カテゴリー「アニメ・コミック」の252件の記事

2024.06.04

超一流はみんないい人

Img_6115 の日も充実したなあ。お昼から原宿の素敵なお店でセミナー。おいしい自然食とお酒をいただきながら、そして世界の大御所たちも弾いたというピアノを爪弾きながらのおしゃべり。楽しすぎました。

 そして夜は新宿にて某会合に参加。そこでいろんな「神」にお会いしましたよ。

 そこで実感したのは、超一流はみんないい人だということ。というか、「いい人」が超一流の最低条件なのでしょうね。

 自慢しない。人の悪口を言わない。気遣いできる。ユーモアに溢れている。自虐ネタ得意(笑)。

Img_6117 今回特に感動したのは、名探偵コナンや金田一少年の事件簿、シティハンターなどのプロデューサー、諏訪道彦さんのお隣に座らせていただきお話をうかがえたこと。お話だけでなく、お好み焼きや焼きそばを作ってくれました!

 次女はコナンや金田一で育ったの死ぬほど喜んでました。ホント謙虚でフランクで愛に溢れていて素敵な方でした。

 ちなみにスワッチさんの前には、これも声優界の重鎮、まさに神である三ツ矢雄二さんが!!三ツ矢さんの前で家内が平気でコロ助のモノマネしてました(笑)。それに対しても「似てる〜」と神反応してくれる。ドン引きしてたろうに(苦笑)。

Img_6123 アニメ狂の次女、最後はお二人にサインもらって泣いてました。そりゃそうだ。

 ほかにも各業界の超一流さんたちがたくさん。社長さんからアイドルまで。皆さんいい人でした。私は全然一流ではありませんが、とりあえず「いい人」にはなりたいなと思った一日でした。感謝!

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2024.06.02

麻布十番での邂逅

20240608-80755 の日は麻布十番でセミナーでした。

 麻布十番と言えばセーラームーン(笑)。原作者の竹内先生は山梨の人ですが、なんで麻布十番を舞台に選んだんでしょうね。

 それはさておき、セミナーには長堀優医師もいらしてくださいました。長堀さんは病院の院長も務めながら、西洋医学に疑問を持ち、人間の霊性から日本の秘史に至るまで幅広く研究されご著書も多数ある方です。

 そんな長堀先生だからこそでしょう。ワタクシの6時間にわたる話を完全に理解してくださりました。

 考えてみれば、私も教育界に身を置きながら旧来の教育、学校に疑問を呈する講演活動を行っています。現場にいながら、いやいるからこそ的確な批判ができるというものです。外から批判するのは簡単ですからね。

 この日はほかにも重要人物が何人もいらっしゃっていましたし、驚くべき再会もあったりしました。主催者にも大感謝です。

 のちに長堀先生がFBに感想を書いてくださりました。その一部を紹介させていただきます。恐縮至極であります。

 山口先生のお話は、午前11時から午後5時まで、途中休憩を挟みながらの六時間でしたが、常識を覆されるような驚きの連続でした。あっという間に時間が経ってしまった感じがしてます。
 内容は多岐に渡りました。
 仲小路彰氏、令和へ譲位された真の意味、和時計の素晴らしさ、CS60と薬師如来を巡る驚嘆すべき事実、神社参拝の作法など、えっ!あっ!なるほど!の連続でした。
 (中略)
 機会があれば、ぜひ山口先生の講演会へ!! 参加される方がどんどん増えれば、日本人のエネルギーが上がり集合意識が高まることうけあいです!

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2024.04.15

COTEN RADIOショート やなせたかし編

3baaf3ef1777e10d831f3f8d8a54a2c2cd406112 こ数日かけて全部聞きました。感動いたしました。

 やなせたかしさんと戦争や平和については、やなせさんの生前にこんな記事を書いています。

 「君もアンパンマンになれる!」

 そこにも書いたように、作品アンパンマンには彼の戦争体験と、そこから得た「愛すべき悪」(ばいきんまんに象徴される)思想が色濃く表れています。

 そんなやなせさんの人生と世界観、そして作品について、やなせさん自身の言葉を中心にわかりやすくまとめたこれらの番組。ぜひ多くの方々に聞いていただきたいですね。

 やはり優れた子供向け作品というのは、「未来の大人」にために作られているのだなと痛感いたします。そしてそれを得意としているのが、日本文化の特長でもあります。

 本来の「教育」とはこのようになされていくのではないでしょうか。そのためには「先生」たる大人が、その時代的体験から深く痛感し、そして思索しなければならないということあり、また単なる直接的表現ではなく、まさに「未来的」表現をすべきなのではないでしょうか。

