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2025.04.28

追悼 大宮エリーさん

Img_5210 梨で学校のお仕事の日。

 残念なニュースが。尊敬する大宮エリーさんがご病気でお亡くなりになったと…。若すぎる。惜しすぎる。

 最初にエリーさんを意識したのは、大好きな「サラリーマンNEO」でした。すごい脚本家がいるなと。

 写真は2019年、初めてお会いした時のもの。私主催の忘年会に来てくれた時です。本当にマルチなお仕事をされている方で、私にとっては本当に憧れの方。お手本となるような方でした。

 忘年会後も時々連絡を取り合って、私にアドバイスくれる時も、逆に私がアドバイスさせていただくこともありました。

 レベルは違えど、お互いマルチな宇宙人ということで、不思議な共鳴のある関係だったと思います。

 コロナ後は私も忙しく、なかなかお会いする機会がありませんでした。最近では私も縁のある妙心寺の塔頭で襖絵の展覧会をやっていました。行きたかったけれど行けなかった。

 ただただ残念です。僭越ながら、少しでも御遺志を継ぐことができればと思っています。

 御冥福をお祈りいたします。

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2025.04.27

「超々広角」星空観賞用双眼鏡 Super WideBino36(笠井トレーディング)

 

 浜スタジアムで娘たちとベイスターズ vs カープ生観戦。ベイスターズが勝利し最高の気分。

 偶然、大好きなバウアーが先発ということで楽しみにしていましたが、本当に素晴らしい投球内容で、打てない打線も相まって(?)感激する試合になりました。

 いやあ、いちおう小中、そして草野球レベルで投手をやっていた者として、本当に本当にバウアーはカッコいい選手なのですよ。全ての球種の質が異様に高いのももちろん、いわゆる投球術、そして「燃える闘魂」が素晴らしすぎる。

 特に8回のピンチでの投球。思わず泣いてしまいました。ギアを上げて三振を取りに行く姿はカッコいいとしか言いようがなかった。

718tgenjlel_ac_sl1500_ ところで、今日は内野席でしたが、私はこの双眼鏡でバウアーの一挙手一投足を食い入るように観ていました。

 このマニアックな双眼鏡、これもまたバウアー並みに素晴らしいのです。もちろん、星空観賞用に購入したものですが、野球やプロレス観戦、舞台鑑賞にもいいのです。

 とにかく「超々広角」なのが案外スポーツ観戦に適している。なにしろ36度の広視野ですからね。今日も内野席からちょうどピッチャーとバッターが同視野に入る。

 倍率は2倍ですけれど、54ミリの大口径のため、明るさがすごい。つまり鮮明すぎるくらい鮮明に見えるのです。さすが星空用です。

 大口径ですが短焦点なので小型。よってずっと持っていても疲れない。作りは大変しっかりしているので、ある種のずっしり感はあるのですが、それが安定性をもたらしている。

 シロウトさんは、ついつい高倍率なものを選びがちですけれど、そうすると暗いし手ブレするし、本当に使いづらいのです。それに比べてこれはすごい。あの臨場感は低倍率双眼鏡ならでは。早い打球でもしっかり双眼鏡で追えるくらいですから。

 ハマスタでは、安いウイング席での観戦もよくするのですが、肉眼だとボールが見えないんですよね。ところがこれを持っていけば、ものすごい解像度で観戦することができる。ホント最高ですよ。

Amazon 笠井トレーディング 2x54mm 「超々広角」星空観賞用双眼鏡 Super WideBino36 スーパーワイドビノ36

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2025.04.26

格安Bluetoothイヤホン

20250428-115541 日も大阪市内で中級セミナー。皆さん熱心ですなあ。呼んでくれてありがとうございます。

 電車で移動中など、愛用しているのがBluetoothイヤホンですが、私はこんなの使っています。TEMUで約800円(!)。3セット持ってます。

 こいつが意外に良いのですよ。今日も帰りの新幹線の中でずっと使っていました。

 「睡眠用」というだけあって、とても薄い。実際、耳に入れて寝てもじゃまになりません。

 遮音性はほとんどありませんが、逆に私にはそれが安心につながります。外界と遮断されるのが嫌いでして。

 ノイズキャンセラーとか、最近言われているように、脳の「ノイズキャンセル」機能を劣化させてしまうので使いたくありません。

 で、本当にびっくりするくらい音質もいいのです(ワタクシの感想です)。バッテリーの持ちも良いし、なによりケースもとても軽い(安っぽいとも言える)ので持ち運びも楽チン。

 安いからなくしてもショックじゃないし(笑)。

 

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2025.04.25

国語便覧(第一学習社)

 阪市内で中級セミナー。

 今朝こんなネットニュースが。

国語便覧、突如SNSで注目 まさかの過去最速完売「情報量えげつない」「これぞ教養」「コスパ最強」の声

 やっと世間が気づいたか。私はこのブログでも20年近く前に「第一学習社」の「国語便覧」をおススメしていたんですよ!

