カテゴリー「グルメ・クッキング」の88件の記事

2011.12.07

New ツイングリラー

Hirotanewtwingril2

 日に続き、「いいもの」を再び紹介します。
 7年前に買ったものは本当に毎日のように使いまして、さすがに表面の塗装というかコーティングがはがれはじめたりしたので、つい最近買い替えました。
 ホントこれはウチのカミさんもおススメしています。夕食のおかずはほとんどこれでできます。前の記事にも書いたとおり、「煮る、焼く、蒸す、炊く、揚げる、炒める、茹でる」がこの1セットでできてしまいます。互いが互いのフタになるというアイデア商品でもあり、密閉性や保温性も抜群でして、調理時間の短縮にもつながります。
 ヴァージョンアップしたこの「New」ツイングリラーでは、旧タイプの欠点であった、表面の強度の問題と「重さ」が著しく改善されています。これにはウチのカミさんも大満足。さっそくほとんど毎日これで朝食や夕食の準備をしております。
 お値段も旧タイプから4割ほど安くなりました。これは買いですぞ。
 主婦のみならず一人暮らしにも便利だと思いますね。というか、一人暮らしこそこれが必需品であり、ある意味これだけあれば充分なのではないでしょうか。
 ウチでも実績として7年間酷使しましたし、さらに耐久性が増したことを考えると、10年以上使えそうです。それならこのお値段は実にリーズナブルだと思いますよ。
 テフロン加工となってお手入れがずいぶん楽になったと、無精者のカミさんも申しております。これはもう本当に手放せませんね。
 付録のレシピ集も充実していますが、自分でいろいろ工夫してみるのもまた楽しいのではないでしょうか。ウチでも長年の経験から独自の料理が多数生まれております。
 ちなみにIHでは使えませんけれど。ウチはオール電化反対派なので全然問題ありません(笑)。

1台7役のマルチ調理器♪---ヒロタ Newツイングリラー※IH非対応
 
1台で煮る・炊く・焼く・蒸す・揚げる・炒める・茹でる♪---ニュースリーシスターズ8点セット※...

姉妹品NEWマルチグリルパン

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2011.12.04

『マルちゃん 日本うまいもん 富士吉田のうどん』 東洋水産

Nl_picture4dabdf14518c4 いぶ遅くなりました。こまごました仕事が立て込んでおります。
 よってある意味手抜きな記事です。ま、読者の皆さんにとっても、たまにはこういう軽いネタがいいのではないでしょうか。
 時間がないので、まず最初に結論。
「おい、これのどこが吉田のうどんなんだよ!?ww」
 まあ、こういうことを眉をつりあげ、口角泡飛ばして言う人のことを「痛い人」というのは分かっています。でも、地元の人間なら誰しもそう思うでしょうね。
 ちなみに私は「吉田のうどん」をあまり食べません。もともとが純粋なネイティヴではないということもありますが、どちらかというとソバ派な私としてはですね、うどんもすっきりした麺が好きなんですよね。
 だから、たとえばカミさんの故郷秋田で義弟が実際に打っている「稲庭うどん」なんか、最高においしく感じます。
 たま〜に食べに行くと、それはそれでおいしく感じますし、なんとなく懐かしさもおぼえます。
 そうそう、吉田のうどん宣伝大使としてフジファブリックの志村正彦くんを忘れちゃいけませんね。彼が地道に宣伝してくれたおかげで、今、吉田のうどん屋さんはずいぶんと助かっていると思います。彼はストックホルムでもこのカップ吉田うどんをもらって喜んでいましたね。内心、「これのどこが吉田のうどんなんだよ〜」と思っていたかもしれませんが。
 で、先ほどの稲庭うどんに話を戻しますと、あれって乾麺なのに、即席カップ麺にはなってないんですよね(たぶん)。まあもともとが宮内庁御用達という感じの高級食品ですから、いかにも庶民的なカップ麺にはそぐわないのかもしれません。
 こちら吉田のうどんは、もう本当にモロ庶民の味ですよね。ネイティヴは毎昼食にうどんを食べ歩くくらいですから。
 富士吉田近辺は昔から、というか昔は特に今はイマイチですけど、織物が盛んだったんですね。で、機織りは女性の仕事ということで、けっこう飯は男が作ったとも言われています。それで、あんなに男性的(稲庭や讃岐は女性的ですよね)なゴツゴツした固いうどんになったのだとか。
 あの固さは実は塩分の多さを示しています。私、吉田のうどんはですね、冷やを頼んで、そして汁は飲まなくても、ガンガン汗をかきます。塩分に敏感な私にとっては、かなりきつい食べ物の一つとも言えます。
 そんな特殊なめんを即席カップ麺で再現できるはずがないわけですよね。あえて再現性にこだわるなら、やや温度の低いお湯を注ぎ、4分待てのところ2分くらいで切り上げて食べ始めなければなりません(笑)。それでも、あのコシというか乱暴なまでのゴロゴロ感は期待できるはずはありませんね。
 汁(スープ)は味噌と醤油のブレンドで、まあそこそこの雰囲気は出せていますが、具材の再現性も正直高くありません。というかやっぱり無理でしょうか。
 まさか、カップ麺に「馬肉」を乾燥させて入れるわけにもいかないでしょう(技術的には可能でしょうが)。また、「冷たい」キャベツをどかんと載せるのもやはり難しい(演出的には可能でしょうが)。
 そうすると、結局のところ、「吉田のうどん」のアイデンティティーはほとんど再現されていないわけでして、正直全く別物にならざるをえないと。
 しかし、そんなことは実は当たり前のことで、百花繚乱のカップラーメン市場においても、様々な名店を名のるものがあるじゃないですか。それがホンモノと全然違う!なんて言うのは、それこそ「痛い」ことですよね。
Img_4152 だから、実を言うと、私にとって重要なのは、この「富士吉田のうどん」が、その名称から離れて充分においしいということです。私は各種カップうどんの中で、特にこの製品を高く評価しています。リアル吉田のうどんよりも頻繁に食べているかもしれない。
 特に、私はこのようなある種悪趣味なトッピングが大好きです。生卵を載せて、その上から熱湯お落とし、さらに納豆を載せて、そこに付属の特製スープをかける(笑)。
 これがとってもおいしいのであります。一人暮らしの頃を思い出すなあ。こういうジャンクな食べ方、あるいは栄養の摂り方って定番でしたからね。なんでも納豆と卵入れちゃうのが私の流儀なのでありました(笑)。

