カテゴリー「ペット」の27件の記事

2008.05.15

『チーズスイートホーム』 こなみかなた (モーニングKCDX)

07139507 最近ウチの家族がはまっているマンガ。猫好きにはたまらない一冊。
 私もかなりの猫好きですけど、やっぱりウチのカミさんや子どもたちにはかなわないな。とにかく三度のメシよりネコという感じ。
 今ウチには三匹の黒猫がいます。10年前から一緒にいる大和守弥右衛門と丹後守新之助に、最近子猫のミー(いきなり普通の名前だな)も加わりました。これがねえ、なんとも可愛いんですよ。どうもどこからか落ちたかなにかしたらしく、脊髄を損傷していて、下半身が不随なんです。で、当然もらい手がいなかったのをちょっと預かったら、これもまた当然ずっと預かることになっちゃったと。
 私は最初反対しました。ハンディーキャップ猫を育てるのは大変だからです。自分たちの生活だけでなく、ヤエとシンの生活も脅かされると思ったからです。でも、カミさんや子どもたちは、まあ母性本能を刺激されちゃったのか、責任やら運命やらを感じちゃったのか、もう泣いて「飼う」と言い張るわけです。
 私もかなり強硬に抵抗しましたけれど、しかししばらく一緒にいるうちに、様々な心配が杞憂であったことが判明してゆき、今では全く自然に家族4人黒猫3匹の幸せな生活が続いています。
 ということで、迷子の子猫と、それを飼うことになってしまう家族をテーマにしたこのマンガには、たしかに共感するところが多い。
 で、私はそれほどでもないんですけれど、カミさんなんて毎日何度も読んで泣いてる。可愛いと思って、つまり「萌え〜」と思って読んでるのかと思いきや、そうではなくて「切ない…」と思いながら読んでるらしいのです。つまり、古語で言えば、「をかし」ではなく「あはれ」で読んでるんですよね。
 こういうことらしい。このマンガの主人公猫のチーは、最初はママのところに一生懸命帰ろうとしてるんですね。本来のおうちへ。ところが、拾われて人間の家に住み始めて、だんだんとママのことや本来のおうちのことを忘れていってしまう。そして、次第に人間を親だと思ったり、人間の家をおうちだと思うようになってしまう。そのへんの描写がとても上手なんですね。
 時々ふとしたことから思い出すんだけれども、だんだん本当のママの姿や感触が薄れていってしまう。「あれ?なっだったっけ…」という感じで。何か大切なものを思い出しかけるんだけれど、そこは猫だし子どもだから、だんだん「…まあ、いいか」という感じになってしまう。つまり、チーのスイートホーム(ママ、おうち)の変化がテーマなわけです。
 そういう姿をウチのミーやおじさん猫たちに重ねているんです。まあたしかにそういう大切なことを忘れていく、親子の別れというのは、古今東西を問わず文学の重要なファクターでした。「もののあはれ」というやつですね。時間の流れに従って、淡々と悲しむべきことが進んでいく。桜の花が散るように。特に日本人はそこに「切ない美」を感じてきましたからね。ただ悲しいとういことでなく。
 作者もかなりの猫好きですね。猫の表情、動作、人間の様子も非常にリアルです。逆に言えば、猫があまり好きでない人、猫を飼ったことがない人には、ほとんどその微妙なニュアンスはわからないでしょうね。
 このマンガを読んで、猫を飼うようになる人も多いと聞きます。いいことですね。最近、世間は猫ブームです。景気がいい時は犬がはやり、景気が悪いと猫がはやる。なんとなく分かりますね。いつかも書きましたが、私たち人間にとって、犬は生活のためのパートナー、猫は文学のためのパートナーですから。
 今年春からアニメも始まりました。おかげで子どもたちも早起きになりましたよ。

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楽天ブックス チーズスイートホーム(1)

テレビ東京 チーズスイートホーム

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2007.11.19

黒猫

R なに〜!?黒猫を年間6万匹も殺しただと〜!!許さん。
 Yahoo!ニュースに『「黒猫は縁起悪い」は迷信、イタリアで啓発イベント』というのがありまして、読んでみてびっくり。
 黒猫が縁起が悪いだなんて、いったい誰が言い出したんでしょうか。黒猫は福猫だというのは日本では古くからの定説ですよねえ。日本では神話の時代から烏や黒猫は縁起のいい動物なんですよ!しっかり勉強せよ、イタリア人よ(笑)。
 なんて、イタリアに限らず、欧米では魔女狩りの対象になったりして、ずいぶんとひどい目に遭ってきましたよね。かわそうに。日本でも向こうの影響でずいぶんと嫌われるようになってしまいました。
 一方で、黒猫を愛する人もたくさんいます。漱石の猫が黒猫だったことは有名な話ですね。あの吾輩も黒猫であるとの解釈が一般的です。
 もうお気づきと思いますが、私も黒猫を格別に愛玩する一人であります。このブログにも黒猫のMaukieが鎮座しておりますね。
Kuroneko で、ですねえ。もともとウチには大和守弥右衛門と丹後守新之助という二匹の黒猫がいたのですが、最近もう一匹の黒猫が加わったんですよぉ。
 いちおう通称「みーちゃん」であります。いずれ正式な名前を付けたいと思っていますが、こいつはメス猫ですので、ちょっとカワイイ名前をつけてやりたいな。
 実はこの新しい家族、脊椎を損傷しており、下半身が不随なんです。まだ生後2ヶ月くらいの子猫ちゃんなんですが、腰から下が動きません。
 ちょっと縁があってウチにやってきたんですけど、もうすっかり情が移ってしまってですね、ずっと飼うことになりそうなんです。下半身が不随であるため、排泄などは介助してやらないとできません。大変といえば大変ですが、私はさておいて、カミさんや娘たちはよけいに可愛いらしく、一生懸命世話をしています。
 まあ、これも何かの運命、何かの縁なのでしょう。実際、黒猫がいることによってウチにはずいぶんと福が舞い降りましたので、さらにパワーアップということで、ちょっと楽しみでもあります。
 黒猫だけ3匹、それも狙ったわけでなくたまたまウチにその3匹がやってきたわけでして、これはもう何かの思し召しでありましょう。黒猫の館と言われようと別に気にしません。
 黒猫はたいてい大人しく人懐っこいですので、扱いも楽。知性も他の猫よりも高いように感じるのは私だけではないでしょう。
 ちなみに出口王仁三郎も「玉鏡」の中で、『猫は魔の王であるから、家に猫を飼うておくと悪魔が来ない。猫を抱いておれば、おそわれるようなことはない』と述べています。そして真っ黒な烏は霊鳥だとも言っていますから、カラスネコとも呼ばれる黒猫は最強だということです。
 最近は寝室で家族四人黒猫三匹で寝ております。これじゃあ、夢にすら悪魔は入ってこれませんね。いいことです。

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2007.11.02

「葛飾区立石・世界チャンピオン内藤大助選手を育てた街」(NHK ゆうどきネットワーク)

