カテゴリー「スポーツ」の480件の記事

2019.03.31

『ストロング本能』 青木真也 (KADOKAWA)

人生を後悔しない「自分だけのものさし」
20190403-113501 One初の日本大会のメインイベントで、見事リベンジをはたしチャンピオンに返り咲いた青木真也選手。
 あえて打撃(キック)で揺さぶり、見事なタックルから寝技に移行。じわじわと体勢を作り、最後は完璧な肩固めで相手を落としました。
 素晴らしい職人的な試合運びでしたね。いかにも青木選手らしい勝利に、日本中が涌きました。私も実に爽快な気分になりました。
Th_51e8mb087l_sx339_bo1204203200_ ちょうど彼の新著を読んでいたところでした。「ストロング本能」。周囲に流されない、常識にとらわれない、自分だけのものさし。それはつまり「本能」。
 AIの時代にあえて「本能」。いいですね。たとえば総合格闘技はAIやロボットではできません。ぜったい。本能をベースにした論理性が必要です。技術や理論よりも本能が優位なのです。
 イチローもそうですが、青木選手も含めて世界レベルのアスリートになると、「禅」を感じさせる哲学を持つようになります。
 青木選手のこの本もそう。すべてをシンプルにする。悩みや嫉妬をどうコントロールするか。
 ワタクシ流にいいますと「コトよりもモノ」なんですね。まさに「理屈・常識・学問よりも本能」。「科学よりも自然」とも言える。
 もう一つ感じたのは、これもイチロー選手と似ている、あるいは長嶋さんなんかもそうですけれど、一流の人は自分の「言葉」を持っているということ。つまり、コトの最先端たる「ことのは」に操られることなく、逆にそれを操ってモノガタリできるのです。それこそ、辞書的な言葉の意味領域だけでは表現できない、モノ世界をコトのはで語ることができる。そこにイメージとして現出させることができるんですね。
 格闘技の基本は、動物の本能的な「レッスル」です。この世の中は、実は政治も経済も文化もなにもかも「レッスル」なのかもしれない。そんなことを思いました。私が格闘技の観戦が好きなのは、おそらく「コトを窮めてモノに至る」世界があるからでしょう。
 私もこの年齢になり、そしてこういう社会的立場になったからこそ、もう一度自分の「本能」を信じてみようかと思っています。

 

Amazon ストロング本能

| | コメント (0)

2019.03.29

追悼 北尾光司さん

 た訃報。55歳ですか。私の一つ上です。元横綱は波乱の人生を送る方が多い。北尾さんもそうでしたね。
 プロレスファンとしては、本当にいろいろな意味で「悪役」として認知していました。
 今になってみると、体の大きさ、技のキレなど、けっこういい素材だったなと思います。「この八百長野郎!」発言からも分かるとおり、また、総合格闘技とプロレスの関係があまりに微妙だったあの時代性もあって、結局その素材が生きませんでしたね。
 考えてみると、双羽黒が角界で自らを極めていたら日本人横綱の世界も変わっていたかもしれませんね。
 相撲からプロレスで成功した人、天龍との対戦も含め、なかなか興味深い組み合わせを楽しめるこの試合を見て追悼といたします。

| | コメント (0)

2019.03.26

イチローの守護霊は塚原卜伝?

 日の続きになりましょうか。
 私もかなり怪しい人ですが、案外怪しい世界を冷静に見ているところがありまして、つまり、全肯定も全否定もしないという立場をとっております。
 アラファトやマイケル・ジャクソンとなぜか仲良しだった朝堂院大覚さんも、かな〜り怪しいですよね。しかし、実際にフィクサーとして世の中を動かしたのも事実でして、怪しいからといって意味がないわけではありません。
 その最たるモノが出口王仁三郎でしょうね。彼について吉本隆明さんが「いくらでも侮れるが、侮っても裂け目から、また芽が出てくるような気がして、永遠のたたかいの場を提供しているとおもう」と語っているのですが、実に名言ですね。
 さて、その朝堂院大覚さんのチャンネルになぜか幸福の科学と幸福実現党の方が出演され、ますます怪しくなっているのがこの動画。
 しかし、たしかにイチローの守護霊は塚原卜伝なのかなとも思ってしまいます。その他言ってることは間違っていないし…。

 上の動画の最後にも笑いとともに「同じ大川という…」人の話が出てきますね。そう、大川隆法総裁先生のご子息であられる大川宏洋さんが、お父様の「芸」について語っています(笑)。これもまたある意味真実でしょうね。


 


 はたして、大川隆法という人の裂け目からは芽が出てくるのでしょうか。

| | コメント (0)

2019.03.24

オリジナル技とは?

 田真奈美さんの「他の選手に勝手に使ってもらいたくない」発言が地味に物議を醸しております。

 ジャパニーズオーシャン・サイクロン・スープレックス・ホールド(日本海式竜巻原爆固め!?)

