出口王仁三郎 「松と土と水」
今日は鎌倉でセミナー。懇親会まで含めると12時間(!)しゃべり倒しました。さすがに声が枯れたかも(笑)。
今回は「松」を愛する方々が主催でした。素晴らしい皆さんに囲まれ、またちょうど先日亀岡の天恩郷と綾部の梅松苑にも行ったばかりでしたし、最高の時間を共有することができました。
耀わんでいただく松葉茶と松葉ジュースも松葉酒もとても美味しかった!
大本では「松」を重視してきました。「梅で開いて松で治める」という教えはもちろん、みろくの世のことを「松の世」とも呼んでいます。
王仁三郎もいろいろなところで松の重要性を語っています。たとえば「水鏡」には次のような記述があります。
大概の病気は、松と土と水さへあつたら癒るものである、風邪其他熱のある場合には、雌松を煎じてのむとぢきに熱が引く、神様にお供へしたものならば一層結構である。お土は傷をした場合にぬりつけるとよい、切瘡、火傷、打身腫物などなんにでもよい、又、水は万病の薬であつて、諸薬、水に越したものはないのである。熱のある場合病人が欲しがれば井戸の汲み立の水をどんどん呑ましてやつたらよい、水道の水はくたぶれて居る、井戸水は生気溌溂として居るから井戸水に限る。私は嘗てひどい熱病患者にどんどん水を呑まして癒してやつた事がある、医師は一寸も水を呑ましていけないと云つて居たが、そんな事はない、水位薬になるものは無いのである。
今回はまさに松と土と水のイベントでしたね。松葉タバコもとてもおいしかった。
松の世招来のためには、まず「松」の復活が必要かもしれませんね。
かつて日本の山々は松だらけでした。山だけでなく海もですね。江戸時代に燃料として伐採されすぎてはげ山になってしまったことは、江戸の浮世絵を見るとわかります。
戦後そこに杉を植林して、現在のような山の姿になったわけで、花粉症の原因になっただけでなく、栄養価の高い松の実などがなくなって、昨今の熊出没のような事態も招いたと言えましょう。
考えてみれば、我が家の周囲は赤松(雌松)がたくさん。私もさっそく松葉茶や松葉ジュースを作ってみようと思います。
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