Miyataneko 仕事から帰ったら、カミさんが「ちょっと大変、大変」というので、録画してあった「ゆうどきネットワーク」を観たら、ああ確かにこりゃ大変だ。NHKいつもながらグッジョブ!久々にツボにはまったっす。
 見事亀田家を成敗した内藤大助選手。今や国民的人気でありますが、皆さんもご存知の通り、彼の人気は彼のキャラのおかげであります。民放でもさかんにそこんとこを取り上げていますが、いやあ、やっぱりNHK、それも首都圏放送センターですねえ。見事に内藤選手の「素」を引き出していました。あの地味で自然な演出が、彼らしさにマッチしていたわけです。これは民放にはできない技ですね。民放は亀田家がお似合いです(笑)。
 さて、「葛飾区立石・世界チャンピオン内藤大助選手を育てた街」と題されたこのコーナー。もういきなり(と言っても途中から録画されていたので、この前にも何かあったと思いますが)宮田ジムの猫が登場して、萌え〜であります。ウワサには聞いていましたが、なんすか、この癒しなムード。とても「男の闘い」の世界とは思えません。神聖なリングでエサ喰ってるな!(笑)。いかにも下町風情のドラ猫ですなあ。可愛いなんてもんじゃないですね。
 その後、内藤選手はWBCのチャンピオンベルトを出してきますが、なんだかビニールの袋に入れて、雑然と戸棚に置いてあったりして、これもまたいいですねえ。「周りの人たちのおかげでとれたベルトだから、みんなに持ってもらう」ということでした。持たせてもらいに行ってこようかな。
Tateishi1 そして、レポーターと二人で立石駅通り商店街と立石仲見世商店街に出向きます。本当に東京の下町の風情っていいですねえ。この前、西落合を散策した時にも思いましたが、地方の人たちが抱いている東京のイメージって絶対間違ってますよ。ある意味田舎より昔の生活が残ってますからね。江戸の風情や濃密な人間関係がいまだにあります。内藤選手は寅さんやマンガの世界で知った葛飾に憧れていたと言っていました。彼が言うように本当に昭和が残ってますね。実にあったかい雰囲気でした。
7rt4 さてさて、最初に立ち寄った洋品店で偶然(?)奥さんの真弓さんが買い物していました。今や一部の人たちには内藤選手以上に人気だという真弓さん。私は初めて拝見いたしましたが、たしかにそのアニメ声と天然なキャラにやられましたね。面白過ぎ。なんなんだこの夫婦漫才は!?洋品店で子どものために399円のズボンを買う真弓さん。着ている服もそこで2000円で買ったものだとか。さらに物色していた靴下?は150円。世界チャンピオンの奥さんとは思えない質素さです。すかさず内藤選手のジャブ(ツッコミ)が入っていました(笑)。ホントいいわ、この夫婦。二人とも天然ほっこり系ですね。超庶民派。
Naito85 最後に内藤選手、「ぼくは周りのおかげで世界チャンピオンになれた」「環境も良かったし、周りの人たちもすごい良かったし、ぼくは運がいい」「あの奥さんじゃなかったら獲れなかった」ってしみじみ語ってます。たまたま来た町が彼の人生を変えていったんですよね。ダイエットのためにジムに来ていた奥さんと出会ったのも偶然ではなかったのかもしれません。
 とにかくなんだかツボにはまった番組でした。格闘家から発するゆる〜い脱力感がたまりませんでした。これが平日の夕どきにさりげなく流れる日本というのもまた平和でいいですなあ。
 今回亀田家の方は大変なバッシングの嵐です。たしかに悪いところは悪いわけですが、もうこうなると集団いじめみたいになってますよね。まあ、そうしたものの裏返しとしての内藤人気というのも当然あるわけでして、ちょっと複雑な気持ちにもなります。いずれにせよ、日本人はこういう分かりやすい構図、コントラストというのが好きだということかもしれませんね。今回はたまたまですが、東と西のダウンタウンということもありますし…。微妙な問題もはらんではいるわけですが。
 ああ、しっかし面白かったなあ。この面白さは観ていただかないと分からないと思います。再放送のリクエストをしましょう。私も最初から観てみたいっす。猫がなあ。もっと観たいなあ。

ゆうどきネットワーク公式

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2007.10.06

『おはなし迷路ポスター 赤ずきんちゃん』 作 杉山亮 絵 中川大輔

P_akazub これは面白い!
 今日カミさんと子どもが、近くの図書館で行われた杉山亮さんの講演会に行ってきまして、これをお土産に買ってきました。
 私、不勉強で杉山亮さんのこと知らなかった。肩書きはおもちゃ作家さんでよろしいのでしょうか。最近は児童書の執筆も多いようですが。小淵沢にお住まいなんですね。「本っておもしろい」という講演の内容も、読書と教養とか、教養と笑いとか、江戸の文化や教育に関することだったようで興味を持ったんですけど、このお土産もまた実に面白かった。たしかに江戸のセンスだな、こりゃ。おもちゃ絵ですね。
 とにかく彼女たちが買ってきたお土産を紹介しましょうか。←こんな感じです。
 とは言っても、この画像じゃ何がなんだかわかりませんね。
 これは迷路になってるんですけど、正しい道をたどっていくと、そこには正しい赤ずきんちゃんのお話が展開していくわけですね。それで、間違った道に行きますと、別の物語になっていってしまいまして、で、普通の迷路と同じで途中で行き止まりになっちゃうんですね。つまりお話が変な方向に行ってしまって、突然終わってしまうわけです。
 そのお話のはずれ具合、終わり方がなんとも面白い。絶妙なセンスなんですよ。これははまりますね。最初の部分だけ見ていただきましょうか。
Meiro12 ちょっと小さく見にくいと思いますが、冒頭部分なんか、「むかし、あるところに…」と行くべきところ、「むか…」の分岐点で道を間違うと「むかでだぁ!」でお話が終わってしまいます。「あるところに…」のところには「赤ずきんという名の女の子がいました」と「赤ずぼんという男の子がいました」と「キンという名の女の子がいました」の三つの分岐がありますね。ちなみに「キン」の方に行きますと、彼女は「赤津(あかづ)さん」と結婚して「あかづきん」という名前になってお話が終わりです(笑)。
 まあ、こんな感じで無数の分岐点から無数のメチャクチャなお話生まれ、そして突然終わってしまうわけですね。そのはずし具合がホント絶妙なんです。違う昔話になったり、現代日本の光景になってしまったり、おばあさんがおしりに花火をつっこまれてロケットにされたり(笑)、とにかく正しい道なんかどうでもよくて、全ての間違った道を歩みたくなるわけです。
 こういうセンスの中にナンセンスを生んでいくというのは、まさに江戸の笑いの文化であります。パロディーですね。オリジナルを知っていなければ楽しめないという意味では、まさに教養を必要とする笑いです。そして、このたった1枚の紙の中に、本当に無数の笑いがあり、この1枚の紙で何時間も何日も楽しめるわけです。こういうことは、今の子どもの文化にはなかなかないですね。その場の刺激だけ。はい次、はい次って感じで。
 講演の中にもそういう話があったようですが、とにかく今の子どもを見ていますと、一つの物を繰り返し楽しんだり、味わったりすることが少ない。なんでも二度目だと「知ってる〜」「つまんない〜」「新しいのがいい〜」ということになってしまいます。高校生でもそうだよなあ。これはいかんでしょ。
 つまりよく言われるように、彼らは自分から何かを発見することがないんですよね。与えられたもの、情報をただ受け取るだけ。飽きたらおしまい。
 昔は飽きてからが勝負でしたよね。そこにいかにオリジナルな意味や価値を見出すか。つまり何もないところに「物語」をつくるということです。私の「モノ・コト論」でいいますと、なんだかわからない外部の「モノ」を「カタル」ことによって「コト」化していくわけです。今の子どもたちは「モノ」を感じることすらできない。だから「カタル」こともないし、新しい「コト」も生まれない。ただ、大人がお金もうけのために作った「コト(いわゆる物もほとんどがコトに属します)」を受け取るだけ。ちっとも創造的じゃない。
 で、このおはなし迷路、とっても面白いので、これは生徒やウチの子どもにも作らせてみようかなと思ったのです。パロディーというのは、元があるだけに、何もないところから何かを生み出すよりもとっつきやすい。もちろん、そこにはパロディーならではの特別なセンスが必要ですから、本当は難しいんですけどね。
 とにかく言葉遊びとしても、物語づくりとしても、実際のゲームとしても実に面白いと思います。高校生くらいなら昔話じゃなくて、短編小説なんがでもいいかもしれないし、古文でやったりしたらかなり高度な勉強ができますね。
 まずは自分でやってみようかな。杉山亮さんのアイデアをちょっと拝借させていただきます。

