金華山と「岐阜」
この日は岐阜市でセミナー。9時間しゃべりました。どんどん長くなるな(笑)。
終了後、用意していただいた岐阜市内のホテルに泊まったのですが、春節の中国人観光客のおかげで(たぶん)、私の部屋がグレードアップしたとのことで、指定された部屋に行ってみると、なんとパノラマ・スイートという最高級の部屋でした(料金変わらず)。
あまりの広さ、豪華さに戸惑ったのですが、せっかくですから広々したお風呂でリラックスさせていただきました。翌朝の話になりますけど、窓の外の朝日に輝く金華山と長良川を眺めながらの朝風呂は最高でした。ありがたや。
さて、金華山と言えば岐阜城。織田信長が、もと斎藤家の稲葉山城であったところを奪取し、城下の井之口の町を「岐阜」と改名させたため、城も岐阜城となりました。
岐阜県って難読地名が多いですよね。だいたい「岐阜」を「ぎふ」と読むことも難しい。県名として当たり前になっていますが、突然読めと言われたら読めませんね。
地元の方はよく知っているでしょう、この「岐阜」の由来。尾張の臨済宗妙心寺派「政秀寺」開山の沢彦宗恩和尚が、中国の故事にちなんだ「岐山・岐陽・岐阜」の三つの候補を挙げたところ、信長自身が「岐阜」を選んだと伝わっています。
「岐」は分岐点。「阜」は丘。金華山は、全国統一を目指す信長にとって東西南北を見渡すことのできる丘だったのでしょう。
改名後、岐阜の街は興隆し、かのルイス・フロイスもその壮麗な様子を本国ポルトガルに報告しているほどです。
そんな歴史を思いながらの朝風呂でした。今度金華山にも登ってみたいと思います。天下統一を目指して(笑)。
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