カテゴリー「ニュース」の66件の記事

2008.02.08

メイド@NHKニュース7〜MADニュース

 今日はカゼ気味で調子悪かったんですけど、面白いことがいろいろありました。地元ならではのラッキーな話が盛りだくさん。私の憧れる大好きな尊敬する人たち、太宰治、吉井和哉さん、フジファブリックの志村正彦くん関係の話がドドドーッと矢継ぎ早に!まじ富士北麓に住んでて良かったなあ…。
 と、感慨にふけりつつ、しかし体調不良でもあったので、早めに帰宅させていただきました。よって久々にウチでNHK7時のニュースを見ました。そしたら…グォ〜、ドゥワァ〜!?
Hstgb いきなりメイドさんですかぁ!皆さんご覧になりましたか?この瞬間を。私は呆気にとられて箸を落としてしまいましたよ。
 番組も後半にさしかかった頃です。NHKの今年度予算・事業計画を国会に提出という、ある意味非常に重要かつお堅い、そして様々な問題もはらむ内容ですよね。最近不祥事が続きいろいろと風当たりも強いじゃないですか。視聴者に対してもかなりナイーヴになるべきニュースです。
 で、その事業計画の中で、テレビ国際放送において「日本文化を世界に紹介する外国人向け番組の充実を図る」というのがありまして、たしかにそのように阿部渉アナが原稿を読んだんですね。で、私もなるほどそれはいいことだと思い、皿の上のカキフライからテレビの画面に目を移したところ…!!
 おいおい、日本文化ってメイドさんかよ〜(笑)。オタク文化かいな。うひょ〜。阿部さんのまじめな声とまじめなテロップの背後になんだか4人のメイドさんが…。それもなんだか微妙な…いやいや、これはすごい。
 久々にウケましたよ。7時のニュースでこんだけ笑わせていただいたのは何年ぶりでしょうか。いやはや。
 日本文化ってこういうことだったんだ。たしかに今さら浮世絵とか歌舞伎とか寿司っていうワケにはいかないでしょうね。冷静に考えて今外国人が興味を持っている日本文化って、いわゆるオタク文化ですからね。かといって、特定のアニメやマンガ、あるいはヴィジュアル系バンド、デザイナーさんなんかを登場させるわけにはいきません。そうすると、不特定性が高く、しかし(ルーツは外国にありながら)今や日本を代表する文化に育ったメイドさんを登場させるしかないですよね。うん、実は実にNHK的な選択であったと。なるほど。何も間違っていない(笑)。
 さて、そんなNHKの7時のニュースですが、今や昔の面影がなくなりつつあります。演出的にも、たとえば番組の入りのところなんか、いきなり映像と「コピー」という、民放のニュース(ほとんどワイドショー)の二番煎じみたいなことになってますし、正直阿部渉アナにも伝統的な重みが感じられない(いい人なんですが)。また、今日も全開でしたが、気象情報の半井小絵たんですね、彼女の存在もオヤジに媚びを売っているようであんまり好きになれません(いい人なんですが)。とにかく、私としては昔のように演出なしの硬派直球勝負をしてもらいたいんですね。ま、時代の流れというのはわかりますが、下手な演出をするとだいたい中途半端になってしまって、結局痛いことになるんですよ。そういう意味ではNEO Expressの方が王道を行ってたりして(笑)。
 ところで、そういう往年のNHKニュースに関連して面白いものを思い出したので紹介しておきます。
 そう、昔のNHKニュースって恐かったじゃないですか。子どもにとって。内容も難しい大人の世界だし、無表情で淡々としてるんで。父親が一生懸命見てるのを「何が面白いんだろう」って不思議に思ってました。
 特にAMラジオのニュースは恐かった。あの音質。あのアナウンス。夜中とか偶然聞いちゃうと、なんだか寝られなくなっちゃうほど。音楽とかもないし、とにかく暗黒というか空白というかに、淡々と冷静に点綴されていくおぞましい殺人事件や交通事故。恐かったなあ。
 で、そういう古き良きNHKワールドを逆手にとってパロディー化したものに、いわゆる「MADニュース」というものがあります。まじめで恐いものが、アレンジを変えるだけでこんなに面白くなってしまう。まじめほど面白いということはいろいろなジャンルであることですけど、その一番いい例がこれじゃないですかね。
 昔から、和歌の上の句と下の句をランダムに入れ替えたりする遊びがあったと聞きます。和歌ではありませんが、この前ウチの子の「アンパンマンかるた」で同じような遊びをしてみました。
 「いつもばたばたバタコさん」「ちんちん上手なめいけんチーズ」
 これらを入れ替えます。そうすると「いつもばたばためいけんチーズ」は全然面白くないんですが、「ちんちん上手なバタコさん」はなぜか面白い。こういうふうにアレンジメントにはセンスが要求されるんですね。で、YouTubeにあったMADニュースで面白かったものを紹介します。お気に召しましたら、関連ビデオも観てみてください。そのへんのセンスの具合で、面白いものもあれば痛いものもあります。私も今度やってみますね。



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2007.12.20

『日本の10大新宗教』 島田裕巳 (幻冬舎新書)

34498060 皆さんもニュースやワイドショーなどでご存知と思いますが、私が1ヶ月程前にこちらで「粉砕する!」と宣言した某霊感商法団体が警察の捜査を受けました。近い内にとりあえずは消えるでしょう。私と○○(ウチのご神体)を怒らせるとこういうことになるんです(笑)。
 あまりのタイミングの良さと、効果の覿面さに相談者もびっくりしておりました。私ももうちょっとかかるかなと思っていたんで驚きましたよ。これで全勝記録をまた伸ばしたな(笑)。
 というわけで、今日は祝杯を上げながら新宗教についての本を読みました。島田さんの本読むの久しぶりだなあ。この本はなかなか良い。入門書としては最高傑作ではないでしょうか。ここで取り上げられている10の団体は次のようになっています。