Nekomeiro ps とりあえず全部のストーリーを追ってみようと思って床にポスターを広げていましたら、ウチのバカ猫がこんなふうにドカンと…。なんで、猫って人が見たり読んだりしてるものの上にドカンと来るんでしょうね。新聞なんか絶対読めませんよね(笑)。大事なものにソソウをしたりするのも得意ですし、どうも人の視線とか、愛情線みたいなものを感じるようですね。なんなんでしょう、いつも不思議に思います。

Amazon おはなしめいろせかいのたび イソップものがたり

杉山亮のなぞなぞ工房 on the web

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2007.04.03

ドライ・デン(天然素材100%猫砂)

Img10122602531 年度初めでして、なんだかとっても忙しく、どうにもならないので今日は軽いネタで行きましょう。とは言っても、実は重いんです。だって15キロもあるんで。
 以前、究極の?猫トイレという記事を書きました。あのシステムは今でも稼働中でして、やっぱり自分としてはあれが究極だと思います。手入れも楽だし、臭わないし、散らからない。
 で、あの時は猫砂として「ナチュラル100」というのを使っていると書きました。今でも使っています。濡れると固まるんじゃなくて、濡れると粉(おがくず)になるタイプです。その粉がスノコ板の下に落ちるというわけですね。
 で、その「ナチュラル100」はとっても優れものなんですが、だいたいネットで注文しますと、8リットルで1000円弱します。それほど高い買い物ではないんですが、まあ消耗品ですからね、安いに越したことはない。でも、類似品もほとんどなく、ここ数年はそれを使い続けていたわけです。
 ところが、最近ほとんど同じものでメチャ安な製品を見つけちゃいました。それがこの「ドライ・デン」です。24リットルで送料込み2100円ですから、かなりお得です。24リットル、15キログラムが一袋にドカッっと入っていますので、ちょっと置き場に困るんですけどね。それでも、無造作にその辺に置いておくとですね(ちなみに今は運ぶのが面倒で玄関に置きっぱになってます)、天然のパイン材の香りがなかなかによろしい。自然の芳香剤にもなりますよ。
 粒々の大きさや外観も「ナチュラル100」とほとんど違いませんし、機能的にも全く遜色ありません。芳香はこちらの方が強いくらいです。なになに?素材は松の木ともみの木、そしてゼオライトか。ゼオライトと言えば地力増進とか環境浄化に活躍している鉱物ですな。
 それにしても、このいかにもアメリカンな猫砂、日本では猫砂として売ってますが、どう見ても袋の絵は馬ですよ。ってことは、馬のトイレか?と思ってよく見ますと、「ANIMAL BEDDING」って書いてある。ありゃ?これってつまり、動物の寝床用ってことでしょ?なんだ、本来はトイレじゃなくて、ベッドなんだ。こいつも大量に敷き詰めて、その上に馬が寝るってことですか。へえ〜。
 というわけで、これ一袋でおそらく半年は持つでしょう。おがくず状になったものは、燃えるゴミとして出せますし、庭に埋めてもいいようです。とにかく、尿の臭いは全然しませんからね。優れものですよ。猫を飼っていらっしゃる方で、トイレにお悩みの方は、ぜひウチの究極の猫トイレをまねてみて下さい。

天然素材100%猫砂 ドライ・デン 4ヶ月分 24リットル入り (15kg)

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2007.02.24

『きょうの猫村さん1・2』 ほしよりこ (マガジンハウス)

Necomura ちょっと遅ればせながら読んでみました。最近ヒッキーでコモラーな生徒が貸してくれました。やつが貸してくれるマンガはワタクシ的にはずれがない。もっといろいろ見つけてきてくれ…てか、学校来い、って業務連絡してどうすんだ(笑)。
 さて、これ。たしかに面白かった。理屈抜きに楽しめました。世の中では「癒し系」と分類されてるんでしょうかね。たしかに癒されると言えば癒される。でも、もうちょっと正確に言いますと、ノスタルジーですね。時代設定だと思うんですよ、基本は。ツッパリ尾仁子や、その友人のスタイルを見て分かる通り、70年代後半から80年代はじめの風俗ですね。結局、そういった高度成長後の安定成長期ですかね、あの独特のまったり感に対して感じる郷愁なんじゃないかなあ。少なくとも私はそういう世代なんで、そう感じましたね。
 猫の家政婦「猫村ねこ」さんが派遣された犬神家(この響き自体ノスタルジーですね)は、けっこう複雑な家庭事情です。まさに絵に描いたような問題を抱えた金持ちさんです。そのステレオタイプな時代的歪みを体現する「家族」に、異様に純粋で人情味に溢れ、ちょっとおせっかいな猫が家政婦として侵入してくるんですね。
 で、結局その「猫」は、ちっとも「猫」ではなく(まあ姿はまんま猫だし、挙止動作は猫っぽいけれど)、もっと古い佳き時代の「人」なんですね。それが具体的にいつの「人」なのか分かりませんが、自分のことを二の次にして万人に尽くす、全ての人を信じる、そして淡い純粋な恋心もあったり…そう、なんとなく時代劇のヒロインみたいなんですね。私たちはこのマンガを時代劇を見るように読むわけです。
 ところで、この作者の絵はどうでしょうか。私は読み進むうちに、すっかりとりこになってしまいましたよ。これは下手とかヘタウマとかいう次元ではない。巧いっす。この人はちゃんと勉強した人でしょう。顔や上半身はわざと崩し気味に描いてますが、足が巧いですよ。猫の足、それも二足歩行させるわけですからね、けっこう難しいと思うんですが、実に巧みに描いています。人間の足も見事。つまり、絵のベースがしっかりしてるので、全体として安定して見えるんですね。構図なんかの工夫も実は緻密に行われているし、なかなかの巧者ですな、ほしよりこさん。
 あと、コマ割りというのがありませんし、フォントも鉛筆手書きだけですから、非常にシンプルなんですね。こういうマンガは久々です。昔の4コママンガを見るような、そういう郷愁というのもありますね。
 このマンガは、ネット上で1日1コマずつ公開されているらしいのですが、やはりこういうふうにちゃんと紙の本として手触りとともに楽しむのが一番でしょうね。デジタル世界が生んだアナログ的名作というわけですか。気に入りました。

