F.クープラン 『室内楽曲全曲集』
今日は某バンドの練習。フランス・バロックの粋と言える、フランソワ・クープランの「諸国の人々」から「フランス人」を練習いたしました。
皆さん、フランス・バロックについてはほとんど素人。フランス・バロックは非常に独特の語法を持っており、私もある程度の習得に数年を費やしましたが、少しでもその楽しさをお伝えできればと思い演奏させていただきました(ちなみに私はヴィオロンチェロ・ダ・スパッラで、各パートを模範演奏しました)。
フランス革命前の爛熟した貴族社会が生み出した、装飾過多な音楽世界。これはこれで「極み」ですよね。装飾が多いということは、不協和音が響く時間が長いということでもあります。
いや、皆さん、とても理解と上達が早くびっくりしました。たしかに自分もそうでしたが、見様見真似をしているうちに、なんとなく雰囲気が分かってくるという、まさに言語習得と同じ過程を踏みます。
メンバーは国際外交で活躍された方など、外国語と外国生活に慣れた方々なので、適応力というか学習力が高いのでしょう。
ということで、今日はそんな独特な「ことば」をたっぷりすぎるほど堪能できる全集を紹介しましょう。冒頭が今日の「フランス人」です。
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