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2024.07.19

グラウプナーのシャコンヌニ長調

 日明日と富士山合宿。今回も全国から多くの方が参加してくださっています。

 というわけで、とっても忙しくしておりますので、今日も音楽を紹介いたします。

 最近はまっているバロック時代の作曲家グラウプナーのシャコンヌです。彼はテレマン並みに多作家であり、シャコンヌもたくさん作っているのですが、今朝聴いたこの曲はとてもキャッチーでいい曲ですよ。

 コテコテと言えばコテコテですが、それがいいのです。コテコテは時代を超えます。

 楽譜はこちらの65ページです。45小節のラの#がナウい(笑)。終わり方もあっさりでいいですね。

 

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2024.07.18

死なない力

41rwzekvy8l_sy522_ 日は山梨で中堅の先生方に対する研修会。司会と指導員を担当いたしました。

 講演はスクールロイヤーの方の貴重なお話。私も大変お世話になった弁護士さんです。いつも目からウロコの視点を与えてくれます。左の本の著者でもあります。

 今回もいろいろ心に残る話があったのですが、特に印象に残ったのは高知のプール事故に関わること。今後のプールの開放を中止するという教育委員会の通達について、弁護士さんは「危険の先送り」「小さな危険と大きな安全」「学校内の無事故と子どもの危機回避能力向上どちらが大事か」という言葉を使って疑義を提示しました。

 完全に同意です。学校の機能として、ある種の「失敗」を体験させるというものがあると思います。見守りの中で失敗しておくことは、大人になる前に体験しておくべきことです。

 私はいろいろな研修で、「教育の目的は『死なない力』を育てることである」と力説してきました。今回のお話はそれに通ずるものでしたね。

 「死なない力」については、今まで何回か言及してきました。

 生きる力=死なない力

 生きる力=死なない力(その2)

 積極的にリスクを負う

 一部引用します。皆さんも「死なない力」の実例をいろいろ考えてみてください。

 「死なない力」って絶対必要ですよ。一ヶ月くらい飯を食わなくても死なない。富士山が噴火しても死なない。病気になっても死なない。いじめられても自殺しない。戦争になっても死なない。経済危機が来ても死なない。「生きる力」ではなくて「死なない力」ですよ。

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2024.07.17

『今永昇太のピッチングバイブル』 (ベースボール・マガジン社)

6120av7xlnl1_sl1240_ 日のMLBオールスターゲームは大興奮でしたね!

 大谷のホームランはもちろん、今永先生の素晴らしい投球にも魅せられました。

 感動のあまり、5月に買ったこの本を改めて開いてみました。いやあ、この本、ホント最高ですよ。「投げる哲学者」の本領発揮。

 感覚の世界を見事に言語化しています。しかし感覚も大切。意識と無意識のバランスが絶妙なのですね。これっていろいろな分野に通ずることです。

 いい時代ですよね。現役の超一流選手から、細かい投球術、トレーニング方法、メンタルの保ち方まで、ここまで細かく教えてもらえるなんて。

 というか、これってプロの選手たちも読んでいるらしいですね。それはそうですよね。今や世界で活躍する先生の技術のほとんど全てを知ることができるのですから。

 かつては自分の技術は門外不出の秘密でした。敵に研究されるからということよりも、おそらく秘匿、独占、吝嗇といった心理から来るものだったのでしょう。

 最近の若者たちは、そのあたりとてもオープンであり、シェアすることで自他ともに進化することを選択しているように見えます。これは進化ですね。

 息子のような年齢の今永選手ではありますが、昔少年野球でピッチャーをやっていた者として、やはり「先生」と呼びたいと思います。これからの先生の活躍に期待します。

Amazon 今永昇太のピッチングバイブル

 

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2024.07.16

小倉駅の歴史

Dsc_01042scaled よそ1週間ぶりに小倉に来ております。今年になってからもう何回目の小倉訪問でしょう。こんなにご縁ができるとは思っていませんでした。

 今日は小倉駅から少し南に行った志井でセミナーでした。モノレールで企救丘まで行こうかと思いましたが、時間の関係もあってタクシーで移動。

 そう、小倉と言えば「飛び出す」モノレールですね。先日千葉に行った時もモノレールの迫力にびっくりしました。あちらは懸垂型でしたね。こちらは跨座式。

 飛び出すモノレールをはじめ、駅周辺は全国でも屈指の個性的な景観です。かなり好きな方です。開業当時はかなり未来的な感じだったと思いますが、年を重ねてレトロフューチャー的になっているのがよろしい。