Amazon きょうの猫村さん1

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2006.10.08

『にゃんこ THE MOVIE』(DVD) フジテレビ

B000fe78my01_pe22_ou09_scmzzzzzzz_v65933 ここのところいろいろと立て込んでいまして、またいろいろと考えることもあったりしてまして、正直ちょっと疲れ気味でした。
 そんな時はこういうものでも観てリラックスしましょう。
 これ、ずいぶん前に入手してたんですが、全然観るチャンスがありませんでした。てか、観る必要性がなかったのであります。ま、ウチにはホンモノのにゃんこが2匹いますし、のら猫ちゃんも毎日通って来てくれますからね。それで充分と言えば充分。でも、なんでもそうですが、たまに他人のものを見て、芝が青いなとか、花が赤いなとか、猫が可愛いなとか思うのも、実は健康的だったりするんですよね。
 そんなわけで、今日初めて観賞いたしました。以前紹介したシンフォレストの「猫大好き!」とは違いまして、しっかりしたストーリー性を持たせてあります。短編ドキュメンタリードラマ20本近くが収録されています。ウチはほとんどフジテレビを見ないものですからよく分からないのですが、どうもこれは「めざましテレビ」の企画の発展版らしい。ま、そんなわけで、フジテレビらしく?どちらかというと大衆に迎合した路線とも言えます。
 猫という動物は、記号化されて物語性を付与されやすい生きものなんですが、ホンモノの猫は人間の御都合主義的物語性からはほど遠いところに生きているんですね。それにこうやって無理やりストーリーを与えてしまうと、いわゆる「やらせ」っぽくなってしまいがちです。そこんとこのさじ加減がどうかなと、ちょっと意地悪な観点から見てしまいましたが、まあギリギリセーフってとこですかね。篠原涼子さんのナレーションも淡々としていましたし、音楽もそれほど主張が強くなく許せました。
 リアル猫のストーリー性の無さが、それをとりまく人間たちの物語を浮き立たせる。そんな気もしましたね。人間という生きものは、ずいぶんと余計なことにあくせくしたり、頭を悩ませたりしてるもんですな。なんかバカらしくなってきますね。何をそんなに一生懸命やってるんだと。その頑張りが、自分のため、人のため、世の中のためになってるんでしょうか。
 そんなことを考えたりして、ほんのひととき人間界のどろどろドラマから逃避するのもいいかもしれません。やっぱり猫は神ですよ。仏ですよ。達観しています。とらわれていません。

Amazon にゃんこ THE MOVIE

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2006.09.15

ヒメネズミ&二ホンヤモリ

 ここ富士山にはいろいろな動物がいます。以前、庭先にやってくる野うさぎを紹介しました。他にも、シカやイノシシ、タヌキなどもよく親子で歩いています。リスもたくさんいますね。モグラやこの前マンガで紹介したヒミズもよく見かけます。でっかいカエルもよく車にひかれてますな。あとちょっと上のブナ林に行けばクマもいるらしい。鳥や虫に関しては覚えきれないくらいの宝庫です。
 ついでに言えばなぜかサルはいません。富士山を囲む国道の外側にはた〜くさんいるんですが、なぜか昔から富士山にはサルがいないんです。これはなぜかわからない。謎です。
 ここは森を開発した別荘地でして、そういう意味では自然破壊しているのかなと思うこともしばしばですけれど、こういう環境にはこういう環境なりの生態系ができるものだから一概にはそうとは言えないと、知り合いの研究者の方がおっしゃっておりました。ちと安心。
 今日は2種類の小動物がウチの中で発見されましたので報告いたします。両方ともめっちゃ可愛いんで。
Himenezumi まず、なぜかネズミが入ってきました。ウチには猫が2匹いますので、大捕物が始まると思いきや、目の前をチョロチョロ獲物が走ってるのにもかかわらず、ウチの馬鹿猫どもはグーグー寝てました(笑)。ハングリー精神のかけらもない!飽食した猫は猫にあらず。単なるオヤジだ。
 これはたぶんヒメネズミでしょう。このへんはヒメネズミとアカネズミが多いのですが、はっきり言って見分けがつきません。しかし、どこからなんで入ってきたのでしょう。ちょっと足をひきずっていまして、カミさんがカマドウマ捕獲用の捕虫網でつかまえました。逃がしてやろうとしたのですが、捕まえられたのがショックだったのでしょう、チーズを少しかじってすぐにお亡くなりになってしまいました。ってか、野ネズミはチーズ食わんでしょう。あまりの美味さに昇天しちゃったのかな。かわいそうに。
Yamori 続きまして、ヤモリちゃんです。突然玄関のセンサーライトがついたので、ん?侵入者か?と思って行ってみると、誰もいない。もしかして霊現象か?しかし、私の霊能力センサーは何も感じません。あたりを見回してみますと、お〜なんだ、このカワイイ動物は!もしかして…そうヤモリでした。
 ヤモリは守宮とか家守とか書きまして、家を守ってくれる神様ですから、捕獲せず同居することとしました。放置です。色白のニホンヤモリですね。彼もまた、いつどこから侵入してきたんでしょう。カミさんは、こっちに向かって飛んできたって言うんですけど、ホントかなあ。あとキキキッって鳴いたって言うんですけどね。ニホンヤモリは鳴かないんじゃないのかな。謎です。それにしても、なんでセンサーライトがついたんだろう。ヤモリってハ虫類ですよね。そんなに体温高くないはずですけど。猫でも反応しない時あるのになあ。
 というわけで、いろいろな虫や鳥や植物も含めますと、たしかにこのあたりは様々な生物に恵まれていますね。子どもたちもそうしたモノたちの生き死にに接することが多く、それはそれでなかなかいい勉強になっているようです。ウチの庭にはかなりたくさんの墓標が立ってますよ。