 天理教
 大本
 生長の家
 天照皇大神宮教と璽宇
 立正佼成会と霊友会
 創価学会
 世界救世教、神慈秀明会と真光系教団
 PL教団
 真如苑
 GLA

 うん、私が選んでもこれにかなり近くなるな。10選ぶのは難しいですね。ま、島田さんも難しいと言いつつ、結局10以上選んでるんですが(笑)。
 今回粉砕した団体もここに挙げた団体の一つの系列であることはたしかです。そのブツやホンを見れば瞭然です。私が知る限りはその親団体は迷惑しているようですので、まあ一部の元信者が勝手にやったことでしょうね。で、その親団体の親団体もここに挙げられています。そのまた親団体が大本であります。
 この本でも強調されていますが、カリスマ的な創始者の死後、つまらぬ内輪もめがあって分裂していく団体がほとんどです。そこには信仰に関する対立もあります。しかしそれ以上に多いのが「金(かね)」と「権力」ですね。そのへんについてのリアルな話はビートたけしの教祖誕生で分かり易く物語化されていましたっけ。
 で、だいたい分裂してダメになっていくんですね。今回の一件もそうです。カリスマ性というのもエントロピー増大の法則に従って雲散してしまうんでしょうかね。残念です。
 さてさて、この本の優れているところ、それはまず島田さんによる解説が実に公平かつ客観的であるということです。ご本人も述べている通り、この本は各宗教の優劣を計ることを目的としていません。あくまでも宗教学者として、世界中の宗教に精通した上で、それぞれをその中に位置づけている。歴史的な流れを記述しつつ、その経営的手腕や思想の現代性、また将来予想される問題点なんかも挙げている。なるほどなあ、とうなずく点が多々ありました。
 また、彼はそれぞれの団体をちゃんと訪問しているのがよろしい。それは私と同じです。で、その印象を正直に書いている。ある意味それは私感であって客観的ではないとの批判もあるかもしれませんが、信者ではないものの印象を表現するということは大切なことなんです。なぜなら、世に出るのは内側からのプラスイメージばかりなので。あるいは、マスコミによるマイナスイメージですね。だからバランスを取らなくてはならない。
 しかし、ここで思い出されるのは、あの件ですね。島田さんは大変なバッシングにあいましたっけ。そうオウム真理教についてですねえ。あの時、島田さんや中沢新一さんは最初好意的な評価をしてたんですよね。実際に訪問して、その印象からそういう発言をしていたんです。実は私も初期のオウムをよく知っているんですが、正直非常にまじめな出家集団だと思いましたよ。今どき珍しいよって人に言ってましたから。
 あれから10年以上経って、島田さんの心の傷もやっと癒えたんだなと思いました。そして、そういう経験を通じて彼も一回り大きくなったような気がします。基本的な姿勢を変えなかったのは立派ですよ。それこそ修行だったでしょう。
 さて、この本を読みますと、あるカリスマがやはり突出した存在であることがわかります。島田さん自身、そのカリスマだけは研究のしようがないと白旗を揚げています。大本の出口王仁三郎です。やっぱりそうなんだろうなあ。私もオニさんの大ファンなんですけど、こちらで紹介したように、彼に関してはどんな頭がいい人、どんな芸術家も、みんな白旗を揚げてしまう。言葉にならなくなってしまう。
 ま、ウチのご神体はその王仁三郎の手ごねによるものですから、そりゃあ最強でしょう。ありがたや、ありがたや。

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2007.11.29

『ピアノの詩人ショパンのミステリー』(NHK ハイビジョン特集)

Nakamichi 仲道郁代さん親子がショパンのルーツを訪ねる「ピアノの詩人ショパンのミステリー」を観ました。放送は昨日でした。
 ショパンはけっこう好きな作曲家です。彼の作品にアジアを感じるんです。演歌と言ってもいいかも。私はカツァリスによるこのレッスンを観て、そしてオリジナル楽器によるこのCDを聴いてすっかりショパンに魅せられてしまいました。それまではそれほど興味はなかったんですけどね。
 私は趣味で古楽器やったり、本職で古い日本語学なんてやってますので、根っからのオリジナル(原典)主義なんですね。主義というとちょっと堅苦しい感じがしますね。ただ、当時の音や質感や空気に憧れてるだけなんです。作者本人はどういう音を聴いていたんだろう、どういう演奏をしたんだろう、どういう気持ちで書いたんだろう…そういうのに異様に興味があるだけです。それを調べたり試したり想像したりするのが好きなんです。
 そんな私ですから、今回の番組の企画は興味深いものでした。仲道さんがプレイエルの音やオリジナルの楽譜に出会う旅なんですから。カツァリスのレッスンで私が驚いた、ショパン自身の繊細な指使い(ほとんど異常とも言える)や、Olejniczakの演奏で感激したプレイエルのあの高音も登場しましたよ。
 なんかいつも思うことですけど、近代以降の我々が工業化と市場経済の中で失ったものは、まさに「繊細さ」ですね。そして「響き」。音量 (エネルギー)と安定を得たかわりにその二つを失った。これは象徴的であって、もちろんピアノにあるいは音楽に限ったものではありません。
 仲道さんがプレイエルを実際に弾いて、ショパンのペダルを離す記号の位置が異様に早いことや、不思議な運指の理由がわかるシーンは、「ほらね」という気持ちで観ていました。はっきり言ってしまいますと、そういう想像や努力を怠っている音楽家が多すぎるんですよ。最終的にピリオド楽器に行くかモダン楽器に行くかは別として、いずれにせよ知っていなければならないことだと思うんですけど。源氏物語を原文で読むのと同じです。それも活字になったものを読むか、写真版でもいいから古い写本を解読するか。最後はやっぱり現代語訳で読もう、でもいいんです。
Hkj 後半イブ・アンリさんが登場しました。彼は今月来日し公開レッスンを行いました。その模様はこちらにレポートがあります。へえ、イグナッツ・プレイエル生誕250年、プレイエル社創業200年なんだ。知りませんでした。
 ちょっと話が飛びますけど、ヤマハがベーゼンドルファーを買収するというニュースが流れていましたね。もちろんベーゼンドルファーはモダンピアノの製造会社ですが、なんとなく寂しい話ですね。ヤマハも優れたメーカーだと思いますが、いわゆる「繊細さ」ピアニッシモの美しさにおいてはベーゼンドルファーの方が勝っていたと思うのは私だけでしょうか。ま、素人の感覚ですけど。
 ピアノを弾けない私、カシオのエレピしか持っていない私が偉そうなことを述べてしまいましたが、まあ現代のピアノを飛び越えて、フォルテピアノなんかは人より触っている方だと思いますので、お許しを。
 それにしても、この番組で一番心に残ったこと。仲道さんもいつのまにかいいお母さんになりましたなあ、ってこと。娘さんとの心温まる触れ合いに感動しました。

NMLでプレイエルによるショパンを聴く(短調の曲ばっかりだな)

プレイエルによるショパン(他)の録音は、私も音楽祭でお世話になっております小倉貴久子さんのこちらがおススメ。
Amazon ノクターン~ショパンの愛したプレイエル・ピアノ

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2007.11.27

『世界を信じるためのメソッド』 森達也 (理論社)