 先々週は南口周辺を探索しました。ウワサの船頭町も夜は怖いので(笑)、朝散歩しました。いやあたしかにdeepでしたよ〜。昭和の風情も残っていて白黒写真撮りたい衝動にかられました。

 今日は北口のホテルに泊まるので、明日の朝は「何もない」北口方面を散歩してみたいと思います。

 そんな小倉駅の歴史を紹介したわかりやすい動画がありましたので、ここに紹介しておきます。いやあ、全国回ってますが、たしかに不思議な個性のある街、そして駅ですね〜。

 

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2024.07.15

鳩原ループ

20240716-101513_20240716101701 日は岐阜県本巣市でセミナー。

 金沢から岐阜の穂積まで鉄道移動。北陸新幹線で敦賀まで行き、普段なら特急しらさぎに乗るところですが、あえての北陸本線普通列車に乗車。

 敦賀からの北陸本線と言えば、出発してすぐに有名なループ線がありますよね。というわけで、米原まで前面展望を楽しむために普通列車に乗ったのです。

34 いやあ、最高でしたね。なんともロマンのある風景というか線形。ゾクゾクワクワクしましたよ。

 北陸本線は今まで下り(敦賀方面行き)しか乗ったことがなかったので、今回が初めてのループ体験です。そう、鳩原(はつはら)ループは上り線専用なのです。

 このループの魅力を伝える素晴らしい動画がありましたので紹介します。

 日本海側の福井県から太平洋側への入口滋賀県に入る、地理的にも歴史的にもダイナミックかつロマン溢れる旅をご堪能ください。

 

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2024.07.14

トランプ氏暗殺未遂事件

20240716-91735 阪から金沢に移動して中級セミナー。文化的な金沢の街で少人数での会でしたので、今日は一転落ち着いた時間を過ごしました。

 環境でこんなにも自分が変わるのかということを実感。もちろんどこがいいということではなく、それぞれの良さ、面白さがあるのです。

 昨日安倍さんのことを書きましたが、今朝はトランプさん暗殺未遂事件という衝撃的なニュースが飛び込んできました。安倍さんの事件の時、杜撰な警備が批判の対象になり、アメリカ並みの警備が必要だという声もたくさん聞きましたが、アメリカも案外杜撰でしたね。

 紛争中の地域も含めて、世界の要人の暗殺、暗殺未遂事件が多発しています。いまだ世界がそのような論理で動いているのを見ると、みろくの世はまだまだ遠いなと思わざるを得ません。

 安倍政権時代、トランプさんはしょっちゅう安倍さんにホットラインで電話をかけ、何かにつけ「シンゾウどうすればいい?」と聞いていました。そう、あの頃は安倍さんがトランプを動かしていたと言ってもよい。

 それにしても、トランプさんは運が良いというか、生き強いというか…大統領選はこれで一気にトランプさん有利になるでしょう。ある意味できすぎたシナリオですよね。

 今回、トランプさんの命を救ったのは安倍さんだったのかもしれません。

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2024.07.13

株高と年金運用

20240716-85440 阪にてセミナー。大阪の皆さんはノリが良く、こちらもついついハイテンションに(笑)。

 全国回っておりますと、本当にその土地土地の自然、文化、人柄の多様性に気づかされます。小さな日本でもこれだけ多様なのですから、外国も含めると…。

 よく異文化理解と言いますが、それは理想であり、ある意味理解できないからこそ異文化なのだなと感じる毎日です。

 さて、今日も安倍元総理のお話をしました。身近に接していた者として、彼がいかに命がけで日本の国益のために戦勝国と戦い続けていたかを伝える義務があると感じているからです。

