追悼 山本陽子さん〜『八つ墓村』 野村芳太郎 監督作品
思いがけず今日もまた映画の話になりました。山本陽子さんがお亡くなりになったとのこと。
2月2日の「徹子の部屋」、たまたま観ていたこともあって本当に驚きました。高橋英樹さんとご一緒に本当にお元気で、そして美しくいらしたので。
私にとっての山本陽子さんは、やはり1977年の「八つ墓村」ですね。「祟りじゃ〜」の松竹版ですね。
山本さんは多治見春代役。う〜む美しすぎる。本当に突然の訃報にがっくりです。
そして久しぶりに観ましたが、怖すぎる〜(笑)。本編の怖さはもちろん、都市伝説とも言える「心霊シーン」はヤバい。これって演出なんですか?それとも…祟り?
ギャーという恐怖より、ああいうチラッと映っちゃった、見えちゃった系が一番恐いっすね。
金田一耕助というと、石坂浩二や古谷一行のイメージが強い、すなわち結構イケメンというイメージがありますが、この寅さん…いや渥美清の金田一耕助もいい。横溝正史は渥美清さん推しだったとか。
この作品は名作「砂の器」のスタッフが多く関わっています。監督の野村芳太郎はもちろん、脚本の橋本忍、音楽の芥川也寸志ら、錚々たるメンバーが揃っています。
原作を(当時の)現代に翻案していますが、やはり日本の田舎は永遠に怖いですね(笑)。
いや、この前、八つ墓村のモデルになった事件があった町に行きましたが、そこはとても穏やかな自然あふれる田舎でした。それより、山梨の田舎の方がずっと怖い、恐い。リアル基地外村もありますからね〜。
いずれにせよ、この映画を一段と華やかにしつつ、その裏側の人間のサガの恐ろしさを強調してくれた山本陽子さんの御冥福をお祈りいたします。
これは蛇足かもしれませんが、山本さんに関わった男性は皆さん…これも祟りなのでしょうか。
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