富士山ラドン濃度急上昇と新島・神津島近海地震
久しぶりに地震関係の記事を書きましょう。
私のX(ツイッター)のフォロワー数がやけに多いのは、私が人気者なのではなくて、富士山のラドン濃度を毎日発信しているからです。つまり富士山か人気者なのです(当たり前)。
で、今年はずっとその数値が安定しており、極端に高い数値を示すこともありませんでしたし、急激な変化というのもあまりありませんでした。
ところが昨日、朝22(B/m3)だったのが夜には一時30まで上昇しました。半日で8上昇するというのは異例なことです。
というのは、私が使っている装置が示す数値は過去1週間の平均値なので、単純に考えて15日は78くらいまで上昇しないと平均30になりません。
16日には再び26に戻りましたので、実際は78まで上がったとは考えられませんが、急上昇してのちに急降下したのは間違いありません。
いったい何が起きているのかと思いましたが、翌日である今日未明から昼にかけて、新島・神津島近海で5回の小規模な群発地震がありました。
群発するのは今年5月以来です。あの時は短期間に60回ほど地震が発生しました。
その後、10月はじめの鳥島近海の群発地震と謎の津波、10月末から今月にかけての硫黄島近海の海底火山噴火と新島形成、そして今回と、少なくとも富士火山帯(新潟からマリアナ諸島まで続く巨大な火山帯)の一部が活発だということは確かでしょう。
今回の富士山ラドン濃度の反応も、おそらくそうした「脈」の上でのことでしょう。
逆に言うと、それが直接南海トラフ巨大地震につながるということではありません。もちろん、トリガーの一つにはなり得ますが。逆に、南海、東南海、東海地震が富士山噴火のトリガーになることは歴史的にも事実です。
いずれにせよ、人知を超えた自然の営みに私たちは翻弄されているわけで、せいぜい「丹田」たる富士山のご機嫌うかがいをするくらいしかできません。私はそれを12年ほど毎日やっているということです。
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