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2006.07.30

『猫は』

Neco55 今日は軽いネタでいきましょう。
 ウチの家族もそうとうの猫狂いです。なんか統計によると、猫好きにはひきこもり傾向があるらしい。なに〜?!そんなこと…ありまつ。そのとおりでつ。
 で、究極のひきこもり、最古のひきこもりは、平安時代の宮中です。オタク発祥の地ですね。貴族文化。完全にひきこもってます。帝中心にね。ニートです(失礼)。たま〜に、御幸とかありましたけど。
 そんな帝の中でも、一条天皇の猫好きはちょっと有名です。あの枕草子にも「うへに候ふ御猫は」という段がありますね。話としては、翁丸という犬が主人公になっちゃうんですけど、「命婦のおとど」という猫ちゃんに対する帝の猫かわいがりっぷりは、なかなかのものがあります。翁丸に追っかけられた「ミョーブちゃん」を懐に入れてかくまい、「翁丸を犬島に流刑にせよ!」って言っちゃうくらいですから、これはもう狂ってます。
 当時の表記では「命婦」は「みゃう・ぶ」ですから、シャレでしょうね。だいたい命婦っていう官位を与えてるところがすでにオタク的シャレ。実際この猫が生まれた時盛大に誕生パーティーやったことが「小右記」に出てますし。職権濫用ですよ。「いみじうをかしければ、かしづかせ給ふ」…超萌え〜なので、溺愛なさっている、と。「をかし=萌え」です。
 で、その記事を書いた清少納言もけっこう猫好きだったのかもしれません。「猫は」という段がシンプルですがなかなか面白い。
 「猫は、うへの限り黒くて、腹いと白き」
 猫は、全体が黒くて、おなかが真っ白なの、ってことですね。「うへ」というのは、よく背中と解釈されてますけど、なんか違うような気がします。表面ということでしょう。ま、普通に歩いているような状態で見える範囲が全部黒いということだと思います。それで、ふだんは見えにくいおなかを見ると、そこがきれいな真っ白。いますよね、そういう猫。たしかに萌えるわ、そりゃ。
 というわけで、どういう猫かと言いますと、そう、このブログの左上に鎮座しておられる御猫Maukieちゃんですよ〜!ね?こんな感じでしょ?清少納言さん。もしかすると、ミョーブちゃんもこういう猫だったのかもしれませんね。清少納言のことですから、当然帝の御猫様をほめるでしょうし。たぶんそういうことなんでしょう。

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2006.07.06

『おりがみどうぶつえん』他 笠原邦彦(有紀書房)

おりがみどうぶつえん おりがみせかいのとり
おりがみびっくりばこ おりがみにっきちょう
Sany00541 この前マイメロのところで「目指せ笠原邦彦!」と書きました。マイメロ見て笠原邦彦を思い出す人もそうそういないと思いますけど、まあ私にとっては折り紙と言えば、笠原邦彦さんなんです。
 折り紙の世界では伝説の人、ほとんど神の領域の人です。世界中のオリガミストの中で、彼の影響を受けていない人はいないでしょう。私もかなり影響を受けました。と言っても、今から35年くらい前(と書いて愕然とする自分…)の話です。
 幼稚園時代に折り紙にはまった私は、小学生になってもしばらくは毎日折り紙を折っていました。しばらくは、というのは、当時折り紙がブームであったとはいえ、さすがに男の子としての社会的プライドのようなものが生まれてくると、なんとなく恥ずかしい、やりたいけどやれない、という状況にならざるをえないわけです。それで、その後は思い出した時に笠原さんの本を引っ張り出してきて、なんとなく折ってみるという程度になってしまいました。ファミレスやハンバーガーショップに行った時に、敷き紙やペーパーナプキンで作るとかね。
 しかしよく考えてみると、この折り紙というのは、世界に誇る日本文化であり、数学の世界でも注目されるような、高度な遊びなんですよね。私も幼い頃折り紙をすることによって、集中力や手先の器用さ、空間認知能力や記号解読力などを養ったと思います。
 で、小学校1年生の時に買ってもらったのが、この伝説のシリーズです。当然絶版。なかなか手に入らないレア物になってしまいました。これはすごいですねえ。子ども用の本とは思えないほど高度でリアルな折り方満載です。笠原さん、当時はまだまだお若かったと思いますけど、古典をふまえた上での創作折り紙は圧巻、素晴らしいの一言に尽きます。
 その後の折り紙界は、多少コンプレックス(複雑系)に走りすぎた感があります。その点、このころの笠原さんの創作折り紙は、適度に難しく、適度にわかりやすい、私にとっては理想的な姿ですね。それにしても、小学1年生でこれらを全部折っていた私も、かなりなマニアでしたねえ。ちょっとヤバイなあ。今、娘がちょうど1年生ですけど、とても折れませんし、折る気も起きないようです。
Seqt01031 というわけで、久々に大好きだった「象」を折ってみました。もちろん一度もハサミを入れないで作り上げるものです。折り紙がなかったので、適当な紙を切って作りました。なんか35年前の方が上手だった気がするなあ。だめだ。それにしてもすごいなあ。牙とかねえ。どうやって設計するんだろう。完成形をイメージして逆算していくのかなあ。フーガを作るみたいなものかな。折り図に従って折っているこちらの集中の具合も、なんとなく「禅」してるし、やっぱりこの世界って深い精神性を感じさせますね。
 ところで、ひどいんですよ〜。ようやく完成したと思って、テープルに載せて写真を撮ったら、いきなり象がやられました。そう、ウチの黒猫くんが、何を勘違いしたか、象さんに強烈なネコパンチ一閃。象、吹っ飛びました。猫にはその精神性が理解できないようです。トホホ…。
Seqt1
Seqt2
Seqt3
Seqt4
Seqt5
Seqt6
Sany00561 
にぁ〜

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2006.06.12

空気清浄機(ウルトラ警備隊仕様)

481 ワールドカップ、日本が負けまして、まあ予定通りと言うか何と言うか。WBC同様背水の陣作戦ですからね。日本のお家芸です。
 そんなわけで、今日本中が淀んだ空気に覆われていることでしょう。そんな空気をきれいさっぱりにしてくれるのが空気清浄機です。
 ウチのリビングにはHITACHIのEP-X30が鎮座しております。右のやつです。左の黒いのはファンヒーターです。なにしろ、ウチはネコが2匹おりますので、彼らの毛で空気が淀んでるんですよね。だから清浄機は必須アイテムの一つです。
0441 見て下さい。ウチのデブ猫のむだ毛を。カミさんがクシですいたら、こんなに取れました。こういうのが舞ってるわけですからね。2匹でケンカしたりすると、かたまりになって床に落ちていたりします。そういうやつはイタリア製水フィルター掃除機でガーッと吸っちゃうわけですけど、空中に舞ってるのは空気清浄機と人間が吸い込むというわけです。
 まあ空気清浄機なんかホントに毛や塵なんかを吸ってるのか、実は微妙なんですけどね。花粉や菌も…なんて書いてあったりしますが、それも目では確認できないわけであって。気休めってことかな。
491 さて、数ある空気清浄機の中でなぜこれを買ったかといいますと、単に中古で安かったからというのが第一の理由でありますが(私の買い物は基本的にこれ)、あとはデザインですね。かっこいいんですよ。見て下さい。メタリックな質感の中にきらめくランプ群。私はなんとなくウルトラ警備隊の作戦室を思い出してしまいました。というわけで、ウルトラ警備隊のデカールを貼ってみました。なんかしっくり来てるでしょう。かっこいいでしょ。
 我が家を毛や塵や菌や臭いから守る警備隊ってことで。がんばってもらいましょう。

