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2023.10.12

忍者学!

Th_81sgwq3mxl_sl1500_ 重県津市に来ております。明日、まじめかつ大規模な研修で「躾」について発表させていただきますが、いつものワタクシらしく、前日の夜に酒飲みながらセコセコとスライドを作っております(笑)。

 いや、今日の全体会や他の発表者の発表内容を受けて、最新の発表をしたいからであります。聞いている人にとってもきっとその方が面白いでしょう。

 で、今日仕入れた情報の中で私のツボにはまりまくったのが、全体会の記念講演、三重大学教授の山田雄司さんによる「忍者とは何者か」です。

 どうにも堅苦しい雰囲気の壇上にはためく「忍者とは何者か」の垂れ幕。もうオシャレすぎて、いやが上にも期待は高まります。

 いやあ、期待をはるかに上回る面白さでした。「忍者になりたい」…これが講演を聴き終わったあとの感想です。忍者学面白すぎる!

 ステロタイプな、あの装束で手裏剣投げまくっている忍者像は実はフェイクであって、まさに「忍びの人」。自己を消し、かつ我慢強い。身体能力的なことよりも、智慧ある者であることが最優先。コミュ力も抜群かつ守秘義務なんか当たり前。

 かっこいいっす(笑)。

 うん、これは「躾」の話にも、「死なない力」の話にも使えるぞよ。未来の教育はこうあるべきでは…と思えるほど感動しました。

 もちろん、現代のスパイと単純に同一視できません。善悪では測れませんし、法の観念では裁けない。「生きる智慧」と「死なない力」を備えたスーパーエリートですね。さらにコミュ力半端なく、さらに守秘義務なんか当たり前。志や誇りも感じる。

 海外でも大人気の忍者、国内では学術的に盲点だったというのも面白い。たしかに「忍」んでいたわけですから、なかなか表に出てこなかったと。

 山田先生、沼津のご出身で亀岡の市史編纂にも携わっていたとのことで、勝手に親近感を覚えてしまいました。

 富士北麓に残る宮下文書には「忍者」的要素が満載です。まあ「隠れ南朝」ですからね。そういう視点での人々の動き、特に僧侶の動きを読み直してみようかと思いました。

 国際忍者研究センター HP

 

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