六所神社(岡崎市)
豊橋から新幹線で静岡に帰る前に、地元の方に岡崎の六所神社をご案内いただきました。
松平家の産土神社ということで、なるほど立派な造り、そして不思議と街になじんでいる感じがしましたね。家康が生まれた際には祭礼があったとのこと。その関係もあって安産祈願にいらっしゃる方が多いそうです。
全国に多数ある六所神社ですが、その名の由来は不明です。六柱の神を祀っているとも、一宮から六宮までを統合しているからとも言われていますが、直感的になにか違う気がしています。
岡崎の六所神社は、松平郷豊田の六所山にある六所神社から勧進したものだそうですが、六所山も六所神社があったからのちにそう名称されるようになったのでしょう。
神仏習合時代の習慣が残っているのかもしれません。これは調べてみなければわかりませんが、お寺で「ろくしょ」と言えば「録所」。特に曹洞宗における僧録制度の要となった寺。徳川家がその制度を全国に展開したことを思えば、もしかすると「録所神社」であったかもしれません。
ちなみに岡崎の六所神社の複数の祭神の中に、塩土老翁命と事勝国勝長狭命(二神は同神とも)があることからもわかるとおり、系列としては鹽竈神社系です。
塩や海や土の神であるとともに、道案内やアドバイスに優れた神という性質もあるので、その関係で猿田彦ものちに祀られることになったのではないでしょうか。
家康ほど人物でも、未来はなかなか予測しえず、やはり神々の先導を期待したのでしょう。
そして…六所神社近くのオープンしたての素敵なカフェにて、驚くべき発見がありました。私を三河に呼んでいたのは、家康だけではなかった!
その話はまたいつか。
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