高熊山の岩窟と三つ葉つつじ
今日は同志と亀岡の「ギャラリーおほもと」で合流し、大本の方のご案内で高熊山など聖地を巡る勉強の旅に参加しました。
出口王仁三郎の霊的原点とも言うべき高熊山岩窟には27年ぶりの登拝となります。その時は一人ぼっちでした。
耀わんを背負って行くのはもちろん初めて。そして、何より多くの仲間と、素晴らしい師に恵まれての登拝です。信徒ではない私たちに、本当に丁寧に説明・案内してくださる師には心より感謝です。
いろいろと感じること、思うこと、降りてくることがありましたが、何と言っても、私が富士山から来ているということの因縁を強く感じました。
出口王仁三郎(上田喜三郎)は、明治31年(1898年)旧2月9日、27歳の時、富士浅間神社の祭神・木花咲耶姫命の神使である松岡芙蓉仙人に導かれ、高熊山の岩窟にこもって、7日間の霊的修行をしました。
のちにその時の体験を記したのが「霊界物語」ということになります。
「霊界物語」の冒頭、第一巻第一章には次のように記されています。
「高熊山は上古は高御座山(たかみくらやま)と称し、後に高座(たかくら)といい、次で高倉と書し、ついに転訛して高熊山になったのである。丹波穴太の奥山にある高台で、上古には開化天皇を祭りたる延喜式内小幡神社の在った所である」
「また、この高熊山には古来一つの謎が遺っている。『朝日照る、夕日輝く高倉の、三つ葉つつじのその下に、黄金の鶏、小判千両いけおいた』昔からときどき名も知らぬ鳥が鳴いて、里人に告げたということである」
今日感激したのは、その「三つ葉つつじ」が一株だけ咲いていたことです。季節外れの開花です。富士山の三つ葉つつじよりも色が薄く控えめな感じがしました。きっと、私たちを出迎えてくれたのでしょう。
この三つ葉つつじの下に「黄金の鶏、小判千両」があったのでしょうか。もちろん、それは物質としてのそれらではありません。私はそれらをしっかりゲットしましたよ(笑)。
惟神霊幸倍坐世。感謝。
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