カテゴリー「グルメ・クッキング」の51件の記事

2008.05.10

純米吟醸生酒『丁子屋』(富士高砂酒造)

Imgcnv 今日は嵐の中、父方母方双方のお墓参り。毎日楽しく幸せな生活ができるのも、ご先祖様のおかげであります。
 いやはや、今日は本当にお墓参り日和でしたよ(笑)。静岡なのに寒い寒い。風も雨も激しく、さすがにこんな日にお墓参りする人はほかにいませんでした。ちなみに富士山の家の最高気温は5度台だったそうです。それに比べればまあさすが静岡、10度は超えてたんじゃないでしょうか。
 そんな過酷な環境の中、子ども連れのお墓参りしたからでしょうか、ご先祖様も哀れに思ったんでしょうかね、昼間っからいいものを食べさせていただきました。
 そう、ちょうどそっち方面に出かけたものですから、年に何回かは訪れるとろろ汁『丁子屋』に行ったんです。
 いやあ、さすが江戸時代のファーストフード。まず早いっす。少なくともモスよりは早いな。まあ、昼過ぎということで、あんまりお客さんがいなかったというのもありますが、ちょっとトイレに行ってくると言って消えた子どもたちが帰ってきた頃には、もう机の上はいっぱいになってました。
 給仕のおばさんが食べ方を説明してくれました。机の上にも食べ方の説明があります。

「麦めし、茶碗に半分盛ったならば、
 めしつぶ泳ぐよに、とろろかけ、
 お薬味上からふりかけて、
 ザァザァ音たて流しこみゃ、
 いいじゃん、いいじゃん、うまいじゃん」

 早い上においしくて体にいいんですから言うことないっすね。これこそ全国チェーンにしてもらいたい。いや、静岡ならではの山の幸、海の幸ばっかりだから、そりゃ無理か。
453 さて、ワタクシ、今日は昼間っからおいしいご先祖様からのプレゼントをいただいちゃいました。日本酒です。写真に写っている揚げとろと日本酒がよく合うんですよねえ。
 今日、頼ませていただいたのは、三種類ある冷酒のうち、真ん中の銘柄「丁子屋」です。この前、一番上の「丸子の宿」をいただいたので、今日は少し遠慮気味にこれにしました。
 いやあ、そしたらご先祖様のおかげでしょうかね、とってもとってもおいしかったんです。で、これはどこのなんというお酒かな、と思い観察してみますと、おお、富士高砂酒造のお酒ではないですか。
 富士高砂酒造さんは、富士宮市の浅間神社本店…じゃなくて本宮のすぐ隣にある酒蔵です。そこそこ近所ですので、けっこうよく呑むブランドなんですが、この純米吟醸生酒は初めてでしたね。
 「丁子屋」のラベルが貼ってありますけど、おそらく中身はここにある純米吟醸生酒でしょうね。
 日本酒の味もしっかりしますけれど、ものすごくまろやかでフルーティー。とろろ系の食べ物は比較的あっさりした味ですので、こうしたスッキリしたお酒は合いますね。気に入った!
6523 と言うわけで、とってもおいしくとろろ汁&麦飯、その他とろろ料理、そして私はお酒をいただきまして、ごちそうさまです。実は、みんな出かける前に早めのお昼ご飯を食べていまして、さすがにたくさん食べられないんじゃないかとか言ってたんですけど、みんな食べる食べる。ふだんは夕飯しか食べない私も、とろろなら昼間っからいくらでも食べられます。
 結果として、ネギ一つ残さず、キャベツの破片一つ残さずものすごくきれいに食べきりました。子どもなんて、禅僧風に最後はとろろのついたお茶碗にお茶を注いで、たくあんできれいに拭き取り、そしてゴクッと飲みきってました(笑)。いいことです。残さず有難くご先祖様からの贈り物をいただく。これこそ最高の供養でありましょう。

タウンページ「丁子屋」

富士高砂酒造

静岡県内の地酒蔵元の中から名蔵元と言われる6蔵元の日本酒をセット。しずおか「ふじのくに地酒のみくらべセット」

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2008.05.06

富士山麓の初夏を満喫(うぐいす&モリーユ)

080506 日はいい天気でしたね。雲一つない五月晴れ。ようやく富士北麓にも初夏の気配がやってきました。
 虫捕りをしたいという娘たちといっしょに近くの森を散歩。うぐいすが鳴いていたので、いつものレコーダー(iPod nano + LIC-IREC01)で生録をしてみました。
 マイクのアッテネータはLowポジション、すなわち高感度(ややこしいな)。このモードは会議なんかの記録用なんですが、かなり感度が高いですね。ウグイスの声が少し割れました。たしかにすぐに近くにいましたけどね。かなり遠くの犬の鳴き声もしっかり録れてます。下のファイルをクリックしてお聴きください(かなり音が大きいので注意)。
 うぐいすmp3
 なんだかちょっと字余りな感じのうぐいすですねえ。ホーホケキョケキョ。このレコーダー、ノイズも思ったより低く、ちょっとした生録にも使えますな。
Amigasatake 結局モンシロチョウを一匹捕獲しただけで、ウチに帰ってきたんですが、庭で遊んでいた娘たち、今度は高級食材を見つけました。そう、以前紹介したチブル星人ことモリーユですね。アミガサタケです。なかなか立派なものです。
 今年はどういうわけか春の山菜があんまり出ませんでした。いつもならちょっと困るくらい庭を占拠するフキノトウもいつもの2割くらい。フジザクラやソメイヨシノもいつ満開だったのか分からないうちに散ってしまうし、どういうわけなんでしょう。それほど異常気象という感じではないんですが。自然というのは微妙なものです。
 さて、このチブル星人、どういうふうに料理しようかな。

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2008.04.27

ツタサラダ(特別仕様マカロニサラダ)

