三嶋大社にて夏越大祓
三島にて2日間の合宿です。1日目の今日は鰻を食したのち、三嶋大社の夏越大祓神事に参加。
三嶋大社は伊豆半島の付け根に位置し、大山祇神を祀る神社として有名です。伊豆半島がかつて島であり、それが本州に衝突してできたことを思えば、「みしま」が「御島」であり、またその衝突によって箱根や愛鷹山、そして富士山が形成されたが故の「山の神」を祀ることになったことを理解できますね。
海と島が山を造るという壮大な神物語がそこに展開されているのです。
もう一柱の祭神が事代主命です。大国主の息子とされる神様ですが、古事記や日本書紀を読むと「三嶋」との不思議な関係があることがわかります。
すなわち、事代主の妻の母親の名が「三嶋湟咋」(記)「三嶋溝橛耳神」(紀)となっているのです。さらに事代主の娘が神武天皇の皇后となったとの記述もあり(つまり事代主は神武天皇の義父)、そのあたりは興味深いところです。いろいろ調べてみたいと思っております。
さて、そんな三嶋大社での夏越大祓はまた格別なものがありました。今年も早くも前半が終わろうとしておりますが、ここまで私もおかげさまで多くの神様のお仕事をさせていただいております。感謝ととも、いつものとおり「なんでもします」をお祈りいたしました。
今は人間的な環境面の観点から、形代や御供物を川に流すことはなかなかできません。それもどうなのかなと感じた次第です。
たしかに三島の湧水の美しさは格別ですが、仕来りとなっている御神事までも抑制してしまうのは、本来の自然環境的な観点からすると、少しずれてしまっているのではないでしょうか。
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