 我ら国語教員にとっては、便覧は良き教材であり、どこの便覧が一番いいか、各社から送られてくる見本、献本をけっこう隅々まで見るのですよ。

 で、ワタクシ的には第一学習社が一番いいなと思って採用してきたのです(最近現場では使っているのか分かりませんが)。ちなみに次にいいなと思っていたのが「浜島書店」版。

Img_9878 今も仕事場の机の上に、いつでも開けるように置いてあります。こんなふうに。「2024年度用 審査用見本」とありますね。

 昔より高くなったとはいえ、この情報量と質で約1000円(税込み)はたしかに安すぎる! 大人の教養書としては最高ですね。

 何よりグラフィック的に楽しいので、ふとめくって、ふと眺めて、ふと読み始めるという使い方にぴったり。

 考えてみると、自分の高校時代、数学の時間とかに国語便覧を読み漁ってたっけな。読んだページに印をつけて、3年間で全部読み終わった記憶があります。

 教科書よりも早く時代に適応しているのも良い。各社競って、日本語や文学についての最新トピックを取り入れようとしますからね。

 かつてセールスの方に聞いたことがあるのですが、便覧に関しては(も)、各社がお互いのものをよく読んである意味真似るので結果として似たものになるとのこと。まあそうなんでしょうね。

あとは、教科書も全般に言えることなのですが、だんだん大型化している。そして、一部デジタル化している。この第一学習社版も、QRコードで専用ページに飛んで、動画などを参照することができるようになっています。

 というわけで、私からもあらためておススメいたします。

 ところで、なんで国語だけ「便覧」なのでしょうね。あとはだいたい「資料集」なのですが。

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2025.04.24

福知山線脱線事故から20年

 庫県宍粟市でセミナー。素晴らしい自然と人々に囲まれて感動的な時間を過ごさせていただきました。

 行きは大阪から姫路まで山陽本線の前面展望を楽しみつつ、女性運転士の方のとても丁寧な運転に好感を持ちました。昨日紹介の「新幹線大爆破」の運転士さんも女性でしたね。

 また、駅員さんも含めて、皆さん大変しっかりお仕事をしているなと感じました。肉体的にも頭脳的にも激務ですし、カスハラも多い業種ですからね。

 そんな中、尼崎駅付近を走行しながら、20年前の今日のあの大事故のことに思いを馳せました。

 そう、あの福知山線の脱線事故です。乗客と運転士107名の方が亡くなるという、日本鉄道史上最悪の事故となってしまいました。

 2両目がマンションに巻きついてしまったあの光景は、今でも忘れられません。安全であるはずの日本の鉄道で、なぜあのような事故が起きてしまったのか。

 その後、JR西日本の(というより鉄道会社全体の)体質が明らかになり、研修のあり方、勤務内容、各社間の過当競争などが是正され、そして今日の感動もあったわけですが、それにしてもあまりに犠牲が大きすぎた。

 あらためて、いったいあの日何が起きたのか、そしてその前に何が起きていたのかを復習、反省してみたいと思います。

 

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2025.04.23

『新幹線大爆破』 樋口真嗣 監督作品

 

 阪で友人たちと飲み会。

 今日公開になったのが「新幹線大爆破」。そう、あの75年の名作のリブート版がNetflixで公開されたのです。 いやあ、まずはとにかく面白かった。最高でしたね。文句のつけどころがない(とりあえず)。

 今日はちょうど東海道新幹線(当然こだま)で大阪入りしたので、またいろいろと思うところがありました。東海道新幹線と言えば、「JR東海」が暗に悪者になっているのが面白かった(笑)。まあ東日本と東海の仲の悪さは、ある意味有名ですからね。

 旧作では国鉄が撮影協力しなかったということもあります。それも当時の「爆破」多発の状況からすると致し方ないのですが、逆に今回はJR東日本がかなり積極的に協力しました。通常ダイヤの中に撮影用の車両を走らせたというのだから本気です。

 実物実写、模型、VFXのバランスが良く、またそのつなぎも自然。本当によくできていたと思います。旧作は鉄道マニアから厳しいツッコミがあったとのことですが、今回はマニア(ヲタク)たちもある程度納得でしょう。

 それはやはり樋口監督自身が鉄道好きということが大きい。どんな作品もそのジャンルの本職、本家からすると結構ツッコミどころが多くなるのですが、そのあたりはNetflixはよく分かっている。「極悪女王」でのプロレスシーンなども、マニア的にも納得できるレベルでしたからね。

 模型と言えば、劇中最初はプラレールだったのが、中盤ではNゲージ、後半ではHOゲージになっていたのが面白かった。そっちマニアも満足の流れでしたね(笑)。

 あとワタクシ的にツッコミ入れたくなったのは「連結器」を破断するシーン。ずいぶん苦労してましたが、先月はやぶさとこまちの連結がいとも簡単にはずれたじゃないですか(ちなみにはずれたのはウチの真下らしい)。結果として東日本の自虐ネタになってましたね(笑)。

 いずれにせよ、旧作の後日譚としてのストーリーも秀逸。現代人の抱える様々な苦悩も描かれており、何度観ても学びのある作品となってます。また、新幹線の素晴らしさ、鉄道人の矜持、日本人の仕事や人名に対する真面目さがよく表現されており、世界の皆さんにぜひ観ていただきたい作品です。。

 主役の草彅剛くんとは、某映画で共演したことがあります(!)ので、彼の役者としての成長も感動的でした。あっそうそう、森達也さんが異様な存在感で怖かった〜。

 ぜひぜひ劇場で大迫力で観てみたい。いずれそういう時が来るでしょう。楽しみです。

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2025.04.22

ホワイト社会?