Amazon 日本うまいもん 富士吉田のうどん


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2011.10.12

『大麻入門』 長吉秀夫 (幻冬舎新書)

34498112 常に勉強になりました。
 生物学、政治学、歴史学、宗教学、そして日本語学的にも、今まで知らなかったこと、疑問に思っていたことが満載。よくまとまっている本だと思います。
 国語のセンセーとしてはずかしかったのは、「麻薬」や「麻酔」の「麻」と、「大麻」の「麻」は同じものだとなんとなく思い込んでいたことですね。
 本来「まやく」は「痲薬」であって、「麻薬」と書くのは「痲」が常用(当用)漢字になかったからだとは知りませんでした。「痲」は「しびれる」という意味であって、「麻」とは関係ありません。「麻」はとんだとばっちりを受けたということですね。
 ここで断っておきますが、私はドラッグとしての「大麻」の解禁には基本反対です。単純に、酒や煙草と同様なくてもいいものだと思うからです。
 現行大麻取締法の成立事情や過程(この本に詳しい)がいかであれ、現行では禁止されているわけですから、やはり法に従わなければなりません。ただ、全ての法と同様に、その歴史性や時代性などに鑑み、よく議論して改正していくことは必要だと思います。
 ドラッグとしての大麻(マリファナ)については、たとえば映画『スーパーハイ・ミー』について書いたこちらの記事にさりげなく(?)書いたことがありましたっけ。
 いや、あの映画は大麻をドラッグとしてのみとらえていたのではありませんね。他の側面もえぐりだしていました。
 あれからだいぶ経って、この本を読んでみようと思ったきっかけは、ある「神社」の儀式にありました。
 我が校のすぐ近くに通称「下浅間」、「冨士山下宮小室浅間神社」という神社があります。そう、その記事にも書いてあるように、志村正彦くんとも縁の深い神社です。
 そこで、昨年の9月、素晴らしい儀式が行われました。『御更衣祭』です。60年に一度の神様(コノハナサクヤヒメ)のお着替えですね。本当に感動しました、あれは。
 あれから1年して、神社から「神秘の稀祭 神衣御召し替え 富士山北口里宮に伝承される」という冊子をお贈りいただきました。多く写真や資料が掲載されている、なかなか立派なものです。
 それを興味深く眺めておりましたら、「大麻」という文字が目に飛び込んできました。
 そして、ああそう言えば神道と大麻は切っても切り離せない関係だったな、と思い出し、具体的にどういう関係があったのか調べたくなって、この本を注文したというわけです。
 神道では「大麻」は「たいま」とも読まれますし、「おおぬさ」とも読まれます。祓えのときに用い幣帛(へいはく)ですね。これが実際に麻を使って作られていました。また、たとえば注連縄や神事としての相撲の「横綱」も本来は大麻草で作るべきものでした。
 麻は非常に生命力に溢れた植物であり、またいろいろな用途において優秀な性質を持っていましたから、どこか「神」に通ずる部分があったのでしょうね。世界的に見ても、宗教と結びつくことが多くありました。
 もちろん、ある種の陶酔感や幻覚作用などと宗教が結びついたということもあるでしょう。しかし、日本では、ある意味その点を利用されて、主にアメリカの事情によりGHQがその使用や所持を禁止するに至りました。
 そのアメリカの事情については、この本に非常に詳しく書かれていますから、ぜひお読みいただきたい。ある意味では、ここでも日本古来の「魂」が欧米列強の「マネー」に駆逐されていく様子を見ることができます。非常に象徴的だなあと思いましたね。
 もちろん、医療用、産業用、あるいは食料としての「大麻」についても詳しく書かれています。これほど豊かな「資源」と「文化」を、一つの法律のもとに本当に全て失ってしまっていいのか、とりあえず誰もが疑問に思うことでしょう。
 そうした様々な背景を知らねば、先ほど述べた「議論」も始まりませんね。そういう意味で、この本のタイトル「大麻入門」は、全く間違いでないことが分かるでしょう。非常にまじめな「論文」であったと思います。おススメします。