 は今、学校にお泊まりしてます。先日の非ヲタの祭典球技会が終わってそのまま、宿泊学習会に入っております。すごいスケジュール設定だなあ。文武両道ということでしょう。生徒たちは若いので、あれだけ騒いどいて、夜遅くまで勉強、そして朝までまた騒いでる。すげえなあ。こっちは死にそうです。
Erty さて、その球技会では、ウチのギャルどもは恒例のお弁当の持ち寄りをやってました。一人一品ずつというやつですね。で、その輪の中に参加させていただきまして、私としては珍しく昼食を食べました。
 どの一品も逸品でありましたが、中でも激ウマだったのが、ある生徒が持ってきたマカロニサラダです。え〜、最近のJK(女子高生)は料理も上手…なわけなく、ほとんどの逸品はお母さんの手作りだったりするわけですけど、こちらのマカロニサラダはおばあちゃんの作品であります。
 その生徒の住む地域では、というか、日本の田舎ではけっこうあることではないでしょうか、何かイベントがあった時、例えばお祭りとか、田植えとか、法事とかあった時にですね、子どもが家に集まったりするじゃないですか、そういう時に、大量のマカロニサラダとカレーを作るんですね。それをみんなで食べる。車座になって、子どもだけじゃなくて、大人も食べる。
 なぜマカロニサラダなんでしょう。それも必ずフルーツが入っていて甘い。りんごのスライスとか、みかんの缶詰めとかパイナップルの缶詰めとか、場合によっては干しぶどうなんか入ってたりする(今、聞いたら砂糖も入れるんだとか。あと○○も…企業秘密だそうです)。
 その甘さが祝祭性を感じさせるんですね。ふだんは甘いサラダはちょっと苦手なんですけど、こういうハレの日にはそれが異常に美味く感じられる。まさに非常にして異常なる甘さ美味さであります。そうそう、「うまい」は本来「あまい」なんですよね。昔の日本ではたしかに甘いものを食べる機会なんて、そうそうありませんでしたからね。やっぱりハレの日の味覚ですよ。
Tuta で、なぜマカロニサラダかってことです。というか、マカロニサラダって日本独自の料理ですよね。あんパンみたいなものでしょう。ポテトサラダにマカロニが混入している。ポテトサラダが主体なのか、それともマカロニが主体なのか。そのへんも微妙ですよね。サラダパスタとは格というか品格が違います。魚肉ソーセージなんか入ってたりして、聖俗で言えば俗なのに、しかしハレの日にふるまわれる。これは文化的に興味深い現象ですね。
 あんまりうまいので、みんなで大量に食べてしまいました。マカロニやジャガイモが入っているおかげで腹持ちもいいですよね。また、フルーツも入っていますからある意味デザートとしても楽しめる。ある意味、ごはんとおかずとデザートをいっぺんに食べられる、とも言えますね。
 このマカロニサラダを作ったのは、生徒のおばあちゃん「ツタ」さんですので、この逸品に「ツタサラダ」という名前を付けさせていただきました。で、みんながおいしいおいしいと言って食べたというのをツタさんが聞いて、とっても喜んでくれまして、今日の朝食もまたツタサラダでした。ありがたや、ありがたや。またハレの日にぜひ作っていただきたいですね。
 いや、まずは孫がこのワザを継承しなくてはなりませんな。聞くところによると、味付けは長年の勘としか言えないとのことです。これこそ文化ですな。

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2008.04.09

「平左衛門」(タイヘイ丸大豆しょう油)

Heizaemon 春はいろいろと頂き物が多い季節であります。ありがたいことです。特に発酵食品や発酵飲料が多いのが特徴であります。これはおそらくワタクシの嗜好をよくご存知の方が多いためであります。
 発酵系食品や飲料や調味料がなんで旨いのか。なぜ私はそれらを好むのか。
 それは、やはり「他力」だからでしょうね。漫画もやしもんが人気なのは、その「他力」感ゆえでしょう。見えざる他力のパートナーをキャラクター化したことと、その強力な「他力」が「微力」の結集によるものであるギャップ、また人間とその微なるものたちのコントラストによって、世の中の本質を表現していると思います。
 そうそう、そう言えばその「もやしもん」の舞台になった東京農大の醸造科に行ってる教え子が、日本酒の醸造実習で造った酒を送ってくれましたっけ。ものすごく美味かったんですが、笑えたのは銘柄。ラベルに江戸文字で本人の名前が印刷してありました。そう言われるとなんとなく酒の味がそいつのキャラに似ていたような気がします。明るくマイルドな喉ごし(笑)。ネーミングって重要ですね。
 さてさて、今日紹介するのは、発酵飲料ではなく発酵調味料です。これも頂き物であります。ごちそうさまです。
 普段はもちろんキッコーマンとか使ってます。てか、それしか知らなかった。醤油はああいうものだと思ってました。たまに秋田に行くと、食卓に普通の醤油と東北醤油キーコーヒメの「味どうらく」が並んでまして、ああ地方には地方の醤油文化があるんだなあと思うくらい。あ、あと秋田と言えば「しょっつる」ね。あれは魚醤を使うらしい。
 今回初めて本来の醤油を体験したという感じですね。この「平左衛門」、原材料は大豆・小麦・食塩だけです。ちなみに一般的な醤油は脱脂加工した大豆を使いますが、これは丸大豆をそのまま使っています。まあ最近の原材料イメージブーム(?)のおかげで、普及品にも丸大豆を銘打ったものが多くなりましたけどね。でも、ああいうものでも、けっこう甘味料や保存料、アミノ酸なんかが添加されています。それに比べてこの平左衛門のなんとシンプルなこと。
 味はかなり濃厚な感じがします。複雑な味ではありませんが、口の中にじんわりしみ込む味わいがなかなかよろしい。私はアミノ酸調味料過敏症なんで、どうもあの作られた「旨味」というのが嫌いなんですよ。それがないだけでも、心理的にもおいしく感じます。濃厚なのにさわやかです。
 もともとが醤油はあくまでも調味料なわけでして、あんまり強烈に自己主張しない方がいいですよね。この平左衛門、何にかけてもそれぞれの食材本来のおいしさを引き立ててくれます。特にシュンギクのおひたしに少しかけるのが絶品でした。
 それにしても本当に発酵系食品や飲料っておいしいですよね。腐敗と発酵は原理は同じです。納豆なんかもそうですけど、一見(一嗅)腐っていると思われるものを最初に口に入れた人に敬意を表したいと思います。マイナスなものの中からプラスなものを見つける、あるいは前に書いたように他の力にまかせる、そして他者(この場合微生物)にとって快適な環境を作ることに職人魂を注ぎ込む…そんなあたりが、いかにも日本人、日本文化という感じがしていいですね。調味料もあくまで「調える」すなわち「アンサンブル」を目的とするものです。こちらの記事で書いた「きく」というのとも通底してますね。私もそういう世界の中で生きていきたいものです。

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タイヘイ

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2008.03.27

『Ohzan de imane 村 cafe』(秋田県羽後町)

