カテゴリー「スポーツ」の513件の記事

2020.07.09

『イチロー・インタビューズ 激闘の軌跡 2000-2019』 石田雄太 (文藝春秋)

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 れも間違いなくロゴスではなく「レンマ」だよなあ。

 コトを窮めてモノに至る。これをスポーツの中で体現して見せてくれたイチロー。彼の言葉は禅僧のそれのようだと、何度か書いてきました。その集大成。読み応えあり。

 第1章で、自らを評して「理屈で話を進めていくタイプ…理屈で理解させてくれないと、消化不良になってしまう」と語っています。

 しかし、そうした細部へのこだわり(コト)が、結果として総体(モノ)を理屈ではなく瞬時に捉え、コントロールするきっかけになっている。意識が無意識を生む。

 まさに職人、何かを「モノにした」人間ですね。そして、最終的に「モノになった」。

 うん、日本語は面白い。日本人は面白い。

 メジャーという「世界」の「総体」だからこそ、日本という「細部」が際立って見えましたね。イチローのそうした歴史的、文化的功績は多大です。

 「僕の言葉にウソはない」。言葉それ自体は元々フィクションですが、それがこれだけ集積して絡み合うと、そこに真理が立ち上がってくるから興味深い。

 しかし、私たち、イチロー自身でない人間にとっては、決してイチローの体感、体得した真理には到達できません。予感までです。だから、「ウソはない」という言葉を否定することは絶対にできないわけですね。

 そう、真理、つまり「まコト」は結局他者たる非我たる「モノ」だというのが、お釈迦様の究極の気づきであったわけで、そんな点からも、イチローレベルの賢者らの言が、どこか禅問答チックになるのは当然だと首肯されるのでした。

 ベースボールが輸入され、軍隊文化とともに日本化、日本的組織化、職人技化された「野球」が、その故郷に帰って大旋風を起こし、その風景を変えてしまったというのは、世界史上の様々な文化が輸入され、日本化され、そして逆輸出されていくに違いないという、仲小路彰が総体として捉えた日本の歴史的存在意義を象徴しています。

 そして、やっぱり「野球」は面白い。奇跡のスポーツ、いや文化です。何度も書いた記憶がありますが、この宇宙に、サッカーやバレーボールやテニスや格闘技に似たスポーツは、それこそ星の数ほどありますが、野球のような、様々な意味で不公平で不均等かつ、確率論的に絶妙なゲーム性を持つスポーツは、実はありません。宇宙人の私が言うのですから、間違いありません(笑)。

 うん、やっぱりこの本もまた、私のバイブルですね。

Amazon イチロー・インタビューズ

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2020.07.07

『Shall we ダンス?』周防正行監督作品

Th_unnamed_20200708111501 日、本校の女子柔道部が栄えある「野口賞」を受賞しました。山梨の郷土研究や文化・芸術、スポーツに貢献した個人や団体に贈られる賞。生徒たちの頑張りを認めていただき、本当に嬉しく思います。

 さて、同時に文化・芸術部門で受賞されたのが、照明技師の長田達也さん。山梨が誇る映画界の巨人です(目立ちませんが)。いろいろな名監督と名作を作り上げてきた長田さん、昨年は芸術選奨文部科学大臣賞を獲っています。日本の宝ですよね(ちなみに、ジャンボ鶴田さんと同郷、牧丘町の出身です)。

 そんな尊敬する方と肩を並べたわけで、ますますこの賞の重みを感じているところです。

 さて、そんな我が校と長田さんの受賞を記念して…というわけではないのですが、この名作を久しぶりに鑑賞しました。

 ちょうど、映画好きの次女が「パラサイト 半地下の家族」を観て、「う〜ん、良かったけど、なんかしっくり来ない…特にラストが」などと言っていたところだったので、じゃあ文句のつけようのない日本映画の名作を観るかということになりまして、選ばれたのがこの「Shall we ダンス?」。

 私ももう何回も観ているのですが、ちょうど長田さんのこともあったので、今回は照明に注目しながら鑑賞しました。長田さん、この作品で1996年度の日本アカデミー賞最優秀照明賞を受賞しています。

