ビートルズ・オン・バロック
今日は岡山。素敵なドームでのセミナーでした。
ドームにはピアノがありました。ピアノの上には可愛い猫ちゃんが寝ていたのですが、ちょっとどいてもらって、開演前にずっと弾いていました(インプロヴィゼーション)。
弾きながら、「あっ、今日はビートルズの日だ!」と思い出したので、レット・イット・ビーをちょこっと入れたりして。
そう、58年前の今日、ビートルズが初来日したのでありました。
昨日の話の続きになりますが、高校時代編曲ワークの一つに「レット・イット・ビー」がありました。ただ、それは完全なオリジナルでなはく、半分はパクリです。
何からパクったかというと、当時けっこうブームになっていた「ビートルズ・オン・バロック」です。池辺晋一郎さんの編曲、尾高忠明さんの指揮東京ゾリステンの演奏でした。
この編曲が実にうまい!池辺晋一郎さん、バロックはあまり好きではなかったそうですが、さすが見事な「バロック風(パッヘルベルのカノン風)」ですよね。私はこれを簡略化して編曲したのです。自分たちが演奏できるレベルにしたということです。
で、本当に久しぶりに「ビートルズ・オン・バロック」を聴いてみました。たしかに面白いアルバムですね。池辺さんの職人芸が光ります。
ビートルズの曲はもちろん、当時の日本でどんなバロック音楽がウケていたかがよくわかりますよね。そして、当時の演奏様式も。
これまで何枚かの「バロック風ビートルズ」を紹介してきましたが、あらためてビートルズのルーツの半分が「西洋クラシック音楽」であることがわかりますね。いや、「西洋クラシック音楽」のルーツが英国のフォークソングにあるとも言えましょうか。
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