カテゴリー「スポーツ」の521件の記事

2020.12.05

「我は即ち宇宙」…合気道の神髄

Th_unnamed_20201206090601 日の続きで合気道のお話を。

 合気道開祖植芝盛平が出口王仁三郎の影響を強く受けていることは書きました。なにしろ、王仁の入蒙の際に同行し、死を覚悟する法難(パインタラ事件)に合っているくらいですからね。

 その事件の際の写真がこれ。左から二人目が王仁三郎、三人目が盛平。なんとなく余裕な王仁と、深刻そうな盛平のコントラストが興味深い。

 結局、奇跡的に命拾いするその体験もまた、合気道の精神につながっていきます。すなわち「神の心」を持ち、「我は即ち宇宙」であると観じていれば、そこには敵は存在できず、戦わずして勝ってしまうという体験をしたということですね。

 ですから、盛平の語る合気道の理念は、そのまま王仁三郎の思想、教えと一致しています。

 私は合気道は一度しか体験しておりません。盛平の最期を看取った内弟子の方に、息だけで吹っ飛ばされた体験です。私もその体験で「自分の戦う心に負けた」と観じました。つまり、その師匠が宇宙そのものだったということです。

 そこから、私も、塩田剛三の言う最強の技「自分を殺しに来た敵と友になる」を実践し、戦わずして勝つことができるようになりました。

 そうした合気道の神髄について、「武産合気」に分かりやすい解説がありますので、それを引用しておきます。ぜひお読みください。人生全体に使える技を知ることができます。

 

Th_unnamed1_20201206090701 合気とは、敵と闘い、敵を破る術ではない。世界を和合させ、人類を一家たらしめる道である。合気道の極意は、己を宇宙の働きと調和させ、己を宇宙そのものと一致させることにある。合気道の極意を会得した者は、宇宙がその腹中にあり、「我は即ち宇宙」なのである。私はそのことを、武を通じて悟った。

 いかなる速技で、敵がおそいかかっても、私は敗れない。それは私の技が、敵の技より速いからではない。これは、速い、おそいの問題ではない。はじめから勝負がついているのだ。

 敵が、「宇宙そのものである私」とあらそおうとすることは、宇宙との調和を破ろうとしているのだ。すなわち、私と争おうという気持ちをおこした瞬間に、敵は既に破れているのだ。そこには、速いとか、おそいとかいう、時の長さが全然存在しないのだ。

 合気道は、無抵抗主義である。無抵抗なるが故に、はじめから勝っているのだ。邪気ある人間、争う心のある人間は、はじめから負けているのである。

 ではいかにしたら、己の邪気をはらい、心を清くして、宇宙森羅万象の活動と調和することができるか?

 それには、まず神の心を己の心とすることだ。それは上下四方、古往今来、宇宙のすみずみにまでにおよぶ、偉大なる「愛」である。「愛は争わない。」「愛には敵がない。」何ものかを敵とし、何ものかと争う心は、すでに神の心ではないのだ。これと一致しない人間は、宇宙と調和できない。宇宙と調和できない人間の武は、破壊の武であって、真の武産(たけむす:神道の真理の言葉)ではない。

 だから武技を争って、勝ったり負けたりするのは真の武ではない。真の武はいかなる場合にも絶対不敗である。即ち絶対不敗とは絶対に何ものとも争わぬことである。勝つとは己の心の中の「争う心」にうちかつことである。あたえられた自己の使命をなしとげることである。しかし、いかにその理論をむずかしく説いても、それを実行しなければ、その人はただの人間にすぎない。合気道は、これを実行してはじめて偉大な力が加わり、大自然そのものに一致することができるのである。

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2020.10.28

『捻くれ者の生き抜き方』 鈴木秀樹 (日貿出版社)

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 く共感しながらあっという間に読了。

 ご本人は「捻くれ者」と言っていますが、語っていることは全て正論。

 つまり、世の中がおかしいのです。

 プロレス界だけではありません。うまく回っているように見えるけれど、どこかごまかしや妥協があるので、実は非常に脆弱な社会。コロナでそれが露見していますね。

 そういう意味では、私は教育界の「捻くれ者」でしょう(笑)。最近は「学校をぶっ壊す」と公言していますし。

 そう、つまり鈴木選手が言うように、常識という同調圧力が生む停滞、結果としての後退がいやでたまらないのです。

 この本の太字の部分、全て学校に、教育にも当てはまりますよ。面白いくらい。

たとえば、「『自分が観ている立場だったら嫌だな』と、観る側の席に座った立場で観ている」という言葉。世阿弥の言う「離見の見」ですが、教師としてこの基本的なことを考えている人が、いったいどれくらいいるのでしょう。実に情けない現場ですよ、教室は。

