【戸塚宏】令和の今、体罰を語る
今日は山梨の私学研修で講師を務めさせていただきました。新時代の生徒指導ということで、20世紀的な軍隊教育からの脱却を前提にいろいろお話させていただきました。
当然、体罰や暴言、恫喝や威圧、無視や差別などの精神的攻撃も否定しました。それは時代の流れとして当然のことではありますが、一方で前時代のあの教育手法が完全に間違っていたとか、意味がなかったとか、そんなふうには思っていません。
時代によって解釈や価値観が変化するのは当たり前です。百年も経てば評価が180度変わることもがいくつもあることは、歴史を勉強していれば分かります。ものごとはそんなに単純ではありません。
ある意味無垢な進歩史観から、まるで前時代の人間が愚かであったかのような言い方をする革新主義者もいますし、その反対に「今どきの若者は」に代表されるような間違った保守主義者もいます。
かと思うと、今日も例としてお話しましたが、今やっている甲子園の抱える軍隊性についてはどちら派も看過してしまったり、まあ非常に人間の価値判断はいい加減なものであります。ノスタルジーなどの感情が論理を超えてしまうわけですね。
さて、では皆さん。皆さんはこの炎上している動画を見て、どのようにお感じになりますか。私は一概に肯定も否定もできないのです。かなり複雑な感情になりつつ、冷静に分析するのですが、それでもやはり一つの結論にはたどり着けていません。
人が複数死ぬ事件を起こした人が語っているという前提は一旦外してみてください。その上で、彼の語っていることをどう解釈、判断しますか。

会場入りして、娘は斉藤ブラザーズとの写真撮影会へ。私は鈴木秀樹選手のところへ挨拶へ。ちょうど行列に並ぶ娘が近くにいて、「おい!娘!裏切り者!」と言われていました(笑)。今日のタイトルマッチの対戦相手ですからね〜。
実力に裏打ちされたエンターテインメント性とスポーツ性、そしてみんなしゃべりが巧い。演劇集団、お笑い集団としてもかなりレベル高いですよ。
両選手を応援するという、二元論的ではない世界。どちらが勝っても負けても嬉しく悔しい世界。本当にプロレスを好きで良かったなあと実感した一日でした。

まずは日本最北端の線路を撮影。気温は15.6℃ですね。
そして、サロベツ号に乗車。そのあとライラック、北斗と乗り継いで、22時過ぎに無事新函館北斗駅に到着。
北海道らしさを感じたのは、途中「野生動物」と衝突して15分ほど停車した時ですね。鹿だったようです。地元の人によると場合によっては1時間以上止まってしまうこともあるとのことで、今回は不幸中の幸い。まあ鹿ちゃんは可哀想でしたが。
馬堀法眼は、かの旧一万円札の聖徳太子像を描いた人として有名ですね。歴代天皇はじめ無数の偉人の肖像画を描いてきた人物です。
当初の予定どおり東大の農場にて遥拝したのち、近くにある大本の北海本苑さんをアポなしで訪問しましたところ、私たちを快く受け入れてくださりました。
御神事が終わって外に出ますと、王仁三郎の神聖歌碑の後ろにそびえる芦別岳にかかっていた雲が去り、天の階が降り注いでいました。なんという奇跡でしょう。
自己実現ならぬ神実現のために、これからも邁進してゆきたいと思います。本当にありがとうございました。
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