ハマスとイスラエルが対立
パレスチナ問題…と言っていいのだろうか。ここで飯山いかりちゃんが力説しているように、ハマスとパレスチナをごっちゃにしてはいけないし、いかなる理由があろうともテロは許されないという捉え方は大切です。
日本の言説がパレスチナ寄りというのは昔からで、これはこれで不思議と言えば不思議ですよね。アメリカは絶対的にイスラエルを支持しているのに、その属国(?)である日本はどうも違うことを言う。
かと言って、ここで堀さんのようにヒューマニズムに偏ってしまうのもどうかと思います。残念ながら個人に対する共感や同情だけでは、国際問題は解決できませんし、またその反対側に国家とか宗教とかの仮想敵を作ってしまうのも危険な現実逃避です。
岸田さんもどちらかというとそちらに流れてしまっている。それは正直逃げでありごまかしであり、無責任だと思います。中立なら本気で和平への働きかけをすべきです。
イスラム教がはらむ原理主義的、排他的、攻撃的な部分は、実は宗教的には乗り越えなければならない「峠」です。それはユダヤ教にもキリスト教にも言えることですし、国家神道にも言えたことです。
もともと日本の各宗教に対する寛容性は非常に高いのですが、かといってテロに対する寛容性も高いようでは困ります。テロは本来宗教の反対側にあるはずのものです。
ただ、ここで一つ心配なのは、この問題とウクライナ・ロシア戦争が全く無関係ではないということです。ここのところウクライナに目が行っていましたが、それをある意味隠れ蓑としてイスラム原理主義者たちも大きな賭けに出ようとしています。
ウクライナという小国がロシアという大国と互角以上に戦っていることに勇気を得ているという側面もあります。日本は蚊帳の外、それらは対岸の火事だと思うのは危険でしょう。
なぜなら、外から見ればたしかに日本は敗戦国であり、かつてはテロ国家であり、そして今はアメリカの「属国」なのですから。
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