Amazon 大麻入門


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2011.10.03

かりんとう饅頭

1c1579e1b65699acac2b4b0a1272b8fb 日ある方からおやみげとして鎌倉ほしのの「カリッと黒糖まんじゅう」をいただきました。
 これが実にうまかった。いわゆる「かりんとう饅頭」ですね。黒糖入りの皮をまとった饅頭を油で揚げたものです。
 この種の「かりんとう饅頭」は日本全国にあります。我らが山梨県でもいくつかの和菓子屋さんが製造販売しています。最近ではワインかりんとう饅頭なんていう亜種というか、地方によくある「一歩間違うとゲテモノ系」も出ました(これはおいしかった)。
 実はこの「かりんとう饅頭」のルーツは福島県にあるらしいんですね。田村市のあくつ屋さんが21世紀になってから開発・命名して有名になったのだとか。
 饅頭を油で揚げるというお菓子自体は古くからあったものと思われます。おそらく江戸時代に一般化したのではないでしょうか。
 日本での揚げ物の歴史というのは古くて新しいと言えます。なんとなくイメージできると思いますが、中国では古来甘いものを揚げる文化がありました。唐菓子ですね。それが奈良時代には日本に入ってきていたとは思います。しかし、それを食べられるのは一部の上流階級。我々庶衆が揚げ菓子になじみを持つのは江戸時代になってからのことです。
 江戸時代には、ごま油や米油、なたね油などの生産技術が一般化しましたし、南蛮料理である「天ぷら」が庶衆の人気グルメになったこともあって、家庭でも「とりあえずなんでも揚げてみよう」的な機運が高まっていたものと思われます。
 そんな時、庶衆の定番おやつであった団子や饅頭や煎餅がその対象になったことは想像に難くありませんね。
 そうそう、ちなみに我が鳴沢村には有名な?「ビス天」があります。ビスケットの天ぷらです。この起源はさすがに江戸時代ではないでしょう(笑)。昭和に入ってからだと思いますけどね。ちょっと小ジャレたおやつだったビスケットを誰かがジャーッと揚げちゃった。そしたらおいしかったと。あのほのかな甘さがさつまいもの天ぷら風だったということでしょうか。
 おっと話がそれた。で、この「かりんとう饅頭」ですけど、やっぱりネーミングもうまかったんでしょうね。もともと「かりんとう」をイメージして作ったというよりは、結果として「かりんとう」風だったということでしょう。
 実際、皮の部分はかなり固く、どちらかというとパリッというか「カリッ」としていて、歯ごたえはかなりあります。ボロボロ崩れるかと思うと、そのへんはなかなかうまく作られていてそんなことはありません。
 「カリッと黒糖まんじゅう」は「かりんとう」という言葉は使っていません。その代わり、音韻的にちょっと似ている「カリッと」をくっつけたんでしょう。商標の問題かなにかあるのかな。
 製造する側からしますと、一度蒸したものを油で揚げるというのは案外難しいとのことです。また、揚げる前のベストな味の調合が揚げたあとにもベストとは限らないそうで、その調整が大変だそうです。
 油で揚げることによる効果の一つとして、腹持ちがよくなるというのがありますね。私なんか比較的油に弱い胃を持っているので、これ一つ食べただけで、けっこうもたれちゃいました。
 香ばしい香りとほのかな甘さ、そして食べごたえ満点の食感…なかなかの逸品でありました。


