煩悩を小さくする方法
東京から名古屋へ。途中浜松で友人と食事。そこでも話しましたが、煩悩の取り扱いについて。
煩悩はなかなかなくならないもの。というか、煩悩をなくそうとすること自体が煩悩なんですよね。
真面目な人類はずっとそれに悩んできたわけで、それでまた煩悩が増えるというパラドックス。こりゃ大変だ(笑)。
これを解決する方法の一つが俯瞰だと思います。
まず煩悩はなくならないものだと諦観することが前提。そして煩悩から距離を置くこと。距離を置くことのスタート地点は、まず煩悩に注目しないことです。これはまさに煩悩をなくそうとしないということ、すなわち煩悩に敵意を持たないということ。
そして、視座を上げて世界を俯瞰するクセをつけることが必要です。イメージできると思いますが、目の前に対象があると、当然それは大きく見えます。しかし、鳥のように空高く飛べば、どんどん対象は小さくなり、最終的には見えなくなると思います。
そんなに格好つけて言わなくてもわかりますよね。簡単にいえば、他のことに忙しければ、煩悩の出番がなくなるということです(笑)。経験的に、これって絶対真実です。
仏教における瞑想も煩悩滅却の方法の一つでしょうけれど、客観視、達観できる修行者はいいとして、凡夫にとってはある意味とてもヒマなので、煩悩が肥大化することが多いんですよね(苦笑)。
自分の立ち位置の標高を上げる。次元を上げる。宇宙から眺める。それらの方法やスタイルはいろいろあるでしょう。私は、自分の常識や世界の常識をいったん解体して組み立て直すという作業を毎日心がけることによって、ヒマをなくしております。
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