ジョシュア・リフキン指揮 『バッハ ロ短調ミサ曲』
この日も東京でセミナーでした。最近ようやく東京が増えてきました。
さて、昨日は若きリフキンのビートルズを紹介しました。リフキンは大変面白い音楽家、研究者で、スコット・ジョプリンのピアノ演奏でも有名です。まさに硬軟聖俗にまたがる活躍。
で、まじめな方ではバッハの研究が有名。ただちょっと特殊な説を唱えるところは、やはり柔軟すぎる思考の持ち主なのかも。
たとえばバッハの「コーラス」は各パート一人だったという彼の説は有名ですし、賛否両論でした。今ではやや否定的に捉えられているようですが、あの清澄な響きには私も大変感動いたしましたし、バッハの時代にもいろいろな事情から各パート一人で演奏したこともあろうかと思います。
これもまた二元論や原理主義に陥るなということでありましょう。いろいろ複雑で豊かな事情や現実があるということです。
ということで、リフキンの名演奏を改めて聴いてみましょう。19年も前に一度紹介しています(こちら)。その時すでに四半世紀前と書いていますとおり、1981年から82年にかけての録音ということで、今から43年前になります。
今聴いても全く古びていない新鮮な演奏ですね。その後自分でもオケの一員として演奏することになり、その壮大な音世界に鳥肌が立ちましたが、この演奏の透明感はやはり素晴らしいと思います。
どうぞお聴きください。
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