20250427-94929 府にて新任教員研修の講師&司会。若い先生方、みんな真面目ですね。写真は午後のグループワーク。

 プロたるものテクニックも重要ですから、限られた時間の中ですが、それなりに技を伝授できたと思っております。みんなこれから頑張れ!

 ふだんは学校や学校の先生をディスる講演をしておりますが、それはもちろん愛に根ざしたものです。誇りもあります。だからこそ苦言を呈するのです。

 世の中、なかなか、そうした愛のムチや愛の叱責、苦言、そうしたものが認められなくなってきています。いわゆるホワイト社会化が進んで人間力が低下していると感じますね。

 一方、懐古的にいろいろ言っていても仕方ないことも理解します。現実に対応していかねば自分が損をする。避けられるリスクは避けたほうがいい場合ももちろんあります。

 尊敬する岡田斗司夫さんが提唱する「ホワイト社会」。これは良いことなのか、悪いことなのか。ブラックの反対がホワイトなのか。二元論的に語っていいのか。学校はホワイトであるべきなのか。非常に難しいですね。

 世の中がホワイトの方向に向かい、岡田さんが言うように特にパブリックがその傾向を強めるなら、パブリックな存在(「先生」と呼ばれる仕事全般)は現状に対処していかねばならないでしょうね。

 私は学校以外の現場では、あえてリスクをとってでも「愛」の形を模索していこうと思っています。そして、今のところそれがうまく行っているようです。「愛」はホワイトでもブラックでもなく、バラ色であり、虹色であるからです。

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2025.04.21

iPhone 16e

20250427-94630 夜、のぞみ終電で大阪から東京に戻り、今朝は6時に車で出発、山梨の学校でのお仕事。

 使っていたiPhone SE3のGPSがずっとおかしく、旅先で苦労することが多かったので、思い切って最新機種に買い替えました。

 あまり評判がよくないというか、SEの後継機として安価なiPhoneが出ると思ったら、かなり中途半端感のある16eという謎の機種が発売されました。

 あえてそれを買ったのにはもちろん意味があります。

 まず、一番安いiPhoneがこれということです。10万円弱が「安い」かどうかは別として、通話用には超小型Android端末を使っているものとして、iPhoneはあくまで優秀なマルチメディア端末という位置づけです。

 カメラはデジカメを携帯しているので、iPhoneのカメラ機能はメモ程度にしか使いません。ですから単眼の16eで十分です。デザイン的にもシンプルでよい。3眼とか気持ち悪い(笑)。

 16e、実際カメラ性能は予想以下でした。感覚としてはSE2と同等な感じ。まあ期待していませんから問題ありませんが。

 良かったのは充電がType-Cになったこと、FaceIDが思ったより便利だったこと、そして何と言ってもバッテリーの持ちが飛躍的というか画期的に良くなったことです。

 ちょっと驚きました。一日まあまあハードに使っても全然余裕で寝る時に40%とか残ってるし。モバイルバッテリーがいらないレベルです。体感SEの3倍持つ。ストレスが減りましたね。アップル製のプロセッサA18 の省電力性が優秀なのですね。

 その他はいつもどおりのiPhoneという感じで、SEより大きくなったとはいえ、すぐに慣れてしまうレベルでした。

 私のような使い方をする人にとっては、案外買いの製品なのかもしれません。

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2025.04.20

近鉄特急

Img_9855 阪でセミナー。昨日は伊勢から松阪のホテルに移動して宿泊。松阪から近鉄特急ビスタカーにて大阪へ。

 霊鉄マニアからしますと、近鉄特急というのは格別な存在です。愛知、三重、奈良、京都、大阪を広範囲に結ぶ私鉄最大の特急網。

 日本を代表するそれぞれの聖地のエネルギーを、お互いに交流させるそれこそ最強の霊鉄網なのです。

 その象徴が「お召し列車」ですよね。皇室が伊勢神宮を参拝する折、伝統的にJRではなく近鉄特急を使ってきました。近鉄さんはそのことを大変誇りとしています。選ばれる運転士や乗務員も超優秀な皆さんです。

 一昨日は名古屋から伊勢市までアーバンライナーを利用しましたが、基本天皇陛下もアーバンライナーにお乗りになるとのこと。

 ある意味庶民的ですよね。一方で防犯安全上も一見普通車両の方が良いとのことです(実際は防弾ガラスなどを装備)。

 このたびは三重から奈良、大阪という変化に富む地形を楽しみながら、また様々な歴史に思いを馳せる旅となりました。名古屋から大阪への移動というと、やはり新幹線を使うことが多いのですが、近鉄特急もいいですね。

 いつかは「ひのとり」や「しまかぜ」にも乗ってみたいものです。

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2025.04.19

伊勢の外宮に思う

Img_9852 勢でセミナー。セミナー前に急ぎ足で外宮にお参りしてきました。いろいろ感じることがありました。

 伊勢神宮といえば、内宮と外宮の歴史的争いの歴史を思い出さざるを得ません。今でこそ内宮がメイン、外宮はその前菜みたいに思っている方が多いかと思いますが、天照大御神が今のように前面にフィーチャーされたのは明治維新以降、国家神道の歓声に伴ったものであったことも知らねばなりません。