 (実際には28日の出来事ですが、いろいろと書くことがありますので27日の記事として書かせていただきます)
 昨年の夏、羽後町にオープンしたレトロでオシャレなカフェに行って参りました。この前紹介したかがり美少女イラストコンテストともあいまって、一部では古典的本格メイドカフェ、新たなる聖地とも呼ばれているとか(!?)。
 今回のワタクシはそのような視点をあえて排除して報告いたします(いや、実際そういうレベルではなかったので…)。
 まず一言。なんでこんな素晴らしいカフェが東北の小さな町に!(失礼)…正直そういう気持ちです。イマン(imane)と言えば、薔薇柄のホーローをはじめとして、100年前の南仏の雰囲気を踏襲する雑貨を作っているカリスマブランドですよね。そのイマンの、それも東京は自由が丘にあるイマンモンプルミエが気合いを入れてプロデュースしたカフェが、東北の地味な町の、本当に目立たない所に忽然と出現したんですから。
Imaneop そのへんについてはのちほど説明しましょう。まずはカフェの様子を紹介します。
 大通りを曲がりますと、普通の住宅やお店が並ぶ中に、オシャレな看板が出現します。そこから砂利道を数十メートル入ります。道の脇には、いかにも東北の町というフツーに崩壊した家(小屋?)なんかがあったりして、それこそ自由が丘とは対極的なムードが漂います(笑)。その道の突き当たりに、古くこぢんまりとしてはいるけれどもどこか風格のある建物が現れました。
Inanedf この建物は地元のある方の別宅として建てられたそうで築110年以上経つ歴史的建築です。あまりに素晴らしい建物ということで、町の迎賓館としても使われていたとか。今日は季節もまだ春遠く、周囲も淋しい冬木立のままですし、また玄関に雪囲いがあったり、さらにあいにくの雨ということで、なんとなく地味〜な感じの写真になってしまいましたが、春から秋にかけての雰囲気は最高でしょうね。
 入り口を入りますと、いきなりメイドさんがお出迎え。さすがに「おかえりなさいませ、ご主人様」とは言いませんでしたが(笑)。仕事上(?)メイドを見慣れているワタクシも、この雰囲気の中の本格的メイドさんにはちょっとドキッ。大正レトロな店内の空気にしっかり溶け込んでいます。ウチのクラスのエセメイドとは違い、何か歴史の重みすら感じさせるぞ。そう、考えてみれば、明治・大正・昭和初期と、これは普通に給仕服であったわけで、最近の新たなる意味付けなどまだまだ歴史が浅い。おっと、今思いつきましたが、当時は和服にエプロンなどの給仕姿もよくありましたよね。アキバでそれやったら受けるかも…。
 さて、ここからは店内の写真をご覧頂きましょう(撮影・掲載は許可いただいております)。素晴らしい雰囲気ですよね。
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 玄関を入ったところです。靴をスリッパに履き替えて入店します。レトロな照明や電話、イマンの食器のほか、きれいなお花なども目に入ります。
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 テーブルや椅子もレトロでオシャレ。建物自体の年季の入った色合いにぴたりマッチ。床の赤が効果的ですね。ところどころ配されるイマンの食器類が本当に自然にそこにあるという感じ。
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 100年前、東北の地にも案外西洋文化が入ってきていました。洋装や西洋式食事作法などもお金持ちには愛好されていました。古い西洋文化が日本の地方都市に残っているのはよくあることです。そんな意味からもイマンと純和風古建築とのマッチングは自然なわけです。
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 窓際の席から雪の残る立派な庭を眺める「avec」…ではなくて、私のカミさんと義理の弟くんです。季節が良ければ絶景でしょうね。樹齢500年という木も見えます。夏場にはオープンカフェになるそうです。
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 二階も見せていただきました。緑や紅葉の頃、ここからの眺めは最高でしょうね。古建築の文化財としても素晴らしいものです。
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 今回は時間がなかったためお食事はいただかず、コーヒーとカフェオレのみ注文。なかなか立派な(特に秋田ではビックリでは?)のお値段でしたが、味も雰囲気も言うことなし。考えてみれば、こんな所で(失礼)イマンのカップやポットで最高級のコーヒーをいただけるなんて信じられませんね。
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 かわいいメイドさんをつかまえて(変な意味ではありませんよ)お話をうかがいましたところ、地元羽後町の出身、それもウチのカミさん(&写真で緊張気味の弟くん)の生家とご近所(すなわち山の方)ということで、世間は狭いなということになりました。そして、いろいろお話をうかがっていくと、地元に古くからある懐石料理の宿櫻山(おうざん)の方と、自由が丘のイマンモンプルミエの方とが縁あって知り合いで、それで意気投合してこのカフェが出来たとのこと。地理的にも、また分野的にも、まあ遠く離れたものどうしが結びつくという、まさに「縁」が生んだ奇跡のカフェと言えるでしょう。常識的に考えて、こんなことが実現するなんて、誰も想像しなかったでしょう。
 今度はゆっくり食事を楽しみたいと思います。次は夏かな。いや、例のかがり美少女コンテストの時に来るかもしれませんね。そうそう、一部ヲタの皆さんの中では、もうすでにここは憧れの聖地になっているようですから、当日はいろいろな意味で繁盛しそうですね。そんな様子も客観的に見てみたいような…(こちらのリポートはそっちの意味で実に面白いですよ)。
 オープン時の美しい写真がこちらのブログにありますので是非ご覧下さい。ずいぶん違う雰囲気でしょ。

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2007.12.09

ハタハタ

07120901 そう言えば1年ほど前、漢検1級に苦しんでいたっけ。結果は113点、見事な玉砕でした。やっぱりいきなり1級は無理でした。ということでこの前準1級を申し込みました。これはさすがに受からんとカッコ悪いっす。
 さて、その漢検1級のテキストに「鰰」「鱩」が出てきました。なんと読むのでしょう。そう、「はたはた」です。魚偏に「神」「雷」と書きます。なんとも強そうですね。
 今日、そのハタハタが秋田のカミさんの実家からクール宅急便で届きました。そして、さっそく頂きました。
 本当なら「しょっつる鍋」にしたいところですが、残念ながら魚醤がないので、半分は焼いて、半分は普通の鍋にしました。ちなみに今日のお酒は久保田。
 まずは食べる前に発音練習です。ご当地秋田では、「ハタハタ」は「ハタハタ」とは発音されません。ネイティヴであるカミさんが娘たちに一生懸命発音を教えるのですが、なかなか彼女たちうまくできません。私もいまいち。「ハダハダ」と聞こえるので、そのように発音するのですが、カミさんから厳しいダメ出しが。で、よく聞いてみると、「ダ」の前に小さな「n」の音が入ってるようにも聞こえる。「ダ」自体も微妙に鼻に抜けているようですし、これは一朝一夕にできるしろものではないぞよ。
 そんなことをしているうちに、食卓に鰰たちが並びます。お腹からはちきれんばかりに、いや、もう完全にはちきれてますな、無数の卵(ブリコ)が顔をのぞかせています。子どもたちはこれをプチプチ食べるのが好きです。
07120902 今日のハタハタは新鮮なんでしょうね、とにかく「神」レベルにおいしかった。おいしいとともに、ブリコのネバネバのすごいこと。ちょっと異常なほどに糸を引きます。ホント秋田の食べ物って糸引きますよね。納豆、おくら、ながいも、モロヘイヤ、とろろこんぶ、ぎんばそう、なっとう、なめこ、わらび、みず、さし、 じゅんさい…これがうまいんだよなあ。酒にも合うし。桜庭和志を挙げるまでもなく、秋田県民って粘り強い印象がありますが、やっぱり食生活が影響してるんでしょうかね。私もネバネバの恩恵にあやかりたいっす。
 それにしてもうまい魚ですねえ。白身の肉、卵(ブリコ)、お酒の順番でいただくのがオツであります。それを繰り返す。鍋の方はダシもなんにも入れずにただ野菜と煮ただけですし、焼き魚の方も別に塩も振らずに焼いただけなんですが、とってもおいしく頂くことができました。
 ところで、「ハタハタ」の「ハタ」ですけど、これって古代朝鮮語の「パタ」でしょうかね。「海」という意味です。日本語になって「旗」「畑」「羽田」「秦」「綿」「和田」「渡」などの漢字が与えられ名字などで身近になっている語です。「鰰」は、海からの、それも朝鮮半島からの神の恵みだったのかもしれませんね。ごちそうさまでした。

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2007.11.10

満員御礼 (カメラータ・ムジカーレ東京公演)