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2005.12.18

ETC通勤割引の謎(&ナンジャタウン)

jrrs11 突如模試を中止して、のびのびになっていた七五三をやっと終え、その後ナンジャタウンに行ってきました。
 猫マニアの我が家としては、一度は行っておかなくてはならないプレイスでありました。今回あるところからパスポートを二人ぶんいただいたのを機会にようやく実行に移したのでした。ワタクシには、あのくらいの規模であのくらいのノリというのがしっくり来まして、ネコ的にもギョウザ的にもアイスクリーム的にも昭和ノスタルジー的にも結構楽しめました。
 でも、今日は目的地に着く前の話を書きます。ETCに関してです。
 いつものように河口湖〜八王子間は通勤割引を使おうと考えました。往復で1900円浮かせて、その分ギョウザを食べるためです。つまり朝は9時までに河口湖インターに入らなければならない。おかげで朝は忙しくなります。
 こういう時にかぎって、子どもは言うことをきかないわ、父親は忙しいのにブログを書いてるわ、母親はなぜか関係ない家事を貫徹せんとするわ、とにかくいつものことなんですが、だいたい予定より出発が遅くなるんですよ。それでみんな自分のことを棚に上げて機嫌が悪くなる。何してるんだ早くしろって。今日もそんな感じで8時50分ごろに出発となったのです。
 本来ならそれでも、山の中を80キロで飛ばして、全く問題なく8時59分にはゲートを通過することができるはずでした。ところが路面は想定外の状態…そうです、雲一つない晴天なのにうっすらと雪が…。さすが富士山、ちょっと風が強いと風花が大量に舞ってきて、それで積雪?積花?するんです。なわけで、氷の上に雪という最悪の路面状況ではさすがに60キロが限界。
 さらに数少ない信号にも見事に全部ひっかかり、ゲートを目前にしてFMラジオが「9時です」の非情なコール。たぶん9時00分20秒くらいにゲートを通過しました。さあ、車内はまた言葉の乱闘状態。このギリギリ間に合わないという状況が、ある意味最悪な状況であります。「○○がだらだらしてるからこういうことになる」「○○が言うこときかないから」「○○が手伝ってくれないから」「○○がブログなんて書いてるから…」。
 という感じで、ああ、もうこうなったら、少しでも通行料を浮かすためだ、八王子で降りて下道で池袋まで行く!ということになってしまいました。なんで、久々の家族サービスがこんなことになっちゃうの…。
 さあ、それで八王子インターで降りました。そしたら、ありゃりゃ…料金表示「950円」!じゃないっすか。半額です!
 車内のムードは一転!「今日はついてる」「今日はいい日だ」「オレのふだんの行いがいいからだ」「さっき談合坂で買った宝くじきっと当たる」…。う〜む、なんとも単純な家族である。
 おかげさまで、その後は野良猫に出会うだけでも、渋い廃墟を見つけるだけでも、全てがラッキー。ナンジャタウンもぞんぶん楽しんできました。
 さて、ではなぜ通勤割引が適用されたのでしょう。6時〜9時というのは、9時00分までのことなんでしょうか。9時01分になったらアウト?それとも単にシステムの時計が遅れていたのでしょうか。時間に関して言えば、例えば「〜9月1日」は確かにその日を含みますよね。こういうのの常識ってどんなんなんでしょう。

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2005.11.15

黒猫クリアホルダー バックグラウンドフォトシリーズ(エトランジェ・ディ・コスタリカ)

etranger di costarica A4 CLEAR HOLDER SERIES BACK-GROUND-PHOTO
bnoo21 ウチは黒猫グッズで埋め尽くされております。本物の黒猫も2匹いますが、グッズとしての黒猫まで含めると、いったい何匹…。
 で、最近生徒が買ってきてくれたのがこれ。予備校内のショップで売っていたということで、とりあえず1000円渡して買えるだけ買ってきてくれ、と頼みました。
 これはいいですねえ。素晴らしい。ウチの大和守弥右衛門が怒った時の顔にそっくりです。猫好きにはたまらん瞬間ですね。可愛すぎる。
 この素晴らしいセンスの商品を売ってるのは、いったいどんな会社だ?ということで、調べてみましたところ、エトランジェ・ディ・コスタリカという謎の会社さんでした。
 謎…というのは、まずは社名。etrangerはフランス語ですかね。diはイタリア語?そしてcostaricaはCosta Ricaですか?無理やり訳せばコスタリカの外国人…。あれ?コスタリカってスペイン語しゃべってるんじゃなかったっけ。う〜んうまいネーミングです。わけわからなさが、いかにもエキゾチック。で、結局日本の会社。もう、この時点でセンスよし。
 ホームページを見てみると、さらに謎が深まります。輸入雑貨屋さんなのかなと思うと、基本的には自社(関連会社)デザイン開発の商品を売っているようです。そこにヨーロッパのグッドデザインな商品を加えてラインナップしている。なかなかユニークです。全体に、謎めいて無国籍外国風でありたい、との意志が感じられますな。
 カタログがpdfでダウンロードできるので、それぞれ見てみると、どれもかなり個性的なデザインでして、眺めていても全然飽きません。たしかに全体として、アバンギャルドなような、トラディショナルなような、ドメスティックなような、インターナショナルなような…とにかく社名同様にボーダーレスというか、ハイブリッドというか、とても不思議な感じがしますね。没アイデンティティーのようで、実に個性的。うまい展開ですね。
 私のような田舎者は、この会社の存在を全く知りませんでしたが、東京などでは結構有名なようです。三越を中心として、おしゃれデパートに直営店をいくつか持っているようですし。オンラインショップもオープンし、近くアウトレットショップもできるようですので、少し集めてみようかな。ウチも思いっきり無国籍風ですので。ものも人間も猫も。とりあえずは、2006年用のカレンダーかダイアリーを…。

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2005.10.03

『ノラや』 内田百けん (中公文庫)