 私はオニサブラーなので、自然と外宮びいきになってしまいます。言うまでもなく出口家と外宮の度会家は同一と言ってもいいくらい縁が深い。

 それより全国の多くの神社の「天照大御神」押しにちょっと辟易してしまうのですよね。アマテラスさんには申し訳ないけれども、「御祭神」の先頭に書かれてある「天照大御神」の文字を手で隠すと、本来のその神社の御祭神が見えてくるのですね。

 天皇のご存在の重要性については誰より理解していると自負していますが、記紀でそのルーツとされるアマテラスを必要以上に押し出すことには抵抗があります。

 明治の国家神道は様々な矛盾をはらんだ一種のフィクション(新しい神話)です。特に「男系男子」を標榜しているにもかかわらず、そのルーツが女性神であるという大矛盾は、野暮、失礼、不敬ながらもついツッコミたくなります。

 どうせなら、アマテラスは「変成(性)男子」であるとでも言ってしまえば…これはさすがに多重的に失礼すぎるか(苦笑)。

 その点、王仁三郎は自由ですね。変性女子であることを公言し、女装するのは当たり前。まさに近代天皇「制」の逆張りトリックスターです。

 今日は時間がなかったこともありまして、柏手さえ打たずにお参りしてきました。そう、一般参拝客の柏手さえも近代のフィクションですからね。ましてや二礼二拍手一礼など…。

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2025.04.18

家康公遺言(岡崎城)

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 知岡崎城の中の巽閣で中級セミナー。言うまでもなく岡崎城は家康が生まれた城。

 家康とのご縁を作ってくれた仲間たちとワイワイ楽しみました。去年の1月、ここでセミナーやってから、本当にいろいろなことが動きまして…。

 城内、龍城神社横にある「家康公遺言」碑。これ、いいこと書いてありますよね。

 

わが命旦夕に迫るといへども

将軍斯くおはしませば天下の

こと心安し

されども将軍の政道その理に

かなはず 億兆の民艱難する

こともあらんには たれにて

も其の任に変らるべし

天下は一人の天下に非ず天下は

天下の天下なり たとへ他

人天下の政務をとりたりとも

四海安穏にして万人その仁恵

を蒙らばもとより 家康が本

意にしていささかも うらみ

に思ふことなし

 

 軽く現代語訳してみましょうか。

私の命がいよいよという時になったとしても、将軍がしかるべくいらっしゃれば天下のことは安心である。しかし、将軍の政治がその理にかなわず、多くの人民が苦しむことがあったとしたら、誰でもその将軍職を取って代わることができるべきである。天下は将軍一人の天下ではない。天下(人民)の天下である。たとえ他人(徳川家以外)が政務を執ったとしても、世界が平和であり、万人がその為政者の仁恵を受けるのならば、もとよりそれが家康の本意であり、少しも恨みに思うことはない。

 

 結果として二百数十年後、(天海や家康が予知したとおり)徳川家から天皇家にその権力が移り、そして最終的に人民(国民)にその主権が戻って来ることになりました。感慨深いものがあります。

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2025.04.17

貝印 Xfit カミソリ

91ixdquurl_ac_sl1500_ 京神楽坂でセミナー。小学校の後輩がいてビックリ!懐かしい話で盛り上がりました。

 ある人とスキンヘッドの話になったのですが、それにちなんで私の愛用するカミソリ(ヒゲソリ)を紹介します。

 剃髪して25年くらいになりましょうか。いろいろなカミソリを使ってきましたが、ようやく理想の製品にたどり着きました。

 結局、日本製ということに。貝印。

 よくある外国製のものを長年使っていましたが、結局このシンプルな製品が一番いいと実感。変にヘッドが動かない方が良いこともわかりました。

 コスパも最高によい。切れ味は申し分なし。耐久性も外国のものよりあるように感じます。肌を傷めたり、出血してしまうことも皆無。

 まさに灯台下暗し。今までの迷走はなんだったのか。とにかく軽いので旅先にも持ち歩いております。

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2025.04.16

食と五感

Img_9835 倉でセミナー。鎌倉というところも本当に魅力的ですよね。

 お昼はおいしいとんかつ、夜はとってもオシャレなディナーをいただきました。写真は「エビフライ」。初めてこういうの食べた!美味しいし食感が抜群。

 食は究極のアートですよね。五感すべてに訴えかける唯一のアート。

 味覚はもちろん、視覚、嗅覚、触覚、そして聴覚も。調理する時の音、食する時の音。そして最終的には第六感さえも刺激する。

 もちろん、空間も大切です。これは五感には入りませんよね。まさに「空感」とでも言うべきファクター。

 土地、場所という要素とも言えます。旅と食は切り離せません。

 そういう意味では「お酒」も同じようなアートですよね。もちろん料理とお酒のアンサンブルが最もぜいたくなアート。

 ここ数年は、毎日その土地土地の最高の料理とお酒をいただける幸せを、本当に痛感しております。生きている喜び。仕事する喜び。感謝。

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2025.04.15

スプーン&フォーク曲げ

↓click!
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 京牛込にてセミナー。リクエストいただき、またまたスプーン曲げとフォーク曲げを披露いたしました。たまたまそこにあったものを許可を得て、というか頼まれて使用しました。

 とにかく私は「芸術品」として「飾れる」ように仕上げることにこだわっています。あといちおう「使える」ように曲げます。

 でないと、物に対して失礼ですし、はっきり言ってなんのためにもならない迷惑行為になってしまうからです(笑)。

 今回もまあまあ個性的に美しく曲げられたと思います。もちろん、皆さんが見ている前でスイスイと仕上げていきます。

 ユリ・ゲラーにもほめられた(?)この技は、はっきり言って超能力ではありません。普通の馬鹿力でもありません。技術です!

