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2024.03.15

『漫才協会 the movie』 塙宣之 監督作品

 

 京から横浜へ。今日もいろいろ素晴らしい出会いがありましたねえ。もう全く無駄がないスケジューリング。こうなってくると「楽で楽しい」だけです。

 本当に半世紀ぶりくらいに五反田から蒲田まで池上線に乗りました。懐かしさとともに時の流れを感じましたね。小学校時代住んでいた雪が谷大塚の駅周辺の変貌もですが、子ども心にちょいと怖かった五反田と蒲田がすっかり怪しさが減っていたのにはなぜか残念な気持ちになりました(笑)。

 さてそれらは午後の話でして、午前中は東京でなければ観られない映画でも観ようがと思いまして有楽町へ。選んだのは大好きな東洋館を舞台とした「漫才協会 the movie」。

 そうそう私、昨日までの合宿で、某国民的アイドルの方に「究極のピン芸人」に認定していただきました(笑)。たしかに一人で飽きさせず10時間喋るわけですから、東洋館の15分からすると超ハードと言えばハードですね。

 いや、私、話術に関しては本当に東洋館の芸人さん、つまり漫才協会所属の芸人さんに学んでいるんですよ。これはマジです。テレビの「お笑い演芸館」が好きで見始めたのですが、番組がなくなった今でも、彼らを選んでYouTubeで学んでいるんです。

 テレビの瞬発力に対応した「うるさい」芸人さんにはもうあまり興味はありません。やはり、その「場」を操る話術というか、存在感というか、そういうのが役に立ちますよね。

 そんな私の師匠でもある漫才協会の皆さんの表と裏の姿を描いたこの作品。新会長になったナイツの塙宣之さんが監督ということですが、まあ映画というか、ドキュメンタリー番組という感じでしたね。

 特に芸術性やドラマ性を追求したわけではなく、それがいかにも東洋館的であって、逆に好感が持てました。若手からベテランまで、有名から無名まで、本当に「芸」「笑い」にかけたそれぞれの人生を垣間見ることができました。

 漫才協会に入りたいなと思いましたよ(笑)。今の私の仕事を支えてくれているのは、私の話術を鍛えてくれた数千人の「聞く気がなかった」生徒たちと、そして漫才協会の芸人さんたちなので。

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