4122027845 先週の金曜日の興奮いまださめやらず。そこで、いい具合にクールダウンしてくれる読み物を…うん、やっぱりこれでしょう。
 それにしても、内田百けんの「けん(門の中に月)」が表示できないってどういうことですか。入力はできますが、保存すると「内田百?フ」になっちゃいます。「?フ」って言われても…なんとも脱力してしまいますな。沈静化には効果ありですか。まあ、仕方ない、百けんで行きましょう。
 さて、この本は、私にとって文章のお手本の一つです。私がお手本としている書き手は、ジャンルごとにたくさんいるわけですけれど、文学畑ですと、この内田百けん先生、太宰治先生、幸田文先生といったところでしょうか。少し対象を広げれば、串田孫一先生や赤瀬川原平先生、それに鈴木孝夫先生(やっぱりまた出ちゃった)も、文章の先生です。
 特に、この内田先生(ホントは百?フ先生って書きたいんだけどなあ)の軽妙洒脱な文章は、私の憧れですよ。こういう自然な文章書きたいですね。内容、文体ともに完璧。日常の風景のようにさりげなく流れゆく言葉たち。力んだ、作られた言葉にではなく、こういう言葉に生かされている自分に気づくこと、そのことこそが、内田先生の文章を読む喜びです。
 だいたい、猫を溺愛している、もうメチャクチャに惚れている、そのことだけでも私にはたまらない。これは、まあ猫好きにしかわからない部分でしょうが。また、本人同様メチャクチャな奥様に関する描写がたまりませんね。ウチの夫婦も全く同じ状況ですので、先生の気持ちがよく分かります。男って、ふだん愛情を上手に表現できないんですよね。実はカミさんの(女の)愛情には負けないぞって思ってるんですけどね。そこがまた実にリアルに可愛く表現されています。
 文体の特徴はなんなのでしょう。上に挙げた私の先生方の文章の特徴の一つは、そのリズム感だと思います。私は文学以上に音楽を愛する者ですから、そのあたりに敏感なのでしょう。そのリズム感が醸し出される仕組みについては、大学時代、「言語美学」(ソシュール研究家の小林英夫さんですね)を通して考えましたが、やはり無理でした。
 私の感じるところによれば、この内田先生のリズム感は漱石先生譲りではないようです。漱石ってリズム感悪いですよ。私に言わせると。内田先生は宮城道雄先生との親交が深かった。私もいちおう琴など弾きますので、そんなシンパシーも含めて考えますと、やはり内田先生の美しいリズム感は、日本語と密着した音楽から学んだものだと信じたいところです。宮城先生も内田先生から多くを学んでいますし。
 内田先生と言えば、黒沢明監督の「まあだだよ」も思い浮かびます。これはちょっといけなかった。内田先生はあんな、ただのいいオジサンじゃなかったと思いますよ。あまりに美化しすぎた。クロサワは、もうあの時死んでいましたね。
 とにかく、今日は内田先生の「ノラや」「クルや」の情けない声に癒され、私の心に久々夕凪の戻った一日でした。ありがとうございました。

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2005.07.24

野うさぎinウチの庭

rabit11 ウチは富士山の別荘地の中にあります。まわりはお金持ちばっかりでして、ウチのような庶民はちと浮いてます。
 別荘地というのは、その別荘地的環境保全のため、いろいろなルールがあります。庭をキレイにしておけ!というのも暗黙のルールの一つでありまして、そういう意味でも、ウチは浮いています。
 私は、人工的なガーデニングという発想と行為が大嫌いで(ウソです)、やはり自然は自然のままが良い、手付かずの自然を自宅の庭で再現するのだ!とばかりにやっておるわけです。両隣のお宅などは、雑草は一本もありません。見事に抜かれております。あるいは、枯らされております。それははたして自然と呼べるのか?皆さんは、休日に都会から自然を求めてやってきてるのではないのか?ここまで来て、なぜ自然を管理制御しようとするのだ!なんちゃって。
 しかし、ウチのような不法行為も、実際メリットを生むこともあります。両隣では雑草として処理される目立たぬ山野草の、小さく地味な花の美しさ。それらに集まる虫たち、鳥たち。これは冗談でなくいいものです。
 そして、ついに究極のお客さんが登場!!
 最近、ウチの居間の前の小さな森に野うさぎが住みついているのです!一日数回目の前に出てきて、草を食べています。もう、かわい〜い!なんてもんじゃない。子どもも「ピーターラビットだ!」と大騒ぎ。黒猫たちも狩猟モードで大興奮。
 そのウサギちゃんが食べているのは、クローバーの葉っぱです。もともと芝をはってあったのですが、私たちのポリシーに則り放置していたところ、自然の摂理に従いクローバー畑になってしまいました。それはそれできれいだし、ここでは高麗芝はある意味不自然。いいやこのままで、と思っていたところ、思わぬお客さんの来訪があったわけです。う〜ん、やっぱり自然のままがいい!
 いやはや、ホントに可愛いんですよ。結構近づいても平気でムシャムシャ食べてます。たまりません。
 このあたりでは、リス、ウサギ、シカ、イノシシなんかをよく見かけます。最近はクマも目撃されたりしてます。今度は朝起きてカーテンを開けたらそこにクマが…なんてこともあるかもしれません。ウチの庭ならありえるな…。

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2005.07.20

『猫の文明』 赤瀬川原平 (毎日新聞社)

4620315869 最近ダメです。どうもストレスというやつらしい。で、その原因は自分にあるというのはわかっているわけでして、どうにも厄介な自家中毒であります。日頃のいいかげん(良い加減ではなくloose)のシワよせですな。ゆるんでばかりじゃダメってことです。まっ、私のことですから、また適当に乗り切っちゃうと思いますのでご心配なく。ってか、誰も心配しないか。
 こんな時はさっさと仕事を片づけて…ではなく、さっさと現実逃避しましょう。いきなりリゾートとしゃれこみます。住んでるところがリゾート地のど真ん中ではありますが、そこでもストレスが解消できないとなると、これはもうあそこに行くしかない。そう、脳内リゾートです。
 この脳内リゾートという技、たぶん赤瀬川原平さんの発案だと思います。バブルが崩壊して、ホンモノ?のリゾート地が夢の跡みたいになっちゃた後、要は金のかからんリゾート地はないだろうか、といろいろ考えていたら、あったあった、灯台下暗しだ、ということだったのでは。身近も身近、自分の脳ミソの中にあったと。
 自分の脳ミソの中にも、日常的でない心地よい環境が開発されず残っている。ちょっと工夫して開発してみると、そこには経験したことのないような快感が…。赤瀬川さんで言えば、たとえばステレオ写真。私もはまりました。そして、それを共有する「茶会」。なるほど、日常の喧騒やらストレスから解放されて、全く新しい空気を吸うことができる。
 で、この本は「脳内リゾート計画」として連載されたものの加筆編集版です。当時、つまりバブル崩壊後の、あの何かを悟ってしまったかのような空気を、ゆる〜く脱力した街の風景と猫(こっちはいつもゆるいか)の写真、および軽みをきわめた文章によって、見事に描写した内容です。てか、見事もなにも、あんまり深く考えていない。そうじゃないと全然リゾートじゃないですしね。
 久々に読んだり、眺めたりしましたけど、なるほどリゾートですな。再びソートするという感覚。リクリエーションとかリラックスとかもそうですね。時々「リ」をしないと、人間は一本調子になって肩が凝ってしまう。一本で行くことも大切ではありますが、照顧することもまた必要なことです。心においても体においても、それらのアレンジメントが上手にできればいいですね。金をかけずできればさらに良し。人生の達人。
 し、しかし、リゾート地から帰還するとそこには現実が…。よったシワを伸ばしたのではなく、さらに先送りしただけ。でも、そのうちシワも積もれば山となる。立派な山になったら、そこをリゾート開発しようかな。なんてね。
 あっ、そうそう、この本、後半は猫より犬が多くなる。ちょっと人里に帰ってきたような気がします。まあ、そうして少しずつ現実に戻らないとね。読者に対する赤瀬川さんのちょっとした思いやりでしょうか。

