列車走行位置情報
四日市でセミナー。西日本は雪がひどく新幹線が80分も遅れてしまいご迷惑をおかけしました。
9時50分の段階でこのような大渋滞が発生しておりました。そのあと名古屋駅で1本ずつ手作業で車体に着いた雪を落とすということで、さらなる渋滞が発生。東海道山陽新幹線は、東北新幹線や北陸新幹線に比べますと雪に弱い。こればかりは仕方ありませんね。
JR東海がこのようなポストをしておりました。なるほどこういう事態は開通時には想定していなかったのでしょう。水、氷、雪という案外身近なものが大きな危険要因になるとは。
まさに「関ヶ原の戦い」ですね。あそこは日本海側から雪雲が入りやすく、この季節には大概豪雪になります。それも北日本や日本海側とは違い、どうしても水分を多く含んだ重い雪になりがちなんですよね。
いずれにせよ、安全のために速度を落としたりするのは当然です。今回の私のように何も考えないで当初の計画どおりに行動すると、非常時に痛い目にあうということです。ちゃんと未来を想定して1本でも出発を早めておけば良かったのです。
ちなみに左の写真はJR東海が提供する「列車走行位置」サイトです。他のJR各社も同様の情報を提供しています。鉄道好きにとってはこれらを眺めているだけでも楽しいものです。
特に私の好きな「こだま」に乗車している最中、このサイトを常に眺めています。「のぞみ」や「ひかり」に追いかけられ、「こだま」が必死に逃げるのをリアルに感じられるので、「がんばれ〜!」という気持ちになって盛り上がります(笑)。
これをずっと眺めているとあっという間に4時間過ぎます。そう、東京新大阪間はこだまだと4時間かかるんですね。そしてその間、20本近くの「のぞみ」や「ひかり」に抜かされますが、以前こちらに書いたとおり、車両の性能を遺憾なく発揮して力走するのは、意外や「こだま」だったりするのです。
ところで、今回のような場合、この「列車走行位置」情報が車内で簡単に確認できるいいかなと感じました。モニターに映すのは難しいにせよ、簡単にQRコードからアクセスできるとすると良いかと。
全体を俯瞰できない状態ですと、どうしても自分の乗っている列車への不満が募りがちです(これは列車遅延に限らず社会的な事象全体に言えること)。乗客のイライラを低減するためにも情報の共有は価値があるのでは。
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