 そんな安倍さんに関する興味深い記事があったので紹介します。こういう事実もぜひ知ってもらいたい。

 当然、経済に関する優秀なブレーンが安倍さんにはついていたわけですが(彼は今いずこへ?)、長期的な展望に立って最終的な決断を下したのは安倍さんです。

 いずれ歴史が彼の功績を認めざるを得なくなる日が来ることでしょう。安倍さんが見事な猛獣使い(?)としての役割を果たし、あの頃の世界は平和でしたからね。世界は貴重な人材を失ってしまいました。

故・安倍晋三首相の決断は正しかった…たった1年でなんと45兆円!日本の「年金運用」が国民に与えた利益の「巨額すぎる中身」

なんと154兆円も儲かっていた…!日本の「年金運用」がここにきて絶好調な「本当のワケ」と、アベノミクスとGPIFがもたらした「株高の真実」

 

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2024.07.12

ジョン・ラター指揮 『フォーレ レクイエム』

20240713-85448 日は横浜でセミナーでした。因縁の地(?)横浜での開催ということで気合いが入りすぎ、時間が足りませんでした。

 横浜の大学に見事に落ちシティ・ボーイになれず、山梨のカントリー・ボーイになった私ですが、そこで出会った様々なモノたちが今のワタクシを作り上げております。そういう話も最後にいたしました。

 そんなモノの中の一つが音楽。まさかの山梨の地で古楽祭の中心人物になっていくとは。信じられませんね。そこからの素晴らしいご縁のおかげで今の音楽活動があります。

 古楽の流れの中で出会ったオリジナル主義と少人数主義、純正調へのアプローチ、ノンビブラート演奏などは、古典派以降の音楽にも応用されていきます。

 この純粋なフォーレのレクイエムについても、20年前(!)にこのブログで紹介しています(こちら)。

 昨日のビートルズ協奏曲の作曲家、ラターが指揮したこの演奏は今でもベスト盤です。古楽演奏の影響を受けた清澄な響き。美しい。自分の葬式にもこれをかけてもらいます。

 

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2024.07.11

John Rutter 『Beatles Concerto for two pianos and orchestra』

20240713-84635 日も東京でセミナー。90人の方の前で熱弁いたしました。盛り上がる盛り上がる。若い人たちに話しを聴いてもらえて幸せです。

 さて、忙しいので音楽ネタが多くなります。移動中や作業中に音楽を聴くことが多くなるからとも言えますね。

 一昨日、昨日とビートルズからのジョシュア・リフキンの音楽を紹介しました。今日もビートルズからクラシックの作曲家・指揮者・研究者のネタに行きます。

 イギリスを代表する合唱音楽の巨匠ジョン・ラターが作曲した「2台のピアノとオーケストラのためのビートルズ協奏曲」です。これもまた良い曲なのです。こちらは王道と言えば王道ですね。

 合唱音楽の巨匠もきっと母国が誇るビートルズの「歌」を認めているのでしょう。その美しい旋律を見事に生かしたアレンジというか作曲術を聴かせてくれます。

 こうして聴きますと、やはりビートルズが英国のフォークソング(歴史的に見て多様性に満ちている)と、のちのヨーロッパ古典音楽の作法、そしてロックという当時最先端の音楽が融合した産物であることがよくわかりますね。

 もうこういうバンド、音楽家集団は現れないでしょう。

 

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2024.07.10

ジョシュア・リフキン指揮 『バッハ ロ短調ミサ曲』

603497120567 の日も東京でセミナーでした。最近ようやく東京が増えてきました。

 さて、昨日は若きリフキンのビートルズを紹介しました。リフキンは大変面白い音楽家、研究者で、スコット・ジョプリンのピアノ演奏でも有名です。まさに硬軟聖俗にまたがる活躍。

 で、まじめな方ではバッハの研究が有名。ただちょっと特殊な説を唱えるところは、やはり柔軟すぎる思考の持ち主なのかも。

 たとえばバッハの「コーラス」は各パート一人だったという彼の説は有名ですし、賛否両論でした。今ではやや否定的に捉えられているようですが、あの清澄な響きには私も大変感動いたしましたし、バッハの時代にもいろいろな事情から各パート一人で演奏したこともあろうかと思います。

 これもまた二元論や原理主義に陥るなということでありましょう。いろいろ複雑で豊かな事情や現実があるということです。

 ということで、リフキンの名演奏を改めて聴いてみましょう。19年も前に一度紹介しています(こちら)。その時すでに四半世紀前と書いていますとおり、1981年から82年にかけての録音ということで、今から43年前になります。

