ヴィオロンチェロ・ピッコロ
今日は浜松でセミナー。楽器博物館の上の会議室が会場でした。
お昼休みに博物館に久しぶりに行ってきましたよ。ちょうどチェンバロのギャラリー・トークがありました。演奏をまじえてわかりやすく説明してくれました。
それにしてもレクチャーに使われたイギリスの楽器、変な楽器だったな。1791年製ということですから、ある意味モダン楽器だ。
さて、今回のお目当ては「ヴィオロンチェロ・ピッコロ」でした。
そう、最近ヴィオロンチェロ・ダ・スパッラを演奏することが多く、先日も、バッハが「ヴィオロンチェロ・ピッコロ」を指定した曲を演奏させていただきましたっけ。
チェロ・ピッコロとスパッラ、そしてヴィオラ・ポンポーザの関係は正直謎です。もしかすると全部同じ楽器かもしれない。ハンド・バスっていうのもあるしなあ。
まあとにかく、当時、特にチェロは定型化していなかったので、いろいろな可能性があって一つの答えを求めること自体間違っているのかもしれません。
で、浜松市楽器博物館が所蔵する「ヴィオロンチェロ・ピッコロ」がこれ。ヴェネツィアのマッテオ・ゴフリラー製作。1720年くらい。
ゴフリラーはチェロの名工の一人ですね。カザルスやヨーヨー・マも彼の楽器を使っていました。そんな彼が5弦のピッコロを作っているんですね。それが浜松にある。
大きさ的にはスパッラと同じくらいでしょうか。見た感じでは肩に乗せて弾けそうでした。足で挟むには小さいし、膝の上に置くには大きいかな。
ストラップを使うのは私からすると邪道なので、やはり肩に乗せて弾きたいところです。一度弾いてみたいですね。どんな音がするのでしょうか。
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