南部と津軽と甲州と…
午前中に合宿が終わってすぐに青森市に移動してセミナー。さすがに疲れたかも。
それでも奇跡的に集まった皆さんと「ねぶた前夜」を楽しませていただきました。街が独特のムードになってました。
青森も面白いところですね。南部と津軽ではかなり雰囲気が違います(下北は行ったことがない。下北沢はあるけど)。
昨日の八戸、そして今日の午前中の十和田は南部文化圏。ここ青森は津軽文化圏ですね。
途中八甲田のあたりを通ってきましたが、そのあたりがちょうど境界線なんでしょうか。
思えば、「南部」とは、山梨(甲斐の国)の南部がルーツですよね。案外、青森の人も岩手の人も、そして山梨の人も知らなかったりする。
十和田神社にもしっかりこういう張り紙がありましたよ。「甲州南部氏が甲斐の国から白鳥の宮の祭神日本武尊の神霊をうつしまつり」と書いてある。
ちなみに甲州の「白鳥の宮」とはこちらのことです。
日本にとってとても重要な十和田神社のルーツや、南部鉄器、南部煎餅、南部杜氏など、甲斐の国がルーツだと知っている山梨県人がどれほどいるのでしょうか。
一方の津軽は南部氏の、つまり甲斐の影響は受けていないわけですが、面白いのは、太宰治が津軽から甲州に赴いたり、津軽選挙と甲州選挙が似ているところですね。
こんな本も出てるんですよ。「民俗選挙のゆくえ 津軽選挙vs甲州選挙」。これけっこう面白かった。母校の大学の先生が書いた本です。
Amazon 民俗選挙のゆくえ
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