 今聴いても全く古びていない新鮮な演奏ですね。その後自分でもオケの一員として演奏することになり、その壮大な音世界に鳥肌が立ちましたが、この演奏の透明感はやはり素晴らしいと思います。

 どうぞお聴きください。

 

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2024.07.09

ジョシュア・リフキン 『バロック・ビートルズ・ブック』

 Baroque Beatles Book - Joshua Rifkin

61shxnbsdvl_uf10001000_ql80__20240713063301 アー中でなかなか時間が取れません。更新が遅れております。この日は東京。

 先日、ビートルズ・オン・バロックを紹介しましたが、こちらはそういった試みの元祖にして頂点と言える作品。

 のちにバロック音楽研究&演奏・指揮の泰斗となる若きジョシュア・リフキンのとんでもない作品です。

 実はずいぶん昔に(18年前!)に一度紹介しているんですよ(こちら)。しかし、あの頃はYouTubeとかなかったので、実際に聴いていただくことはできなかった。

 そこで、今日は改めて紹介いたします。う〜む、やっぱりすごい。

 1965年ということで、当然後期の(バロック向きと思われる)名曲は採用されていません。しかし、それだからこそすごいとも言える。

 改めてビートルズのとんでもなさ、そしてリフキンのとんでもなさを再確認いたしました。笑えるけれど笑えない。よくぞここまで。これを、最新のピリオド楽器の演奏で聴いてみたいなあ。

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2024.07.08

都知事選に思う

K10014499051_2407031744_0707192257_01_02 の日は山梨に戻って学校の仕事でした。全国旅する中で、こういうアンカーがあるのは悪いことではありませんね。久しぶりに家にも帰ることになりますし。

 さて、7日は都知事選七夕選挙があり、やはり現職が強く小池百合子さんが再選されました。蓮舫さんはまさかの3位。2位じゃだめなんですかはこれへの伏線だったとは(笑)。

 ずいぶん前からほとんどエンタメイベントとなってしまった東京都知事選挙。今回も泡沫候補がわんさか。加えてポスター問題などもあり、今回もある意味盛り上がりました。

 よく言われるように、こうしたある種の自由な民主主義が実現していることは健全なのかもしれない。いや、やはり民主主義は自然と劣化していくものなのか。

 まあ、いろいろ言われる小池さんではありますが、私としては仲小路彰の薫陶を受けた小池勇二郎の娘ということで、結局それなりなのではないかとも思うのです。

 勇二郎が石油関係で中東で商売をし、娘がカイロ大学に行ったのも、仲小路彰の影響が大きい。今のところ、仲小路邸で小池勇二郎関係の資料は発見していませんが、絶対にありますよ。

 ところで、蓮舫さんが住民投票をと叫んでいた神宮外苑再開発問題ですが、私が言うまでもなく、神宮外苑自体が近代の都市開発の産物であって、全く「自然」ではないこと、また再開発後の樹木の数の方が増えることなどを冷静に考えれば、いかにも反対のための物語に過ぎないことはたしかです。

 エモーショナルな思考や言動に意味がないとは言えませんが、私がセミナーでよく語っているように、二元論的な自然✕人工観は神様も嫌う人間の癖ですから気をつけましょう。

 それよりも、再開発が神宮の持つ近代の負の論理よりも、天海が目指した江戸・東京のデザインに近いが問われると思います。

 ちなみに新宿・渋谷の再開発は仲小路彰の思想を弟子の坂倉準三のデザインを踏襲するものであり、それはすなわち天海のグランドデザインに則ったものであるということです。ご安心ください。

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2024.07.07

静岡市で40℃!

20240707-172408 倉駅から13時すぎに静岡駅に帰ってきたら、まあ大変なことになっておりました。

 暑いなんてもんじゃない。正直熱い!!

 え〜!?40℃!?

