カテゴリー「スポーツ」の635件の記事

2025.05.22

榮山寺のカオスとコスモス

Img_0366 良合宿最終日も面白かったなあ。

 特に榮山寺は興味深かった。複数の国宝が漫然とある(放置されている)のは、ある意味憂うべきことかもしれませんが、またある意味では自然なのかもしれないとも思いました。

 特に八角堂の存在感は素晴らしかった。法隆寺の夢殿と並ぶ奈良時代の貴重な八角円堂です。こちらの方が素朴ではありますが、より私たちに近い次元での祈り、いや瞑想を感じました。

 私はこうした八角形の堂宇は、「八紘為宇」の表現であると考えています。そう、この屋根の軒が「八紘」とつながり、まさに「宇(堂宇)」と為っているわけです。

 八紘を宇と為す…世界(宇宙)を家とする…まさに王仁三郎が望んだ「みろくの世」であり、仲小路彰が目指した本物の「グローバリズム」「コスミカリズム」であります。

 ちなみに、ここは後村上天皇・長慶天皇・後亀山天皇の行在所が置かれた場所とも言われています。

 そして、そこでかつて奉納国宝プロレスが行われています。崔領二率いるランズエンドによる興行、いや奉納。

 こちらの記事をぜひお読みください。素晴らしいと思います。

 一見、こうしたカオスが、グルっと回ってコスモスとなっている。これは貴重な雛型であると感じましたね。

| | コメント (0)

2025.05.13

完全版 『永遠の最強王者 ジャンボ鶴田』 小佐野景浩

Img_0102 ャンボ鶴田さんが亡くなられて早くも25年。四半世紀ですか。

 鶴田さんのおかけで結婚した私たち夫婦。たまたま山梨におりましたので、当然、お墓参りをしてきました。

 とても良い天気。鶴田さんの無尽蔵のスタミナを与えてくれた、あのぶどう畑の中の急坂を久しぶりに登って、牧丘町倉科の慶徳寺へ(住職は教え子です)。

 どなたかいらっしゃるかと思いましたが、私たち二人だけで、ゆっくり鶴田さんにお礼を申し上げることができました。

 鶴田さんのおかげで結婚したというのは、こういうことです。職場結婚だった私たち夫婦ですが、最初はお互いなんの興味もありませんでした(笑)。

 ただ、ある時、お互いにプロレスファンであり、そしてそれも全日派であることが判明した瞬間から、急に身近に感じることになりまして、そしてその時、最強のレスラーを同時に言ったところ、「ジャンボ鶴田」で一致しまして、お互い心の中で「結婚したい!」ということになったのです(笑)。単純すぎる。

 そして翌日、二人でドライブしたのが牧丘町。そこで「結婚しようか」ということになりました。その3年後ですか。鶴田さんが亡くなったのは。

12_20250525165901 その後、娘たちが生まれてからも、ほぼ毎年お墓参りしておりました。

 こんな感じで娘たちを教育していたわけです(笑)。バカボンとドリフとプロレスで育てたら、あんなふうになっちゃったと。

Img_a52828c02ee096e74308867461d823761780 そして、今日発売になったのが、こちらの完全版。

 5年前に出た「永遠の最強王者 ジャンボ鶴田」だけでも充分な情報量と思いましたが、さらに貴重な新証言などを加えた増補版です。

 読んでいて涙が出ました。小佐野さん、ありがとう。

 出版を記念して、小佐野さんと川田さんの対談Liveが配信されました。面白かった。途中まではこちらで見ることができます。

 本当に最強だったんですね。そして弱点は…(笑)。結果、その弱点すら気にせず堂々とさらけ出して圧倒しちゃったわけですから、とんでもない化け物ですねえ。

 

| | コメント (0)

2025.05.06

全日本プロレス チャンピオン・カーニバル2025 後楽園ホール大会

Img_0060 っさしぶりの休日ということで、カミさんとデート(笑)。

 当然二人の共通の趣味&出会いのきっかけとなった「全日本プロレス」観戦ですよ!