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2011.09.27

ベビースターラーメンの天ぷら (おやつカンパニー)

12 しいのでまたまた軽い話題。
 軽いけれど質感は高く食べて満足の商品です。今までも何度か紹介してきた「おやつカンパニー」の新商品。気になっていたのですが、今日初めて購入して食べました。
 ふむふむ、これはうまい!もともと駄菓子屋の「イカの姿フライ」とか、「なとり いかフライ」とかが好物だった私ですから、それらとベビースターラーメンが合体したこの「作品」にはまらないワケはない!
 これは「おやつ」というより「つまみ」ですね。酒のつまみに最高です。今日は日本酒と合わせていただきましたが、ビールにも合うでしょうなあ。
 なんでも、本来揚げてあるベビースターラーメンに衣をつけて再び揚げたのだとか。二度揚げというこだわりの?製法というわけですね。
 まずは食感がよろしい。軽くサクサクとしていて、油のこってり感をうまく緩和していますね。こういうジャンクフードは食感も大切な要素ですから。てか、食感がほとんどだったりします。
 だいたいが、あの縮れ麺を天ぷらにしようという発想自体がジャンキーというか、おやつカンパニーらしいというか。そうそうあのKinKi KidsのCMでも「思いつき」とか「まさか」とか言われていますが、その「思いつき」や「まさか」を実現してしまうのが、松田食品の偉大さであります。好きだなあ、こういう大人たち(笑)。
 「おやつ」自体、「子ども」のものですから、こういう子ども文化を保たないと会社が成り立たないとも言えますね。しかし、それが結局大人の「つまみ」になっているところが面白い。
 つまり、普通は社会に葬り去れる「子ども性」や「原始性」というものを、商品という大人世界で現実化しているということで、これは非常に価値のあることだと思います。子どもの逆襲というか、人類最後の砦というか。
20110928_90427 CMも実に面白いじゃないですか。こちらの公式特設サイトから観ることができますので、ぜひまとめてどうぞ。
 温泉&マッサージチェアという、それこそ現代社会の「最後の砦」でゆる〜く空虚になったキンキがいい味出してますね。最後の30秒バージョンなんか結構名作だと思いますよ。
 これからもおやつカンパニーさんには、こういう企業アイデンティティーを維持していただき、日本の大人(特に男)を守ってほしいと思います。
 今日はチキン味を買ってきましたが、さあ次は塩味に挑戦しましょう…なんか私ってけっこうジャンキーですよね(笑)。


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2011.09.03

舞踏家・書家・料理家と共演(響演・饗宴)

動画アップしました!