ぼくらの時代のメディア・リテラシー
65207821 先ほど香川坂出の事件の容疑者が逮捕されました。この事件に関しても世の中では興味本位の犯人探しが横行しました。その発端になったのは、いつものとおりマスコミの報道の姿勢と内容です。
 昨日の霊感商法の話も本質は同じです。その団体の主催者の書いた書物を読みましたが、本当に噴飯もので、呆れる以前に大笑いしてしまいました。宗教的、霊的、言霊的な誤謬が甚だしいだけでなく、これはもう地獄への落ち方の教本ですよ。なんでも「お金」ですから。金が全て。ありえません。さっさと地獄へ落ちてもらいましょう。ま、地獄の沙汰も金次第と言いますが…(笑)。
 我々はなんでこんなに愚かなんでしょうね。いわゆるリテラシーの欠如です。与えられた情報を吟味することなく受けいれてしまう。批判能力のない大人は危険な社会を生みます。歴史を繙く必要もありませんね。わかりきったことです。
 我々教育関係者の責任は重いですよね。学校でそういうことを教えないんですから。ただこれを覚えろというばかり。大学入試でも問われるのは「いかに鵜呑みにして丸暗記したか」です。いやだなあ。
 ここのところ一段落しましたが、そういう意味では小論文の指導というのは大変な反面、実に楽しいものです。私が一番教えたい世の中の見方をじっくり教えることができるからです。数ヶ月の指導で生徒たちは本当に変身します。自分でもビックリするくらい世の中が違って見えてくるとのこと。
 さて、そんなリテラシーについての名著がこれです。これは来年度から新入生の課題図書にしようと思っています。基本的に中学、高校生対象の内容ですが、ぜひ大人にも読んでもらいたい。
 森達也さんは私の最も尊敬する映画監督、ドキュメンタリー作家、論者の一人です。このブログでは、森氏が企画として参加した『ミゼットプロレス伝説〜小さな巨人たち〜』しか紹介していませんけれど、実は私に大きな影響を与えている人です。
 上記の作品も小人プロレスという放送業界のタブーに挑戦した作品でした。その後も森さんはさまざまなタブーに挑戦していきます。結果としてそのためにテレビ業界を追われることになってしまう、いや、様々なタブーや利害関係によってあまりに偏った報道や放送がなされていることに嫌気がさして、自ら業界と距離を置くようになったというのが正しいかも。その後オウムの信者の実態を追った自主製作映画「A」のシリーズを制作し高い評価を受けました。
 そんな、世の中の裏も表も知り尽くした彼が、子どもたちのために書いたのがこの本です。だまされてはいけない、メディアは人であり、だからこそ間違うこともある、では何をどう信じればいいのか。
 実体験や実例が生々しく、それだけでも充分大人にとっても刺激的ですし価値あるものです。そういう世の中の事象の最先端(先っぽ)にあえて身を置くのは勇気のいることですよね。しかしそこからしか見えない「真実」…それはすなわち世の中が多様で豊かであるということ…もあるわけです。
 そういう努力を、あるいはそういう努力の真似ごとさえもしない私たち。検証能力を失うことは盲目的な原理主義を生む基礎を作ります。
 それにしても、どこを見ても「金」「金」「金」。「金」がなければ幸福になれないって、バカが書いた1万円の本に書いてありました。自分の本は本当なら1兆円で買ってほしいとまで書いてありました。もう噴き出すべき飯もないほど情けないことです。そんなものを信じて金づる探しに奔走する主婦たちがいることに、本気で哀しみを感じてしまうのでした。地獄へ落ちろなんて、本当は冗談にも言いたくないんですよ。一番嫌いな言葉なんです。でも、あえてそう言わなければならない時もある。毒をもって毒を制す。
 昨日と同様、お前が一番怪しい、危なそう、と言われるかもしれませんね。でも大丈夫。私は「自己リテラシー」はしっかり鍛えてますから。いつも自分の先っぽに立ってますのでご心配なく。

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2007.11.26

粉砕!悪徳霊感商法(エセ宗教)!!

↓諸般の事情によりモザイクかけます。
Tji 今日は非常に腹立たしい。ふだん怒ることのほとんどないワタクシもこれにはさすがに怒り心頭にハッスルしちゃいます。絶対粉砕してやる!
 と、まあ怒りながらもオヤジギャグを忘れないあたり、まだまだ大丈夫だと自分で自分を冷静に分析しているのでありますが、しかし!ことこのことに関しては許しません。
 で、なんのことに関するのかと言いますと、「宗教」「金」「マルチ」「主婦」であります。ん?何のこと?
 …実はこういう場所ではあんまりはっきり書けないんです。なぜなら、今日相談に来たある人にいらぬ迷惑がかかってもいけませんし、また私の粉砕計画に支障を来しかねないからです。
 しっかし、ブツブツ…「神」を騙って純真な女性(なぜか男性はターゲットにならない)から金を巻き上げる極悪非道団体、いつの世にも跋扈してますなあ。特にですねえ、山梨県は昔から多いんですよ。それこそ平安後期ぐらいから(笑)。富士山もありますしね、生黄泉の国ですし、それぞれの時代において新興宗教のメッカになってきました。カルトの巣窟とも言えるな。オウムもしかり。
 私は別になんの団体にも属していませんけれど、それなりに宗教的信念みたいなものはあります。ですから、正直バカみたいですし大きなお世話かもしれませんが、今までもそうしたマルチまがいのエセ宗教団体とは真っ向から勝負してきました。ちなみに全勝です(逃げるが勝ちも含めて…笑)。
 最近のスピリチュアル・ブームや、癒し、ヒーリング、霊感なんかの潮流に乗っかって、まあいろんな団体が悪さをしてますよ。皆さんもお気をつけください。
 今日の相談者はまだそれほど被害額が大きくなかった(とは言っても10万円単位でした)。この段階で気がついて良かった。彼女が購入させられた物品や書籍を持ってきてもらいましたが、もう一目であの系列だって分かりましたよ。くだらない。本当の神仏に対する完全なる冒瀆です。こういうことをやってる上層部(下層部の皆さんは可哀想にだまされてるだけ)の連中は絶対に地獄に落ちます!落ちてもらいます!人の弱みや純粋な心につけ入り、金もうけするなんてとんでもありません。
 彼女、それらの取扱いについて(よくある)注意をされていましたが、私は目の前でそのバカバカしい「戒」を思いっきり破ってやりましたよ。いや、本当に破ってはないですよ、ビリっとはね。だって、ウチのコレクションにするんで。人間の愚かさコレクションですよ。そのうち博物館(美術館)ができますね。ちなみにオウム関係もかなりレアなものがあります。
 さっきも書いたようにあんまり詳しく書けないのが残念です。その団体は山梨に本部を持っています。会社組織です。宗教法人ではありません。いつか絶対に上層部も含めて改心させます。大きなお世話をするのが私に与えられた神業なので…って、お前が一番危ないぞ!という声が聞こえてきそうですね。
 女性をだます商売は、宗教や美容関係、健康食品なんかを合わせるとウン兆円市場だと言われています。女性の皆さんもしっかり勉強しましょうね。そういうリテラシーを身につけましょう。今はネットでいろいろなことが分かる時代です。ネットが全てではありませんが、何かに興味を持ったらササッとググりましょう。それだけでかなり危険を回避できます。
 たとえばこの団体についてはこちらのサイトにかなり詳しく出ています。
 ちなみに私はこの団体のようにお金を取ったりしませんので、相談したい方はいつでもどうぞ。

たまたまこんなニュース

粉砕しました(?)

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2007.11.23

ドクター中松

Nakamats2 すっかり寒くなりました。今も外はマイナス6℃。今年は灯油が高いのでウチでは床暖房は禁止されております。小さな小さなファンヒーター一つで家全体を暖めております。でもなんとかなるもんです。ただ着込んでいればいいわけでして。やっぱりVIVA!原油高だななんて考えながら、赤いポリタンクからシュポシュポ灯油をくみ出しております。
 そう、このシュポシュポ(サイフォン…正式名醤油チュルチュル)はドクター中松氏の発明と言われています(あくまで「言われている」…フロッピーディスクも同様)。
 そのドクター中松さんのこの文章が物議を醸していますね。産経新聞もよく載せたよなあ。いや、産経ならではなのかも。
 私基本的にこういう「天才バカボン」に出てくるような変なおじいさん大好きなんです。ぶっ飛んじゃってるけどどこか可愛らしさもあり、ものすごいバイタリティーを持っている人。で、案外本質をよくわきまえている…まさにバカボンのパパですね。
 私はこの文章を読んで、正直「いいこと言ってるな」と思いましたよ。人がなかなか言えないこと、いや言う人はいるけど、ちょっと違うテンションになってしまいそうなことを、彼らしくシンプルにストレートに言ってくれたと思いました。
 実は私にとってドクターは「同志」でもあるんです。彼、数年前にイグ・ノーベル賞を獲ったじゃないですか。あの時の研究内容覚えてますか?そう、我らが中松義郎博士はですねえ、御自分の食事を35年間にわたって撮影し続け、そして健康長寿のための独自の食事理論を開発したんでしたね。
 なんとその結論が「一日一食、夕食だけ」だったのです。あらら、私のやってることと全く一緒じゃないですか。私、ドクターがそんな研究してるだなんて全然知らなかったんで、あの時はビックリしました。ちょうど私が一日一食を始めて1年くらい経ったところで、自分でも「こりゃあいいぞ!」と確信したまさにそういうタイミングだったんで。これがホンモノのノーベル賞だったら違った喜びがあったのでしょうね。でも、自分としてはigで良かった。こういう修行みたいなことはギャグ化しないと続きませんので。
 で、そのへんの研究(?)や受賞やその他もろもろのことについてのドクターの発言はこちら(特にインタビュー)をぜひお読みください。リアルバカボンワールドです(笑)。いやあ、本当に尊敬します。
 中松博士も来年には80歳だそうです。ご本人の理論が正しければ144歳まで生きるはずですので、まだまだ中年だとのこと。ある意味私は彼よりも早く「一日一食、夕食だけ」を実行し始めていますので、こりゃあ150歳はかたいな。とすると、まだまだひよっ子、成人してないかもしれないぞ。
 一度お会いしてそのエネルギーを浴びてみたい人の一人ですね、ドクター中松。まあ、あと64年もありますから、どこかで実現するんじゃないでしょうか。氏、144歳、私108歳とかで(笑)。