 たしかに証明の効果が抜群の作品ですね。しかし、それは意識しないと分からない。特に最近、わざとらしい照明が鼻(目)につく作品が多いのですが、さすがそこは違いますね。

 長田さんが照明を担当した作品を初めて劇場で観たのは、おそらく「ファンシイダンス」だと思います。あれなんかも、今、照明に注目して観るとけっこう面白いですね。

 初期の周防作品は、マニアックな特殊世界を舞台にすることが多かった。そんな特殊世界、たとえばお寺にせよ、ボールルームにせよ、その「光」と「影」によって、その異次元感を表現できますよね。

 そこではある種の徹底したリアリズムが必要なわけです。もともとがフィクショナルな世界なので、それをリアルに描くことが大切。その点、この映画も実にうまく行っていると思います。

 会社や家庭という日常、ダンス教室という幽冥の境、そしてボールルームやダンスホールという「あの世」。それぞれの照明に徹底した工夫がなされていますね。

 まあ、普通に観ても本当によくできた映画だと思います。草刈民代さんのボー読みさえも、不思議な魅力になってしまうという(笑)。

 皆さんも、ぜひ、照明に注目してこの映画をご覧ください。

 そうだ、ハリウッド版(リチャード・ギア版)も観てみなきゃ。

 

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2020.06.12

【ファミマ絶句】革命戦士・長州力の前代未聞の紙芝居プレゼンに密着!

 

 週から恒例の(今年もいつも通りでいいのか?)プレゼンシーズンが始まります。

 けっこう学校の命運がかかっている命がけのプレゼンです(マジで)。

 人前で話すのは嫌いではありませんが、ついつい話しすぎてしまうのと同様に、プレゼン画面にも情報が多すぎるとダメなんですよね。

 スティーヴ・ジョブズのようにはできないにしても、情報を削っていくのは難しい。勇気がいることです。

 …というわけで、最強のプレゼンから学ぼうと思いまして…革命戦士による革命的プレゼン(笑)。

 いやはや、最高すぎますね。これは真似できませぬ。

 もう理屈抜きです。「素」でそのままコンテンツになる長州さんって…。

 もちろん、脇を固める個性的な3人も絶妙のバランスですよね。というか、唯一まともな人間(?)である慎太郎さんが素晴らしい。

 私と慎太郎さんとの絶妙(微妙)なご縁はこちらに書きましたとおりです。

 この動画を観ながら、娘たちが「こういうおっちゃん苦手」と言っておりました。まあ、それもわかります。昭和の理不尽は令和のハラスメントですからね。いや、この人が義理のお父さんという慎太郎さん、いやいや、この人が実のお父さんいう娘さんもいるわけで(苦笑)。

 まあ、それがこうして人々を癒やすコンテンツになっているわけだからと娘たちに言ったら、「そっか、そう考えるとカワイイかも」と(笑)。

 昭和に振り切っていた男たちが、今みんな「カワイイ」好々爺になっている。それはたしかに荒魂が和魂になるという「みろくの世」を象徴しているのかもしれませんね。

 というわけで、私も慎太郎さんの絵のような、シンプルだけれども心に迫る(?)プレゼンを作ってみます。

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2020.05.26

全女 vs ドリフ…志村けんさんのプロレスシーン

Th_-20200527-84557 だまだプロレスネタが続きそうです(忙しい)。

 興味のない方には申し訳ありませんが、逆にこれを機会に興味を持っていただきたいと思います。単なるスポーツではなく、演劇や神事の機能を持った「文化」ですので。

 さて、今日紹介するのは、新型コロナの犠牲者になってしまった志村けんさんのプロレスシーンです。

 プロレス好きとして知られていた志村さん。ドリフ時代にミミ荻原さんさんら全日本女子プロレスの皆さんと戦っている(?)んですよ。

 これ、8時だよ全員集合!のコントの部ですが、ステージにリングを急拵えして、これだけの内容をケガせず(?)生でやるって、とんでもなくすごいことだと思います。まさに体を張った、命がけのコントですね。