 ほしい方は、100円ショップとかで買って持ってきてください(高級なものは曲がりません!w)。

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2025.04.14

カーナビタイム

20250423-130352_20250423130501 梨は富士吉田にて学校のお仕事。移動移動の毎日であります。完全なる旅人。

 この日は久しぶりに自動車で移動。ナビは課金してアプリ「カーナビタイム」をCarPlayで使っています。

 ここのところ電車旅がほとんどで、車を運転する機会が極端に減ったので、けっこう高いこのナビを使い続けるか迷っているところです。

 ただ、一度使ってしまうと、このアプリの優秀さから離れられなくなってしまう。GoogleマップやYahooナビだと物足りなくなってしまうんですね。

 やはり圏外でも使えるところと、表示のわかりやすさ、AIによるルート検索精度の高さですかね。案内も至れり尽くせり。ほとんど不満がありません。

 その他のアプリも、新しいものが出るたびにインストールして使っていますが、やはりこれに回帰してしまう。

 あとはとにかく使用頻度の低下にるコスパの問題ですね。年間6500円ほど。月500円強。悩ましいところです。

 

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2025.04.13

服部半蔵と大久保長安

41ba727c1ff60c4dca43bf82b525e390 京は半蔵門でセミナー。たくさんの方にいらしていただき、大いに盛り上がりました。

 半蔵門という名前のは、服部半蔵が起源とも。たしかに二代目服部半蔵正成は徳川家に仕えた武将。

 私としては、服部半蔵というと四代目正重も気になる存在。有名な二代目の次男ですね。彼はかの大久保長安の娘婿となりました。

 大久保長安については、11年前のこちらの記事をお読みください。本当に謎の深い魅力的な人物です。

 正重が生まれたのは浜松か岡崎と言われています。最近私も縁が深い両地。因縁を感じます。

 正重は成人し、関ヶ原の戦いにおいて父直伝の一番槍で功をなしましたが、それが若気の至り、開戦前の「抜け駆け」であったため、家康の怒りを買い、大久保長安預かりとなりました。

 そして、長安に気に入られて長安の長女と結婚します。おそらく父二代目半蔵正成と大久保長安にも深い縁があったのでしょう。正重は、長安が佐渡金山の奉行となると同行し、そちらの知識や技術を身に着けました。

 長安死後、正重は例の大久保長安事件で疑いをかけられますが、なぜか不問となります。どういう力学が働いたのでしょうか。

 父半蔵と長安の関係もちょっと調べてみたいと思います。静岡、掛川、浜松、岡崎、そして山梨。秦氏との関係なども気になります。服部は「機織り」ですし、静岡に服部氏多いですしね。もちろん渡来系です。長安とつながります。

 そして伊賀忍者との関係は…。

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2025.04.12

天満で呑む

Img_9814 阪天満でセミナー。こちらも大盛り上がりでした。

 天満の立ち飲み屋街、すごいですねえ。土曜日ということもあって、独特の夜の活気は関東の人間にはきついくらい(笑)。

 懇親会は駅から少し離れた美味しいおでん屋さんでした。大阪のおでんというと、私は石切神社のおでんを思い出すなあ。あれも美味しかった!

 地元の方に言わせると、「おっちゃん」の居場所がなくなってしまったとのこと。かつての天満とは違うらしい。たしかに学生と外国人が目立ったなあ。

 駅を降りてすぐに有名な「日本酒1円」の店が堂々と佇んでおります。とにかく全体に安い。そして昼から呑める。

 そう、なんとなく「飲む」ではなく「呑む」だな。

 この日は天満でゆっくり呑んだあと、のぞみ終電で東京へ帰還。忙しい。いつかゆっくり昼から呑みたいですね。

 天満でどんな感じで呑めるのか、こちらの動画で雰囲気を味わってみてください。

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2025.04.11

小林一三『清く、正しく、美しく』(風々齋文庫)

A1egbcnl9sl_sl1500_ 阪蛍池でセミナー。阪急宝塚本線で蛍池駅へ。山梨県出身、小林一三の一存で「麻田」が「蛍池」になったとのこと。由来となった「蛍ヶ池」はかなり離れていますが、結果として駅周辺の地名も「蛍池」に変わりました。

 小林一三といえば宝塚歌劇団。最近各地のセミナーで語っておりますが、ここ数年のジャニーズ、宝塚叩きは目に余るものがありましたね。ジャニーズに至っては消えてしまいました。

 先日書いた「ヤクザ」もそうですが、彼ら彼女らも「異形の者」。すなわち御神事に関わる人種です。

 それこそバッシング覚悟で誰かが言わなければならないので敢えて言いますが、ジャニーズは「残念なイケメン」たち、宝塚は「残念な美女」たちです。そう、背丈が「異形」なのでした(近年は以前とは違う傾向も見られましたが)。