 聖地、後楽園ホールが、上野の基地から歩いて行ける距離にあるなんて!(電車で行きましたが)カミさんと運命の不思議を痛感いたしました。

 さて、最近の全日本プロレスは、私たちが出会ったころの馬場・鶴田・三沢といった往年の全日本とは違っている部分もありますが、その「明るく・楽しく・激しく」というモットーに関しては、もしかすると今最も充実しているかもしれない。

 それほど全ての大会において満足度が高いのです。一つ一つの試合についてはコメントしませんが、今日も500%満足の興行でした。素晴らしい。

 私たち夫婦東側の前から2列目だったので、上のダイジェストにも時々映ってます(笑)。いい記念になった〜。

 本当にいろいろなタイプのプロレスを堪能したなあ。特に鈴木秀樹とデイビーボーイ・スミス・ジュニアのキャッチ・アズ・キャッチ・キャン対決は最高でした。会場がシーンとするほどの緊張感と集中。

Img_0066 試合後、勝利した鈴木秀樹選手と久しぶりの再開(昨年の沼津以来か)。高円寺UWFスネークピットジャパンで修行中の若手時代から応援している選手。紆余曲折経て、なんと全日本所属になるとは…猪木さんに可愛がられた選手ですからね。本当に運命というのは不思議なものです。

 とにかく、夫婦ともども、全日本プロレスのファンを40年以上続けてきて良かったと感じた夜でありました。

| | コメント (0)

2025.04.27

「超々広角」星空観賞用双眼鏡 Super WideBino36(笠井トレーディング)

 

 浜スタジアムで娘たちとベイスターズ vs カープ生観戦。ベイスターズが勝利し最高の気分。

 偶然、大好きなバウアーが先発ということで楽しみにしていましたが、本当に素晴らしい投球内容で、打てない打線も相まって(?)感激する試合になりました。

 いやあ、いちおう小中、そして草野球レベルで投手をやっていた者として、本当に本当にバウアーはカッコいい選手なのですよ。全ての球種の質が異様に高いのももちろん、いわゆる投球術、そして「燃える闘魂」が素晴らしすぎる。

 特に8回のピンチでの投球。思わず泣いてしまいました。ギアを上げて三振を取りに行く姿はカッコいいとしか言いようがなかった。

718tgenjlel_ac_sl1500_ ところで、今日は内野席でしたが、私はこの双眼鏡でバウアーの一挙手一投足を食い入るように観ていました。

 このマニアックな双眼鏡、これもまたバウアー並みに素晴らしいのです。もちろん、星空観賞用に購入したものですが、野球やプロレス観戦、舞台鑑賞にもいいのです。

 とにかく「超々広角」なのが案外スポーツ観戦に適している。なにしろ36度の広視野ですからね。今日も内野席からちょうどピッチャーとバッターが同視野に入る。

 倍率は2倍ですけれど、54ミリの大口径のため、明るさがすごい。つまり鮮明すぎるくらい鮮明に見えるのです。さすが星空用です。

 大口径ですが短焦点なので小型。よってずっと持っていても疲れない。作りは大変しっかりしているので、ある種のずっしり感はあるのですが、それが安定性をもたらしている。

 シロウトさんは、ついつい高倍率なものを選びがちですけれど、そうすると暗いし手ブレするし、本当に使いづらいのです。それに比べてこれはすごい。あの臨場感は低倍率双眼鏡ならでは。早い打球でもしっかり双眼鏡で追えるくらいですから。

 ハマスタでは、安いウイング席での観戦もよくするのですが、肉眼だとボールが見えないんですよね。ところがこれを持っていけば、ものすごい解像度で観戦することができる。ホント最高ですよ。

Amazon 笠井トレーディング 2x54mm 「超々広角」星空観賞用双眼鏡 Super WideBino36 スーパーワイドビノ36

| | コメント (0)

2025.04.03

神田明神という混沌

Img_9700 田明神参道わきにて中級セミナー。寛永寺とともに江戸の鬼門封じである神田明神。なんとも良い雰囲気を持っています。

 だいこく様、えびす様、まさかど様という三神を祀るというのがいいじゃないですか。

 この日も話しましたが、日本の祭りは二元論に陥らず、聖俗混沌しています。ご利益のためなら「祟り」の力をも借りる。荒魂で荒魂をコントロールするというのも日本的です。

 神田明神のそうした良さは現代にも見事に引き継がれています。

 たとえばお隣アキバから流れ込んだオタク文化をも見事吸収していますし、もう長いことプロレスの現場でもあります。

 今年ももうすぐLLPW-Xの奉納興行「生き抜く力」がありますよね。今年もまた神取忍とダンプ松本の絡みを観られるのか。昨年のメインイベントの様子を観てみましょう。最高ですね!

