ELO 中期ライヴ集
私がヴァイオリン族弦楽器を弾き始めたきっかけは、イギリスのロックバンドELOでした。
中学時代のことです。ミック・カミンスキーの弾く青いバーカス・ベリーのヴァイオリンに憧れ、中学3年生の時に一番安い鈴木ヴァイオリンを買いました。
しかし、考えてみると、その後そこそこヴァイオリンが弾けるようになって40年、ELOサウンドのコピーはしてきませんでした。比較的なんでもやってきたので、今思うと不思議です。だいたい憧れのミュージシャンのコピーから始まるはずなのに。
では、今やってみようと思うかと言うと、そうでもありません。憧れは憧れのままがいいのでしょうかね。
そんなミックのソロ・プレイも存分に楽しめる、中期のライヴの動画がありますので改めて鑑賞してみました。ヴァイオリンやチェロのソロもたっぷりあって感動。
1974年、1973年、そして1976年のライヴということで、途中メンバーチェンジもあり、また音楽的志向もプログレからポップに変わりつつある頃でして、逆に言うとその絶妙なバランス(アンバランス?)が楽しめる時期です。
ヴァイオリンが入っているバンドは他にもありましたが、加えてチェロが2本入っているバンドというのは、今冷静に見てみるとかなり面白いですね。
それにしても、リーダーのジェフ・リン、半世紀経った今でもあまり外見も声も変わらず活躍しており感心します。まあ、本人はこのあと大ヒットメーカーとして名を馳せ、しまいには憧れのビートルズの5人目のメンバーとまで言われるようになるわけで、まさに夢を実現する人生を送ることになります。
それにしてもいい時代になりましたね。こんなマニアックなライヴを毎日タダで見られるわけですから。音も映像もきれいですし。昔はフィルム・コンサートなんかに足を運んでいましたっけ。それでも興奮したよなあ…懐かしい。
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