ローラン・ド・サン=リュック 『シャコンヌニ長調』
東京にて。たまった仕事をこなすが、恐ろしく眠くなり午睡。
午睡のお供がこちらの曲でした。何回繰り返したかなあ。
バロック期のシャコンヌやパッサカリアなどのオスティナート(循環低音系)変奏曲が好きな私で、けっこう知られざる曲も発掘して演奏したりしてきましたが、この曲は知らなかったなあ。だいたい作曲家自身を知らなかった。しかし、実に興味深い名曲。
ローラン・ド・サン=リュックは、1616年にベルギーに生まれ、パリやウィーンでリューティストとして活躍したとのこと。1616年生まれということは、ドイツのフローベルガーやヴェックマン、ローゼンミューラー、イタリアのカッツァーティ、スペインのセレロールスあたりと同年代。いわゆる中期バロック。
ところが印象はけっこう「新しい」…と思ったら1710年くらいまで生きたらしい。それでも後期にはかかっていませんので、かなり進取の気風だったのでは。
冒頭のテーマのカデンツからして長調から短調に転調させるなど、けっこう過激なことやってますね。低音の動きも比較的自由。そして、けっこう長い。何小節あるのかな。単調になりがちなシャコンヌですが、(バッハほどではないにしても)様々なコード進行やリズムの変化を施して飽きさせないようにしている。
それどころか、今日は何回も繰り返して聞いてしまいました。そして、目がさめてしまった(笑)。楽譜を探しましたが、ネット上では見つけられませんでした。手稿のタブ譜が残っているのでしょうか。
このシャコンヌは、組曲の3曲目なのですが、他の舞曲やアリア、序曲などもなかなか「新しい」。いいですよ〜。
まだまだ知らない作曲家の知らない名曲があるのだなあ。YouTubeのおかげで、そういう音楽たちと出会うことができ幸せです。
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