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2005.05.19

『猫大好き!』(DVD) シンフォレスト

B00005ODLM ひたすら猫・ねこ・ネコというDVD。猫好きにはたまりませんが、猫嫌いにもたまりませんね。たまらない意味が違いますけど。
 私は猫好きですから、やっぱりたまりません。可愛いですよ、ホントに。癒されます。
 では、どんな猫DVDでも良いのかというと、ちょっと違うんです。実は他にもいくつか持っているのですが、やっぱりこれがダントツで優れもの。とってもよくできています。
 まず、ジャケットは別として、子猫の登場が少ない。本当の猫好きは子猫より大猫を好みます。子猫ばかりの甘甘映像をよく見かけますが(写真集も含めて)、あれは疲れますね。たしかに子猫は可愛いけれども、猫の本質を考えると、あれはホンモノではない。どの動物にも共通の可愛さでして、子猫固有のものではありませんね。
 猫の本質は、成長するにしたがって顕著になってきます。高僧のように微動だにしない猫。世渡りのために媚を売る猫。いろいろですが、とにかく犬にない精神性を発揮するのは、大人になってからです。
 そんな成猫の姿をこれでもかというくらい見せつけられるのが、このDVDです。基本的にはBGVですから、それは全体に可愛らしさ、美しさを追求していますよ。でも、飼い猫にせよ、野良猫にせよ、ここでは極力自然な姿を撮影しているように思われます。まずそこに好感が持てます。
 カメラワークや編集もなかなかのものです。安い粗悪なDVDなんか、ホントにひどいですからね。家庭用のDVカメラでいいかげんに撮って、それで家庭用のパソコンで適当につなぎました、なんてのはザラ。いくら980円でも許せませんよ。こちらさすがプロのお仕事です。それはそうです。CMなんかでも有名なコックスプロジェクトのお仕事ですからね。
 あと、音楽ですね。全体がライト・ジャズなのですが、このヴァイオリンはいったい誰なんでしょうねえ。とってもお上手なんですよ。クレジットされていないのがもったいないくらいです。BGMとしては最高の質だと言えましょう。
 というような感じで、とにかく環境映像、環境音楽として流しっぱなしにしてもよし、じっくり見てもよし、です。ハートフル・ストーリーや写真館などもオマケ以上の充実した出来栄えでして、3000円で80分、上質な時間を過ごせるという意味でも大おススメ。つまらんCDやら本を買うより、ず〜っと賢い買い物でしょう。シンフォレストさんの作品は、だいたい買って損しないような気もします。それなりのこだわりとプライドをもってお仕事しているのでしょう。
 それにしても、作品中に出てくる猫の島「イドラ島」…行ってみたいですね。まさに地上の楽園です。
 
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2005.05.12

『ガーフィールド ザ・ムービー』 ピーター・ヒューイット監督作品

B00067HCXA 『CASSHERN』と一緒に借りたこの「ガーフィールド」。見事にキャシャーンと対照的な作品でした。うん、この組み合わせは良かった。両者の特質が際立って見える。
 アメリカのアニメや映画では、だいたい猫は悪役。顔つきもキツくて可愛くないキャラがほとんどです。このガーフィールドもいや〜な顔してます。ただ、性格的にはわがままでキツくても、なんか憎めない存在なんですよね、アメリカの猫たち。たぶん、そういうアメリカ人の象徴として描かれてるんでしょうな。犬は従順ですから、アメリカ人ではありません。猫は個人主義です。だからその描かれ方には、アメリカ人自身とともに、彼らが個人主義とどうつきあっていくか、個人主義の集合体にいかに社会的な温かみを見出すか、といったような、そんな潜在意識が見え隠れしているように思います。
 さてさて、映画でのガーフィールドは、原作のコミックやアニメよりかなり柔らかくなっていますね。原作コミックはどちらかというと大人向け。ブラックジョーク満載です。映画ではファミリー向けになっています。これもキャシャーンと全く逆です。キャシャーンは家族と一緒に観れません。
 あと、キャシャーンと逆と言えば、CGのあり方です。キャシャーンでは主人公たる人間たち(新造人間もいますが)が実写。その他はほとんどCG。ガーフィールドでは基本的に主人公だけがCGで、あとは実写。このコントラストは面白いですよ。両作品をそれぞれ逆の手法で製作するのはほとんど不可能でしょ?内容と技法の関係、あるいは技法と内容の関係を考えてみるのも面白いですね。一方で、演技する生身の人間にとっての難しさは同じかもしれないですしね。ジョン役を大滝秀治がやったとしたら(笑)、やっぱり「どうしたらいいかわからない」でしょう。
 内容のコントラストは説明するまでもないですね。とにかくガーフィールドの物語は、伝統的な予定調和の世界であり、だからこそわかりやすく、ハートウォーミング。普遍的であり、安心である一方、挑戦や革命はありません。
 まあ、ガーフィールドは、作品全体がピクサーに対する風刺になっているとも言えますけど。それはそれでかなりピリ辛かも。 
 私は吹き替え版で観ましたので、ガーフィールドの声は藤井隆くんでした。あっ、乙葉さんとのご婚約おめでとうございます。最近、お笑い芸人はおいしいとこどりしますね。名倉しかり、ウッチャンしかり、あとスピードワゴンの井戸田さん?たしかに彼らはそれなりの才能と人柄をお持ちですからね。おっと話がそれた。藤井隆くんもなかなか頑張ってましたよ。一生懸命さ、まじめさが伝わってきました。ただ、ビル・マーレイの吹き替えっていうのは、きついっすよね。私はビルの声では観ていません。もうすぐ、特別編が発売になるようなので、買ってみますわ。
 いずれにせよ、キャシャーンとの抱き合わせで貸してくれたフォトグラファーに感謝します。とってもナイスなカップリングでした。

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Amazon ガーフィールド ザ・ムービー 特別編

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2005.04.06

黒猫マスコット(Maukie)

この黒猫ちゃんは動きません