 もともとプロレスの話なんですが、実はいろいろなところでこの問題は起きています。昨日のAIバッハはいまいちでしたが、たとえば音楽なんかの「パクリ」もそうですよね。真似しようと思えば、いくらでも分析してコピーできる。

 いわゆるパロディなら、そのオリジナルの出所が自然と分かるので問題ですし、そこにはある種のリスペクトや軽みがあるので問題ないケースが多いのですが、コピーとなるといろいろ問題がある。

 プロレスでは、同じ技でも違う名前をつけて、まるでオリジナル技のように使う人もいます。また、かつてはあるレスラーの専売特許だった技が、あまりにも多くの人たちに使われ公共物のようになってしまっているものもあります。

 今回の豊田真奈美さんの場合は、その技の開発からネーミングに至るまで、御本人の相当の努力と思い入れがあったのだと思います。ある意味特殊な技ですからね。

 

 

 たしかにスポーツの技には著作権はありません。ただ、プロレスは純粋なスポーツとは言えず、「物語」的な部分が多いある種の文学の香りがする文化ですから、こういう問題も起きてくるのでしょう。

 ちなみに「日本海式」というのは、豊田さんの出身が島根だからでしょう。それをイギリス人が意味もわからず勝手に使ったということで、多分に文学的感情ですね。ビー・プリーストリー選手は、単純に「日本の海」だと思ったのでしょう。それも責められないし、難しいですね。

| | コメント (0)

2019.03.22

イチロー選手引退会見

Th_2019032200008_2 夜遅くから今日にかけての84分間。イチロー節全開と表現されていましたが、はて、そのイチロー節とはどんな節なのでしょうか。
 このブログでも何回か取り上げてきたイチロー選手の言葉。そこには、まるで禅問答のような、コト化を拒否するモノ性がありました。
 今日の引退会見も結局それでしたね。禅の老師の境地に至ることができないように、私たちはイチロー選手に近づくこともできません。
 11年前のこの記事を読み返してみましょう。
 得意のコト化を恫喝されてしまった(?)茂木健一郎さんは、このあとちょっと心を病んでしまいました。そして、今はまた元気になって、この前はなんとワタクシのことをラジオで語ってくれました(こちら笑)。
 イチロー選手はその後も修行を淡々と続け…いや、2009年、あのWBCの奇跡のタイムリーの前後、胃潰瘍になってしまったんですよね。イチロー老師も人間なんだと知った出来事でした。
 まあ、いずれにせよ、イチローのすごさを私が語ってもしかたない。それこそコト化できないから「大モノ(ノケ)」なのですから。
 今回の引退会見で印象に残った「禅語」はこれでしょうかね。最後の最後。お腹が空いて眠くもなってきたところでのこの発言。ようやくストレートな言葉が聞けたような気がしました。


…アメリカに来て、メジャーリーグに来て、外国人になったこと、アメリカでは僕は外国人ですから。このことは、外国人になったことで人の心を慮ったり、人の痛みを想像したり、今までなかった自分が現れたんですよね。この体験というのは、本を読んだり、情報を取ることができたとしても、体験しないと自分の中からは生まれないので。
 孤独を感じて苦しんだこと、多々ありました。ありましたけど、その体験は未来の自分にとって大きな支えになるんだろうと今は思います。だから、つらいこと、しんどいことから逃げたいというのは当然のことなんですけど、でもエネルギーのある元気のある時にそれに立ち向かっていく。そのことはすごく人として重要なことではないかと感じています。

| | コメント (0)

2019.03.21

優勝!

Th_-20190322-144013 が校の女子柔道部が春の大一番選手権大会団体戦で優勝いたしました。応援ありがとうございました。
 とりあえず日本一のご報告と御礼を申し上げます。
 厳しいきつい稽古に励む姿を見てきた者としては、なんとも感慨深い優勝でありました。
 優勝したのもつかの間、すぐにまた遠征が始まります。がんばれ!

| | コメント (0)

2019.03.10

「うわさのチャンネル」より タモリの中国語講座(追悼 ザ・デストロイヤーさん)

Th__20190311_133320 日は日テレG+で「ジャイアント馬場没20年追善興行」の放送をたっぷり堪能させていただきました。
 いろいろ感慨深いシーンの目白押しでしたが、特にアブドーラ・ザ・ブッチャーさんの引退セレモニーは泣きましたね。スタン・ハンセン、ドリー・ファンク・ジュニアをはじめ、往年のライバルたちが勢揃い。また、かつての馬場さん関係の興行では考えられないゲストが登場し、本当に馬場さんの、そしてブッチャーさんの人柄の素晴らしさを感じさせる名シーンでした。
 最後、ブッチャーさんのファンへのメッセージが「親を大切にしろ!」だったので、心から感動してしまいました。なるほど、レスラー生活の最後に伝えたかったことはそれだったのか。
 セレモニーの中で、ザ・デストロイヤーさんからメッセージが紹介されましたね。動画がありましたのでぜひ。このあと1ヶ月もしないうちに旅立たれてしまいました。