 静岡の史上最高気温ではないでしょうか。

 いつもは静岡駅から実家まで30分くらいかけて歩くのですが、さすがに今日はタクシーに乗ってしまいましたよ。

 乗ったタクシーが50万キロ走っているという旧車で、なおかつ真っ黒なボディということで、運転手さんも「暑くてスミマセン」と言ってましたが、まあそれでも外に比べれば全然涼しい。

 さらに実家についたら、なぜか鍵が見当たらず、しばらく外にいるはめに。正直ヤバいと思いました。逝っちゃうかも…。

 いやあ、7月のはじめでこの気温はヤバいですね。いちおう梅雨の最中ですから湿度も高い。気圧配置の関係でフェーン現象も起きたのでしょうね。

 とんだ七夕です。都知事選も混沌。フランスの選挙も混沌。世界の動きも熱いですね。

 そして、夜、山梨に帰ってきたら、なんと19℃! 20℃以上も下がった。富士山の表と裏で別世界。夏に関しては地獄と天国です(笑)。

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2024.07.06

小倉城とのご縁

Kokuracastle01thumb800xauto4353 しく飛び回っております。今日は北九州小倉にてセミナーでした。

 朝イチののぞみで小倉へ。正午には話し始められるわけで、まあ新幹線というのは便利な乗り物であります。

 さて、得意の統合過剰で申し訳ないのですが、今日も小倉でいろいろ気づいてしまったことがあります。

 小倉城の城主といえば、まずは細川氏。細川忠興の正妻はガラシャ(玉子)、すなわち明智光秀の娘ですよね。キリシタンです。ガラシャに関しては仲小路彰も大変高く評価しており、評論や戯曲、あるいは歌曲を残しております。原節子にガラシャを演じさせようとしていた痕跡も見つけました。

 そして明智光秀といえば、上野寛永寺を建立した天海僧正を思い出しますね。二人は同一人物だという珍説が江戸時代から囁かれていますが、さすがにそれはないにしても、光秀の子供や甥っ子が天海になったということは考えられます。

 また、逆賊、謀反者として批判されていた明智光秀を本物の智将として評価し、その荒れ果てた亀山城を買い取って整備したのは出口王仁三郎。彼によると、明智光秀=千利休なのですが。まあ、いずれにせよ、強い縁があることはたしかです。

 ついでに言えば、出口王仁三郎は有栖川宮熾仁親王のご落胤。熾仁親王は官軍として慶喜勢力の制圧をした人物です。いろいろ錯綜していますよね。単純の二元論では語れない歴史の綾とも言えましょう。

 さらに細川氏が転封されてからの城主は小笠原氏。私のルーツです。甲斐源氏。家紋は三階菱です。

 このようになにかと縁のある小倉。今年になってからも何度も訪れておりますし、再来週もまた呼ばれています。愛知県の岡崎についで二番目に多いのでは。まさに、歴史的なボールをキャッチしに行っているような気がします。

 思い過ごし、考えすぎでもなんでもいいです。実際、それによって私の人生が動き、「神実現」「神肯定感」を得ることができるわけですから。感謝です。なんでもします!

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2024.07.05

大和魂=グレートにこにこスピリッツ

Img_6476 の日は銀座でセミナー。80名の方々にお集まりいただきました。遠くはアメリカ、イギリス、タイ、ベトナム、沖縄からも!ありがたいかぎりです。

 5時間にわたりお話させていただき、話題は多岐にわたりますが、今回特に共感いただいたのは「大和魂=グレートにこにこスピリッツ」とする私独自の解釈に関してでした。

 近代になって言われるようになった「大和魂=武士道・侍・男らしさ・命を捨てて国を守る」はフィクションであり、「大和撫子」が「グレートにこにこレディー」であるように、本来(旧来)の「大和魂」は「グレートにこにこスピリッツ」であり、ひいてはそれが縄文のスピリットであり、また聖徳太子が憲法十七条の冒頭に挙げた「和」であり、源氏物語の少女巻に初出する「やまとだましゐ」であり、天皇の「にこにこ」であるというようなことを、なるべく学術的な視点から説明したつもりです。

 先日、天皇皇后両陛下がイギリスを訪問された際、あの気難しいチャールズ国王が終始にこにこされていたのは、まさにこの本来の「大和魂」が伝染したものと見て感動したところです。

 あやまった「大和魂」のために戦争に突入していったあの不幸な時代が終わり、いよいよホンモノの「大和魂」復活の時が来たと感じるこの頃です。

 この日も若い人たちが世界中から集まり、それぞれの地に本当の「大和魂」を持ち帰ってくれました。感謝です。これから大きなムーブメントを創っていってくれることでしょう。あとはお任せします(^^)

