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2025.03.24

越前大仏

20250324141407_202764-2 の日は亀岡から福井に鉄道にて移動。嵯峨野線は女性運転士さんでした。京都駅からサンダーバードで敦賀まで。ここのところ強風で琵琶湖線経由が多かったのですが、この日は湖西線経由。

 敦賀からはハピラインで福井まで移動。鉄道好きには旧北陸本線の旅が楽しいですよね。かつては本州最長であった北陸トンネル。ハピラインでは通過に13分ほどかかりました。大きな火災事故があった現場でもあります。

 武生駅では可愛らしい福武線の車両をたくさん見ることができました。伝説の(?)京福電鉄正面衝突事故もありましたしね。半年で2回の正面衝突はやばいですよね。福井は鉄道ファンにとっては特別な地です。

 さて、福井駅には友人のお坊さんが迎えに来てくれており、車でいろいろな聖地を案内してくれました。

 まずは平泉寺白山神社へ。見事な神仏習合ぶりに感動。そのあと、近くの大師山清大寺越前大仏へ。現地に近づくまですっかり忘れていましたが、清大寺は私の仏教の師匠(と勝手に思っている)山川宗玄老大師さまが住職を務めるお寺。

 昭和62年に地元のタクシー会社の創業者さんが建立したお寺ですが、参拝者が伸び悩み、のちに臨済宗妙心寺派の寺院となりました。

 門前町も衰退の一途を辿っておりましたが、最近は海外からの旅行客が訪れるようになったこともあり、参拝客はかなり上向いているとのこと。

 老師さまから「福井のお寺」として何度も話をうかがったことがありましたが、このたび不思議なご縁で初めての参拝が叶いました。

 日本中にある巨大仏像にありがちな「キッチュ」な感じを勝手に想像していましたが、いやはやかなり本格的というか、建立者のある意味「まじめ」な信仰心、利他の心、愛を感じる素晴らしいお寺でした。

 もちろん主役である大仏も素晴らしすぎて感嘆するばかり。脇侍だけでなく、壁面を埋め尽くす仏様もすごすぎる。ある意味、単なる観光施設になってしまっている歴史的な寺院より、ずっと純粋な気持ちになりましたよ。

 もったいないとすら思いました。もっともっとたくさんの人に参拝していただきたい。特に日本人に。プロデュースしたいとさえ思いました(笑)。こんど、老師にお会いした折には、まじめにそんな話もしてみたいと思います。

 そのあと、永平寺を訪れ、三国にておいしいお寿司とお酒をいただいて、芦原温泉に宿泊いたしました。

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