ドクター中松公式

ドクター中松小事典

「ドクター中松」研究報告
 
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2007.11.19

黒猫

R なに〜!?黒猫を年間6万匹も殺しただと〜!!許さん。
 Yahoo!ニュースに『「黒猫は縁起悪い」は迷信、イタリアで啓発イベント』というのがありまして、読んでみてびっくり。
 黒猫が縁起が悪いだなんて、いったい誰が言い出したんでしょうか。黒猫は福猫だというのは日本では古くからの定説ですよねえ。日本では神話の時代から烏や黒猫は縁起のいい動物なんですよ!しっかり勉強せよ、イタリア人よ(笑)。
 なんて、イタリアに限らず、欧米では魔女狩りの対象になったりして、ずいぶんとひどい目に遭ってきましたよね。かわそうに。日本でも向こうの影響でずいぶんと嫌われるようになってしまいました。
 一方で、黒猫を愛する人もたくさんいます。漱石の猫が黒猫だったことは有名な話ですね。あの吾輩も黒猫であるとの解釈が一般的です。
 もうお気づきと思いますが、私も黒猫を格別に愛玩する一人であります。このブログにも黒猫のMaukieが鎮座しておりますね。
Kuroneko で、ですねえ。もともとウチには大和守弥右衛門と丹後守新之助という二匹の黒猫がいたのですが、最近もう一匹の黒猫が加わったんですよぉ。
 いちおう通称「みーちゃん」であります。いずれ正式な名前を付けたいと思っていますが、こいつはメス猫ですので、ちょっとカワイイ名前をつけてやりたいな。
 実はこの新しい家族、脊椎を損傷しており、下半身が不随なんです。まだ生後2ヶ月くらいの子猫ちゃんなんですが、腰から下が動きません。
 ちょっと縁があってウチにやってきたんですけど、もうすっかり情が移ってしまってですね、ずっと飼うことになりそうなんです。下半身が不随であるため、排泄などは介助してやらないとできません。大変といえば大変ですが、私はさておいて、カミさんや娘たちはよけいに可愛いらしく、一生懸命世話をしています。
 まあ、これも何かの運命、何かの縁なのでしょう。実際、黒猫がいることによってウチにはずいぶんと福が舞い降りましたので、さらにパワーアップということで、ちょっと楽しみでもあります。
 黒猫だけ3匹、それも狙ったわけでなくたまたまウチにその3匹がやってきたわけでして、これはもう何かの思し召しでありましょう。黒猫の館と言われようと別に気にしません。
 黒猫はたいてい大人しく人懐っこいですので、扱いも楽。知性も他の猫よりも高いように感じるのは私だけではないでしょう。
 ちなみに出口王仁三郎も「玉鏡」の中で、『猫は魔の王であるから、家に猫を飼うておくと悪魔が来ない。猫を抱いておれば、おそわれるようなことはない』と述べています。そして真っ黒な烏は霊鳥だとも言っていますから、カラスネコとも呼ばれる黒猫は最強だということです。
 最近は寝室で家族四人黒猫三匹で寝ております。これじゃあ、夢にすら悪魔は入ってこれませんね。いいことです。

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2007.11.09

大歓迎!原油高

Gennyu97 原油高が止まりません。1バレル100ドルを上回るのも時間の問題でしょう。5年くらい前には50ドルを超えるとか言って騒いでいたような気がするんですが、こうなるともうどこまで行くのか、いや逆にイケイケ!って感じになってしまいます。
 なんて発言をすると不謹慎だ、ガソリンも高くなるし、これから寒い季節を迎えるのに灯油も高騰、我々庶民の生活に大きな影響があるではないか、と言われそうです。
 でも、ちょっとまじめに(ふまじめに)考えてみれば、このような状態がいかに人類にとって望ましいかがわかりますよね。
 ワタシもそうですが、ずいぶんと節約意識が高まりましたよ。車になるべく乗らないようにしよう、服を着込んで暖房温度を下げよう、余計なものは買わないようにしよう。
 企業なんか、もっと必死ですね。電気料金もそのうち上がりますし、いかに省エネするか、今そういう部署は大忙しです。まさに死活問題ですからね。
 これのどこが悪いんでしょう。温暖化防止!とか叫んでも実感がなければ実は何もしないというのが人間です。京都議定書とかマイナス6%とか言ってもね、庶民も企業も今一つピンときていませんでした。もちろん中には自らの行動を主張する人々はいましたよ。個人にせよ企業にせよ。でも、それはほとんどが自己満足か自己宣伝のためのものではなかったか。
 で、こういうふうに「悪の元凶」が高くなれば自然と二酸化炭素の排出量なんて減るんですよ。タバコにめっちゃ高い税金をかけている国では喫煙者が減りますよね。それで本人も周囲も健康的になる。それとおんなじです。
 どこかの変わり者教授も言ってましたけど、とにかくこのまま石油を使い続ければいいと。そうすれば最終的には完全に枯渇して温暖化なんて止まりますよと(もちろん、二酸化炭素量の増大が温暖化の原因だと過程した場合ですよ)。でも実際にはその前に価格がとんでもなく高くなって、誰も使わなくなりますよ。
 こういう大量消費世界、化石燃料をやたらと燃焼させるブームは、科学技術、工業技術、そして市場経済が作り出しました。それが最終的には、やはり市場原理に従って価格が高騰してブームを終わらせるわけです。そういう意味では、まさに「神の見えざる手」が働いているとも言えましょう。
 ま、ここのところの原油高は、市場原理に従ったものではない、誰かがもうけているだけだ、いや政治的なものだ、とか言う人もいますが、実はそういう個人(企業・国家)の思惑やかけひきも、マクロに見ると市場の原理の一つであるわけでして、なんら矛盾はないんですよ。
 とかく私たちはミクロな物の見方をしがちなんです。今の生活、今の実感、自分が基準。隣の家のことどころか、家族の未来すら見えていない。あまりにも人類はアホなので、「神」が動き出しましたかね。さあ、我々はどうやって乗り越えていくんでしょうか。たぶん、なんとかなるでしょう。だって、普通に我慢したり工夫したりすればいいだけですから。そのうち、あの頃はよかったなあ、ではなくて、あの頃は狂ってたなあ、バブルだったなあって思う日が来ますよ。
 まあ、とにかくこの原油高は歓迎すべきものであります。我々が何かに気づくチャンスです。みんなで頑張りましょう。愚痴を言ってる人は負け組です。