 

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2024.07.04

上野戦争から156年

 日は千葉でセミナーでした。上野から千葉まで京成線で行ってみました。乗換なしの各駅停車の旅、楽しかった〜。

 昨日、渋沢栄一の話を書いた中で、上野戦争についても触れました。

 で、びっくりしたのですが、156年前の今日、まさに上野戦争が起きているのですね。そして1日で終結。寛永寺は焼けてしまいましたが、ある意味そのおかげで、今の文化の庭たる上野公園が作られていくことになります。そう、今の不忍池を含む上野公園は全て寛永寺の境内だったのです。

 これにて官軍の勝利、徳川家の敗北は決定的となりました。2ヶ月後、江戸は東京となるのでした。

 上野戦争に関する動画を紹介しましょう。

 まずは、大河ドラマ「花神」。中村梅之助の村田蔵六(大村益次郎)が似すぎて素晴らしい(笑)。

 

 

 そして解説動画2本。

 

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2024.07.03

渋沢栄一の墓前で

Img_6422_20240707124101 の日は麹町でセミナーでした。こちらも大変盛り上がりました。ありがとうございます。

 会場に行く前に上野で友人たちに会いました。ちょっとしたミーティングの予定が、とんでもない会合、邂逅になりびっくり。みんなもうお手上げ状態です(笑)。

 導かれるように、谷中霊園にある渋沢栄一翁のお墓の前に。そこで過去から未来につながる歴史的な話をいたしました。パラオに行きます!

 今日は新紙幣の発行日。言うまでもなく新しい1万円札の肖像画は渋沢栄一です。

 上野の寛永寺と渋沢家とは深い関係があります。もともと尊王攘夷思想を持っていた渋沢家は、慶喜が将軍になることによって皮肉にも幕臣となり、そして、上野戦争では栄一の従兄弟たちが彰義隊の中心人物となって新政府軍と戦い敗北します。慶喜や彰義隊の本拠となったのが寛永寺です。

 その頃、栄一は渡欧、帰国後は静岡にいて、上野戦争や飯能戦争を含むいわゆる戊辰戦争には直接関わることはありませんでした。その後、慶喜の精神的支援を受けた栄一は、公武の止揚を体現すべく、新しい経済の雛型を造ることになります。

 現在の日本の経済界、産業界の基礎は、まさに渋沢栄一が創ったと言ってよいわけですが、しかし一方で、渋沢が理想とした「論語と算盤」の統合は実現していないように思います。

 今日は仲間たちと、まさに渋沢栄一の投げたボールを拾ったような気がします。みろくの世の雛型をパラオに創る!なんでもします!

 昨日の話ではありませんが、渋沢栄一が私たちの小欲を使ってくださったら光栄至極であります。渋沢栄一もこう言っています。

 無欲は怠慢の基である 

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2024.07.02

グラウプナー 『欲望』

 この日は池袋でセミナーでした。懇親会で面白いことが起こりました。宮古島案件です。来年行きます。

 ちなみに出口王仁三郎は1927年の年末から翌年年始にかけて、台湾・琉球・奄美大島を巡教しています。

 さてさて、それとは全然関係ないのですが、セミナーでも「神様の大欲成就のため、私たちの小欲が使われる」という話をしました。私たちは欲がないと行動しないのです。

 「欲」と言えば、この知られざる名曲を聴いてほしい!

 クリストフ・グラウプナーの組曲ヘ長調から「Le Desire」。これが本当にいい曲なんですよ。

 グラウプナーはマニア以外にはあまり知られていない作曲家ですが、当時は大人気でした。トーマス教会のカントルだったクーナウが亡くなったあと、圧倒的なテレマンが後継に指名されるも辞退、テレマンに次ぐ人気作曲家グラウプナーに白羽の矢を立てたがまた辞退され、しかたなくバッハを指名したという話は有名です。

 グラウプナーはたしかにテレマン並みの多作家であり、またそれなりのクオリティーを維持している職人作曲家と言えます。

 そんな彼の「Le Desire」。英語で言えば「デザイアー」。すなわち「欲望」ってことですよね。「欲望」ってこんな美しいのでしょうか(笑)。

 いや、先ほど書いたように、私たちは「欲望」によってようやく行動することができ、そのおかげでこうして生き続け、働き続け、継続し続けているわけです。

 それにしても、この「欲望」は美しいですね。本当に名曲だと思います。楽譜は下の画像をクリック!