 そして、双方ともファンのほとんどは女性。つまり、両者は「女性のストレス(荒魂)」解消という御神事に多大な貢献をしてきたのです。ここが大変重要。

 男性にとって女性の「自然の」荒魂は制御しがたい難物。それを清らかな方向に束ねていたのが彼ら、彼女ら。

 それは女性、男性双方にとって実に幸せな機能であり歴史的な結果だったのです。それを西洋的なコンプライアンスやら人権意識から、あのように消し去ろうとするのは、陰謀論嫌いな私とても何かの意図を感じずにはいられません。

 「清く・正しく・美しく」は、宝塚歌劇団のモットーであるとともに、日本神道のモットーであったはずです。

 あらためて小林一三のこの本を読んでみましょうか。一三が、宝塚少女歌劇を、西洋音楽による歌舞伎として認識していたことがわかります。一見、西洋的なものに阿っているかに見えますが、実はあくまで日本人の生活の中の「娯楽」、すなわち西洋的労働の反対側にある「日本的芸能神事」の新型を生み出そうとしていたことに気づくでしょう。

 伝統的男性歌舞伎の反対側とも言えますし、面白いことに「高校野球甲子園劇場」とも対を成すことがわかります。高校野球もまた「清く、正しく、美しく」であり、それはエロチシズムが巧妙に排除された「神話」の世界なのでした。

 そして、それがともに兵庫県で行われていることに驚きさえ覚えるのでした。六甲山おそるべし。

Amazon 清く、正しく、美しく

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2025.04.10

MAITON-YA(六本木)

Img_9801 本木の美味しい焼きしゃぶ屋さんで中級セミナー。キャンティが近いこともあって、仲小路彰の話も。皆さん興味津々。

 素敵な女将さんとご縁がありまして、こちらでのセミナーは2回目。

 美味しいお昼を挟み7時間しゃべり倒しまして、そして終了後は絶品の「舞豚」の焼きしゃぶを参加者の皆さんと一緒にごちそうになりました。

 まあこれが美味しいこと、美味しいこと。しゃぶしゃぶだけでなく、焼き肉としても、また焼きしゃぶとしても楽しめるスタイルは最高ですね。

 六本木駅近くですので、皆さんもぜひ(もうすぐさらにお店がパワーアップするようです)。

 

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2025.04.09

キース・ジャレット『パリ・コンサート』

229004663jpgwebpjpeg 野新橋で中級セミナー。ピアノがあったので即興演奏しました。前回はヴァイオリンがあったのでそっちを弾きましたが、今日はそれがなかったのでピアノをちょろっと。

 最近、ピアノでだれかと共演することが増えました。共演というのは、だれかに適当に鍵盤を押してもらって、それに合わせて私が即興で伴奏をつけて音楽を紡いでいくというスタイルのことです。

 ピアノが弾けない人とのコラボの方が面白い。鍵盤「白」か「黒」か選んでもらって、本当に適当に押してもらうのです。二度と再現できない素晴らしい音楽が出来上がるから楽しいし、新しいコミュニケーションの方法としても面白い。

 特に女性とコラボしますと…ここからはナイショです(笑)。

 私の即興の師匠はもちろんキース・ジャレットです。以前、パラオで即興した時は、嬉しいことにキースファンの方から「キース」みたい」と言われました。最高の褒め言葉ですね。

 ということで、今日はキースの即興演奏の中でも最も「バッハっぽい」ものを聴いてみましょう。「パリ・コンサート」です。バッハから、ある意味どんどん遡っていく。即興とはなんなのか、いろいろと考えさせられる演奏、作品ですね。

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2025.04.08

輪廻=ロンド

 釈迦様の誕生日。

 それにちなんで「カルマ(業)」と「輪廻」の話を軽く。

 私、セミナーで独自の「カルマ」論を語ることがありますよね。過去が自分を縛っているという「勘違い」のことを「カルマ」というのだと。

 詳しく知りたい方は、私のセミナーへどうぞ(笑)。勘違いの「輪廻」から解脱して、「悟り」を開きましょう。楽になりますよ〜。 

 で、本当の「輪廻」なんですが、息苦しいものではなく、回転、再現しながら、しかし部分は自由に変化するという、まさに「ロンド」なのですよ。

 それもまたセミナーで。

 というわけで、私の好きな「ロンド」を紹介します。クープランにはロンドの名曲がたくさんありますよね。今日聴いていただくのは、今まで何度か紹介してきた「神秘なパリケード」です。

 演奏者も「ジャン・ロンドー(Jean Rondeau)」。ちょっと面白い編成での演奏です。いいですね。これが「輪廻」だと思って聴いてください。

 ちなみにこの曲のタイトルの秘密(?)については、こちらに書きました。

 

 ロンドーの演奏、けっこう好きです。バッハのシャコンヌもなかなか意欲的な編曲です。

 ピアノの即興演奏もいいですよ〜。

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2025.04.07

箏による「バッハのシャコンヌ」(木村麻耶)

