Peaceful Oboe: The Baroque Collection
オーボエは管楽器の中では最も好きな楽器です。それは中学生の時にホリガーの音色に出会ったからでしょうね。
のちにホリガーの音色が特別であることを知ることになります。あれは一般的なオーボエの音ではなかったと。彼の音色は比較的細くて鋭い。しかし、多くのオーボエの音は豊かでまろやか。
まあ、その中間もありますし、それは奏者や楽器の個性ということで、基本的にあのダブルリードの音色が好きだということでしょう。
クラリネットが一般化する以前であったバロック期は、まさにオーボエが花形として活躍した時代です。その甘美な響きに魅せられた作曲家は数しれず。楽器にインスパイアされて多くの美しいメロディーが生まれました。
自分の経験上思いつく名曲、名旋律が、このアルバムにはほとんど全て含まれています。とても心地よいですね。眠りにつく時のBGMに最適ですなあ。
個人的には3曲目と4曲目、バッハとテレマンのとても似ている曲が並んでいるのがいいですね。これ、どちらが先なのか微妙なのですが、私はテレマンが先でバッハがそれを発展させたのだと思います。
冒頭のテーマが似ているだけに、その後の展開に二人の個性が表れていて面白い。どちらもいいですよね〜。
そして5曲目のアルビノーニへ。まさに中学の時に聴いて衝撃を受けた曲。これがオーボエ音楽の最高峰だと、今でも思います。この演奏もいいですね。
その後も美しい曲が続きます。ぜひお聴きください。
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