 

| | コメント (0)

2025.04.01

『アルプススタンドのはしの方』 城定秀夫 監督作品

320_20250406174001 津温泉でセミナー1日目。上野から特急草津・四万で移動。移動中、この映画を観ました。

 先日、横浜高校の優勝で幕を閉じたセンバツ高校野球。セミナーでよく話しますが、高校野球、特に「甲子園」はスポーツではありません(こちら参照)。

 あまりに独特な世界ですから、反対側からすると「気持ち悪い」ことになりますが、だからといってそれだけではすまされないモノ(なにか)がありますよね。

 私も批判的に語る時もあるにも関わらず、あの世界が大好きです。その一筋縄でいかない、不思議な「興奮」を実に上手に表現したのが、この「アルプススタンドのはしの方」でしょう。

 まさに反対側であるはずの「演劇部の女」や「優等生の女」や「野球部やめた男」が、いつの間にかその「興奮」の中で「興奮」していく様子を描いた戯曲。そう、高校演劇の名作の映画化がこの作品です。

 私の大好きな、そして尊敬する城定秀夫さん、さすがです!

 超低予算で、ここまで深く、感動的、ある意味煽情的な作品を撮ってしまうのですから。いやあ、これはある意味「禅的」な表現でもある。

 野球のシーンは皆無です。歓声や打球音といった「環境音」によって、世界を想像させつつ、そこに埋もれるはずの「会話」や「気持ち」を見事に掘り起こし、ドラマに仕立てる。

 もちろん、原作の脚本の素晴らしさもありますよ。しかしやっぱり城定監督の手腕だよなあ。さすが「どんなジャンルやお題でも傑作に仕上げる映画料理人的な職人監督」。

 これはおススメです。私も主人公たちと同じ気持ちで、批判、冷視から「興奮」に至ってしまいましたよ。

| | コメント (0)

2025.02.19

ウナギ・サヤカ vs 里村明衣子

 

 保町でセミナーでした。50人以上の方にお集まりいただきました。感謝しかありません。

 セミナーでも少しプロレスの話をしましたかね。そうこの日は「プロレスの日」です。1954年(昭和29年)2月19日、日本プロレス協会旗揚げ戦として蔵前国技館にて、力道山・木村政彦 vs シャープ兄弟の試合が行われました。それを記念しての制定とのこと。

 その時からすでに71年が経過て、プロレスも様変わりしたとはいえ、今でも根強く日本の文化の中に生き続けていますね。

 様変わりしても、そのスピリット、芸術性、物語性は不変だと思います。それを象徴するような試合、興行が先日行われました。

 「ウナギ・サヤカ vs 里村明衣子」のワンマッチ興行。これはプロレス史に残りますよ。

 ウナギ選手、スターダムを退団後、本当に見事なセルフ・プロデュース力によって、男女問わず多くの名レスラーたちと名勝負を繰り広げています。正直ここまでやるとは思いませんでした。

 そう、この名勝負後彼女が語った言葉あまりにもカッコいいし、すべての人への重い辛辣なメッセージでもありますね。

 「やろうと思ってたけどやらないのがお前ら。やるのが私、ウナギ・サヤカです」

 う〜ん、思わず泣いてしまいましたよ。こういうワンマッチ興行も「やろうと思ってた」という人もいるでしょうけれども、結局やらなければ、最初から「無理だ」と言っている人と同じということですね。

 かつて某プロレスラーが言った「やらない善より、やる偽善」にも通ずる深い言葉ではありませんか。

 この勢いだと、次の両国国技館はもちろん、本当に東京ドーム大会を成功させちゃうかもしれませんね。応援してますよ、ウナギ・サヤカ選手!

 そしてある意味対照的な里村明衣子選手!かっこいい。尊敬しています。

 一周回って二人が「マブダチ」になりそうなところでまた泣いてしまいました。

| | コメント (0)

2024.08.17

全日本プロレス祭 アリーナ立川立飛大会

 

Img_7104 の日は還暦の誕生日でした。記念に次女とプロレス観戦。これが素晴らしいプレゼントとなりました。いやあ楽しかった〜。

 今まで観た多くのプロレス興行の中でもトップクラスに満足度が高かった!今の全日本プロレスの勢い、魅力を堪能できました。

Img_7109 会場入りして、娘は斉藤ブラザーズとの写真撮影会へ。私は鈴木秀樹選手のところへ挨拶へ。ちょうど行列に並ぶ娘が近くにいて、「おい!娘!裏切り者!」と言われていました(笑)。今日のタイトルマッチの対戦相手ですからね〜。

