バッハ 『カンタータ174番 我いと高き者を心を尽して愛しまつる』
今日は杉並の本郷教会にてコンサートに出演。コンサートというよりも「讃美と祈りの夕べ」ですね。
ペンテコステを祝す、牧師さんの聖書朗読などを交えての礼拝音楽の演奏でした。
私は、カンタータ68番の有名なアリアで、チェロピッコロ(ヴィオロンチェロ・ダ・スパッラ)を担当。本番では大ゴケしてしまい迷惑をおかけしました。懺悔。
ちなみにオブリガートであるスパッラのパート譜はト音記号に書き直し、ヴァイオリンの譜読み(運指)で演奏いたしました。当時もヴァイオリン奏者ならそうしたに違いありません。
メインはカンタータ174番。これは15年前にもここで演奏した曲です。その時はヴィオラを担当。今回はチェロパートをスパッラで演奏いたしました。
第1曲シンフォニアは、有名な(この前横浜で演奏した)ブランデンブルク協奏曲の第3番を元に管楽器などを加えた曲。全部で15パートもあるこの曲、指揮の淡野太郎さんによると、精霊が下った国や地域や言語の数が15であることと関係があるとのこと。さらに、三位一体(3)に五旬祭(5)をかけた数字であるとも。数霊にこだわったバッハなら十分あり得ることですね。
今回、私はスパッラを文字通り肩に乗せて演奏しました。こういう形でこれらの曲を演奏したのは初めて(いや300年ぶり?)なのではないでしょうか。演奏者の皆さんも興味津々のようでした。
楽譜付きで聴いてみてください。私は第2曲のアリアのコンティヌオのいかにもバッハ的で感動しました(隣で聴いていました)。
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