Tyw7 本日は赤坂(乃木坂)聖パウロ女子修道会にてコンサート。雨の中多数ご来場いただき、感謝感謝であります。これだけの集客力があるアマチュア・バンドというのもそうそうないでしょうねえ。プロもうらやむ人気…というか人脈であります。そんな楽団に参加させていただけるなんてホント幸せですよ。
 演奏じたいは、やや会場の豊かすぎる響きに惑わされて、横浜公演よりも精度が下がってしまったような気がしましたが、そのあたりまさに響きがカバーしてくれるといいますか、うまいこと微妙な音程やリズムのずれを溶かしてくれたのではないでしょうか。
76df 考えてみれば不思議ですね。残響は明らかに不協和音を生むわけですが、それが人間には心地よいわけですから。人間はあまりに純粋なものには弱いのかもしれません。自分自身、かなり淀んでますからね(笑)。適度に不純な方が美しいのか…。
 リハーサルの時は響きすぎましてね、なんだかモヤモヤしてしまって、非常に不安でした。しかし、満員のお客様が入ったら、皆さんが音を吸ってくれるんですね。人間ってこんなに音を吸うんだ。ま、人間というか、着ているものでしょうけど。演奏も格段にしやすくなって、本番弾きながらビックリ。それでもちょっと響きすぎだったかなあ。周囲の空気を読むのに精一杯で、自分の演奏がおろそかになっていたような…。
 さて、コンサートが終わってから、メンバーの皆さんは盛大な打ち上げに突入したようですが、ワタクシは少年時代(小学校時代)にお世話になった方々と久しぶりのお食事を楽しみました。
Yuwhf どことは言えませんけど、六本木の会員制(?)レストラン…一般の方は入れません…で洋食のコースを食べちゃいました。なんだか、いろんな意味で時の流れの中で変ったもの、変らないもの、また、知った世界、いまだ知らない世界、いろいろあるんだなと思いましたね。なんとくな忘れていた大切なものを思い出したような気もしました。
 しかし、牛フィレを刺し身醤油で食べるというのはなかなかオツなものですねえ。ヌーボーも到着していたんですが、私は車ですので残念ながらお酒は飲めませんでした。おいしそうな日本酒も並んでたんですが…今、富士山に帰ってきて、ウチき近くのセブンで2リットル980円の純米酒パックを買ってきてチビチビ呑んでます(笑)。
 とにかくありがたい一日でありました。自分はずいぶんと幸せな人間だと痛感しましたね。
 しかし、非常に疲れたのも事実でして、いよいよ体力の限界です…そしてあさってからは某国へ出張。なんの準備もしてません。とりあえず今日は寝ますわ…。

カメラータ・ムジカーレのホームページ

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2007.10.20

大人な対応

 いきなりですが、「大人な対応」をおススメします。皆さん大人な対応をしましょう。
2007101700000952sanspothum000 最近、反則・偽装・捏造・裏切りのオンパレードですね。いや、別に最近それらが急に増えたわけではありません。いつの世にも当たり前にあったわけです。ただ、それをみんなで糾弾して、怒って、呆れて「楽しむ」風潮があるということですね。ま、これも昔からよくありました。勧善懲悪ものは基本それですから。
 で、面白いのは、そういう時には必ず「大人なヒーロー」が登場するということです。たまに「悲劇のヒロイン」も登場しますが、それは単に同情を買うだけの存在であり、やっぱり「大人なヒーロー」の人気にはかなわない。
2007101700000039jijpspothum000 最近ではやはりこの人でしょうね。内藤大助さん。いじめられっ子がいじめっ子に勝った。それも、いかにもいじめっ子らしい手段を選ばぬ反則技を受けつつ、見事勝利した。ある意味KOじゃないところがそれらしくてよろしい。その後の悪役の消沈ぶりも含めて、まるでマンガやアニメのようでした。これは盛り上がるわ。そうそう、それで、内藤さんの一連の対応、コメントですね。「大人な対応」。これはまた見事でした。これもまたマンガ的ですらあった。
 ウチのカミさんなんか、また「燃え」…いや「萌え」てましたよ。ご存知のように、カミさんはそういうのに一番弱いんで。昨年末のヌル山の件で一気に桜庭熱(萌)が上昇し、いまや聖域にまで侵入するほどの痛い腐女子ぶりを発揮しております。つまり、マンガ読者的な単純さを彼女は持ち備えているわけです。
 大衆はそういうのが好きなんですよ。もちろん私も好きですよ。たとえば、最近ではこんな大人に萌え(燃え)ました。格闘技ネタが続いて申し訳ありません。
Hbt0710202ns 昨日ですかね、「無我ワールド」の西村修選手が、若手ホープの征矢学選手を伴って、武藤敬司社長率いる全日本プロレスに電撃移籍しました。「無我」の中心選手であった二人が、全くなんの前触れも、そして藤波辰巳社長に何の相談も挨拶もなくいきなり移籍しちゃったんですね。これは社会的にはもちろん、プロレス的にも反則ですよ。あまりに「無我」すぎます(笑)。たしかに試合数があまりに少なく収入がなければ、いくら仏陀を目指す者とは言えキツイですよね。プロレスラーが断食行してるようなもんですから。で、ある意味ホントに無我の境地に至り、周囲の流れ、すなわち「縁」にまかせて移籍してしまった。でもなあ、「報恩」は忘れちゃいかん、仏教徒として(笑)。
 さて、それで彼らかなりのバッシングに合ってるんですが、「無我」の同僚である後藤達俊選手のブログでのコメントが泣かせるんですよ。彼こそ仏陀に近いぞよ。

BdgotoMr.バックドロップ 後藤達俊 西村&征矢 退団!

 う〜ん、大人だ。顔に似あわず菩薩レベルだ(笑)。当事者(被害者)としてすぐにこうは言えませんよ。かっこいいぞ。そう、以前から後藤選手のブログは大変に評判が良かったんです。更新頻度や記事の内容はもちろん、非常にマナーがしっかりしており、あるいはマナーの悪いコメンターに喝を入れたりと、リング上でのヒールのイメージとは正反対の雰囲気に、皆さんギャップ萌えしてたんですよね。今回もリング上なら大暴れというところでしょうが、このコメントですからね。正直やられました。うん、やっぱりいいレスラーは「無我」…すなわちリング上では自己を捨てて、お客さんの望むキャラクターになりきる…ですねえ。プロレスの本質です。
2007101900000001jijpsocithum000 さてさて、こちらはどうでしょうか。「赤福」問題です。ずいぶんと世間のバッシングを受けてますね。ところで、古い赤福を食べて誰か腹を壊したんでしょうか?誰か「まずい!」ってクレームつけたんでしょうか?たぶんそういう人いないんじゃないでしょうかねえ。「うまい、うまい」って喰ってたんじゃないでしょうか。やっぱり赤福だよなって。
 まあ嘘の表示をしたのはいけませんが、余ったものを再利用するのは悪いことではないと思います。「もったいない」という考え方こそ大切ですから。伊勢と言えば伊勢神宮。赤福と言えば伊勢参りのお土産です。神様、特に食べ物の神様である外宮の豊受大神(トヨウケビメ)さんは、怒るどころかほめると思いますよ。残った赤福をポイポイ捨てる方がいかんでしょ。だから、我々も「大人な対応」しましょう。これからは表示偽装しないでね。余ったものは冷凍して再利用してもいいから、ちょっと安く売ってくれればいいよ。そんなんでいいのではないでしょうか。とりあえず大好きな赤福が食べられないっていうのは、ちょっとなあ。

