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2024.03.01

スロースリップ〜房総沖大地震に注意

20240302-85246 葉県沖で地震が相次いでいますが、それがスロースリップによって誘発されていることがわかりました。

 もともと房総半島沖は定期的にスロースリップが発生する場所ですが、今回は群発地震を伴っているので注意が必要です。

 東日本大震災が起きてから、私はずっとその「最大余震」は房総半島沖M8クラスであり、それは「忘れた頃」にやってくると書いてきました。

 当時(2011〜2012)の記事をいくつかピックアップしてみましょう。

 (いちおう)注意喚起

 2011.4.7 宮城県沖地震発生(M7.4)

 房総半島沖で「スロー地震」再来

 今後の地震活動について

 房総沖大地震はいつ起きるか?

 最大余震はいつ来るのか。

 房総沖に新発見の大断層?

 もうあれから10年以上が経ち、自分でも「忘れた頃」になっているなと感じます。

 のちに分かったことですが、東日本大震災の本震の震源エリアで1ヶ月半ほど前からスロースリップが発生していました。そのことを考えると、今回も数ヶ月内に「本震」が発生する可能性があります。

 かつてはスロースリップのような緩慢な動きは観測できませんでしたが、最近のGPSほかの測量技術のおかげで、かなり正確に観測できるようになりました。つまり、かつての多くのプレート内大地震の前兆としてスロースリップが発生していたことはほぼ間違いないと考えられるのです。これは世界の地震にも言えることです。

 不安を煽るのはよくありませんが、しかし、逆に安心に安住させているのも大きな罪です。自然界はそんなに甘くありません。あえて、ここで注意を喚起しておきたいと思います。

 

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