 コテンラジオさんは、そういう教育表現をしているすぐれた「若い大人」の集団だと認識しております。

 来年度の朝ドラは、やなせたかしさんと奥様が主役だとか。とても楽しみですね。大河ドラマでもいいのではないでしょうか。

 

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2024.04.08

天上天下唯我独尊とは…

Baka04_04 日は降誕会、お釈迦様がお生まれになったと言われる日です。ウチの学園では入園式と入学式が行われました。

 お釈迦様の誕生といえば、すぐに七歩あるき、「天上天下唯我独尊」と言ったとか。もちろん、それはフィクションでしょうけれど、人類史上それを実際にやった人物がいることをご存知ですか?

 そう、それはバカボンのパパです(笑)。

 それほど天才だったわけですが、くしゃみをした時にネジが一本はずれ、あんな感じになったというわけです。

 ちなみに「天才バカボン」という不思議なタイトルの由来はいろいろ語られていますが、その一つとして仏教の尊者を表す「バガヴァン」から来たとの説もあります。

 はじめちゃんが仏教学者の「中村元」にちなんでいるとか、レレレのおじさんがブッダの弟子で掃除しかできなかったという「周梨槃特」がモデルだとか、「これでいいのだ」という悟り、あるいはパパの理不尽だがどこか真理を突いた禅問答のような言葉たちなど、冗談抜きで仏教的の影響が感じられる作品ですよね。

 で、お釈迦様とパパが宣言した「天上天下唯我独尊」ですが、表面的には「天にも地にも自分だけが一人尊い」という尊大な言葉のように感じられます。

 しかし「我」を否定したお釈迦様がそんなことを言うわけがない…いやいや、生まれたばかりでまだ悟りを得ていないとも言えますよね。バカボンのパパもまだネジがはずれる前(笑)。王子として生まれたお釈迦様も、まさに「天才的にバカなボンボン」だった可能性があるわけです。

 というのは半分冗談で、実は私は次のように考えています。

 古い文献には「天上天下唯我為尊 三界皆苦 吾当安之」とあります。これを私は次のように訳します。

「世界中、ただ自分だけが尊いとする人ばかりだ。そのために欲界・色界・無色界の三界では皆苦しむのである。私はこれを安んずる(ために生まれた)」

 学問的な説ではありませんが、お釈迦様の言いたいことという意味では、当たらずとも遠からずだと思いますが、いかがでしょう。

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2024.03.09

追悼 鳥山明先生・TARAKOさん

12_20240311153701 えと、この日は…神奈川の鵠沼でセミナーでした。笑いの専門家の方々が集まったこともあって、まあよく笑った笑った。楽しかった〜。

 私の話の中に、ちびまる子ちゃんの話題があるんですよ。もちろん笑いのネタなのですが、今日はちょっとしんみりしてしまいましたね。まる子そのものであったとも言って良いTARAKOさんがお亡くなりになったとのこと。まだまだお若いのに…。

 もっと早く亡くなってしまった、さくらももこさんとは、ちょっとしたご縁がありました。同年齢、同郷ですし、晩年あることで間接的にお力添えをすることになりました。

 今頃、あちらでお二人仲良くお茶などしているのではないでしょうか。

N2310130004_2__2 アニメ界を代表する、まだまだお若い方といえば、鳥山明先生もお亡くなりになってしまいましたね。なんということでしょう。

 圧倒的な画力と、破天荒な物語力で、世界中の子どものみならず大人までをも魅了してきた鳥山先生。

 私は、彼の作品をあまり深く鑑賞してこなかった一人なのですが、ドラゴンボールの持つ、霊界物語的世界観には興味がありました。

 お二人の早逝、残念でしかたありません。なんとなくですが、最近有名な方が若くして亡くなられるような気がします。気のせいでしょうか。

 私も今年還暦を迎えます。残された年月というのを意識する年齢になりました。

 セミナーでお話しているとおり、自己実現ではなく神(の夢)実現、そして自己肯定感を高めるのではなく、神(からの)肯定感を高めていきたいと思います。

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2024.02.26

『オタク用語辞典 大限界』 名古屋短大小出ゼミ (三省堂)

91zew4h9xl_sl1500_ 日はこの冬買ったもので満足度が高かったストーブを紹介しましたが、こちらは面白かったけど、買って意味があったかどうかは微妙なもの(笑)。