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2007.06.04

とんぶり納豆〜秋田キャラ文化

Tombri1 三日連続縄文ネタです。
 今日の夕飯に「とんぶり」が出ました。カミさんのふるさと秋田の名物の一つです。畑のキャビアと言われています(誰に?)。今日はひきわり納豆にまぜてご飯にぶっかけて食べました。これはたしかにうまい。とんぶりの独特の芳香が、納豆のあの匂いに溶け込みます。それが炊きたての白いご飯の湯気に乗ってやってくる。そして、あのプチプチとした食感。正直本家キャビアよりうまいっす。
Tombri2 とんぶりはホウキギの実だそうです。ホウキギ、つまり「帚木」ですね。あの源氏物語の第2帖、有名な雨夜の品定めのシーンのある巻の名前になっている木(草)です。昔は、その枯れ木(枝?)を束ねてホウキにしたらしい。その実をとって煮たのがとんぶりだということです。
Tombri3_1 さて、今日は(も)ちょっと脱線します。今日カミさんが買ってきた「とんぶり」のパッケージを見ますと、謎の生物が描かれていますことに気づきます。これはいったいなんなんだと、よく見てみますと、「とんぶりキャラクター とんぶり博士」と書いてあります。むむ、これは…。
Sugicchi 秋田と言えば「ゆるキャラ」です。なにしろ、わか杉国体のキャラ「スギッチ」はテレビチャンピオンの「ゆるキャラ選手権」で見事日本一に輝きましたからねえ。半端なゆるさではない。私、以前秋田のネーミングセンスの素晴らしさ(?)について書きましたけど、実はそのセンスはネーミング以外にも存分に発揮されてるんですよね。たとえば、わか杉国体のキャッチフレーズは「~君のハートよ位置につけ~」です。もう最高っす。
 で、そうしたある種独特のセンスの象徴的なものが、いわゆるキャラクターです。日本人はたしかになんにでもキャラクターを作ってしまう民族ですが、秋田は中でもその数やセンスがずば抜けています。そうした秀逸な秋田キャラを集めたあきたキャラ図鑑というサイトもあるんですよ。これは抱腹絶倒ものです。感動です。
Noshirocchi 中でも、私たち家族のお気に入りは「のしろっち」です。なんでも能代の主婦がデザインしたらしいんですが、今や全国規模での人気だそうで、人形やハンカチなんかも発売されています。それらもなかなかカワイイんですけどね、やっぱり基本はこのイラストでしょうね。ゆるキャラと言うよりも、なんだろう…、ちょっと不気味ですらあります。これはどういう表情なのだろう。「へのへのもへじ」の亜流と言えば亜流なんだろうけど、このチープさを超えたシンプルさ、安易を超えたシュールな音符の配置など、なかなかの名作であります。どう考えても「ののしろ」だし(笑)。すごいですね。これは流行りますよ。
 こういう秋田のキャラづくり文化というのは、やはり縄文文化の名残なのではないでしょうか。縄文人と言えば、アーティスティックな土器や土偶などが思い起こされますよね。青森の遮光器土偶なんか、ありゃあアニメキャラもびっくりの先進的デザインですよ。すごいですね。いい意味での幼児性というのが、今でも息づいているのでしょう。弥生にはそういう遊び心がない。
 今度秋田に行ったら、私もいろいろなモノを収集してみようと思います。ネーミング、方言、キャッチフレーズ、キャラクター、山人文化、キリスト教文化、桜庭和志(?)…今から楽しみっす。

とんぶり 80g

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2007.05.25

『名代手焼煎餅 五月ヶ瀬』

Satsukigase 日芸に通っている卒業生が、これを持って学校に遊びに来ました。いや、別に福井に行ってきたわけじゃなくて、物産展みたいなところで買ってきたと。買って食べたら妙にうまかったのでお土産に、とのこと。
 なんか他にもドライ・マンゴーも買ってきたんだけど、来る途中我慢できなくて開けて食べちゃったということで、それを一緒につまみながら、いろいろと刺激的な話を聞きました。
 で、この五月ヶ瀬煎餅も我慢できなくなったらしく、自ら開けて食べ始めました。まあ、人のところに持っていくお土産というのは、大概自分の好物なのであって、内心「せっかくですから、ごいっしょに」とか言ってほしいものですよね。だから、彼女のストレートな行動は責められません。アーティストを目指す者、そのくらいのパフォーマンスがなければ。
 さて、私もいただいてみたんですが、うん、これはたしかにうまい。類似のお菓子というのは各地にありますが、生地の絶妙の甘さや食感にピーナッツの香ばしさがたまりません。予想より軟らかめですが、それが口の中で溶けていく感じがまた類似品とは違います。焼き方に何か秘密がありそうです。
 パッケージには、おっ、丸に三つ柏の家紋が描かれているぞ、なんでだろう、越前って何氏だったかなあ、などと思いながら、その正三角形に配置された紋をさらによく見ますと、ありゃりゃりゃ、正三角形の頂点に位置しているのは三つ柏ではないではないか!そこには、どっかで見たような建物の絵が…。藤田まこと御用達…いやいや、モンドセレクションのマークではないですか!やられた。思いっきり勘亭流文字の間に挟まれたこのフランス語(かな?)世界は…。
 で、ちょっと調べてみましたら、主水御用達の中でもかな〜りハイレベルなおせんべいらしい。モンドセレクションの最高賞である特別金賞(最高金賞・グランドゴールドメダル・95点以上)を6回も獲ってる。それも3年以上連続なので国際優秀品質賞も受賞してるんですね。どうりでうまいはずだ。
 最近はモンドセレクションも乱発の傾向がありますが、特別金賞や国際優秀品質賞はそう獲れるものではありませんから。やりますな。
 パッケージの裏を見てみますと、ナッツ・ハードクッキーと書いてあります。なるほど、煎餅にしてクッキーか。いかにも国際的ですね(笑)。
 五月ヶ瀬のホームページを見てみますと、いろいろと興味深いお菓子が並んでいます。ナッツ・ハードクッキー以外にも大量のモンドセレクション受賞商品があるようですね。モンドセレクションは出品してなんぼの世界ですから、社長さんがなかなか積極的でユニークな方と見ました。必殺仕事人ってことですね(笑)。

五月ヶ瀬ホームページ

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2007.03.29

京ゆば懐石『山翠楼』(奥湯河原)