 梨富士吉田で学校のお仕事。因縁のホットスポットですね(笑)。こちらは桜が少しだけ咲き始めました。

 さて、久しぶりに富士山を眺めながら聴いて、まじで感動した演奏を一つ。

 私もこの曲には異様なほどのこだわりを持っております。バッハのシャコンヌ。まさに宇宙一崇高な音楽です。

 もちろんヴァイオリンで演奏するのが一番良いのは当たり前です。ですから私のようなヴァイオリニストは幸運ですよね。ちゃんと弾けなくてもチャレンジできるわけですから。

 当然、この宇宙的最高傑作を皆さん、それぞれ自家薬籠中の楽器で弾きたいわけです。ですから、それこそ無数の編曲版がある。ピアノ、チェンバロはもちろん、オルガン、オーケストラ、チェロ、サックス、ギター…。

 で、いちおう箏奏者の端くれであるワタクシ、当然挑戦したことありますよ、箏で。かつて某有名古楽祭で「お琴ブラザーズ」として活躍してましたから(笑)。そうそう、そのブラザーが昨年亡くなってしまいました…哀しい。

 ブラザーともよくこの曲の話をしたっけなあ。そして、お琴(箏)でやってみたこともあった。もちろん玉砕しましたが。

 そして、なんと25絃箏で、一人で(!)をそれを成し遂げてしまったトンデモナイ音楽家が現れました。女性です。木村麻耶さん。

 いやあ、ホントすごい。テクニックとかではなく、その音楽性というか、この曲の解釈というか、本当に驚き感動しました。泣いちゃった。

 箏をやったことある人ならわかります。まずとんでもなく難しいことをやっているということ。

 そう、この曲って、ヴァイオリンで弾いても、やはり超絶技巧的な感動というのがありますよね。超絶技巧(難行苦行)と音楽の関係って、いつも考えているのですが、やっぱりなんかありますよね。感動のファクターとして。

 とにかく見た目的にもかっこいい。おそらくバッハ自身がこの演奏を聴いたら(見たら)泣きますよ。素晴らしい。

 カール・シャイトの編曲ということは、基本ギター版ということですよね。そして、それはほとんどオリジナルに近い編曲であり、余計な音があまり足されていません。

 原曲もそうですが、この編曲版も楽譜のとおりたとえばピアノやチェンバロで弾くと、実に薄っぺらくなってしまいます。だからみんな音をたくさん足す。

 しかし、この箏の演奏にはほとんどそれがない。しかし実に豊かな響きになっている。これは箏という絃楽器の優秀性を饒舌に証明していると言えるでしょう。もともと単音楽器ですからね、基本。

 う〜む、これはぜひ生で聴いてみたい。できれば、絹絃で。

 そして、やはりこういうタイプの演奏は生田流だなあ。山田流だとちょっと難しいかなあ。

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2025.04.06

ローラン・ド・サン=リュック 『シャコンヌ イ長調』

Img_9740 ミナーが延期になり久々の休日。上野の我が家の裏の桜並木も満開になりました。

 この素晴らしい季節にふさわしい音楽を一つ。

 ベルギー出身でパリやウィーンで活躍したリュート奏者・作曲家のローラン・ド・サン=リュック。現代ではほとんど知られていませんが、父ジャックとともにたくさんのリュート作品を残しました。

 どの作品も非常に耳に心地よく、しかし時々ハッとさせられるような瞬間もある、私好みの音楽です。

 その分かりやすい例がこのシャコンヌ イ長調でしょう。9分近い変奏曲で同名短調への転調もありませんが、決して飽きることがありませんね。単調にならない工夫が随所に聴いてとれますね。

 こういう匙加減というのは、おそらくAIではできないでしょう。もちろん演奏の力もあります。

 

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2025.04.05

新幹線発祥の地「鴨宮」

20250408-131844  田原市鴨宮でセミナー。ノリノリの皆様でした〜。

 実は鴨宮には何回も行ったことがあります。富士山から横浜に出るのに車を置く中継点としていたからです。一時は鴨宮に物件探したりしましたっけ。

 鴨宮は「加茂宮」です。別雷命を祀る神社があります。ちょうど翌日が例大祭ということで、たくさんの旗幟が立っておりました。

 そして鴨宮といえば新幹線ですよね。昭和39年、私が生まれた年に開通した東海道新幹線の実験線がこの地にあったのです。

Img_9723 この日の会場のすぐ裏を新幹線が走っていました。その音を聴きながら、ああここで「弾丸列車」「夢の超特急」の開発と実験が進んだのだなあと感慨深いものがありましたよ。

 お隣に小田原駅が設置され、鴨宮は単なる通過点となってしまいましたが、この世界に誇る安全鉄道の故郷がここであることは忘れてはいけないでしょう。

 ということは、リニアが開通した折には、山梨県秋山村やら都留市が「リニア発祥の地」になるのでしょうか。いや、宮崎なのかな。でも、あっちは当分走りそうにないしなあ。

 

