Kayhan Kalhor, Kamancheh Master, Improvisation in Shoushtari | بداههنوازی کیهان کلهر و نوید افقه
ビートルズやストーンズの記事が続きましたが、今日はそうした西洋音楽の起源となったであろうペルシャ(現イラン)の音楽を聴いてみました。
これが実にカッコよかった!これはロックですなあ〜。
弦楽器ケマンチェ、以前一度紹介したことがあったかなと思って検索してみたら、これでした。
先日、奈良国立博物館での「正倉院展」に行ってきましたが、そこには例の有名な琵琶が展示されており、そこに描かれている絵が「西から音楽が流れてくる」を表現していると、研究員の方に説明していただきました。
なるほど、そのとおりであり、中国や半島を経由しているとはいえ、必ずどこかにペルシャの音や響きが残っていたに違いありません。
上掲の記事にも書いたとおり、音楽史的、音楽学的にいうと、ペルシャの音楽は非常に未来的であって、のちの西洋音階を生む種となったのはたしかです。
日本の西洋音楽受容史におけるキリシタン音楽時代、そして明治時代、さらには戦後日本において、日本人が西洋音楽を(多少の抵抗はあれど)比較的素直に受け入れることができた淵源は、実は奈良時代にあったのではないかというのが、私の妄想です。
というわけで、そういう過去・未来を貫く妄想をたくましくしてくれたのが、この演奏。
Kayhan Kalhor のケマンチェと Navid Afghah のトンバクによる即興演奏。すさまじい音楽性というか霊性ですね。これはすごい。カッコいいし、美しい。神とつながっていますね。
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