 全女の皆さん(レジェンドばかり)も手加減なし。ガチです。つまり、それなりにドリフの面々も受け身の練習とかしたんでしょうね。それが見て取れます。ロープワークだって、実は難しい。

 プロレスの本質がよく表れた素晴らしい「試合」だと思います。ここで展開されている「技(ネタ)」は、今ではたとえばDDTの男色ディーノ選手らが普通にやってますよね。

 受け身というか、やられっぷりというのもプロレスの醍醐味ですが、本当に8人とも素晴らしい。そして、子どもたちの純粋な笑いに、なんか感激してしまいました。

 あと、レフェリーが笛吹くって分かりやすくていいですね。子どもたちにとっては体育の先生的ですから。

 あっ、ちなみにジャガー横田さんはいまだに現役です!

 

 

 

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2020.05.25

長州力 vs 武藤敬司(Zoom飲み)

Th_-20200526-154942 った時はプロレスに頼れ!…が私のモットーです(笑)。

 幼稚園、学校再開に向け、あらゆることを決めていかねばならず、正直時間が足りません(苦しくはありませんが)。

 そんな時、心を和ませ、一方でやる気を鼓舞してくれるのが「プロレス」の世界。物語が現実に侵食する、あるいは現実が物語に侵食する、まさに虚実皮膜の間。

 というわけで、プロレスネタが続いている時は忙しい時です。

 今日はこの動画を観て、めちゃくちゃ笑いました。元気が出ました。こういうレジェンドたちの世界まで楽しめるのがプロレスのいいところ。

 60歳、場合によっては70歳過ぎても現役でできるスポーツなんてありませんよね。スポーツというくくりには収まりません。文化、伝統芸能です。いや、ロックの世界に近いかもしれない。

 さらに引退してからも、「素」の人間に戻って、現役時代とのギャップで人を楽しませることができます。長州力さんがいい例ですね。

 そして、飲みの相手はまだまだ現役の武藤敬司選手。富士吉田出身の世界的天才。人工関節手術をしてから、膝の調子もいいようで、フリーとして伸び伸びやってますね。彼は、ウチの学校の母体になっているお寺の檀家さんです。とっても身近。

 ちなみに…この対談(?)でも話題になっているお婿さんの慎太郎さん。義父の長州力さんとは対照的すぎるキャラクターと見た目ですね。そんな慎太郎さんを選んだ娘さんとは、私は数回お酒を飲んだことがあります。

 私たち夫婦にとって運命的な日になった2015年8月3日に初めて会いました。めちゃくちゃ美しくてびっくり。その時はまだご結婚前でしたが、お父さんについていろいろ語ってくれました。私たちの知らないご苦労があったのですね…そして、今はこんな好々爺になってしまって(笑)、やはりお孫さんの存在というのは大きいのではないでしょうか。

 というわけで、私にとっては名レスラーであるとともに、ちょっとプライベートでもご縁のあるお二人の爆笑「オンライン飲み会」です。もう、いろいろ最高すぎます。

 

 

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2020.05.24

ラッシャー木村さん没後10年

Th_unknown_20200525112501 日のショックからなかなか立ち直れません。

 何か象徴的でもありますが、今日はラッシャー木村さんの命日です。亡くなって10年になります。

 同じ「木村」でもありますし、ある時期ヒールとして活躍し、それこそ誹謗中傷に悩んだところも共通しています。

 国際プロレスが崩壊して、新日本に乗り込むことで活路を見出そうとした「はぐれ国際軍団」。有名な、田園コロシアムの「こんばんは」事件では失笑を買い、その後は完全にヒールとしてアントニオ猪木の首を狙います。

 当時のプロレスファンたちは、ある意味「テラハ」の視聴者のように「リアリティー」側に感情移入していましたから、「敵」のリーダーたるラッシャー木村さんに容赦ない批判、攻撃を浴びせました。