 あるいは、「プロレスの『適性』は、プロレスのことを考え続けられること」という言葉。これは「教師の『適性』は、教育のことを考え続けられること」と置き換えられます。これはどんな分野にも通ずる名言だと思いますが、案外プロなのに(給料もらっているのに)その専門分野のことを考えて続けていない人が多いでしょう。皆さん、どうですか。

 なかなか理解されないのですが、私は本当にプロレスから多くのことを学んで、リング(教壇)に立っているのです。

 教室に入る時からの「たたずまい」も大切です。入場のスタイルですね。対戦相手であり観客である生徒の立場に立ち、相手の技や声援をちゃんと拾って活かす。あらゆる技を鍛え、どんな展開にも対応できるようにする。ストーリーとアドリブのバランス。

 私も「フリー」になろうかな…真剣にそんなことを考えてしまいました。というか「フリーの教師」ってどんなんだ(笑)。

 鈴木選手のことは、UWFスネークピットジャパンの宮戸優光さんを通じて、デビュー前から知っていましたし、実際ビル・ロビンソンさんの指導を受ける鈴木選手の姿も見ていました。

 8年前にはウチの中学校に来てもらったことがあるんです。餅つきしてもらいました(笑)。あの時はまだIGFで活動している頃で、ご自身もこの本で語っているように、「グレー」な中でいろいろと模索している時期でした。

 その後、フリーになり、各団体のチャンピオンになっていくわけですが、やはりその中での自分の価値の作り方、守り方はある意味独特でした。すなわち同調圧力や常識の中で安定を求めるのではなく、まさに「自分で考える」ことをやってきた人だと思います。

 だからこそ、先輩に対しても正論を言える。変な忖度はせず正しいものは正しい、間違ったことは間違っているとい言える。それは全く簡単なことではありません。自分の生きている「社会」の中でそれができるかどうか、考えてみれば分かります。

 そんな意味で、私は鈴木選手から学ぶことが多いし、多くの刺激を受けています。これからも応援しますので、ぜひ「社会」という敵と戦い続けてください。私も鈴木選手に負けないように頑張ります!

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2020.10.15

Acer 家庭用プロジェクター X1226AH

Th_319by8llqql_ac_sx355_ 日もまたある製品の紹介です。

 我が家にはテレビがありません。しかし、テレビはよく観ます。画面は100インチです。どういうことかと言うと、プロジェクターでスクリーンに映写しているのです。

 テレビがないと言いましたが、正確に言うとでっかいブラウン管テレビの死体(?)が二つ転がっています。つまり、我が家では一般家庭では当たり前である液晶テレビは使ったことがなく、ブラウン管からいきなりプロジェクターに飛んだのです。さすがアマノジャク(笑)。

 で、今まで何台か安いプロジェクターを使ってきたのですが、一つ前の中国製品の偏光フィルターが黄ばんでしまって、映像にかなり大きなシミが出るようになってしまったので、この夏、ちょっとだけ奮発してこれを買いました。

 ちなみに奮発したと言っても、XGAタイプで29,800円でしたからめちゃくちゃお買い得ですよね(今は39,800円になってしまいました) 。

 そして、これが非常に良い。YABERとは全く比較になりません。4000ルーメンも嘘ではなく、昼間でもばっちりですし、夜はちょっと眩しいくらい。発色やコントラストも非常に良く、正直今までなんだったんだという感じです。

 今回はDLP 方式にこだわっての選択でした。さすが黒が深く残像も少ないので、全体としてキレがあるように感じます。

 光源もあえての電球。LEDではないので、立ち上がりは真空管テレビのようですが(笑)、それも慣れれば一つの儀式みたいなものです。ファンの音も非常に静かで驚きました。

 中国と台湾の違いと言ってしまっていいのか分かりませんが、数千円多く出すだけで、これほど差があるとは。

 二つだけ難点をあげます。一つは音量調節があまりにもざっくり(数値的にも5ずつ動く)で、微調整ができないこと。特に私のようになんちゃってシアターシステムで増幅する場合はちょっと出力が高すぎるので、間に手動に可変抵抗をはさみました。