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2025.04.04

日蓮からのボール

Img_9714 川のお寺でセミナー。日蓮宗ですが単立のお寺。素敵な空間でした。

 お寺でありながら、立派な注連縄があるところが素晴らしい。日蓮宗のみならず、かつて仏教は神道を吸収し、本地垂迹を唱えていました。すなわち、仏が主で神が従。

 その考えが正しいかどうかについては簡単な二元論では語れませんが、いずれにせよ、神と仏はある意味仲良く共存していたのです。それを象徴する形としてのこの注連縄。

 明治維新後、廃仏毀釈があって神が主となると、神道は日蓮宗にとって破折の対象となるはずでしたが(現在は基本そのようです)、戦争に向かって日蓮宗的な思想と国家神道的思想が妙な方向性を持って融合していきました。これは実に皮肉なことです。

 日蓮といえば、尊敬する日蓮の研究家の方がお亡くなりになってしまいました。たくさんのボールを受け取った身として今後何をすべきか、もっと教わりたかった。

 法華経についてももっと教えてもらいたかった。そして、仏教とは全く関係ないけれども非常に重要なことも教わる予定だったのが、私の多忙と怠慢のせいで叶わず残念かつ申し訳なく思います。

 その方のおかげさまで、それまであまり興味がなかった日蓮や法華経とのご縁ができました。特に日蓮が佐渡に流されてから身延山に至る中での大きな変化について、その方は私に語ってくれました。

 おそらくそのボール、その方が日蓮から拾ったボールも、私がリレーして拾わねばならないようです。

 ここのところ、私の様々な分野での大先輩が帰幽なされ、なんとも辛い気持ちになっています。それぞれのボールをしっかり受け取って、今からご恩返しするしかありませんね。

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2025.04.03

神田明神という混沌

Img_9700 田明神参道わきにて中級セミナー。寛永寺とともに江戸の鬼門封じである神田明神。なんとも良い雰囲気を持っています。

 だいこく様、えびす様、まさかど様という三神を祀るというのがいいじゃないですか。

 この日も話しましたが、日本の祭りは二元論に陥らず、聖俗混沌しています。ご利益のためなら「祟り」の力をも借りる。荒魂で荒魂をコントロールするというのも日本的です。

 神田明神のそうした良さは現代にも見事に引き継がれています。

 たとえばお隣アキバから流れ込んだオタク文化をも見事吸収していますし、もう長いことプロレスの現場でもあります。

 今年ももうすぐLLPW-Xの奉納興行「生き抜く力」がありますよね。今年もまた神取忍とダンプ松本の絡みを観られるのか。昨年のメインイベントの様子を観てみましょう。最高ですね!

 

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2025.04.02

綾小路きみまろ『爆笑スーパーミニライブ』

 津2日目。中級編セミナー。会場のカレー屋さんのカレーも美味しかった!

 私のセミナーは「漫談」のようだとよく言われます。たしかに毒舌(愛あるディスり)がたくさんありますしね。悪口を笑顔で言い合えるのが本当の友情ですから。

 というわけで、漫談の心の師匠は綾小路きみまろさんです。

 私の話のオーディエンスもマダムが多いですからね。マダムの笑いのツボを押さえることはとても重要です。

 とはいえ、さすがにここまで直接的に「女性性」をディスることはできません(笑)。ここまでの境地になるには、まだまだ修行が必要です。

 私はどちらかというと「女性性」というより、「人間性」…一般的な意味でのそれではなく、「人間」の「サガ」…をディスりまくりますからね。

 まあ、よく聴いていると、きみまろさんも「女性」だけでなく「男性」をもかなりディスっていますよ。つまり、彼も「人間性」を面白おかしくおちょくっているのです。

 ここまで、日常のマイナスを笑いに変えるとお互いスカッとしますよね。もう、どうでもよくなる。これでいいのだ!と。

 尊敬しております。

 

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2025.04.01

『アルプススタンドのはしの方』 城定秀夫 監督作品

320_20250406174001 津温泉でセミナー1日目。上野から特急草津・四万で移動。移動中、この映画を観ました。

 先日、横浜高校の優勝で幕を閉じたセンバツ高校野球。セミナーでよく話しますが、高校野球、特に「甲子園」はスポーツではありません(こちら参照)。

 あまりに独特な世界ですから、反対側からすると「気持ち悪い」ことになりますが、だからといってそれだけではすまされないモノ(なにか)がありますよね。

 私も批判的に語る時もあるにも関わらず、あの世界が大好きです。その一筋縄でいかない、不思議な「興奮」を実に上手に表現したのが、この「アルプススタンドのはしの方」でしょう。

 まさに反対側であるはずの「演劇部の女」や「優等生の女」や「野球部やめた男」が、いつの間にかその「興奮」の中で「興奮」していく様子を描いた戯曲。そう、高校演劇の名作の映画化がこの作品です。

 私の大好きな、そして尊敬する城定秀夫さん、さすがです!

 超低予算で、ここまで深く、感動的、ある意味煽情的な作品を撮ってしまうのですから。いやあ、これはある意味「禅的」な表現でもある。

 野球のシーンは皆無です。歓声や打球音といった「環境音」によって、世界を想像させつつ、そこに埋もれるはずの「会話」や「気持ち」を見事に掘り起こし、ドラマに仕立てる。

 もちろん、原作の脚本の素晴らしさもありますよ。しかしやっぱり城定監督の手腕だよなあ。さすが「どんなジャンルやお題でも傑作に仕上げる映画料理人的な職人監督」。

 これはおススメです。私も主人公たちと同じ気持ちで、批判、冷視から「興奮」に至ってしまいましたよ。

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