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2025.03.26

『映画の奈落 完結編 北陸代理戦争事件』伊藤彰彦 (講談社α文庫)

20250404-84218

 国のお寺で中級セミナー。

 昨日の「北陸代理戦争」からの「三国事件」に至るドキュメント。セミナー会場のお寺の和尚さんにいただきました。

 帯に「こんな面白い本があるのか」-立花隆 とありますが、これはたしかに面白すぎた!

 このような本を読むと、かつてのヤクザ文化、すなわち「異形」の者たちの果たす反西洋的な神事の世界の重要性を痛感せずにはおられません。

 単なる善悪の二元論を超えた、ある種意図的な「高次元」のエネルギーのやりとり、特に荒魂の誘導と発露が、現代日本には欠如しているように感じられます。

 バッシングされた大相撲や宝塚やジャニーズ、そのあたりとも関係があることです。興行主としてのヤクザ。興行という祭り、神ごとの衰退が、これからの日本に何を招いてしまうのでしょうか。

 この本では、当然「映画」という「祭」「神ごと」の隆盛と衰退についても描かれています。現代の映画の復興を考えると、なるほど、時代とともにそれらも変化せねばならず、そこには荒魂の発動による破壊と創造が必要なのだなとも感じた次第です。

 そういう意味では、このたび三国で知り得た強力な荒魂の霊統には期待です。川内弘、後藤忠政、柏木昭男、トランプ…まさかの福井の三国が世界を動かしていたとは。

Amazon 映画の奈落

 

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