 新日本ファンが自宅にまで押し寄せ、生卵を投げるなどし、それがストレスで当時木村さんが飼っていた2匹の犬が脱毛症になってしまった話は有名です。

 それでも自分の仕事として覚悟していた木村さんは耐えに耐えました。

 木村さんのお人柄は、本当に温厚で紳士だったと言います。いや、プロレスのヒールたち、たとえば外国人でいえばアブドーラ・ザ・ブッチャーさんやタイガー・ジェット・シンさん、日本人でも上田馬之助さんらは、本当に素晴らしい人格者だったのです。つまり、人格者でないとヒールは演じられないということですね。

 そういう意味では、木村花さんも純粋で礼儀正しく素晴らしい人格者でした。ただ繊細すぎたのでかもしれません…。

 ヒール、悪役というのは、現実世界での「悪」と、それに対する「正義」という両暴力性を、物語の中で昇華する次元の高いお仕事です。それを通じて、長い時間をかけて、私たち一般人は大切なことを学ぶのです。

 私も子どもの時には、そうしたヒールたちを、心から恐れ、そして嫌悪していました。今は全く逆です。

 そんなラッシャー木村さんの生涯を分かりやすく紹介してくれたのがこの番組。ぜひご覧いただきたい。

 

 

Amazon 闘将 ラッシャー木村

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2020.05.23

追悼 木村花選手

 しすぎる。最も注目していた女子プロレスラーの一人、木村花選手がお亡くなりになりました。まだ22歳。悲しすぎる。

 お母さんの木村響子さんの現役時代から、花さんの存在は知っていました。彼女が本格デビューして、その「花」のあるキャラクターと確かなプロレス技術を高く評価していました。

 特に昨年始まったジュリア選手との抗争は、本当に久々に世界に通用する魅力的なコンテンツだと感じていただけに、本当に残念です。

 恋愛リアリティショーは見たことがありません。それはリアルといいながらフィクションだったと言います。それはプロレスも同じです。しかし、その楽しみ方が違いすぎます。プロレスはヒールに対しても愛をもって接します(昔は違いましたが)。

 それはその業界、運営側の次元が違うということです。「今だけ、金だけ、自分だけ」なのか、長期的に役者、選手、タレントを活かそうとするのか。

 もちろん、死んだらダメ!とも言いたい…いや、学校でのいじめ問題と一緒で、そう言っても絶対に解決しない。「いじめられている人の気持ちになってみろ」もダメ。なぜなら、相手の気持ちがわかるから、つまり相手が傷ついているからこそいじめるわけでしょう。

 私も「いじめる種」「いじめられる種」を持っているので、とても他人事としては語れません。そういう意識があるからこそ、誰かを批判したい

時、誰かを変えたい時は、必ずその人と仲良くなるようにしています。極端な話に聞こえると思いますが、総理にも言いたいことがたくさんあるので、だから近づいて仲良くしているのです。聞く耳を持ってもらうためです。

 花選手の命と引き換えに、私たちの心の次元が上がり、SNSに象徴される「むき出しの野性」世界が変わることを祈ります。私はそういう人たちにこそ、彼女のプロレスと、そして彼女のライバルたち、それらを包むファンのあり方を見てもらいたいと思います。

 昨年末の、花選手とジュリア選手の「愛と敬意の溢れる」試合をご覧ください。心よりご冥福をお祈りします。

 

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2020.04.02

ラッシャー木村のマイクパフォーマンス(vs 志村けん・たけし・さんま)

 年度になって、コロナさんのおかげでとっても忙しく、しかしある意味充実した日々を送っています。

 そんな中、志村けんさんに救われまくっています。今日もまた志村けんさんネタ。

 昨日も、昭和のプロレスラーのことがちょっと出てきましたが、志村さんとプロレスラーと言えばこれを思い出します。

 なんだかんだ、昭和から平成、令和の天才お笑い芸人さん3人を笑わせちゃったこの人はすごすぎました。

 ラッシャー木村さんです。

 プロレス大好きだった志村さんとラッシャーの素晴らしい交流シーン。

 

 

 そんなラッシャー木村さんは、たけし、さんまをも笑い倒していました。最強ですよね。

 

 

 志村けんさん、今頃、ラッシャーさんや馬場さんとも再会しているのでしょう。楽しいお酒と会話のシーンが目に浮かびますね。

 