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2007.11.07

プッツン

Ozawa07 「プッツン」と言えば某女優のことだと思っていたら、この人もプッツンだった。少々驚きました。
 プッツンとは「きれる」ということ。「きれる」は普通に「切れる」なのか、それとも「キレる」なのか。どちらなのでしょう。「切れる」は緊張の糸が切れて緩んでしまう感じですが、「キレる」はテンション上がりますからね。正反対と言えば正反対。では、この真一文字…というよりヘの字に結ばれた口は何を物語っているのでしょうか。
 今回の騒動とも関係しているようですけど、あの安倍首相の「プッツン」は「切れた」って感じでしたね。テンション下がってましたから。あの時、私は「ドタキャン、バックレ、登校拒否」と書きました。考えてみると、この三つの行動にも二つのパターンかありますね。「切れる」のと「キレる」の。私も両方やったことがあります。若い時は仕事でもあったな。教室に行きたくないのと、行かないの。どちらにしても生徒は先生が来なくて喜んでましたが(笑)。
 そう、いずれにしても、自分以外の人にはうまく真意が伝わらないんですよ。「もう切れました」と言っても、相手は同情してくれないどころか反省もしません。「もうオレはさすがにキレた!」と表明しても、やっぱり相手は反省しない。結局自分が恥をかく。謝るはめになる。
 そうすると今回の小沢さん、どっちだったんでしょう。なんだか謝ってたことはたしかですけど。
 いや、待てよ、冒頭に書いた女優さん(今、勢いで上祐さんって打っちゃった。彼もけっこうキレてましたね)、すなわち石原真理子さん(沢尻エリカではありません)の「プッツン」は「いっちゃってる」っていう意味か。わけわかんないってことですね。まあ「切れる」にしても「キレる」にしても、はたから見ると「何やってんだ?」ってことになるわけで、つまり「いっちゃってる」ってことになりますか。そうすると安倍さんも小沢さんもやっぱり「プッツン」の王道とも言えるか。
 私も何書いてるんだかわからなくなってきたぞ。
 というのも、今日は私自身も「きれた」んですよ。「切れた」し「キレた」。少しですけど。正直忙しすぎて、さらに思い通りにいかないことが多くて、それでコントロールを失ってしまった。そうです、「プッツン」というのは制御系の断絶の音なんですよね。だからいろんな症状があって当然だ。
 さて、少し冷静につなぎましょう。今回のプッツン騒動の裏舞台(裏部隊)にはあのナベツネとシンキロウがいたということですね。ロートルいまだ衰えずと言いたいところですが、結果は失敗ですから、結局醜悪な印象を残してしまった。もともとお二人とも美しくないのにね。さらに醜の上塗りをしてしまった感があります。
 さらに言えば某宗教団体とかも裏で暗躍してそうですね。たしかに昔から宗教屋と新聞屋がフィクサーになることが多かった。でも、今やネット社会ですから、なかなか大衆を操作しにくくなったんでしょうね。そういう黒子がすぐに目に付くようになってしまった。私たちも上手に芝居を楽しめなくなってしまったってことでしょうか。上手にだまされることができなくなった。
 今回の一件も芝居だと思えばけっこう楽しめるわけです。つまり何度も引退してそれを撤回しても許されるプロレス的世界だと思えばいいんですよ。この世は壮大な芝居小屋であり、自分もあの人たちもみんな役者か裏方なんです。そうすれば、もう何が起きても驚かない。意外なことこそ楽しめる。野暮なツッコミを入れて不快になるより、楽しんだ方がいいのです。
 と言うわけで、今日の私は「プッツン」キャラを演じました。私は自分で言うのもなんですが、かなり穏やかで安定している波のない人間なんですが、3年に1回くらいは「プッツン」しないと、周りも飽きちゃいますからね。
 このブログも毎日毎日まじめに(?)書いてるだけではつまんないですよね。たまにはこういうプッツン記事もいいでしょう…いや、いつもと変らないけど…っていう声が聞こえてきそうですね。単なる呑みすぎだったりして(笑)。では、寝ます。おやすみなさい。

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2007.10.25

最近の若者は…

↓この粘土板は本文とは関係ありません。
Amaruna_letters 「最近の若者は…すばらしい、偉い」と断言します。今日小論文の指導をしながら、ふと気づきました。こいつら偉いなって。
 「最近の若者はダメだ」「最近の若いもんはなっとらん」というようなことが3000年くらい前の粘土板に彫り込まれていたとかいうネタが、もうだいぶ前ですけどネットに流れてましたね。なんだか眉唾です。プラトンだか誰かが「最近の若者は…」と愚痴ったという話も同じくらい眉唾ものですが、まあ今の大人たちを見るかぎり、昔もそういうこと言う人はたくさんいたと想像されることはたしかです。いや、たぶんネアンデルタール人あたりもそんなこと言ったんじゃないかな。最近のクロマニョン人とやらは…まったくぅ、どんだけ〜(とは言わねえよ!)。
 そうすると、1万年以上にわたって我々は悪くなり続けたわけでして、ずいぶんと人類というのは悪いヤツになってるはずですよね。で、実際はですね、まあ多少問題はあるけれど、いちおう当時より豊かで平和になってますから、どうも人類史上大量に生産された「最近の若者は…」という言葉の信憑性というのは、十分疑われるに値することがわかります。つまり、歴代の大人たちは自分たちのことを棚に上げて、愚痴り続けてきたわけでして、それはそれでなんとなく共感できるような気もしますが。
 さて、今日私が珍しく自分のことを棚に上げず「最近の若者は偉い!」って思ったのはですね、ある重要なバカバカしいことに気づいたからです。
 小論文の指導をしてますとね、現代の様々な社会問題を扱うことになるんです。「年金問題」「環境問題」「地域格差」「グローバル化」「いじめ」「ニート」「ネット社会」「少子高齢化」「偽装・捏造」…で、それらの解決法なんかを高校生に書かせるというパターンが多い。まあ、ありそうな話ですよね。普通のことです。
 でも、ちょっと考えてみてください。これらの問題って、全部全部私たち大人が用意した問題ですよね。用意したというのは、問題を作った、問題を作ったというのは小論文の問題を作ったということではなくて、その社会問題自体を作ったってことです。私たち大人が自分たちの欲望の実現に躍起になった結果生じた問題ばかりです。
 自分の娘たちのことを考えてみても、実に話は単純です。彼女らに関わる心配事、たとえば交通事故、変質者、ゲーム、ケータイ、ネット、アレルギー、いじめ、学級崩壊…どれもこれも大人や親が自ら用意してしまった危険ばかりです。本当に子どもたちのことを思えば、たとえば車に乗らなければいいし、ケータイも廃止すればいい。化学物質は使わなければいい。家でちゃんと道徳を教えればいい。そういうことです。でも、それはできない。する気がない。だいいちそういう発想がない。自分たちで自分たちの最も大切にすべきものを危険にさらしている。
 で、こうやって大人な人類は自分たちの集団的罪を反省せず、つまり棚に上げて、恥ずかしいことに、理論的になんの罪もないはずの若者、すなわち自分の子どもたちに対してグチリ続けてきたわけです。
 なんで、こういうホントのことを誰も言わないのでしょうね(笑)。
 それでですねえ、話をもとに戻しますが、小論文の課題って、そう考えるとものすごく変ですよね。
 だって、大人たちが作り出してしまった問題を提示して、若者たちに解決策を考えろ!って言うんですから。おいおい、なんだよ、その責任転嫁は。責任転嫁じゃないな。責任放棄ののち、しりぬぐいお願い、って言ってようなもんじゃないですか。その問題の解決策はあなたが考えるべきでしょう!?
 まったくひでえ話です。もちろん自分も含めてね。私もふだんは自分のこと棚上げしっぱなしですが、たまには棚卸ししますよ。てか、皆さんもたまには棚卸ししましょうよ。
 これほど多くの、大人が用意した誘惑があるこの世の中で、ホントに若者はそれに流されることなく、あるいは振り回されることなく、よく頑張ってますよ。もし、我々の世代の若い頃、こんなに誘惑があったらどうなっていたでしょう。だいいち、あの頃、今よりひどい犯罪や非行ばっかりじゃなかったですか。今の方がずっと平和ですよ。親殺し、子殺し、少年の犯罪、暴走族、シンナー吸引、喫煙、スケバン(笑)…今よりずっと盛りだくさんでした。もし、今の世の中に彼ら(私たち)がいたら、もっと道をはずれてますよ、きっと。
 というわけで、今日はホント反省しちゃいました。だから、生徒に心から「今どきの若者は偉い!おもえらはホントに立派だ!」って言ってやりました。やつらは「また変なこと言ってる」って感じで大笑いしてました。私は珍しくまじめだったんですけどね(笑)。まあ、ホントほめてやりたいです。少なくとも私の高校時代よりずっと勉強してるし…。