デジカメ忘れたので、写真はホームページより拝借
Sansuiro1 例年ですと、この春休み期間には、カミさんの実家のある秋田へと旅するのですが、今年はちょっと事情があって私は富士山に居残りです。
 その代わりと言ってはなんですが、本日は家族、そして私の両親、姉とともに、奥湯河原の温泉宿に来ております。いちおう名目は両親の金婚祝いということだそうですが、実際はまだ50年経っていないとか。もうこのくらいになっちゃうと正確なカウントなんてどうでもいいわけで、まあ元気なうちに済ませておいた方が何かと後悔がないだろうということですね。
 そんなわけで、今回は普段では絶対に泊まれないような高級旅館にですねえ、両親を招待したのです。京ゆば懐石『山翠楼』です。きっと私もこれが最初で最後…いや、あるいは自分の金婚の時にもう一度あるかもしれない…まあいずれにせよ、思いっきり贅沢をしておりますです、はい。
 う〜む、なんかうまく説明できないけれど、とにかく最初からすごかった。車を駐車場に入れるのも、荷物を運ぶのもみんな誰かがやってくれる。こんな経験当然初めてなので、なんか挙動不審になってしまったっす。
 車で正面玄関に乗りつけたと同時に、番頭さんみたいなイデタチのおじいさん方(!)が数人走ってこられて、車を取り囲むんですから、そりゃあ動揺しますよ。鍵も荷物もそのままで降りろ、ということですから、こりゃあ新手の強盗かと思いましたよ(笑…失礼)。
 門をくぐると、写真のような大広間で上品な女性の皆さまがお出迎えくださいます。なんか、いい香りがします。う〜なんとも言えない非日常空間。その後お茶をいただいてから部屋へ案内されました。第一、部屋がいくつあるんだ?これ全部使っていいの?という感じです。私たち庶民は、比較的安いお部屋、それも特別料金の時期を狙っての利用ですが、それでもこれだもんなあ。
 さっそく浴衣に着替えて、くつろぎモードへ。うむ、ホテルなんかにゃあ、もう泊まりたくないよ〜。日本人は旅館でしょう。
 しばらく景色などを眺めた後、さっそく温泉につかりに行きました。温泉のことはあんまり詳しくありませんけど、なんかそこらの健康ランド的温泉とは、何かが違うような気が。たぶんその何かとは「気分」だと思いますけどね。露天風呂にもちょっぴりつかって部屋に戻り、さあ夕食の時間です。
Sansuiro2 お食事部屋に移動してみますと、そこにも非日常的空間が広がっていました。えっとえっと…何を食べたっけ?あんまりおいしくて忘れちゃいました。てか、ここで紹介しても、きっと皆さまの舌と胃を満足させることができないどころか、おそらくマイナスの感情を引き起こしてしまうでしょうから、ナイショにしときます(すみません、今日はちょっとやなヤツにならせてください!)。
 とにかつですねえ、「京ゆば懐石」というくらいですから、そういうお料理なんですよ。懐石とは言っても、一般向けにしてありますし、こちらも懐石の作法なんか全然知らないわけでして、まあ、ゆばや当地の海や山の幸を中心にした高級な和食ということです。ああ極楽。途中、品格漂うおかみ直々のご挨拶などもあり、気分はさらにセレブ!?
 そして、お酒はこちら「山翠楼」オリジナルの「吟醸純米 海石榴(ざくろ)」をいただきました。一人で五合くらい飲んじゃったな。口当たりがとても滑らかで軟らか、吟醸香も控え目でして、比較的地味な味わいの料理とうまい具合にマッチしていました。ちゃんと考えられてるなという感じ。至福の時間だなあ…。
 と、そんなこんなで、とっても幸せな気分のまま、私はなんと8時に就寝してしまいました(この記事は翌日書いております)。これもまた、なかなか味わえない幸せですね。ああ、生きてて良かったっす。あっそうだ、いちおう両親におめでとう、そしてお疲れさまと言わなくては。この至福を再び味わうために、ワタクシたちも気合いで50年つれそいましょう。ちょうど昨日で丸9年たちました。あと41年(笑)。がんばるぞ〜!

山翠楼

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2006.11.28

『バタじゃが』 (南富良野町振興公舎)

Img14915637 北海道の医大に通う教え子からのお土産『バタじゃが』。北海道ならどこでも売ってるらしいんですが、これが手軽でうまいのなんのって。レンジでチンするだけで、バターのしっかりしみたホクホクが味わえる。これはなかなかいいつまみになるぞ。子どものおやつにもいいんじゃないかな。
 ところで、『バタじゃが』とはこれいかに。一般名は「じゃがバタ(ー)」であり、商品名としてはそれを採用できなかったんでしょうけど、ひっくり返っただけで、こうも発音しにくくなるとは。昔よくカレーライスとライスカレーの違いは?みたいなことが言われてましたけど、こっちはそういう違いがあるわけじゃないですよね。どっちが主体とかそういう…。
 ところで、じゃがバタってどこの名物なんでしょう。北海道なんでしょうか。全国どこでも、居酒屋やお祭りの定番になっていますし、レストランのメニューにもあったりしますけど、どうなんでしょうか。じゃがいもとバターの産地ということで言えば、たしかに北海道が発祥であってもおかしくありませんが、それ以前にドイツとかその辺でも昔から食べてそうですね。
 じゃがいも自体は、江戸開幕の頃に日本に伝来したようです。どうもオランダ人が九州に持ち込んだらしい。当時オランダはジャワ島に東インド会社を設立しました。そのあたりから運んできたらしい。で、当時日本ではジャカルタのことを「ジャガタラ」と呼んでいたので、この芋のことを「ジャガタライモ」と命名した。それが「ジャガイモ」になったとのこと。なるほど。
 ついでに「ジャガタラ」とは「ジャカルタ」の聞き間違いではありません。どちらかというと当時の現地式の発音に近い。その後、太平洋戦争の時に、日本軍があのあたりを占領して、勝手に「ジャカルタ」と改名してしまった。それが、今では現地でも正式名称になっているんだとか。まあ、意味的には「幸せの都」のような感じらしいので、結果オーライですけど。
 バターもオランダ伝来らしい。日本にも古来「醍醐味」の語源になった「醍醐」など発酵乳製品はありました。まあ、これらも元々中国から輸入されたものですけどね。涅槃経に『牛より乳を出し、乳より酪を出し、酪より生酥を出し、生酥より熟酥を出し、熟酥より醍醐を出す。醍醐は最上なり。もし服する者あらば衆病皆除く。あらゆる諸楽ことごとくその中に入るがごとく仏もまたかくのごとし』とあります。「酪」や「酥」や「醍醐」がどんなものであったか、諸説あるようですが、とにかく奈良・平安時代には発酵乳製品が存在したことは確かです。
 でも、醍醐天皇が馬鈴薯に醍醐をぬったくって食べたということはないでしょうな。たぶん馬鈴薯はなかったので。あっそうそう、馬鈴薯という言い方もしますね。中国での呼び名です。この馬鈴というのはおそらく「マレー」のことでしょう。マレーイモということですね。
 いずれにせよ、今風のバターの生産やジャガイモの栽培が本格化したのは、明治以降であります。北海道の開拓が本格化した明治10年代、西洋の先進技術が輸入され、新天地に独特の酪農文化が花開きます。この『バタじゃが』もまた、100年後そこに実った果実…いやいや、イモは実ではありませんな、根っこでもありません、地下茎です(笑)。
 と、今日もまた蘊蓄を並べておりますが、これもいつもの受け売り、耳学問でありました(わかってると思いますが)。でも、そんな栄養にもならないような蘊蓄もまた、ちょっとしたスパイスになるものです。じゃがバタに乗せるパセリのようにね。