 試合の詳細には触れませんが、第1試合の冒頭からずっと会場は盛り上がりっぱなし。まさに「明るく楽しく激しい」プロレスが惜しげもなく展開されました。

Img_7117 実力に裏打ちされたエンターテインメント性とスポーツ性、そしてみんなしゃべりが巧い。演劇集団、お笑い集団としてもかなりレベル高いですよ。

 どの試合も素晴らしかったけれども、やはりメインでしょうかね。私も娘も周囲のファンの皆さんもずっと興奮し、そして感動していました。

20240823-92619 両選手を応援するという、二元論的ではない世界。どちらが勝っても負けても嬉しく悔しい世界。本当にプロレスを好きで良かったなあと実感した一日でした。

 これからの後半生もプロレスしていきます!本当にいい誕生日、還暦の日でした。感謝。感激。感動。

| | コメント (0)

2024.08.07

オリンピックは◯◯の◯◯である!?

20240812-164146 の日、久しぶりに山梨に帰ってきました。

 パリオリンピックも盛り上がっておりました。体操男子団体の逆転金メダルは劇的でしたね。

 五輪の体操というと、あの話を思い出します。これって言っていいのか…いや、けっこう書いてますね、堂々と。そう、五輪はスポーツの祭典ではなく、サイキックの戦争であると。

 この記事からいろいろたどってみてください。けっこうヤバいこと書いてあります(笑)。

 実は今日はもう12日でして、昨夜の閉会式でパリ五輪は終幕となりました。今回日本は、金メダル数も目標達成しましたし、思ったより(失礼)良い結果を残しましたよね。

 いや、それこそ東京オリンピックの時よりも、日本側のサイキックはだいぶ手薄になっていると聞いていたので、ある意味予想外だったのです。

 特に夏の体操、冬のフィギュアスケートのように「精度」が求められる競技の中でも特に注目が集まるものは、サイキックの戦いが激しいそうです。

 ということは、ああやって中国にミスが続いたのは、陰陽師のおかげ? 橋本選手のあん馬の落下で本気を出しちゃった?

 まあ半分冗談で読んでもらいたいわけですが、世界一を競うあのレベルになると、技術や心理に加えて、そういう世界で紙一重が決まるというのは、実際あるようにも思えてきますよね。

 そういう意味で、今回のメダルが多かったレスリングやフェンシング、そして新興スポーツの分野は、それほど激しい攻撃はなかったのかもしれません。

 

| | コメント (0)

2024.08.03

柔道混合団体銀メダル

20240807-91704 川にてセミナー。意外に暑い旭川へようこそ…と駅前にあるように、たしかに暑い(笑)。湿度が高い中の最高気温33度はけっこうきついですね。

 旭川、駅も大変きれいで、街も思ったより(失礼)大きく、ちょうどさんろくまつり前夜だったこともあってか、とても賑わっていました。2日にわたり美味しい夕食をいただきました。

 さて、夜は柔道混合団体です。教え子の舟久保遥香選手もエントリーしていましたが、登場前に4勝したために戦う勇姿は観ることがてきませんでした。

 最後はフランスに逆転負けの銀メダル。お家芸の柔道がJUDOに押され、東京オリンピックのリベンジができなかったことは残念でしたが、この柔道混合団体という種目はなかなか面白いですね。

 階級を越えた戦いでは、まさに柔よく剛を制すを感じることができますよね。特に二つ上の階級の選手を破った角田選手の巴投げは素晴らしすぎました。

 最後のルーレットもいろいろ憶測を呼んだとはいえ、面白いルールです。最後は立選手がリネールに負けてしまいましたが、私もどうせなら90キロ超級になってほしかったですよ。重量級のエース同士がガチンコであたるのが、やはり柔道の大舞台の醍醐味ですから。

 いずれにせよ、内容の濃い銀メダルでした。おめでとうございました。遥香もちゃっかり銀メダルもらってましたね(笑)。いいチームだったと思います。

 いっとき、私はJUDOに批判的な立ち位置にいましたが、今は少し考えを変えています。そう、日本の柔道が世界のJUDOのおかげで更に進化し、その粋を極めていくように感じるからです。

 そこには当然、「道」としての精神性やふるまいなども含まれるわけです。「道」という文化がスポーツを超えていくこと、それはたとえば野球道がベースボールを超えていっていることにも象徴されていると思っています。

 10年以上前に書いた記事を読んで、あらためてこの本を読んでみようと思いました。学校の先生に対する研修の内容にも大きく関わりますしね。

 スポーツ・体育・東京オリンピック

 スポーツ、体育、道、教育、軍隊文化…私のライフワークの一つのようです。

| | コメント (0)

より以前の記事一覧