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2007.10.20

大人な対応

 いきなりですが、「大人な対応」をおススメします。皆さん大人な対応をしましょう。
2007101700000952sanspothum000 最近、反則・偽装・捏造・裏切りのオンパレードですね。いや、別に最近それらが急に増えたわけではありません。いつの世にも当たり前にあったわけです。ただ、それをみんなで糾弾して、怒って、呆れて「楽しむ」風潮があるということですね。ま、これも昔からよくありました。勧善懲悪ものは基本それですから。
 で、面白いのは、そういう時には必ず「大人なヒーロー」が登場するということです。たまに「悲劇のヒロイン」も登場しますが、それは単に同情を買うだけの存在であり、やっぱり「大人なヒーロー」の人気にはかなわない。
2007101700000039jijpspothum000 最近ではやはりこの人でしょうね。内藤大助さん。いじめられっ子がいじめっ子に勝った。それも、いかにもいじめっ子らしい手段を選ばぬ反則技を受けつつ、見事勝利した。ある意味KOじゃないところがそれらしくてよろしい。その後の悪役の消沈ぶりも含めて、まるでマンガやアニメのようでした。これは盛り上がるわ。そうそう、それで、内藤さんの一連の対応、コメントですね。「大人な対応」。これはまた見事でした。これもまたマンガ的ですらあった。
 ウチのカミさんなんか、また「燃え」…いや「萌え」てましたよ。ご存知のように、カミさんはそういうのに一番弱いんで。昨年末のヌル山の件で一気に桜庭熱(萌)が上昇し、いまや聖域にまで侵入するほどの痛い腐女子ぶりを発揮しております。つまり、マンガ読者的な単純さを彼女は持ち備えているわけです。
 大衆はそういうのが好きなんですよ。もちろん私も好きですよ。たとえば、最近ではこんな大人に萌え(燃え)ました。格闘技ネタが続いて申し訳ありません。
Hbt0710202ns 昨日ですかね、「無我ワールド」の西村修選手が、若手ホープの征矢学選手を伴って、武藤敬司社長率いる全日本プロレスに電撃移籍しました。「無我」の中心選手であった二人が、全くなんの前触れも、そして藤波辰巳社長に何の相談も挨拶もなくいきなり移籍しちゃったんですね。これは社会的にはもちろん、プロレス的にも反則ですよ。あまりに「無我」すぎます(笑)。たしかに試合数があまりに少なく収入がなければ、いくら仏陀を目指す者とは言えキツイですよね。プロレスラーが断食行してるようなもんですから。で、ある意味ホントに無我の境地に至り、周囲の流れ、すなわち「縁」にまかせて移籍してしまった。でもなあ、「報恩」は忘れちゃいかん、仏教徒として(笑)。
 さて、それで彼らかなりのバッシングに合ってるんですが、「無我」の同僚である後藤達俊選手のブログでのコメントが泣かせるんですよ。彼こそ仏陀に近いぞよ。

BdgotoMr.バックドロップ 後藤達俊 西村&征矢 退団!

 う〜ん、大人だ。顔に似あわず菩薩レベルだ(笑)。当事者(被害者)としてすぐにこうは言えませんよ。かっこいいぞ。そう、以前から後藤選手のブログは大変に評判が良かったんです。更新頻度や記事の内容はもちろん、非常にマナーがしっかりしており、あるいはマナーの悪いコメンターに喝を入れたりと、リング上でのヒールのイメージとは正反対の雰囲気に、皆さんギャップ萌えしてたんですよね。今回もリング上なら大暴れというところでしょうが、このコメントですからね。正直やられました。うん、やっぱりいいレスラーは「無我」…すなわちリング上では自己を捨てて、お客さんの望むキャラクターになりきる…ですねえ。プロレスの本質です。
2007101900000001jijpsocithum000 さてさて、こちらはどうでしょうか。「赤福」問題です。ずいぶんと世間のバッシングを受けてますね。ところで、古い赤福を食べて誰か腹を壊したんでしょうか?誰か「まずい!」ってクレームつけたんでしょうか?たぶんそういう人いないんじゃないでしょうかねえ。「うまい、うまい」って喰ってたんじゃないでしょうか。やっぱり赤福だよなって。
 まあ嘘の表示をしたのはいけませんが、余ったものを再利用するのは悪いことではないと思います。「もったいない」という考え方こそ大切ですから。伊勢と言えば伊勢神宮。赤福と言えば伊勢参りのお土産です。神様、特に食べ物の神様である外宮の豊受大神(トヨウケビメ)さんは、怒るどころかほめると思いますよ。残った赤福をポイポイ捨てる方がいかんでしょ。だから、我々も「大人な対応」しましょう。これからは表示偽装しないでね。余ったものは冷凍して再利用してもいいから、ちょっと安く売ってくれればいいよ。そんなんでいいのではないでしょうか。とりあえず大好きな赤福が食べられないっていうのは、ちょっとなあ。

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2007.10.12

『メディア・リテラシー—マスメディアを読み解く』 カナダ・オンタリオ州教育省 (リベルタ出版)