簡単にじゃがバター!バタじゃが

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2006.11.03

北海道ホワイトカレー (ハウス食品)

Wc43 満員御礼。カメラータ・ムジカーレの東京公演においでくださった皆様、ありがとうごさいました。聖パウロ女子修道会聖堂の素晴らしい響きに感動しつつ翻弄されましたが、なかなか熱気のある演奏ができたのではないでしょうか。あさって(5日)は横浜公演です。こちらの方もよろしくお願いします(チラシ)。
 さて、明日が仕事の方でとっても忙しいので、打ち上げには参加せず直帰いたしました。帰りに道を間違って、赤坂やら青山やら表参道やら原宿やらに迷い込み、田舎者としては思わず感動してしまったのですが、そんな都会ともお別れいたしまして、山に帰ってきたワタクシ、家族が出かけているので、コンビニで夕食を買いました。山はもう冬っていう感じです。寒い寒い。で、目に付いたのがコレ。前々から気になっていたんですが、なかなか食べる機会がありませんでした。
 そうそう、おととい、カレーンジャーを紹介した際、ライバルとして北海道の女の子戦隊もちょっと取り上げました。彼女たちもホワイトカレーとか作るんでしょうかね。
 北海道と言えば「白」…というのはあまりに俗な発想でしょうか。でも、なんとなくそういうイメージがあります。ま、ホワイトチョコくらいしか思いつきませんけど。雪とか牛乳だったら、どこでも白いわけでして。でも、イメージというのはとっても大切ですね。特に外国?に対しては。
 さて、それでようやくホワイトカレーを食べる機会を得ました。結論。うまい!思った通り、シチューとカレーの中間形のような感じなんですが、見た目の優しさと味のスパイシーさが絶妙のツンデレ…いやデレツンで(笑)、この前書いたギャップ萌えですな。
Wcggh 見た目ということで言えば、素材の色が生きますね。レトルトでも野菜や肉の色が美しく映えます。あのカレー色のカレーでは、極端な話、じゃがいもだと思って食べたら肉だった、なんてこともあるわけでして。あっ、それはそれでギャップ萌えか?いや萌えないな(笑)。ギャップ萌えとギャップ萎えの境界線ってどのへんにあるんだろ。
 味は、やはりミルク風味が強く、そういう意味ではまさにチョコに対するホワイトチョコって感じですね。基本的に牛乳で育ってきた私にはかなり魅力的な味わいでした。
 以前から、ホワイトカレーと称して、たとえば普通のカレーにヨーグルトをけっこう大量に混ぜて、やや色を薄くし、またまろやかさを出した商品はありました。でも、ここまで徹底して白くしたのは初めてではないでしょうか。ハウスさん、なかなかうまいところを持っていきましたね。
 今度はルウタイプを試してみたいと思います。

ホワイトカレー公式

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2006.11.01

カレーンジャー

002gif1 大学時代の友人が紹介してくれました。鳥取県のご当地ヒーローです。
 いわゆるご当地ヒーロー(ローカルヒーロー)、日々新種が登場しているようでして、現在日本には100以上の戦隊が活動しているとのことです。
 以前、我がご当地のヤマナシマンを紹介いたしました。彼ら、全国のヒーローの中でも、かなり「強い」方だと思います。実は私の知っている限り、山梨県のヒーローって彼らだけなんですよね。他の県では、だいたい複数あって、多いところは10以上結成されている。ヤマナシマン、やっぱり強過ぎ?で、県民の戦意を喪失させちゃったのかな。
 さて、この鳥取の「カレーンジャー」です。これもなかなかのツワモノと見ました。だいいち発音しにくい。コスチュームもかなりシンプルですね。予算削減ということもあるのでしょうが、「中の人」の自己顕示欲が強いとも言える。ある意味下半身の普段着の方が目立ってるし(笑)。高く掲げたカレー・スプーン、これはあのウルトラマンもやったことのあるポーズですね(知ってる人知っている)。
 で、この戦隊の素性、活動内容はこちらでご確認ください。鳥取ってカレーのルウの消費量が日本一なんですねえ。知らなかった。
 ご当地グルメを宣伝するご当地ヒーローというのは意外に少ない…ん?だいたいカレーは鳥取のご当地グルメなのか?カレーのルウの消費量が日本一ってことでしょ。それだと、たとえば「こくまろ」や「熟カレー」が鳥取の名産ってことになっちゃう(笑)。まあ、いいや。鳥取に特徴的なカレーがあるのかと思ったら、特にそういうわけではないようですね。最近になってコンテストとかやってるようですが。伝統的なものは別にないと見た。つまり、鳥取で食べる(普通の)カレーは全て「鳥取カレー」だということでしょう。ま、それもありかな。ところで、なんで鳥取の方はカレーがお好きなんでしょうね…いろいろ考えてみましたけど、結局わかりませんでした。
20050820_389521 さて、先ほど「カレーンジャー」というのは発音しにくいと書きました。「カレンジャー」だと発音しやすいんだけどなあ、と思ったら、そういう方々もいました。こちらです。こちらはまた、ずいぶんとキャラが違うようですねえ。「カレーンジャー」対「カレンジャー」ってのも見てみたいような。私は当然「カレンジャー」の方を応援しますよ。
 ついでにもう一つ。「カレーはかれー」っていうコテコテのシャレ、日本人なら誰しも一度は言ったことがあるでしょう。実はこれってシャレでも何でもないという説もあるんですよ。あの大野晋先生によれば、古代タミル語の「カリ」は「辛い」という意味だとか。そこから「カリー」という語も、「からし」という語も生まれたというのですから、ちょっと笑っちゃいます。

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2006.10.17

リカルデント「グレープ&グレープミント」(ボトルガム)