↓リハーサル風景
110903_17_14_24_hdr 晴らしい体験をさせていただきました。皆さんありがとうございました。
 山中湖畔にある素敵な宿「ホトリニテ」で、舞踏家の大倉摩矢子さん、書家の渡辺大壑さん、そして料理人の堀内一紀さんによるコ・パフォーマンスがあったのですが、そこに飛び入りでヴィオラの即興演奏をさせていただきました。
 今考えるとずうずうしくお邪魔をさせていただいた感じがします。お三人の共演にキズをつけてしまったのではないかと申し訳ないとさえ思います。
 さらにずうずうしくもそういう反省を抜きにしてしまいますと、私としては本当に感動の時間だっと言えます。
 禅宗のお坊さんにして書家の渡辺大壑さんとは、もう四半世紀のつきあい。昔はよく呑みながら芸術談義や宗教談義をしたものです。その中で、よく書と音楽の共通性や違いについて語り合っていました。それがこういう形でのコラボレーションになろうとは。
 舞踏家の大倉摩矢子さんとは、本番4時間前に初めてお会いしました。しかし、私は、彼女が付箋をいっぱいつけた「病める舞姫」を持っているを発見し、ああこれは行けるぞと思ってしまいました(これまたずうずうしくも)。
 不思議なものですね。数年前に土方巽と唐突に接近した私、そこから舞踏の世界にずんずん引き込まれてしまいました。そして、今日の共演。
 本当に私なりの理解でしかないのですが、たまたま親しんできた「書」と「舞踏」の世界。それはすなわち「縄文」的な世界にほかなりません。そこに自らが音楽で挑戦するということになろうとは夢にも思いませんでした。全くご縁というのは不思議なものです。
 縄文的なモノ、それは「大地」に根ざしたものです。書は紙という大地に筆を打ち込み魂を刻み込む。舞踏は床という大地に身体を打ち込み魂を刻み込む。
 では、音楽は?私にとっては非常に困難な、しかしわくわくする挑戦でした。生まれて初めての経験を、プロの表現者たちの中、お客様の前でするわけですから(お客様の中には世界的なミュージシャンもいる!)。それも即興で。
110903_18_42_13 正直、書と舞踏は本当に素晴らしかった。台風による大雨と大風、徐々に増水してエネルギーを溢れさせようとする山中湖、それを遮断せず自然に受け入れてしまう歴史ある宿。そうしたシチュエーションも含めて、あまりにも「ライヴ」な瞬間の連続であったと感じました。
 そのあまりの素晴らしさに、私もすっかり呑み込まれ、そして呑み込まれたおかげで、不思議と自然に演奏することができたと思います。古楽器を持っていったのも正解でした。湿度や気温に大きく影響を受ける裸のガット弦。より前近代的、古代的な「不自由さ」と「自由さ」に助けられた自分がいたのも事実です。楽器が勝手に叫んだり、沈黙したりしてくれましたから。
 音楽にとっての「大地」とは、やはりドローンバスです。書とのコラボではそこを強調しました。一方、舞踏とのコラボは対照的に大地からの飛翔(の妄想)を表現したつもりです。大倉さんの舞が子どもの夢をイメージさせるものでしたから。
 終演後、いよいよ若手料理人堀内一紀さんによる表現をいただく時間です。お客様といっしょに、まさに「大地」を感じさせるシンプルだけれどもエネルギッシュなお料理をいただきました。
 お客様の中で野菜の味噌煮込みがヴィオラの音のようにザクザクしていておいしいと語った方がいらっしゃいました。この「おいしい」という根源的な快感を与えられる「料理」という芸術に、少し嫉妬してしまいましたね。味覚には理屈や言葉はいりません。
110903_22_47_58 そう、縄文的、古代的、純日本的な表現は、「言葉」以前の感動であるべきですね。渡辺さんの書はほとんどが「甲骨文字」。文字以前、言語以前のイメージ世界です。文字も文字となり言語の記号となった瞬間に想像力を失ってしまいます。意味を得てデジタル的な狭窄世界になってしまうんですよね。
 舞踏もまさにそれです。意味以前の動き。ワケがわからなくて正常、ある意味健康的なわけです。私は土方にそれを学びました。
 大地に根ざすということは「舞ふ=回る」ということですよね。自然、地球、宇宙に身をまかせるということは、「人間」の傲りを捨てるということです。人間の傲りの象徴が「言葉・言語」であることは言うまでもありません。人間は言葉をもって世界を切り分け整理して支配制御しようとしたわけですから。
 というわけで、これ以上「コト」の葉でカタるとせっかくの「モノ」世界が魂を失ってしまうからこのへんでやめておきますね。
 とにかく楽しい素晴らしい体験でした。まさに響き合う「響演」と「饗宴」でありました。もしもう一度チャンスがあれば、またその場、その時の言語以前の表現ができるような予感がします。このような機会を与えていただいた皆さまに心から感謝いたします。


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2011.08.25

『みくせん』 (志満秀)

瀬戸内発! 初音ミク の ネギ入り えびせん 『みくせん』 Powered by ピアプロ users
110826_6_51_05_hdr 日、志村正彦くんのファンという方とお会いしました。ご夫婦で我が村にお泊まりになっており、明日吉田の火祭りなどを堪能されるとのこと。
 その方々は遠く香川県よりわざわざお車でいらっしゃったとのことで、富士山住人としてはうれしいかぎりですね。富士山も雲の間から顔を出してくれました。
 いろいろとお土産までいただきました。恐縮です。その中で、インパクトという意味では最高だったのがこれ。これは素晴らしい。素晴らしすぎて食べられない(苦笑)。
 ご覧のように初音ミクのえびせんです。しかし、よくあるようにパッケージだけキャラクターデザインで、本体はまあせいぜいそれらしいレリーフというようなのとは大違い。あまりにクオリティーが高くて飾っておきたいくらいです。
 箱を開けると真ん中にQRコードがプリントされたえびせんが堂々と鎮座しております。これは当然本物のコードでして、さっそくiPhoneのアプリで読み込んでみますと「ミクモバ」に飛びました。
Gn2009071904 ほかのせんべいにはそれぞれ違ったミク(&関係者)のかわいいイラストが美しくプリントされています。ホント、紙にプリントされているがごとく鮮明です。この印刷技術もすごいよなあ。なにしろベースが「せんべい」ですからねえ。
 そのミクたちはさすがにパリッとかガリッとかできませんので、まだ抵抗の少ないQRコードをさっそく賞味してみました。
 これがまたおいしいのです。さすが老舗のこだわり商品です。ちゃんとネギも入っている(笑)。
 ここまでのこだわりミクせんべいが存在するとは私は知りませんでした。たまにアキバとかでも売っているようですが、基本はやはり地元香川のお土産として販売されているようです。てか、ミクと香川って何か関係あるんでしょうか(笑)。
 自分で食べるもよし、コレクションするもよし、お土産にもよし。ある意味とても日本らしいこだわり、職人技を感じる商品ですね。おススメです。アマゾンで買えますよ。