 巷でも評判になっていましたが、こちらの「辞典」。いちおう日本語の辞典ですから、日本語を専門とするワタクシには有用であるはずなのですが…。

 う〜む、あまりにも知らない世界すぎて、まるで外国語の辞典のような気さえしたのでした。覚えられない…以前に理解できない(苦笑)。

 ちなみにウチの娘たちは、めちゃくちゃ盛り上がってました。あいつら真性のオタクだ。ただ、二人はやはり得意分野が微妙に違うようで、そのあたりの会話は面白かったかも。

 オタク用語は、その時々の流行に乗って生まれたり死んだりするので、この辞書も数年後には「古語辞典」あるいは「死語辞典」になっていくのでしょう。

 もちろん、中には純正な(?)日本語として定着していくものもあるでしょう。そのような推移にも注目ですね。

 まあ、考えてみれば、今ちょっと話題の源氏物語も枕草子も、かなり女流オタク的作品なので、そこで使われている日本語もかなりオタク的です。

 そのあたりについては、かつてお硬い学術雑誌「國文學」にこんな論文を寄稿したことがあります。今や「萌え」という言葉も死語となってしまいましたが、今自分で読んでもなかなか面白い。私のこのぶっ飛びエッセイのおかげで(?)このあと「國文學」ごと死んでしまいましたっけ。よろしかったらお読みくださいませ。

 萌え=をかし論

Amazon 大限界

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2024.02.20

『すずめの戸締まり』 新海誠 監督作品

11176748_615 忙なため過去に観た映画の紹介をしていきます。

 人には好みや適性があることを考えると、どうも最近の新海作品には私はなじまないのも仕方ないかなと思います。

 もうずいぶん前になりますが、「君の名は。」を観た時のこちらの記事をお読みください。

 まあ簡単に言えば「厨二病」ここに至れりということですよ(笑)。厨二病の特徴としての大袈裟な妄想、自意識、そして中途半端な知識が遺憾なく発揮されているというわけです。

 もちろん、そこに需要があることもよくわかります。実際大ヒットしたわけですから。しかし、厨二病から卒業して…いや退化して?…(幼稚園の)年中病をこじらせているワタクシからしますと、どうもむず痒くて仕方ないのです。

 日本神話からヒントを得たであろう様々な名称や、なんちゃって祝詞の安っぽさ。能登半島地震の直後ということもありますが、自然災害に対する安直な制御意識。

 あと、これってアニメ慣れしていない私の方に問題があるのかもしれませんが、背景の詳細でリアルな描画に対する、人物の抽象的で平坦な描写がどうしても不自然に感じられてならない。浮世絵の伝統とも違うし…。

 ロードムービー、恋愛ドラマ、成長の物語としての描写も中途半端かなあ。

 上記全体において、やはり宮崎駿作品の方がレベルが高く感じるのでした(好き嫌いはまた別問題ですが)。

 ちなみに「ヒミズ」は「不見日」となるはずですし、そういう意味においてもこちらの「ヒミズ」の方がずっと深くて面白かったと思いますよ。

 ついでに「ミミズ」に関してもホンモノの蚯蚓に申し訳ない設定ですね。あと、猫が可愛くない!(笑)

 と、文句ばっかりになってしまいましたが、まあこれも年中病者の厨二病に対する憧れ、コンプレックスの現れと思ってくださいね。

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2024.01.08

森のなかの温泉 なんぶの湯

20240109-121134 日はちょっと用があって身延に行きました。ついでに少し足を伸ばして「森のなかの温泉 なんぶの湯」に入ってきました。

 いや〜、あんな天国があるとは。最近家内の影響でいろいろな温泉に入っておりますが、ある意味ここはぶっ飛んでましたねえ。

 いや、お湯もぬるめのアルカリ泉で天国だったのですが、なんという館内の雰囲気がですねえ、「寛容」というかなんというか。

 まあ普通に温泉施設では皆さんリラックスするわけですが、ここはちょっと違う空気が充満しております。

20240109-121252 なにしろ漫画が8000冊も読み放題なのですから!

 大人も子どもも、「森」をイメージした館内のスペース(ハンモックとか箱とかクッションとか)でゴロンとなって漫画を読みふけっている。子どもたちが遊んでいたりして周りはそれなりにうるさいのですが、みんな集中してるから気にしない。

 これは漫画好きにはたまらないスポットですね。私はあんまり漫画を読まないので恩恵にはあずかれませんが。ざっと見たところ有名どころはもちろん、かなりマニアックな漫画も揃っているようです。家内と次女にとってはまさに天国だな、ここは(笑)。

20240109-121327 そして、食事コーナーも大変充実しており、お酒もガンガン出る。大人はまったり温泉につかりながらお酒を飲んで、子どもは親公認で漫画やゲームに興じる。いや、大人の半数は子どもになっている!(笑)