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2024.07.01

三島の水と吉田の水〜太宰治「富嶽百景」より

11_20240707100001 島での合宿、大盛況のうちに終了いたしました。

 静岡出身、そして今は富士山の北麓に住む者でありながら、こうして三島でゆっくり時間を過ごしたのは初めてでした。

 そこで実感したのは、やはり三島が「水の都」であること。そして思い出したのが、太宰治の「富嶽百景」の一節。

 そう、教科書ではカットされている「悪口」の部分です。何に対する「悪口」かというと、富士吉田に対する「悪口」です。読んでみましょう。

 いちど吉田に連れていつてもらつた。おそろしく細長い町であつた。岳麓の感じがあつた。富士に、日も、風もさへぎられて、ひよろひよろに伸びた茎のやうで、暗く、うすら寒い感じの町であつた。道路に沿つて清水が流れてゐる。これは、岳麓の町の特徴らしく、三島でも、こんな工合ひに、町ぢゆうを清水が、どんどん流れてゐる。富士の雪が溶けて流れて来るのだ、とその地方の人たちが、まじめに信じてゐる。吉田の水は、三島の水に較べると、水量も不足だし、汚い。

 これはたしかに教科書には載せにくい。たまたまか必然か、私は富嶽百景の舞台の一つ、富士吉田の月江寺界隈で高校生にこの作品を読んで聞かせることになったわけですが、当然この省略された部分もちゃんと読みました。

 一見不名誉な記述のように感じられますが、いやいやどうして、太宰にここまで言われるのは逆に名誉なことですよ(笑)。

 今回再確認しましたけれど、たしかに三島の水の方が圧倒的に水量が多く、そしてきれいでした。しかし、その「裏富士」の裏たるコンプレックスが、太宰のそうした性質とマッチして、あの歴史的な名作、名文を生んだのだと思います。

 逆に言えば三島ではあの名作は生まれなかった。この名文は生まれなかった。特に私の学校のすぐ横を舞台とするこの部分は、世界の文学の中でも格別なる名文であると信じます。

 路を歩きながら、ばかな話をして、まちはづれの田辺の知合ひらしい、ひつそり古い宿屋に着いた。
 そこで飲んで、その夜の富士がよかつた。夜の十時ごろ、青年たちは、私ひとりを宿に残して、おのおの家へ帰つていつた。私は、眠れず、どてら姿で、外へ出てみた。おそろしく、明るい月夜だつた。富士が、よかつた。月光を受けて、青く透きとほるやうで、私は、狐に化かされてゐるやうな気がした。富士が、したたるやうに青いのだ。燐が燃えてゐるやうな感じだつた。鬼火。狐火。ほたる。すすき。くずの葉。私は、足のないやうな気持で、夜道を、まつすぐに歩いた。下駄の音だけが、自分のものでないやうに、他の生きもののやうに、からんころんからんころん、とても澄んで響く。そつと、振りむくと、富士がある。青く燃えて空に浮んでゐる。私は溜息をつく。維新の志士。鞍馬天狗くらまてんぐ。私は、自分を、それだと思つた。ちよつと気取つて、ふところ手して歩いた。ずゐぶん自分が、いい男のやうに思はれた。ずゐぶん歩いた。財布を落した。五十銭銀貨が二十枚くらゐはひつてゐたので、重すぎて、それで懐からするつと脱け落ちたのだらう。私は、不思議に平気だつた。金がなかつたら、御坂まで歩いてかへればいい。そのまま歩いた。ふと、いま来た路を、そのとほりに、もういちど歩けば、財布は在る、といふことに気がついた。懐手のまま、ぶらぶら引きかへした。富士。月夜。維新の志士。財布を落した。興あるロマンスだと思つた。財布は路のまんなかに光つてゐた。在るにきまつてゐる。私は、それを拾つて、宿へ帰つて、寝た。

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