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2024.07.03

渋沢栄一の墓前で

Img_6422_20240707124101 の日は麹町でセミナーでした。こちらも大変盛り上がりました。ありがとうございます。

 会場に行く前に上野で友人たちに会いました。ちょっとしたミーティングの予定が、とんでもない会合、邂逅になりびっくり。みんなもうお手上げ状態です(笑)。

 導かれるように、谷中霊園にある渋沢栄一翁のお墓の前に。そこで過去から未来につながる歴史的な話をいたしました。パラオに行きます!

 今日は新紙幣の発行日。言うまでもなく新しい1万円札の肖像画は渋沢栄一です。

 上野の寛永寺と渋沢家とは深い関係があります。もともと尊王攘夷思想を持っていた渋沢家は、慶喜が将軍になることによって皮肉にも幕臣となり、そして、上野戦争では栄一の従兄弟たちが彰義隊の中心人物となって新政府軍と戦い敗北します。慶喜や彰義隊の本拠となったのが寛永寺です。

 その頃、栄一は渡欧、帰国後は静岡にいて、上野戦争や飯能戦争を含むいわゆる戊辰戦争には直接関わることはありませんでした。その後、慶喜の精神的支援を受けた栄一は、公武の止揚を体現すべく、新しい経済の雛型を造ることになります。

 現在の日本の経済界、産業界の基礎は、まさに渋沢栄一が創ったと言ってよいわけですが、しかし一方で、渋沢が理想とした「論語と算盤」の統合は実現していないように思います。

 今日は仲間たちと、まさに渋沢栄一の投げたボールを拾ったような気がします。みろくの世の雛型をパラオに創る!なんでもします!

 昨日の話ではありませんが、渋沢栄一が私たちの小欲を使ってくださったら光栄至極であります。渋沢栄一もこう言っています。

 無欲は怠慢の基である 

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