Med 昨日、メディアリテラシーの教材を提示いたしましたが、今日もまたメディアリテラシーの必要性を感じる出来事やらニュースやらがたくさんありましたので、そのあたりについてウブでもヤボでもないと自認する私が、ちょっとグチります。
 まずこれからいきますか。今日、職場つまり学校で「食育」についての講演会がありました。保護者対象です。3食ちゃんと食べましょう、食べさせましょうと。ま、その内容自体は成長期の高校生に関することが中心でしたので、それほど問題はなかったし、至極当然のこと、世間でよく言われてることでした。1日1食しか食べない、それも朝昼抜きで丸3年以上、いたって健康の私にとっては耳の痛い話でしたけどね。大人の、たとえばメタボの話や生活習慣病の話も出てきましたので、私はクラスごとの会合では、その講演者と逆の話をさせていただきましたが。大人は減食によってカロリー制限せよとね。肥満も生活習慣病も3大疾病も、日本人が3食ちゃんと食べるようになってから急増したと。
 で、その講演の中にも当然のように出てきたんですが、「朝食を食べない子どもはキレやすい、集中力がない」ってやつ。どう思いますか?私はいつも逆だと思ってるんですよ。逆。
 つまり、「キレやすい、集中力がない子どもの親は(ダメ親で)朝食すら作らない、食べさせない」ってこと。現場の人間から言わせると、たぶんこっちの方が正しいっす。ものすごく乱暴に言ってしまうと、「ダメな子どもの親はダメ親」、いや「ダメな親の子どもはダメ」ってことです。
 なんて話をしたんですが、親御さんたちはいったいどんなリテラシーをもって私の話を聞いたことでしょう。ちなみに生徒は私の話はまず疑って聞きますので、「またハッタリ言ってる〜」って言うでしょう。いいことです。でも、実はホントのこと言ってるんだよなあ、オレ…(笑)。
 さて、さて、テレビやネットや新聞のニュースがまた面白かった。
 「内藤vs亀田」…昨日観れなかったので、今日ニコ動で観ました。コメントも含めて大変楽しませていただきました。あれはまさにルール無視の自爆テロ。プロレスにもなってません。いや、ルール厳守のプロレスとは正反対です。単なるガキのケンカ。毎度のことですが、TBSの「煽り」に対しては皆さんちゃんとリテラシーを発揮されているようですね。いいことです。そういう意味ではGJなのかもしれません、TBS。
 ビックリしたのはゴアさんがノーベル平和賞を獲ったことです。ちょうどイギリスで(!)この本に誤りがあったという判決が出たところでしたし、なんとも面白いタイミングでした。これによってまた、メディアリテラシーのない連中は無批判無責任に「地球温暖化だ!地球を守れ!」って言い出すんでしょう。ノーベル賞もずいぶんと政治的なものですよね、昔から。どうせじゃ、ゴアさん、ペレリマンみたいに辞退した上に出家でもして見せればいいのに。飛行機乗り回してないでさあ。それこそ地球に優しいっすよ。
 そのほかにも「角福」「赤福」「赤白」という、まるでしりとりのようなニュースが連続していて笑ってしまいました。「角福」はもちろん第二次角福戦争のこと。「赤福」は赤福の製造年月日捏造のこと。「赤白」は楳図かずおさんの赤白ストライプの家の話です。どれもニュースが煽る、煽る。特に民放。
 とにかくちゃんと私たちがメディアに対する接し方を知ってなきゃダメです。メディアとは私の「モノコト論」ですと、「コト化」の装置のことです。「モノ」と「コト」の中間、ミーディアムの複数形です。中間といいますか、コトの最先端部分なんですね、それが「コトの端(言の葉)」です。私たちにとって外部の未知情報(モノ)が内部の既知情報(コト)になる、その瞬間部分なんです。そこんとこを無防備にしておきますと、他人の「カタル(語る・騙る)」コトがそのままこっちの内部に侵入してきて、そして成長増殖するんですよ。だから、ちょっと関所を設けるといいますか、免疫力をつけるというか、フィルタリングするというか、そういう知恵が必要なわけです。それを世の中ではメディアリテラシーって言うようですね。
 ちょっと前に「国語におけるメディアリテラシー教育」の発表をした(させられた)ので、その時大量の参考文献を読みました。本を読みながら西洋からの直輸入に自己満足している輩が多いことに辟易しつつも、なんとか得意のハッタリ力で発表は乗り切りました。まあ、勉強になることも多々ありましたよ。ですので、いちおう今日はメディアリテラシー教育のバイブルというか古典と言われている本を紹介しておきます。

Amazon メディア・リテラシー—マスメディアを読み解く

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2007.10.11

『911の嘘をくずせ ルース・チェンジ』

LOOSE CHANGE 2ND EDITION
911 9.11はアメリカによる自作自演、捏造だった!
 …という内容の映像作品。ちまたでは密かに人気のようです。無料で誰でも観られるというのがミソ。しかも日本語吹き替え&字幕版で。
 このような実際に何千人もの人が亡くなった大惨事に対して、面白いとか興味深いとか、これは娯楽作品だとか、そんな不謹慎なことは言えませんし、第一、冒頭からして「警告 この情報を所有する者は、アメリカ愛国者法第802条の下、国内テロの容疑で身柄を拘束され、裁判抜きでグアンタラモ収容所に拘留されるおそれがある」ですからね(笑)。軽々しく記事にできませぬ。
 ただ、一言。こういう陰謀論は古今東西に蔓延していますし、私はそういう「モノガタリ」が嫌いではありません。いや、どちらかというと好きであり、いや大好きであり、自分のライフワークの一つもその類いのものであります。かと言って、こうしたモノ、というか「コト」「カタリ(語りor騙り)」を鵜呑みにするほど、ウブでもヤボでもありません。
 ですから、今日はこの作品をメディア・リテラシーの教材としてここにおススメしておきます。
 ついでにもう一言。アメリカは(特にブッシュは)こういうウワサを立てられるだけの国(人)であるということです。それだけはたぶん事実でしょう。
 それでは、この作品に関するリンクを張って(貼って)おきますので、どうぞご覧下さい。83分です。ダウンロードも出来ます。

 消えてたら(消されてたら)ごめんなさい。

Stage6で観る

Google Videoで観る

YouTubeで観る

Loose Change 鑑賞案内(批判サイト)

911の嘘をくずせ公式

きくちゆみ公式

Amazon 暴かれた9.11疑惑の真相

楽天ブックス 暴かれた9.11疑惑の真相

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2007.09.25

『サラリーマンNEO season2 最終回』→福田総理大臣NEO初回(?)

