令和6年能登半島地震
あけまして…と言いたいところ、元日から大変なことが起きました。まさかの2024年、令和6年の幕開け。
能登半島北部を震源とするM7.6の内陸型地震。すなわち直下型地震。震度は7。
まずは被災された方々のご無事をお祈りいたします。
震度7は、1948年の福井地震をきっかけに設けられましたが、実際に初めて適用されたのは阪神大震災、その後中越地震、東日本大震災、2回の熊本地震、胆振東部地震、そして今回の7回です。
心配なのは、今回の断層の割れ方がなんとなくですが、熊本地震に似ているところです。つまり、今回の本震をきっかけとして同程度の、あるいはそれ以上の誘発地震が発生する可能性があるということです。
昨年12月の中旬、富士山のラドン濃度が急上昇しましたが、その後特に対応する地震は発生していませんでした。もしかすると、この地震の前兆を捉えていたのかもしれません。どうしても後出しになってしまいますが。
しかし、以前にも能登半島方面の地震の前に変動があったこともありましたから、可能性はゼロではないと思います。人間的には遠く離れていて相関関係はなさそうに思えますが、地球的にはすぐ近く、特に背骨のような日本アルプスの両端とも言えますからね。
後出しということで言うと、昨日、富士山北麓の電磁波異常が観測され、なんとなく嫌な予感がしたので、家族に注意を促すと同時に、被災した時のために電源不要の石油ストーブを注文したのです。まさかその翌日にこのような大地震が発生するとは。
能登半島という、ある種特殊な構造を持つ場所では、2020年くらいから地震が多発しています。昨年5月にも群発地震が発生していました。おそらく今回もその延長線上の地震でありましょう。そうしますと、やはり一連の流れがこれで終わるという確証はないとも言えますね。
皆様の安全、被災地の復興を願うとともに、同時に次の地震にも備えねばならないことを強調しておきたいと思います。
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