みくせん公式

Amazon みくせん

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2011.06.12

ベビースター焼そば『ペヤングやきそば Big』

20110613_65158 ることが溜まっているので、今日は軽めに…と言いつつ、いつも語りすぎてしまう私(苦笑)。
 このネタも語ろうとするといくらでも語れてしまうかも。それほど、私にとって「ベビースターラーメン」と「ペヤングソースやきそば」は大きな存在です。
 米と納豆以外で、子どもの頃からコンスタントに食べ続けているモノと言ったら、考えてみるとこの二つくらいしかないかも。
 実は夢に見たことがあったんです。20年くらい前でしょうかね。ペヤング味のベビースターが発売になる夢。それがついに実現したんです。ま、発売は4月でしたから、夢の実現にしてはずいぶんと遅く食べることになったわけですけど。
 そう、ずいぶんと前にこちらにも書いていましたっけ、私はペヤングをボリボリそのまま食べるのが好きだった、いや今でも好きなんです。
 様々なカップラーメンや即席麺の中で、お湯を注がずに、そして何もかけたりせずにおいしく食べられるのは、私の知る限りではペヤングしかなかったんです。
 おっと、その前に、ペヤングを知らない方も多いんですよね。たしか関西や北海道ではほとんどお目にかかれないのではなかったか。
 基本東日本に生まれて育った私としては、とにかくそのおいしい麺と、あの絶妙な甘さのソースと、あの意外にリアルなキャベツの小片と、得体のしれない、しかし妙に滋味な肉玉と、スパイシーな青のり&紅しょうがのペヤングは、他のカップ焼きそばの追随を許さない魅力に満ちたグルメだったのです。
 そして、ベビースターについては、もう何をか言わんや。このブログでもなんだかんだ、「グルメ」のカテゴリーの半分くらいはベビースターの話でしたからね(笑)。
 で、その二つがついに合体した!私の夢が現実となったわけです。当然と言えば当然、関東甲信越限定販売です。
 パッケージはご覧のとおりです。ベビースターラーメン丸美屋麻婆豆腐の味の時と同じように、他社のパッケージをそのまま流用するという大胆な戦略です。
Photo そう、あのペヤングソースやきそばのパッケージって、大量のカップ麺棚の中でも絶対的に目立つんですよね。周囲がド派手かつイメージ写真に偏ったパッケージになる中で、このシンプルさというか、潔さというか、リアルな昭和っぽさというのは実によろしい。
 現代的なパッケージ・デザインの裏側を行っていますよね。それはすなわち江戸の意匠に近いということをも表します。そのものをデザインするのではなく、「暖簾」という微妙に近くて遠いシンボルと、あとは純粋な文字情報だけですからね。字が多いんですよ、とにかく。それ自体が遠くから見るとある種の絵柄になっていると思います。
 それにしても、このベビースター版ペヤングのパッケージ、「焼そば」と「やきそば」、二つの表記が併存するという、これまたレアでマニアックな状況になってますね(笑)。考えてみるとすごいことです。たしかにどちらかに統一できるものではない。つまり、「焼そば」と書けば「ベビースター」という枕詞がつくし、「やきそば」と書けば「ペヤングソース」という枕詞がつくということです。
 ところで、「ペヤング」って、面白い名前ですよね。時々ペヤングのトラックなんか見かけますと、「peYoung」って書いてあることに気づきます。調べると「ペア+ヤング」ということらしい。「ペア」にしろ「ヤング」にしろ、なんとなく昭和語の雰囲気を持っていますから、その結合体もまた存分に昭和臭を発しているということでしょう。
 ところで、今日こいつを食しながらテレビでいろんな芸人さんを見ていたんです。で、カミさんと話したんですけど、芸人さんにしろなんにしろ、しっかり時代を超えて生き残るには、ペヤングのような頑固一徹なこだわり、つまり「不易」と、ベビースターのような時代に合わせたアイデア、すなわち「流行」の両方が必要だなと。「不易流行」こそ時代を超えるためのキーワードであると、改めて感じたのであります。
 ところで、肝心のお味ですが、まあまあと言ったところでしょうか。もう少し上述のスパイシーの部分が出れば良かったと思います。でも、秘伝のソースの甘みはうまく出ていたと思います。
 というか、まるかさん、ぜひ、ペヤングソースやきそばのあの乾燥麺をそのままスナックにして販売してもらえませんかね。あるいはクズを松田さんの方に譲ってベビースターとして販売してもらうとか。
 あっそうか。ペヤングの麺って、あの「ラメッツ」の味がするんだ!今わかった。私は駄菓子屋では、当時20円と高級だったベビースターは買えず、5円の「ラメッツ」ばかり食べていたからなあ…。
 「ラメッツ」は今はもうないのかなあ…。

