『オタク用語辞典 大限界』 名古屋短大小出ゼミ (三省堂)
昨日はこの冬買ったもので満足度が高かったストーブを紹介しましたが、こちらは面白かったけど、買って意味があったかどうかは微妙なもの(笑)。
巷でも評判になっていましたが、こちらの「辞典」。いちおう日本語の辞典ですから、日本語を専門とするワタクシには有用であるはずなのですが…。
う〜む、あまりにも知らない世界すぎて、まるで外国語の辞典のような気さえしたのでした。覚えられない…以前に理解できない(苦笑)。
ちなみにウチの娘たちは、めちゃくちゃ盛り上がってました。あいつら真性のオタクだ。ただ、二人はやはり得意分野が微妙に違うようで、そのあたりの会話は面白かったかも。
オタク用語は、その時々の流行に乗って生まれたり死んだりするので、この辞書も数年後には「古語辞典」あるいは「死語辞典」になっていくのでしょう。
もちろん、中には純正な(?)日本語として定着していくものもあるでしょう。そのような推移にも注目ですね。
まあ、考えてみれば、今ちょっと話題の源氏物語も枕草子も、かなり女流オタク的作品なので、そこで使われている日本語もかなりオタク的です。
そのあたりについては、かつてお硬い学術雑誌「國文學」にこんな論文を寄稿したことがあります。今や「萌え」という言葉も死語となってしまいましたが、今自分で読んでもなかなか面白い。私のこのぶっ飛びエッセイのおかげで(?)このあと「國文學」ごと死んでしまいましたっけ。よろしかったらお読みくださいませ。
Amazon 大限界
| 固定リンク
「パソコン・インターネット」カテゴリの記事
- 『オタク用語辞典 大限界』 名古屋短大小出ゼミ (三省堂)(2024.02.26)
- モノクロ現像を楽しむ(2024.01.29)
- Suno AI(音楽生成AI)で遊ぶ(2024.01.21)
- 教育とAI(2024.01.16)
- ひろゆき関連動画(2024.01.15)
「アニメ・コミック」カテゴリの記事
- 超一流はみんないい人(2024.06.04)
- 麻布十番での邂逅(2024.06.02)
- COTEN RADIOショート やなせたかし編(2024.04.15)
- 天上天下唯我独尊とは…(2024.04.08)
- 追悼 鳥山明先生・TARAKOさん(2024.03.09)
「芸能・アイドル」カテゴリの記事
- いかりや長介と立川談志の対話(2024.08.19)
- 九州人による爆笑九州談義(筑紫哲也、タモリ、武田鉄矢)(2024.08.18)
- こども歌舞伎「勧進帳」(2024.06.22)
- 冨田靖子 『グッドバイ夏のうさぎ』 山名兌二 監督作品(2024.06.18)
- 『彼岸花』 小津安二郎 監督作品(2024.06.16)
「書籍・雑誌」カテゴリの記事
- 南部と津軽と甲州と…(2024.07.31)
- 死なない力(2024.07.18)
- 『今永昇太のピッチングバイブル』 (ベースボール・マガジン社)(2024.07.17)
- ハイデガーVS道元…哲学と仏教の交差するところに、はじめて立ち現れてきた「真理」とは?(2024.06.03)
- 日本語はどこから来た?(2024.06.01)
「文化・芸術」カテゴリの記事
- いかりや長介と立川談志の対話(2024.08.19)
- 九州人による爆笑九州談義(筑紫哲也、タモリ、武田鉄矢)(2024.08.18)
- 全日本プロレス祭 アリーナ立川立飛大会(2024.08.17)
- 『もしも徳川家康が総理大臣になったら』 武内英樹 監督作品(2024.08.16)
- ラモー 『優雅なインドの国々より未開人の踊り』(2024.08.12)
「文学・言語」カテゴリの記事
- いかりや長介と立川談志の対話(2024.08.19)
- 九州人による爆笑九州談義(筑紫哲也、タモリ、武田鉄矢)(2024.08.18)
- 富士山と八ヶ岳のケンカ(2024.08.10)
- 上野三碑(こうずけさんぴ)(2024.08.06)
- 東北のネーミングセンス(2024.07.28)
コメント