 まあ公的な漫喫みたいなものでしょうか。駐車場に車がいっぱいだったので、浴場も混んでるのかなと思いきや4人くらいしかいない。めちゃ贅沢な入浴タイムを過ごしました。

 つまり、多くは漫画を読んだりまったりするために来ているわけですね。たしかに1000円弱で温泉付きで一日過ごせたら安い天国ですわ。

 「森のなか」と称していますが、周囲は比較的町です。もちろん南部ですから山に囲まれていますが。「森のなか」というより、「なかは森」という感じでしょう。館内が「ナマケモノ」の森になっていますから(笑)。

 けっこう気に入ったので、これからも山梨と静岡の往復の途中に立ち寄ろうかと思います。実際、山梨ナンバー、富士山ナンバー、静岡ナンバーなどがいいバランスで止まっていました。たしかに南部はアジール的空気がありますよね。

 山梨、静岡の各自治体ごとのサービスデーがあるのですが、富士吉田・富士河口湖町の日はあれども鳴沢村の日はなし。両者の仲間に入れてもらいたです…。

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2023.09.17

アニメ映画『犬王』 (湯浅政明監督作品)

 

 日の動画でも紹介されていたアニメーション映画「犬王」。

 娘が能をやっていることもあって興味深く鑑賞いたしました。こういう作品好きだなあ。境界線を感じさせない世界観。

 お変人のワタクシからすると、観阿弥も世阿弥も犬阿弥(道阿弥)も相当ロックなアーティストでした。

 今では能というと静かで眠くなる舞台芸術のように思われていますが、あの時代はその時代性とも相まって、能楽はかなり過激な野外フェスでした。

 そのあたりの空気感を、現代のロックと融合させることによって、見事に表現しているのがこの作品だと言えます。そうした時代を超えた融合に違和感を抱くとするなら、その人は時代や歴史や伝統というフィクションにとらわれているのでしょう。

 そういう意味でも、できれば劇場で鑑賞したい作品ですね。実際、この映画では現代の風景が額縁のように配置されていますが、私たちの側も現実の風景から隔離される空間と時間が必要です。

 近年の名作ドラマ「俺の家の話」の時も、能楽界がざわつきましたが、この映画についてはどうだったのでしょう。伝統に対して失礼だと言った人もいましたが、はて、観阿弥や世阿弥、犬王が現代に生きていたら、もっと過激な作品を世に問うていたのではないでしょうか。

 特に犬王は、世阿弥が「こいつ最高!」と評価したアーティストでしたからね。

Amazon 犬王

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2023.08.22

映画『君たちはどう生きるか』 宮崎 駿 監督作品

Th_kimitachi 女が観に行きたいというので、事前情報なしで私も鑑賞いたしました。

 結論から言うと「よく分からなかったけど、すげぇな」でした。

 ジブリ作品には元々あまり興味がなく、家族が観ているのを横目で盗み見する程度でしたが、そんな私でもこの作品は「集大成」的には感じました。

 もっとはっきり言ってしまうと、宮崎駿監督というカリスマの最後の仕事に、考え得る最大の才能と時間とお金がかけられたのだから、それはすごいのは当たり前という感じでした。

 冒頭の火事のシーンだけで、世界の美術史に残るであろう「絵」の連続を見せられた感じがして、正直圧倒されました。西洋と東洋の両美術的世界を統合・融合する日本的美術の世界、ここに極まれりです。

 背景の西洋的リアリズム描写と、キャラクターを中心とした東洋的リアリズム描写の同居という、本来は不自然きわまりないはずの画面が、どうしてここまで自然に感じられるのかという驚き。

 東西は、主に「輪郭線の有無」と「色彩の平板化の度合い」で峻別されるのですが、それを自然に同居させてしまうのは、日本独特の文化であり、浮世絵や漫画、アニメに慣らされた私たちにとってはそれこそ自然なことなのかもしれません。

 それはすなわち、日本人の脳内リアルが、意識(コト・カタ)と無意識(モノ・マナ)の総体とそのバランスであるということなのですが、それがストーリーにおいても実現しているのが興味深かった。

 つまり、「分かる」と「分からない」がそのままの形で放置されることが「リアル」になっていたわけです。「モノガタリ」の本質は実はそこにあり、だからこそ「モノ」を「カタる」と称した。

 そういう意味で、私はこの作品を「よく分からなかったけど、すげぇな」と評し、だからこそ見終わったあとに不快にはならなかったのです。

 これは新しい日本の神話なのかもしれませんね。ある意味そういう陳腐な感想しか出てこない。やっぱり宮崎駿をすごかったということか(なんだか悔しいけれど…笑)。

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