 もう一つはHDMI入力が1個しかないことです。チューナーとFireTV stickを使っているので、これも分配器を買ってはさみました。

 これでプロ野球を観たり、プロレスを観たり、映画を観たり、娘たちが韓国アイドルのライブを観たり、YouTubeを観たり、けっこう大活躍しております。そして、大満足しています。

 正直、サンキュッパでも安いと思います。まあサンキュッパ出すのだったら、あと2,000円足してWXGAにしてもいいかもですね。

 というか、いつもプロジェクターのことを紹介する時に書いていますが、なんで85インチの液晶テレビとかを50万円も出して買うんでしょうかね。プロジェクターなら10分の1以下ですみますし、反射光なので目が疲れなくていいですよ。

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2020.09.23

追悼 アニマル・ウォリアーさん

Th_unknown1_20200924101401 入りばなに悲しい知らせが届きました。

 日米のプロレス界を席巻したロード・ウォリアーズのアニマルさんが亡くなったとのこと。まだ60歳。

 ホークも若くして亡くなってしまいましたが、二人はまさにその試合ぶりのように、太く短い人生を生きたのでした。

 ロード・ウォリアーズが初来日した頃は、その荒っぽいファイトスタイルに、私はかなり違和感を抱き、どちらかというとアンチでしたが、今となってみれば、その後のプロレスの歴史に大きな影響を与えたことに敬意を抱かざるを得ません。

 アニマルさんは、レスラーとしてのキャラクターとは違い、とても賢く人柄が良かったと聞いています。実弟のジョニー・エースさんがレスラーとしてだけでなく、WWEのプロモーターとして活躍し、現在はその副社長に就任していることからも、お兄さんの人柄も想像できますね。

 実質引退後も日本のレスラーの皆さんと交流があったようです。中でもキラー・カーンさんのお店でのこの動画を観ると、そのお人柄が偲ばれますね。3年前ですか…お元気そうだったのに。ご冥福をお祈りします。

 

 

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2020.08.18

『タイガーマスク伝説〜愛と夢を届けるヒーローの真実〜』(NHKアナザーストーリーズ)

Th_img_6669 イナマイト・キッド選手の訃報を聞いた時の記事で紹介した、アナザーストーリーズ「タイガーマスク伝説」の再編集版が放送されました。

 あの時、キッドを励ましていた佐山サトルさんが、今度は原因不明の病と戦っています。やはり、佐山さん自身が、キッドを評したように、限界を超えても闘い続けた結果なのでしょうか。

 「かならずいい日はやってきます」…このコロナ禍にあって、佐山さんのメッセージはとても力強く、心に響くものでした。

 家内とも話したのですが、最近の佐山さん、さらに上の次元にいらっしゃったように感じました。

 佐山さん、今までも単なる格闘家というより、思想家、歴史家という側面もありましたが、ご病気を通じてさらなる深化を遂げたようですね。

 そんな折、息子さんが格闘技の世界に足を踏み入れ、尊敬するお父様が極めた奥義を伝承することに努めるとのこと。佐山さんご本人にとっても非常に嬉しいことでしょう。

 ぜひ、病魔にも打ち勝って、再びリングでその雄姿を見せてほしいものです。

 原因不明の難病ということですので、なおさら、私が回復のお手伝いができそうな気がしました。さっそく連絡をとってみたいと思います。

 ちなみに、新間さんらに関わる「アナザーストーリー」は、さすがに紹介されませんでしたね(笑)。

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2020.07.24

『人生で大切なことはオカルトとプロレスが教えてくれた』 大槻ケンヂ・山口敏太郎 (角川学芸出版)

Th_518qaxt0owl 日からの流れでこの本をおススメしますね。

 いやあ、この本、めっちゃ面白いですよ。そして納得。さらに救われた。

 昭和41年生まれ、オカルトとプロレス大好きなお二人の対談。同世代、同趣味、共通体験者として大いに楽しませていただきました。

 昨日の「ノストラダムス」についても当然触れられています。

 ノストラダムスは「メメントモリ」(死を思え)という考え方を俺らに叩き込んでこれましたよね。

 という大槻さんの言葉に完全に同意いたします。小学生の私にとっても、ノストラダムス体験は、ある種の宗教的な通過儀礼でした。

 あと、昨日紹介した映画「ノストラダムスの大予言」についても大槻さんが語っています。それを読んで分かったのですが、昨日紹介した動画って、ノーカット・バージョンなんですね!やばい、そうだったのか(笑)。

