シャンバラ 『SHAMBARA』
1989年の隠れた名盤。
カシオペアのベーシスト櫻井哲夫さんとドラマー神保彰さんを中心としたボーカル・バンド。これは今でも新しい音楽ですね。
フュージョンにボーカルが乗るという意味では、これぞ真の「シティ・ポップ」と言えるかもしれません。実際、最近欧米で大変高く評価されているようです。
ツイン・ボーカルというのも珍しいし、一昨年亡くなった山本寛斎さんがファッション面で協力したり、ダンスも取り入れたりと、ヴィジュアル面でも新しいチャレンジをしていました。
残念ながら、カシオペア本体野呂さんらとの軋轢もあり、お二人はカシオペアをやめることになってしまいました。さらにシャンバラとしての活動も思うようにいかず、結局この「伝説のアルバム」1枚を残して自然消滅してしまったのは、なんとももったいないことでした。
櫻井さんと神保さんは、これを機に「ジンサク」として活動することとなり、昨年久しぶりにニュー・アルバムを発売しましたね。
ちなみにキーボードの梁さんは、のちに平昌オリンピックの音楽を担当するなど、韓国で大活躍。
あらためてすごいバンドだったなあと思います。ちょっと早すぎたのかなあ。ようやく時代が追いついたようにも感じますね。
いくつかライヴ動画がありましたので、そのヴィジュアル面にも注目してください。
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