追伸 明日発売の「ペヤング 麻婆やきそば」にも興味津々。お湯を全部捨て切らないという新しい発想ということです。

おやつカンパニー公式

まるか食品公式

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2011.04.24

すし兵衛(河口湖)

 日はなんとなくカミさんの機嫌が悪かったので、夕食はいつもの回転寿司に行くことにしました。だいたい寿司を食わせれば機嫌はなおります(笑)。
 いつもの…とは魚屋路(ととやみち)のことです。
 しかし日曜日の夜ということで駐車場は満車、たくさんの待ち客が見えましたので作戦を変更。一度行ったきり私は行っていない某有名回転寿司チェーン店に行こうかと思ったらそちらもいっぱい。さらに娘の提案でファミレスに入ったらそこの駐車場も満杯。
 ううむ、田舎のレジャーが「外食」であるのに加え、観光シーズンということで観光客も立ち寄っているのでしょう。どこもいっぱいです。
Photo_2 そこで思い出したのがここ。国道139号線の船津登山道入口交差点、ショッピングセンターベルの向かいにあるこだわり廻転寿司「にぎり すし兵衛」です。そういえば行ったことなかったっけ。
 お隣というか店内でつながっている焼肉屋「鉄庵」には何度か行ったことがあります。最近では安倍元首相が現れることで有名な(?)お店です。この寿司屋のスペースは以前は中華料理屋でした。いつからすし兵衛になったのだろうか。
 考えてみるとウチから一番近い回転寿司屋だな。山から行けば7分で着きます。ちなみに安倍さんちもウチの近くです。カミさんは時々ホームセンターなどで夫妻に会うようです。
 さあいざ入店。まず不思議だったのは国道沿いから駐車場に入れなかったことです。赤いコーンが立っていてそこに「営業中」と書いてある。あそこが開いてれば観光客も入りやすいだろうに。どういう理由でしょうか。
 まあ我々は裏に入り口があるのは分かっていますから普通に入店しましたけど、通りすがりのお客さんは逃しちゃうな、あれだと。
 さあ店内に入ると…おお、空いている!というかお客さんがウチを入れて4組くらいしかいない!ううむ、これは落ち着いて食べられるぞ。
 そう、普通の回転寿司屋さんて、土日の夜なんかずっと混んでるじゃないですか。おかげで待ち客からの視線を浴びながら食べなきゃいけない。自分も長く待ってようやく席に案内されたと思っても全然ゆっくり出来る雰囲気じゃない。まさに自分が「回転」している感じ(笑)。
 それに比べてこのマッタリ感は素晴らしい。ウチの娘たちも比較的静かなタイプなので、あのワイワイした雰囲気よりもこういう方が好きなようです。
Photo いちおう寿司は回っていましたが、注文すればどんどんその場で握ってくれます。ネタはこういう寿司屋にしては非常にいい感じましたね。新鮮さはもちろん、ボリューム感もあります。一般的なネタはどれも満足できるお味でしたし、職人さんおススメの「まぐろステーキ」「海老ガーリック」などの焼き系もとってもおいしかった。
 娘たちはシンプルな納豆巻きやかっぱ巻きに加え、茶わん蒸しやアイスクリームを頼んでいましたが、ふむふむうまい、海苔が違う、酢が違うなどといっちょ前なこと言ってました。たしかに、シャリも酢もサビも一味違っていて、一般の回転寿司とは一線を画していたように思います。
 「すし兵衛」は小田原に本店を持つチェーン店ですが、ここ河口湖の店舗は準チェーン店のような感じですね。公式ページの店舗紹介にも出ていませんし、お品書きもけっこう違っています。多少の独自性を持っているような感じですね。
 これから富士五湖地域も本格的な観光シーズンを迎えます。標高の高い所では今桜が満開ですし、ゴールデンウィークにはフジザクラやミツバツツジなど様々な花がピークを迎えます。
 ぜひこちらにおいでの際には、この「すし兵衛」にお寄りください。たぶんどんな時間帯でも待たされることなくおいしいお寿司が食べられますよ(笑)。
 お値段もそんなに高くありません。今日は日本酒久保田も呑んで、娘はアイスも食べて、家族で5000円程度でおさまりましたから。魚屋路とそんなに変わりませんね。

