演奏会はそうした横浜山手地区を中心に行われた「
また、アナウンサーとしてプロ中のプロである、朝岡聡さんの軽妙かつ的確なおしゃべり(&演奏)にも感心しきり。演奏者にもいい影響があります。コンサートやライヴでのMCの重要性の再確認はもちろん、私の仕事へのヒントもたくさんいただきました。いずれにせよ、プロの皆さんはすごいですね。
ベリックはイギリス人貿易商。当時かなりの財力を誇っていたようですね。特に「和紙」の輸出ではかなりの業績を上げていたとのこと。で、最近分かったんですが、ウチのご先祖様は当時横浜に住み、「和紙」関係の仕事をしていたらしいんです。ということは、ベリック商会とも関係があったかもしれないんですね。不思議な縁を感じました。
まずはお隣のエリスマン邸へ。ワタクシ的にはベリック邸よりも、こっちの方が好きですぞ。なにしろ、設計者はあのレーモンドです。ライトのお弟子さんですね。「ナチュラル」・「シンプル」の中に、和の精神と技術を昇華させたなかなかの作品でした。実は私、レーモンドとも縁があると言えばあるのです。ものすごく間接的ですが。これもまた最近分かったことです。不思議な縁を感じます。
お散歩の最中、たくさんの猫に出会いました。横浜の猫はなんとなく違いますね。ノラでも品があるというか、余裕があるというか、文化的というか(笑)。猫の美術館の入り口にいたこの猫は大あくびしてましたが、そんな姿にもどこか品格が…ないか。
猫で思い出して四半世紀ぶりに訪れたのが「大佛次郎記念館」。大佛次郎と言えば、無類の猫好きとしても知られる文豪ですね。そうそう私は、大佛次郎本人よりも、お兄さんである野尻抱影の方から入ったんですよね。少年時代の私は、猫よりも星が好きだったので、野尻抱影さんの本は片っ端から読んでいました。
今日はちょうど「日日是猫」という企画展をやってまして、いつにもまして大佛次郎の猫馬鹿ぶりを感じることができましたよ。大佛次郎の人生の最終目標は猫になることだったとか。いいですねえ。きっと今頃、兄は星に、弟は猫になっていることでしょう。おみやげに、「猫のいる日々」とコースターを買いました。
と、こんな感じで、個人的にとっても充実した一日を送らせていただきました。演奏会が始まる少し前、外人墓地のあたりを歩いていましたら、夕陽の隣に富士山が見えていました。ああ、今日はあそこから来て、そしてまたあそこに帰るんだな。遠いけれど不思議と近く感じます。ものすごいランドマークだなあ。
今日はひなまつり。上巳の節供。今までもこの日にちなんでいろいろな記事を書いてきました。
で、サビの方はもうすっかりウチでくつろいでしまい、いつのまにか自宅警備員たちのトイレを借用、いや占拠して用を足すようになってしまったり、それこそもうすっかりまったりモードに入ってしまっています。
まあ、ホントにとってもいい猫ちゃんなので、このまま飼ってもいいんですけどね、いちおう黒猫三匹のストレスやら、猫の食費やらを考えると、そういうわけにもいかない、誰かにもらってもらおうと考えています。というか、どうも教え子にもらってもらえそうな気配です。
ある教室に、いわゆる「説明書シリーズ」「説明書系」と言われるたぐいの書籍が山積みになっていたので、テキトーに拾い読みしてみました。
一昨日、昨日と、本当にいろいろなことがありました。そのいろいろなことの中に、ある共通したテーマがあったような気がします。それが「たたずまい(佇まい)」です。
四半世紀ぶりにリバイバルし、暴走族撲滅キャンペーンのポスターにまで使われるようになった「なめ猫」。
文句なしの名作猫映画!だいたい猫の映像作品は痛いものが多いのですが、これは別格。素晴らしすぎです。
主役(?)の子猫チグラーシャ(タイガー…トラちゃんってことですかね)、ワーシャ、ジンジン、シャフ、イザウラ、プショーク、ペルシーク…本当に素晴らしい演技です。なぜ猫がここまで演技できるか。それは、この猫たちが、人間の主役フェージンを演じるアンドレイ・クズネツォフと絶対的な信頼関係で結ばれ、そして見事にトレーニングされているからです。
なんだかとんでもなく忙しいので、今日は非常に軽めに行きます。今、とってもほしいものです。
そうだなあ、一番ほしいのは、やっぱり黒猫飼いとしてのこだわりで、黒猫の黒肉球バージョンでしょうか。
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