 この本全体を通して語られる「人生で大切なこと」とは、すなわち「変なモノ、理解できないモノ、怪しいモノ、嘘というモノを切り捨てず愛する」ということですよね。

 たしかに90年代、平成になってからは、そういう「モノ」を許さない「コト」社会になってしまい、実に面白くなくなってしまった。その後の揺り戻しで多少は良くなったとは言えども、やはり変な現実(コト)主義がはびこっているような気がしますね。

 当時の少年たちは、みんな「オカルト」と「プロレス」の洗礼を受けて大人になり、今の社会を支えています。しかし、結果として「コト」社会になってしまい、「モノ(ノケ)」が排除されるようになってしまったのはどうしてなのでしょう。

 やはり、みんな「大人」になってしまったのでしょうか。その点、私はいまだに中二病どころか(幼稚園の)年中病です(笑)。だから、自分の中では宇宙から来た地球を救うヒーローのつもりで、毎日現実と戦っているのです。

 と言いつつ、仕事柄もありますし、いちおうこの世でフツーに生きていかねばならないので、それなりに客観的に自分を観ているところもある。それこそが、たしかにオカルトとプロレスから学んだ生き方なのかもしれませんが。

 この本には、当然、出口王仁三郎も出てきます。山口さんが王仁三郎と宮崎滔天の関係について面白い情報を書いてくれていますが、こちらに書いたように、宮崎滔天の長男宮崎龍介と王仁三郎は深い関係があります。宮崎滔天から王仁三郎に依頼があったのかもしれませんね。

 この本、面白く笑える記述がたくさんあったのですが、一番笑ったのは、ザ・ドリフターズの「いい湯だな」は「いいユダヤ」だという話(笑)。ドリフターズという名前自体が「失われた10支族」を象徴していると。

 さらにその話の続きで、「最近のウイルスも…歯磨けよ、手洗えよ…カトちゃんがリスクヘッジしてた」、「人工ウイルスが一番熱い」というくだりは、最近の状況からしてちょっと笑えない良くできた「陰謀論」ですね〜。

 プロレスとオカルトを通じて、相手や相手の考えを叩きつぶさないことをみんなが学んだ…(大槻)

 なるほど、そこに「和(にぎ)」や「言向け和(やわ)す」の精神が息づいているのですね。いい時代に生まれ育って良かった。

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2020.07.19

今年は冷夏か(神風吹く?)

Th_-20200721-111823 た予言が当たりそうです。ある意味大外れですが(笑)。

 今年は冷夏になるかも、という記事が出ていました。なんでも1993年の大冷夏以来の低温状況なのだとか。

 てか、1993年ってそんな大冷夏でしたっけ。「喉元過ぎれば熱さ忘れる」というか、まあ一昨日の夕ご飯も思い出せないのが人間です。

 昨年の夏はやたら暑かった記憶だけありますが、実は7月中旬まではけっこう梅雨寒でした。梅雨明けしたあと猛暑。それがちょうど「来年のオリンピック」の期間にあたっていたから、みんな心配したんです。

 ちなみに一昨年は梅雨がはっきりせず、7月8月ずっと猛暑でした。「再来年のオリンピック」大丈夫か?っていう話でした。

 そんな時、私はこんな記事を書いているんですね。忘れてました(笑)。

辻田真佐憲 『東京オリンピックは「太平洋戦争化」してしまうのか?』

 ここで私は、こんなたわけたことを言っています。

 案外ですね、「神風」が吹くかもしれませんよ。つまり冷夏になる。ホントにありそうだから、日本という国は恐ろしい(笑)。
 昨日、ある政治家秘書の方から、「先生、出番ですよ!」と言われました。五輪に関する話です。もしかして、私のお役目は「神風」すなわち「涼風」を吹かせることなのかもしれませんね。

 そして、どうも今年は「神風」が吹くらしい。私が吹かせたのかもしれない(笑)。いや、実はこの「2020年冷夏説」は、ずっといろいろなところで主張(予言)してきたのです。

 しかし!笑えるのは、それが当たったとしても、五輪がなくなってしまうというところまでは正直予知できなかったところです。おいおい、一番大事なところじゃないか!w

 いやいや、人事については予知できないが、天命については予知できるということかもしれません。「未来の記憶」の性質ってそういうモノなのかもしれません。

 と言いつつ、結局梅雨明けに猛暑になる可能性もありますから予断は禁物です。ちなみに24日(空しい)スポーツの日が開会式で、8月9日が閉会式の予定だったのですよね。それまでに梅雨が明けるかどうか。