 さて、往年のデスといえば、テレビのバラエティーでの人気者という一面もありましたね。私もどちらかというと、そちらのデスさんの方から入った少年でした。
 和田アキ子さんや徳光和夫さんとの「うわさのチャンネル」の貴重な映像がありましたので、こちらもぜひ御覧ください。デスさんの出番はそれほどありませんが。
 まあメジャー・デビューしたばかりのタモリさんの恐るべき才能には舌を巻きますね。やばいでしょう。それをいなすあべ静江さんの美しさも異常(?)です。そのほか、松本ちえこさんの可愛らしさ、いや和田アキ子さんの可愛さにも唖然です(笑)。いい時代でしたね。ひどい時代とも言えますが。ハラスメントだらけですよね。それが笑いで昇華されていた時代なのでした。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2019.03.08

追悼 ザ・デストロイヤーさん

 和の偉人の訃報が続きます。力道山、ジャイアント馬場、アントニオ猪木と戦い、そして、大の親日家でテレビでも大人気だった、ザ・デストロイヤーさんが亡くなりました。

 試合を振り返るのもいいですが、私はこのシーンが印象に残っています。東日本大震災の直後に行われた復興プロレスでのデストロイヤーさんの勇姿です。

 デストロイヤーという名前とは正反対に、破壊されてしまった日本を立て直すために笑顔を振りまいてくれました。この26人バトルロイヤルという祝祭的空間も含め、プロレスのパラドックスというか、言語や形式を超えた奥深さを不思議と感じたシーンでありました。
 ご冥福をお祈りいたします。
 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2019.03.01

一日一食もうすぐ丸15年

Th_2019022800000086dal0006view 日のネットニュースに内村航平もはや仙人?修行僧?1日1食「1000キロちょっと」カロリーの食生活明かすという記事がありました。
 私も今年の春で一日一食生活丸15年となります。有名なアスリートと同じ食事パターン(夕食のみ)というは、ちょっとうれしいですし、自信にもなります。
 実際、一食にしてからというもの、病気知らず。それどころか、いろいろなことが冴えまして、特に直観力のポテンシャル向上はすさまじく、おかげで無駄な時間が大いに減りました。人とのご縁もそうです。タイミングも含めて全く無駄がない。
 これぞ「ハングリー精神」でしょうか。貧すれば鈍すると言いますが、現代においては、富すれば鈍して、貧すると鋭するのかもしれません。
 だいぶ前に内村航平は宇宙人か!?という記事を書きました。最近、すっかり宇宙人という称号が一般化したワタクシでありますが、やはり宇宙人(未来人)は摂取カロリーが少ないというのが特徴のようですね。
 違う言い方をすれば、摂取カロリーを減らせば、だれでも宇宙人(未来人)なれる、すなわち人生を大きく未来的に変えることができるということのようです。皆さんもやってみてください。
 ちなみに内村さんは「僕のやり方はまねしてほしくはないんですが…」と言っているそうです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2019.02.19

ジャイアント馬場没20年追善興行

Th_679x960xe2d54bd5828d874826fa7ac5 日2月19日は「プロレスの日」。1954年、力道山とシャープ兄弟が蔵前国技館だ戦った日です。
 そんな記念すべき日に、両国国技館で素晴らしい興行が行われました。ジャイアント馬場没20年追善興行です。
 団体を超え、新旧大物レスラーが一同に集い、多くのプロレスファンとともにジャイアント馬場さんの偉大さを共有した日となりました。
 平日ということもあって、私は行くことができませんでしたが、もう参加選手の名前を見るだけでも、ワクワクしドキドキし、本当にプロレスファンでよかった、ジャイアント馬場ファンでよかったと思いました。
Th_img_c07f6fc53421e7677f5382e0a59d それぞれの入場曲がかかっただけでも、もう大興奮でしたでしょう。プロレスがこうして世代、時代を超え、20代から70代までが同じリングで戦える芸術であるということが、これほどまでに見事に表現された興行があったでしょうか。まさにアート。スポーツのくくりにはとても収まりませんね。
 もう理屈はどうでもいい。物語がこうして紡がれていくことに感動を覚えます。勝ち負け、強い弱いなどという、ある意味この世を支配している二元論的な価値観を、いとも簡単にふっ飛ばしてしまうのが、このプロレスの魅力であります。それはどちらかというと音楽に近い。
 そう考えますと、ますますジャイアント馬場さんのレスラー人生は奥深いものだったと再認識されます。今日会場にかけつけてくれた永遠のライバルであるアントニオ猪木さんも、あらためて馬場さんの奥深さを痛感したことでしょう。
 あの昭和の時代を超え、総合格闘技に押されたあの時代を超え、今、世界で高く評価されている日本の最前線のプロレスは、やはり馬場・猪木がその基礎を作り上げたと言えるでしょう。そして、今や、大人気の新日本も、どちらかといえば馬場さん寄りのプロレスをやっている。そこが面白いところだと思います。
 明るく・楽しく・激しく。殺伐とした世界観ではなく、どこか調和した美しさのあるプロレス。日本の神話の世界でいえば、荒魂と和魂がせめぎ合った結果、和魂が荒魂を包み込み、より高次な和魂になったという感じです。
 これからも私はずっとプロレスファンであり続けます。馬場さん、そしてたくさんのレスラーの皆さん、本当にありがとう。


| | コメント (0) | トラックバック (0)

より以前の記事一覧