地図

すし兵衛公式
 
 

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2010.11.16

平野レミ in 「きょうの料理」

 士山の写真が好評なので、今朝の一枚。五合目付近まで薄衣をまとった富士山です。これは珍しい姿ですね。

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 こんな素晴らしい富士山から始まった一日もあっという間に過ぎ、夕方、中学生の総会、高校生の小論文指導なども終わってあたりはすっかり暗くなりました。
 ふぅと一息ついて、たまった本の一部を読み始めたところで思い出しました!やばい!今月の歌会のしめきり、今日だった!
 この春から始めた歌会。ここ2ヶ月はどういうわけか一番点を入れていただいていまして、まあいわばディフェンディング・チャンピオン(?)。ちょっとしたプレッシャーも感じております。
 一気に二首作ってしまえ、と意気込んで集中していると、数人のヒマな生徒がまた職員室に遊びに来て妨害してくれます。
 「おい、今、短歌作ってるから静かにしてくれ」「えっ?短歌?ええと、はげあたま ぴかぴか光る つるつるだ…」「うるさいっ!」
 こんな環境の中、無理矢理作った二首をメールで投稿して、本当の意味で一息つくために、ようやく帰宅の途へ。今日もおいしい酒が呑めるぞ。
 で、ウチに着いてなにげなくテレビをつけたんですよ。だいたい夜の8時台というと、ウチではサムライかチャンネル桜か(笑)、プライムニュースか、まあNHKですね。うるさい民放は嫌いです(って、サムライのプロレスも桜のアジテーションも充分うるさいですけど…笑)。
 今日もまずはNHKから…と、教育テレビにチャンネルを回したはずが…。
 なんじゃ、こりゃ、このテンションの高さは!?どこの民放のバラエティーだ?誰だこの芸人(オバサン)。
 …むむむ、ええぇぇぇぇぇ!平野レミさんじゃないか!えっ?これってNHKの「きょうの料理」じゃん!!
 実況!20分で晩ごはん「れんこんマグロッケ」…さあ、もうそこからは、言葉では表現できない超異次元ワールド。こ、これは…。
 ホント、筆舌に尽くし難いとはこのことでしょう。この世界を短歌で表現するのはゼッタイ無理。てか、ダメ、ゼッタイ!
 動画がないので、こちらの2ちゃんまとめをご覧下さい。何が起きたのかの片鱗は感じられるのではないかと…。
 
平野レミさん出演のNHKきょうの料理が神回で大反響

89af52e4s す、すごすぎ。さすがです、レミ様。
 外出していたカミさんが帰ってきたので、さっそく話したら、なんと彼女も昼間をしっかり見てしまったとのこと。やっぱり面白すぎて死にそうだったとのこと。カミさんは面白いことがあると、全部即興でモノマネする性格というか特技の持ち主でして、さっそく家事の全てを平野レミきょうの料理ヴァージョンでこなしていました(笑)。
 いやあ、すごいですね和田家。
 そうです、平野レミさんは言うまでもなく和田誠さんの奥様です。私の短歌の師匠であり、私を歌会に誘ってくれた笹公人さんは、和田家と仲良しですから、きっとレミ夫人の手料理とか食べてるのかな…。うらやましい。
 そうそう、笹さん、先日は細野晴臣さんの前でYMOの曲に歌詞をつけて演奏したり、それから、今発売中のヤングジャンプでAKBに短歌を教える企画が掲載されたり、なんか、私がうらやましがることばっかりなさってます!!ww
 ま、そんな方に短歌を指導していただけるのですから、私もずいぶんと幸せ者ですよね。それも本当にヒョンな「縁」から。
 それから、平野レミさん、和田誠さんと言えば、トライセラトップスの和田唱くんの御両親でもありますね。フジフジ富士Qでは、フジファブリックの「Strawberry Shortcakes」と「陽炎」を心をこめて歌ってくれました。志村正彦くんの良き理解者であり、友人でありました。これもまた不思議な縁と言えば不思議な縁です。
 

 いやあ、それにしても、すごいとしか言いようがありません。NHKもすごい。レミさんのテンションの高さとアナのNHK的冷静さが実にNEOでありました(笑)。
 11月23日の27時(24日未明)にBS2で再放送があります。今度はちゃんと録画しよっと(笑)。


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