 いえいえ、実はもっと大きなスケールで私の予言は当たるかもしれない(?)。すなわち、2021年の東京オリンピックも開催されず、2032年(以降)に改めて開催され、その年が冷夏になるかもしれないのです。というか、それ以前に地球は寒冷化しているかもしれません。

 ただ、もし今年が冷夏だったら、「オリンピックやってたら最高だったのにな」ということにはなるでしょう。その時は、みんなで空しく笑いましょう。人間なんてちっぽけな存在だなあと。

 ちなみに、上掲の2年前の記事に次のように書きました。

 軍隊文化を最も引きずっている、いやそれを死守してきた甲子園も、自然の猛威という「神」の力によって修正を迫られている

 これもまたある意味当たったけれども、ある意味「死守」も続いていると言えるでしょうね。いずれにせよ、自然の猛威という「神」は、かなりお怒りのようです。「神風」も人間の都合の良いようには吹かないということでしょう。

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2020.07.13

自転車の時代が到来?

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Th_shopping 日は自転車好きの生徒と2時間ほど語り合いました。

 ここのところ30年ほど(!)自転車から遠ざかっていた私ですが、どういうわけか半年くらい前から急に自転車に興味が湧いてきています。

 生徒は自転車競技に興味があり、やはりいかに速く走るかに興味があるようでしたが、私は全く体力はないし、そちらの方ではなく、電動アシスト自転車でどこまで走れるかという「航続距離」の方に興味があるんです。

 今は車で、山の中から400メートルほど下って職場の学校に通っていますが、次女が卒業したら、つまり来年の春からは自転車で通勤しようかと思っています。当然、電動アシスト自転車で、です。

 朝はずっと下りですから、そこで回生充電して、帰りはその電力と私の貧弱な脚力で上り坂を登ると。そういうやり方で日々の充電をしなくて済むようにしたい。

 おそらくエネルギー効率上、それは無理だと思うのですが、そこにソーラーパネルによる太陽光発電などを組み合わせて、なんとかならないかと考えているのです。

 まあ、そんな個人的な趣味の話よりもですね、実際これから自転車が世界で見直されてくると思っているのですよ。

 一昨日紹介した「サバイバルファミリー」でも、緊急時にいかに自転車が有用であるかが表現されていましたね。自転車最強(特にロードレーサー)。

 実際、コロナ禍によって世界で自転車の売上げが伸びているようですね。東京なんかでも、あの満員電車での通勤や通学を避けて、自転車を利用する人たちがずいぶん増えたと聞きます。

 そのような感染症対策としても、また日常の健康のためにも、そして環境問題のためにも、自転車の利用が増えるということは良いことです。

 そして、テクノロジーのアシストのおかげで、たとえば私のような軟弱な人間でも自転車に乗ろうかなと思えるようになった。今後、安全対策などにもAIが使われ、老人や子どもも安心して自転車に乗れるようになるかもしれない。

 今後、自転車界にイノベーションが起きるとすれば、やはり気象(雨風や高温、低温)対策と転倒時の安全対策として、シールド型(密閉型)の自転車が生まれることでしょうか。私にはそういう未来が見えています。

 というわけで、私もそうしたイノベーションに少しでも寄与したいと思っていまして、今いろいろとアイデアをダウンロードしているところです。

 そして、まずは自分の手で、冒頭の「充電不要の電動アシスト自転車」を作ってみましょうかね(笑)。

電動クロスバイク TB1e

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2020.07.09

『イチロー・インタビューズ 激闘の軌跡 2000-2019』 石田雄太 (文藝春秋)

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 れも間違いなくロゴスではなく「レンマ」だよなあ。

 コトを窮めてモノに至る。これをスポーツの中で体現して見せてくれたイチロー。彼の言葉は禅僧のそれのようだと、何度か書いてきました。その集大成。読み応えあり。

 第1章で、自らを評して「理屈で話を進めていくタイプ…理屈で理解させてくれないと、消化不良になってしまう」と語っています。

 しかし、そうした細部へのこだわり(コト)が、結果として総体(モノ)を理屈ではなく瞬時に捉え、コントロールするきっかけになっている。意識が無意識を生む。

 まさに職人、何かを「モノにした」人間ですね。そして、最終的に「モノになった」。

 うん、日本語は面白い。日本人は面白い。

 メジャーという「世界」の「総体」だからこそ、日本という「細部」が際立って見えましたね。イチローのそうした歴史的、文化的功績は多大です。

 「僕の言葉にウソはない」。言葉それ自体は元々フィクションですが、それがこれだけ集積して絡み合うと、そこに真理が立ち上がってくるから興味深い。

 しかし、私たち、イチロー自身でない人間にとっては、決してイチローの体感、体得した真理には到達できません。予感までです。だから、「ウソはない」という言葉を否定することは絶対にできないわけですね。