Neosexy08 今年も楽しませていただきましたサラリーマンNEOが終わってしまいました。残念です。NEOが終わると「秋だなあ」という感じがします。これからあの厳しい冬が来るのかあ。
 最後ということもあってか、今回はサービス満点の内容でしたね。実に濃い30分間でした。
 いつもの「NEO EXPRESS」に続きましていきなり登場しましたのは、このブログでもダントツの人気を誇ったセクスィー部長。今回のやられ役は麻木久仁子さんでした。というか、おっかけ腐女子(貴腐人)がたくさん登場して、もうそれだけで笑えました。池田鉄洋さんの偽セクスィー部長も現れたりして、もうメチャクチャな展開。そんな中、目を引いたのはスタッフが3日で作ったという「セクスィー部長グッズ」ですなあ。マグカップほしいっす。ウチワもいいなあ。「セクスィーの壁」も読んでみたいような…。
 続く「ワースト チョイス オトコ」。入江雅人さん、こういうちょっと変な人を演じさせたら、この人の右に出る者はない。ものすごく変じゃなくて微妙に変なんですよね。私、すっかり彼のファンになってしまいました。アドリブすごいし。
 「サラリーマン語講座」ではある意味禁句が連発。「ASAP」からなぜか「ボブ・サップ」「チェ・ホンマン」が出るし、「ウルトラクイズ」はそのディテールや音楽まで登場するし、おいおいNHKよ、そんなに民放の宣伝していいのか?って感じでした。太っ腹ですねえ。いいことです。
Oukoku 中越典子さんのNYAOをはさんで始まったのは「会社の王国(今どきの若者のメンセツ)」です。これがまた面白すぎた。番組終了後、カミさんと録画を2回見てしまいました。今どきの若者を見事に描写(?)してましたねえ。これは本を書いた人もすごいけど、その人の期待をはるかに裏切った役者陣がやっぱりねえ。
 まず登場した若者は、深水元基さん演じる「ブロガー(森山直之)」。いるいる、こういう若者。妙に自分の世界に自信を持ってるというか、ある意味冷めてるというか、世間に流されないというか、空気読めないというか。
 続いて登場の「昭和の生き残り型(西條浩一)」…もう腹が痛くなるほど笑っちゃいました。山西惇さん、もう面白過ぎですよ。これは演技がうまいとかそういう次元ではない。ヘタです(笑)。空手部員風を表現しようとしたんでしょうけど、自分でも笑っちゃうほど変。ドツボにはまっていく様子に爆笑してしまいました。カミさんも悶絶憤死してました。さすがの入江さんも噴き出してましたね。「ブロガー」は冷静にブログ用の写真とか撮ってましたけど(笑)。
 続くいとうあいこさん演じる「ほっこり系(園田マリオ)」もいるいるという感じ。ファッションはもちろん一眼レフカメラというアイテムの選択も見事。マリオネ、笑えたな。
 最後の「ニッポン萌え(スティーブン・平良)」はもう言うことなし。入江雅人さん得意の変な外人役。もうメチャクチャです。どうしようもありません(笑)。ノーコメントです。
 最後の「重役会議」。NEOを語る時、忘れてはならないのが原史奈さんですね。彼女のセクスィー…じゃなくてセクシーさというのが、この番組の一つの魅力であり、おじさんサラリーマンの楽しみであり、非NHK的世界の象徴であるわけですが、最後の最後にもやはり彼女がやってくれました。とは言っても別に壊れたりしたわけじゃありません。おじさんたちを壊したんですね。つまり、どの会社、職場においても、ああいう存在というのが男という動物に活気を与えるということです。世の中単純です。私も彼女の下着の紐チラ見せを見逃しませんでした(笑)。
 そんなこんなで、私の1週間の唯一の楽しみ(?)が終わってしまい、実にさびしい切ない気持ちになりました。あっそうだ今日は中秋の名月だ、ちょうど授業で竹取物語をやってるしな、ああこうして原史奈姫は月に帰っていくんだな、あの竹取の翁の狼狽も理解できるな、人は切ないと壊れるんだ、などと思いながら(なんて全然そんなこと思ってませんでしたが)、「会社の王国」の録画を何度か見てHDDレコーダの電源を切ったら、今放送中のNHK総合の番組が画面に映し出されました。
Nejire すっかり頭がNEOになっている私には、その映像がNEOの続きにしか見えません。「背水の陣」とか言っている福田さんが役者さんにしか見えません。記者会見がコントにしか見えません(笑)。「ねじれ国会」って、こりゃギャグでしょ。冷静に考えるとものすごいキャッチだな。いや、一連の騒動、コントなのかもしれません。もしかして壮大なサラリーマンNEO特別編を観ていたのかもしれないな。あの「安倍晋三」というだめキャラとか、「麻生太郎」という萌え(?)キャラとか、「福田康夫」という一見まじめキャラ(しかし実は…)とか。ああ、そうだ。やっぱりコントだ。「小泉純一郎」による小泉劇場という、ものすごく面白いコントの後継番組としては、あのくらいの意外な結末を持ってこないといけなかったんだな。今やっと分かった。やるな安倍くん。もうこれからは劇場型政治ではなくて「コント型政治」でしょう…なんてね。

 追伸 今回のNEO最終回の再放送予定や、勤労感謝の日の「season2」全再放送(!)の予定などは、下の公式ホームページに出てますので、ぜひぜひチェックを!

サラリーマンNEO公式

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2007.09.24

『伝える力』 池上彰 (PHPビジネス新書)

「話す」「書く」「聞く」能力が仕事を変える!
56969081 これはビジネス書というよりも、先生のための本でしょう。
 非常に平易に当たり前のことが書いてあります。しかし、その当たり前のことこそ忘れがちなこと。1時間もあれば読めてしまう本ですから、世の先生方はぜひ読みましょう。
 「週刊こどもニュース」のお父さん役として活躍した池上さん。いまや人気フリージャーナリストとして民放にも出まくっていますね。今日もどこかの番組でコメンテーターとして福田さんについて語ってましたっけ。
 この本にも書かれていますが、やはり池上さんは「週刊こどもニュース」で鍛えられたようですね。子どもにわかるように政治や経済や宗教について語るのはたしかに難しい。私も仕事柄ほとんどそういうことを毎日やっているわけでして、そういう意味で池上さんは私の心の師匠でもありました。
 というか、それ以前に、フツーのニュースだと実はわからなくて、こどもニュースで初めて理解できたということが実に多かった。世の中の大人のほとんどがそうなんじゃないですか?ホントは。
 冒頭にも書いたように、この本は教師にはたいへんためになりますね。
 「難しいことを易しく」「自分の知らないことを知る」「謙虚になり、プライドを捨てないと成長しない」「よい聞き手になる」「自分のことばかり話さない」「導入で人を惹きつける」「型を崩す」「毒舌の裏の愛情」「自慢話より失敗談」「悪口は面と向かって」「叱るときは1対1で」「ほめるときはみんなの前で」「ほめてから叱る」「謝ることが危機管理」「苦情電話の対応法」
 こう並べるだけでも先生にとっていかに有用な本かわかるでしょう。どちらかと言いますと抽象論が多いし、今までもずっと言われてきたことばかりですから、ビジネスマンにとっては物足りない内容かもしれません。でも、まさに抽象的な仕事、昔から言われてきたことを続ける仕事である教師業に携わる者にとっては、大切なことを思い出させてくれるいい本です。
 どうも学校の先生ってのは、上に挙げたことの逆をやっちゃう傾向がありますよね。全部逆に読み替えてみましょう。「あるある」って感じでしょ。
 後半は文章術について書かれています。こちらはやや具体的ですので、ためになると言えばためになりますが、一方でちょっと自分の文章作法とは違うなあ、というところも出てきますね。ま、それは仕方ないことです。具体的に書くということは、自分のテクニックの開陳ということになりますから。
 で、ちょっと話がそれますが、「伝える力」のない人についてちょっと書いておきましょう。
 今日、安倍首相の記者会見がありました。まったくねえ、もうここまで来ると情けないというか、かわいそうというか、痛々しいというか、もうなんとも「かたはらいたきもの」なんですが、今日の会見もなんだかイマイチでしたねえ。元気がないのはまあ病院という場でもありますし、そういう空気を作らねばならないので仕方ないんですけど、あの「結果として国民の皆様に私の真意が伝わらなかった」みたいな言葉、あれはどうにかなりませんかね。
 最近の謝罪会見の流行語大賞は「結果として…」ですね。この言葉は禁句にしましょうよ。「結果として」と言うと、なんとなく「不本意にも」「不運にも」「他の力が働いて」というニュアンスが生じる。これは正直「逃げ」に聞こえます。自分の不始末が「原因」だと述べるのは当然として、「結果」についてはもうみんな分かってるわけだし、そこにみんな憤慨してるんだから、「結果としてこうなってしまった」みたいに言うのは、こちらの感情を逆なでするだけですよ。
 だから今回の安倍さんも潔く「私のイヤイヤ病のために皆さんに迷惑をかけてごめんなさい」とだけ言えば良かった。「政治家として体調のことについて言うのはよくない」とか自己弁護しちゃうのはどうかと。それが「結果として」とんでもないことになっちゃった。ボクわるぎなかったんです。許して…かっこわるいっすよ。
 まずは一国の首領から「伝える力」を身につけましょうね。

Amazon 伝える力

楽天ブックス 伝える力

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