Recaldent ボトルガムが売れている。コンビニに並ぶお菓子の中では圧倒的に高いんですけどね。ガムごときに700円とか800円とか払うのはどうかと思うんですが、たしかに計算すると100円のを8個買うよりかなり割安です。
 しかし、本当に割安かどうかは検証の余地ありでした。つまり、どうも予想以上に早く空っぽになっているような感じがしていたんですね。それにはいろいろと理由があるでしょう。
 ボトルガムの消費場所、車の中というのが圧倒的に多い。飲料ホルダーのところにボトルガムが入っているやつですね。ウチもそうです。で、運転中というのは、眠気覚ましというのもありますが、どうも口が淋しいもので、ついついガムに手が伸びる。それもボトルにたっぷり詰まっていたりすると、たとえば家の中で普通のガムの残り数を意識しながら噛むのとはだいぶ違う感覚で、クチャクチャやってしまう。
 さらに、どうも私は気に入らなかったんですが、ボトルガムのガムって味がすぐになくなるように感じる。5分も噛んでると、もうそれはただの無味なゴムと化しているんです。それで、ついつい二ついっぺんに口に放り込んだり、続け様に三つ噛んだりしてしまう。そんな感じだと、職場との行き帰りの30分くらいの間に5個とか6個とか消費しちゃうんですね。特に私なんか、一日一食生活なんで、通勤時帰宅時は必ず空腹なわけで、そこに味のするものがあると、どうにも自制できないわけです。
 あと、いろいろな味が楽しめるタイプを買ってしまうと、これまた早くなくなる。つまり、車の運転中だと色を確認できないために、噛んでみないとなんの味を口に放り込んだかわからない。さらに二ついっぺんに噛んだりすると大変。味の組み合わせはいろいろあるわけで、しまいには利きガムみたいな状況になってしまう。何味と何味を噛んでるのか当てるんですね(笑)。あるいは占い感覚で、○○味が来ますように!みたいな。そんなことやってると、ついつい必要以上に消費してしまう(オレだけか?そんなことしてるの)。
 と、そんな悩ましいボトルガムですが、ついにそんな心苦しさを解消する商品を見つけました(って、もう発売開始から1年以上たってますが)。リカルデントの「グレープ&グレープミント」です。
 これのいいところは、なんといっても味が長持ちするということです。15分以上噛んでいてもまだ味が残っています。もちろん1回につき1個で充分です。おかげで一日消費が2個ですみます。
 さらに味が「グレープ」と「グレープミント」であるというのがミソです。ほとんど同じ味。いっしょに噛んだとしてもあんまり違わない(実際は微妙に違うので、その気になれば利きガムも占いも可能ですけど、この場合その「その気になれば」というのが重要です)。
 あと、比較的安いということですね。600円台で買えます。今までは、なんとなく地味な感じがして、また、それこそ味のヴァリエーションが少ないような気がして食指が伸びなかったんですね。正直パッケージの色合いが(ガム自体の色合いもですけど)地味じゃないですか。絵も両方ともブドウだし。謙虚な感じですよねえ。
 キシリトールはもちろん、CPP-ACP配合というのも、たぶん歯にいいんでしょう(よくわかりませんが)。ま、とにかくこれだと数ヶ月は持つ計算になりますから、ようやく割安な感じになりました。めでたしめでたし。
 あっ、あと知らなかったんですが、リカルデントってトライデントだったんですね。
 ところで、あのボトルガムの捨て紙、みなさん使ってますか?この前ネットでも取り上げられてましたが、私も捨て紙として使うのはほんのちょっとでして、ほとんどは付箋やしおり代わりに使ってます。

リカルデント・ガム グレープ&グレープミント ボトルLS 150g6個セット*6

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2006.09.07

『COOL JAPAN スペシャルin Paris』

発掘!かっこいいニッポン
2006jep お〜、またNHKネタだ。そしてまたオタクネタだ。うん、まさに日本の貴族文化だあ!
 というわけで、昨夜放送分の録画を観ました。夏にパリで開かれたジャパン・エキスポの会場で収録された「COOL JAPAN スペシャル」。フランス人と日本人のハイブリッドちゃんと一緒に鑑賞。娘のお友達の女の子です。ちなみに彼女のお父さん(フランス人)は、全然オタクじゃないので日本文化萌え〜ではありません。どちらかというと問題点を多く見出しているようです。やはり日本に来たくて来たんじゃなく(つまり仕事で来ている)、どっぷり日本の田舎の生活に漬かっていると、うんざりすることも多いのでしょう。
Moet 一方、この番組に出ていたフランス人は…はっきり言ってやばい。オタク度ということで言えば、日本のオタクたちに優るとも劣らない。だいたい彼ら彼女ら、日本に来たことなんてほとんどないんですよ。だから、結局ヴァーチャル・ジャポン?に憧れてるわけでして、まあ、だからもうその意味でオタクなのでした。現実はそんなに甘くない!…なんてことをオタクに言ってしまうのは野暮ですね。
 こういったオタク外人って世界に何十万人もいると思いますけど、中でもフランスのオタクは熱いというイメージがありますね。この前「もえたん」のところでも書きましたけど、浮世絵の受容具合なんか異常でしたからね。モネもルノワールもゴッホもかなりのオタクだったということでしょう。彼らもヴァーチャル・ジャポンに憧れたわけですし。
 さて、今日パリで紹介されたCOOL JAPANを列挙しておきましょう。日本人である皆さんはどう思いますか?

 (回転)寿司・しょうゆご飯・ふとん・地下足袋・ランドセル・お面・金魚すくい・渋谷系ファッション・女子高の制服・プロレス・パラパラ・コスプレ・メイドカフェ・メイド服・囲碁・七夕の短冊・マンガ・剣道・折り紙・武士道・J-POP・畳・こたつ・シャワートイレ・ふろしき・のし袋・招き猫・かんざし・箸・ルーズソックス・軍足・着物・オムライス・障子・幕の内弁当・カプセルホテル

 私はけっこうオタクたちに共鳴しましたが何か?たしかになんとなく「萌え」の要素があるのは分かる。ほとんどのアイテムについて私も文化論的に語ろうと思えば語れますね。フランス人にそれらしく語っちゃえる自信はありますよ。
 誰かも言っていましたが、これからはこういったコンテンツの輸出に国として力を入れるとよいでしょう。世界平和のためにもね。あれ?そう言えば、肝心のアニメが一回も出てこなかったような気がするなあ。なんでだ?

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2006.08.23

馬刺し&雪月花(純米吟醸)

2121 馬肉を食する習慣は、どちらかという縄文のものではないでしょうか。騎馬民族を主とする弥生人は馬を食料にしようなどと思いません。犬は食べますが。
 それで、ここ富士北麓地方はですねえ、面白いことに馬も犬も食べるんですよ。縄文と弥生が混在してるんですね。それは食文化のみならず他の面でもいろいろと確認できます。あっ、ちなみに犬食は昭和40年代までで、今はほとんどないと思います。たぶん。
 一方馬食は今でもさかんです。このあたりの名物の一つとも言えましょう。で、このへんではおいしい馬刺しが手に入るんです。村に一件ある肉屋さんで売っている馬刺し、もうこれを食べたら他は食べられません。全国のスーパーで売ってるようなのは、あれは全然ホンモノじゃない。どうせモンゴルか東欧かどっかのお馬さんの肉を冷凍して運んできたものでしょう。色も風味も食感も全然ダメダメですね。
 この肉屋さん、馬肉以外にもいい肉を常時取りそろえており、この季節は、別荘に来ている芸能人たちも好んで通っているとのウワサです。で、今日は両親が来ていることもあって、カミさんが馬刺しの赤身を買ってきました。これがうまいのなんのって。まずは色が美しい。輝くような赤です。写真では全然再現されてませんが、ほんときれいですよ。そして食感。なんすか、これ。プリプリしてます。歯触りも柔らかく、スーパーものにありがちな硬さや噛み切りにくさとは無縁です。味もなんというか、ほんのりした甘みすら感じるまろやかさ。魚の刺し身よりもさらにさっぱりした上品な味わい。おろしにんにくと醤油でいただきましたが、何もつけないのもよろしい。口の中でゆっくりかみしめて、舌の上でとかしながら食すと絶品です。
 さて、こういう食材には、おいしい日本酒が合いますね。今日はカミさんの実家からいただいてきた、両関の純米吟醸「雪月花」です。これがまた、うまかったのなんのって。吟醸ですが、比較的香りは抑えられており、そのかわりと言ってはなんですが、ほんのりとした甘みが口から鼻の奥にひろがります。秋田のお酒は全体に昔の