 そう、真理、つまり「まコト」は結局他者たる非我たる「モノ」だというのが、お釈迦様の究極の気づきであったわけで、そんな点からも、イチローレベルの賢者らの言が、どこか禅問答チックになるのは当然だと首肯されるのでした。

 ベースボールが輸入され、軍隊文化とともに日本化、日本的組織化、職人技化された「野球」が、その故郷に帰って大旋風を起こし、その風景を変えてしまったというのは、世界史上の様々な文化が輸入され、日本化され、そして逆輸出されていくに違いないという、仲小路彰が総体として捉えた日本の歴史的存在意義を象徴しています。

 そして、やっぱり「野球」は面白い。奇跡のスポーツ、いや文化です。何度も書いた記憶がありますが、この宇宙に、サッカーやバレーボールやテニスや格闘技に似たスポーツは、それこそ星の数ほどありますが、野球のような、様々な意味で不公平で不均等かつ、確率論的に絶妙なゲーム性を持つスポーツは、実はありません。宇宙人の私が言うのですから、間違いありません(笑)。

 うん、やっぱりこの本もまた、私のバイブルですね。

Amazon イチロー・インタビューズ

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2020.07.07

『Shall we ダンス?』周防正行監督作品

Th_unnamed_20200708111501 日、本校の女子柔道部が栄えある「野口賞」を受賞しました。山梨の郷土研究や文化・芸術、スポーツに貢献した個人や団体に贈られる賞。生徒たちの頑張りを認めていただき、本当に嬉しく思います。

 さて、同時に文化・芸術部門で受賞されたのが、照明技師の長田達也さん。山梨が誇る映画界の巨人です(目立ちませんが)。いろいろな名監督と名作を作り上げてきた長田さん、昨年は芸術選奨文部科学大臣賞を獲っています。日本の宝ですよね(ちなみに、ジャンボ鶴田さんと同郷、牧丘町の出身です)。

 そんな尊敬する方と肩を並べたわけで、ますますこの賞の重みを感じているところです。

 さて、そんな我が校と長田さんの受賞を記念して…というわけではないのですが、この名作を久しぶりに鑑賞しました。

 ちょうど、映画好きの次女が「パラサイト 半地下の家族」を観て、「う〜ん、良かったけど、なんかしっくり来ない…特にラストが」などと言っていたところだったので、じゃあ文句のつけようのない日本映画の名作を観るかということになりまして、選ばれたのがこの「Shall we ダンス?」。

 私ももう何回も観ているのですが、ちょうど長田さんのこともあったので、今回は照明に注目しながら鑑賞しました。長田さん、この作品で1996年度の日本アカデミー賞最優秀照明賞を受賞しています。

 たしかに証明の効果が抜群の作品ですね。しかし、それは意識しないと分からない。特に最近、わざとらしい照明が鼻(目)につく作品が多いのですが、さすがそこは違いますね。

 長田さんが照明を担当した作品を初めて劇場で観たのは、おそらく「ファンシイダンス」だと思います。あれなんかも、今、照明に注目して観るとけっこう面白いですね。

 初期の周防作品は、マニアックな特殊世界を舞台にすることが多かった。そんな特殊世界、たとえばお寺にせよ、ボールルームにせよ、その「光」と「影」によって、その異次元感を表現できますよね。

 そこではある種の徹底したリアリズムが必要なわけです。もともとがフィクショナルな世界なので、それをリアルに描くことが大切。その点、この映画も実にうまく行っていると思います。

 会社や家庭という日常、ダンス教室という幽冥の境、そしてボールルームやダンスホールという「あの世」。それぞれの照明に徹底した工夫がなされていますね。

 まあ、普通に観ても本当によくできた映画だと思います。草刈民代さんのボー読みさえも、不思議な魅力になってしまうという(笑)。

 皆さんも、ぜひ、照明に注目してこの映画をご覧ください。

 そうだ、ハリウッド版(リチャード・ギア版)も観てみなきゃ。

 

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