【厳秘】大戦終末に関する帝国政府声明の骨子(その2)
(昨日からの続きとなります)
すでに皇軍の進駐せる大東亜諸国は悉く、植民地解放、民俗独立なる世界新秩序の大道を進み、漸くの独立の実をあぐべき成熟の時機の達せんとするを見る。ここに帝国軍隊は、大東亜諸国の自主自衛の達成を促進し、今後の強力なる自らの発展を革新するが故に、一刻も速やかなる撤退を必要とするを認む。特に米英ソ軍との徒らなる解放国内に於ける戦闘の如き、そは全く再び植民地的状態に逆転せしめ、更に戦禍によりいかに悲惨の度を申告にするかに役立つのみにして、真の大戦の目的とは全く矛盾する結果に立到らん。邸作はかくの如き無意義なる無名の戦に流血の惨を続くる如き、これを肇国の理念に反するのみならず、全人類の福祉を祈念し給ふ。
大御心にも全く悖る所以たるを知り、潔く全世界の真の永遠の平和の為大詔のまにまに、わが戈を捨てんとする決意を有す。
かくて大東亜戦争により解放せらるべきアジア十億の民は、必ずや帝国が絶対に侵略の意図なきのみか、自らを空しくしてただ全世界のために最大の正しき戦をなしたる世界指摘意義を知るに到り、全世界もまた、わが戦の真意を了解し、真の世界平和の大道に進むことを承認せんこと、帝国が自ら国際憲章に参加の意を表示することによりて明かに実証せられん。
(明日に続く)
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