『おかしな二人』 ニール・サイモン脚本作品
映画ネタが続きます。次は洋画の名作。
大好きな映画「グッバイガール」の脚本家ニール・サイモンの代表作ですね。
男どうしの他愛もないが憎めない会話と人情の妙ということでいえば、小津安二郎と共通するところがありますね、ニール・サイモンの作品。
小津も戦前アメリカのスラップスティックの影響を強く受けていますから、実は似ていて当然なんですね。後年の全体的作風は全く違うとはいえ、シーン一つ一つに関してはかなり近いものがあると言っていいでしょう。
1965年に戯曲として書かれてから、世界中で多くの舞台で演じられ、そして映画・ドラマ化されてきた名作。やはり、こうした男同士の軽妙洒脱な会話、つまり友情・人情というのは、どの時代にも需要があるということでしょうね。
現代日本においても、こういうある種昭和的な人間関係というか、社会の雰囲気というのが求められていますよね。いろいろな意味での「いい加減さ」が懐かしい。
日本でも多くの舞台で演じられています。いつか舞台も観てみたいですね。また、映画「おかしな二人2」も観たい。
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