 

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2020.02.19

プロレスの日に

Th_202002190001099w1300_0 日はプロレスの日。プロレスファンなら、なぜ今日がプロレスの日か說明できない人はいないでしょう。

 それでもいちおう書きましょう。

1955年(昭和30年)2月19日、蔵前国技館において、日本初の本格的なプロレスの国際試合「力道山・木村政彦組 対 シャープ兄弟」が行われた。

 その日から、65年。そんなプロレスの歴史を支えた一人が引退しました。

 タイガー服部さんです。アメリカの道場でレスリングと柔道を教えていた服部さんは、誘われてプロレスのレフェリーを務めました。それが、1976年と言いますから、44年間ですか。

 その後は、全日本や新日本、ジャパンなどでレフェリーとして活躍し、ここのところは新生新日本でメインレフェリーとして同団体の隆盛を支えました。

 小さい体ながら、そのレスリング・テクニックはもちろん、セメントも強かったとのこと。そうした実力に加え、その人柄によって多くのレスラー、ファンに愛されました。

 ジャンボ鶴田 対 長州力、平壌でのアントニオ猪木 対 リック・フレアー、因縁の小川直也 対 橋本真也など、歴史的な試合でレフェリングを担当したというだけでも、まあプロレスの生き証人ですよね。

  オールド・スタイルから、最新の現代プロレスまで、見事に対応していましたね。本当にお疲れさまでした。

 まったく違う世界とも言えますが、これもまたプロレスの懐の深さ、裾野の広がりという記事をオマケに一つ。面白かった。

ドロップキックを1日で習得できるか? 女子プロレス団体に入門してみた結果…

 プロレスは素晴らしい。プロレスは永遠です。

 

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2020.01.30

ノアがサイバーエージェント傘下に

Th_2020020100010012abema0001view ロレスネタです。

 ニュースにもなっていましたが、プロレスリング・ノアがサイバーエージェントの傘下に入りました。そして社長は高木三四郎さんに。副社長が丸藤正道選手。

 いろいろなプロレス団体の中でも、このノアとDDTに関しては、格別の思い入れもあり、実際観戦の回数もこの2団体が多かった私(というかウチの家族)。

 まさかこのような日が訪れるとは。

 DDTというか、プロレスという大きな物語については、12年前、こんな記事を書いています。

『俺たち文化系プロレス DDT』 高木三四郎 (太田出版)

 ある意味、ここで書いたことが現実化し、DDTは大人気となり、DDTで育った選手たち(あの時いっしょにバーベキューした飯伏幸太選手とかケニーオメガ選手ら)は、業界最大団体新日本で活躍し、さらには世界に進出していきました。

 一方のノアは、三沢さんのリング死ののち迷走し、ここ1年はリデットさんのおかげでようやく盛り返してきたところということで、ある意味両団体は明暗がはっきり分かれたという形になっていました。

 今回の買収にあたり、サイバーエージェントの藤田社長は、両団体は補完関係にあり相乗効果が期待できると語りました。それはたしかだと思います。ここ10年の明暗は、まさに両団体が求めていたもの、表現したかったものが正反対であった結果とも言えるからです。

 今日、DDTのネット配信としてノアの試合が生中継されました。あまりの反響にサーバーがパンクしてしまいました。私も含めてそれほど期待が高まっているということでしょう。

 今日のノアの試合も大変面白かった。若手も育っているし、ベテランや他団体、フリーの選手をうまく使っているように感じましたし、いわゆるストーリーもはっきり見えていました。

 私としては、単純に両団体の交流戦を観てみたいと感じますが、一方で合流には反対です。これはおそらく皆さん同じ意見でしょう。かつての新日本と全日本のように、まったく違った哲学の団体が切磋琢磨するのがプロレスの発展につながると思います。

 いずれにせよ、AbemaTVを通じて、両団体の試合を気軽に観戦できる機会が増えるのは良いことです。それをきっかけとして「ライヴ」へお客さんを誘導するというのが、今の時代のエンターテインメントのあり方ですからね。期待します。

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