新幹線の名前
今日は石川県の松任から静岡県の藤枝まで鉄道で移動。IRいしかわ鉄道で小松へ。小松から敦賀まで、開通したばかりの北陸新幹線に乗りました。
ホームも車両も新品の匂いがしていました。風景も堪能することができました。今日乗ったのはW7系「つるぎ19号」(ちなみに敦賀からは特急しらさぎで米原へ)。
「つるぎ」はかつて大阪と富山を結んでいた準急列車の名前でしたが、新幹線で復活しました。立山連峰の劔岳にちなんだネーミングです。
ところで新幹線の名前って、みんな和語(やまとことば)なんですよね…と思ったら、北陸新幹線の「はくたか」は「白鷹」ですので、「白」は音読みですね(立山の開山伝説から取ったものです)。
それ以外は完全に訓読み、すなわち和語です。これは面白いですね。一般には和語よりも外来語の方がカッコいいと感じることが多い(逆に言うと和語はダサいと感じる)のですが、乗り物だとカッコよくなる場合がある。
車だと、トヨタの「カムリ」(冠・頭・被り)、スズキの「キザシ」 (兆し)「サムライ」(侍)。バイクだとスズキの「KATANA」(刀)もありますね。いすゞの「アスカ」もありました。
ただこれらがカタカナやローマ字にしているのに対し、新幹線はひらがなです。これこそ本当は最もダサく幼稚に感じられるはずなのに、なぜか新幹線(列車)だとカッコよくなるんですよね。
全部見てみましょうか。60年前に「こだま」と「ひかり」に決めたのが良かったのだと思います。音と光で速さとその違いを表した。音を「こだま」にしたのが特に素晴らしい。そこからの流れが令和の時代にも続いているわけですね。
| 固定リンク
「旅行・地域」カテゴリの記事
- 列車走行位置情報(2025.02.08)
- 『東京暗黒街・竹の家』 (サミュエル・フラー監督作品)(2025.02.07)
- うなぎ屋 江戸名代亜門 根津総本店(2025.02.06)
- 『ホットスポット』(バカリズム脚本)(2025.02.05)
- 藤井風 『若者のすべて』(志村正彦)(2025.02.04)
「文学・言語」カテゴリの記事
- いかりや長介と立川談志の対話(2024.08.19)
- 九州人による爆笑九州談義(筑紫哲也、タモリ、武田鉄矢)(2024.08.18)
- 富士山と八ヶ岳のケンカ(2024.08.10)
- 上野三碑(こうずけさんぴ)(2024.08.06)
- 東北のネーミングセンス(2024.07.28)
コメント